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誰のためのダムなのか? 5  私論

 


 八ッ場ダムに行ってみて思った。

 1947年のキャサリーン台風の被害を受けダム建設が計画されてから、何年経っているのか?

 計画から57年、総工費は史上最高額に。

 「7割完成した」とあるが、建設工事費が7割使われただけで工事の進捗率ではないという。

 これからどれだけの税金をつぎこまねばならぬのかすらはっきりしていない。

 私が生まれる前から計画、着工されていながら、いまだに完成していない。

 その間に水の需要も計画時とはかなり変わってきており、現在あるダムで充分足りるようになってきている。

 治水・節水技術も計画当初とは比べものにならないぐらい進歩している。

 河川の氾濫に備える技術も格段の進歩である。

 それでも八ッ場ダムは予算額を超える巨額な税金を投入し、工事をつづけている。

 どうしても必要なダムならば、すぐにでも完成させて需要に応えなければならないはずなのに、これだけ長い時間かかるということは、すでにもう今はあってもなくてもそれほど困らなくなっているといえる。

 「下流域に住む人たちのために是非ともダムはいるから」と地元住民と交渉し説得させても、この時点になると当時のダム建設の目的からはかなりずれてきているように思える。

 下流に住む者のためと地元住民を説得し、国が代替地など住民の立場に立った村づくりの視点で交渉を進めてこなかったことはあきらかである。

 長い間の国との交渉の中で、ダムさえできれば何もかもよくなるという案しか提示されてこなかったし、下流の地域住民のためにダム建設で村がよくなると自らを納得してあきらめることしかなかった。

 鳥取県のように、ダムを中止することになってはじめて住民の立場にたって県と村がいっしょに治水と村づくりに取り組み、湖水に村を沈めることなく村がよりよく生まれ変わった例もある。

 ダム建設工事を進めれば進めるほど、ずるずると長引けば長引くほどうるおうところがあるのかもしれないが、その間、村は荒れ果て、住民も精神的にずたずたにされ続ける。

 
 ダム建設で土砂が下流に運ばれず、海岸が侵食されて新たな護岸工事が必要になる。ダムにたまった土砂も除去しなければならなくなる。

 しかも最近、すでに古くなったダムの亀裂や、周辺家屋の家や地盤のひび割れなどといった、すでにあるダムのメンテナンスへも税金を投入して対応しなければという問題も起きてきている。

 九州の大蘇ダムは、600億円かけてダムはできたが、水がたまらぬダムで、建設時には水が豊富に使えることが建設条件だったのに、あいかわらず住民は水に困っている状態だというし、北海道の東郷ダムは、漏水が発生し、当初の事業費は63億円がなんと379億円と6倍にもなっているにも関わらず、使用できずにいるという。

 今までの政権は、ダム建設が決定してしまうと途中での見直しなど何もしてこなかったともいえる。

 ダム利権にむらがる業者や政治家が、必要なくなってからも国民のためというより、自分たちのために不必要なダム建設を続けているとしか思えない。

 これからかかる工事予定額の半分の額でも、八ッ場の村づくりのためにお金を投入し、破壊された村と住民の心の再生のために使われればと思う。

 吾妻川の美しい渓谷は、壊してしまってからではよみがえらすことはできない。

 あの歴史ある八ッ場の村を湖底に沈めてしまってからでは、もとにもどすことはできない。

 ダムに依存せずに何とかする方法はいくらでもあるはずだ。

 人工の道路や橋、ダムをつくっても、あの美しい自然にはそぐわない。

 住民の生活を豊かにするために、個人ではなく村の再生のために使えば、長いダム建設に翻弄されてきた八ッ場の人たちも救われるのではないか?

 政権が交代して、「コンクリートから人」への転換の象徴として、このダム問題の行く末がどうなるかは意味のあることである。

 政権交代直後のマスコミは、このダムを建設するほうが中止するより安くつくとかという間違った情報のみ流していたが、この頃はやっと正しい情報が新聞でもテレビでも報じられるようになった。

 現地へ行って、また調べてみて、ダムを中止し、美しい八ッ場がよみがえり、ダムに翻弄されてきた住民の生活が豊かに暮らせるようにと思った。

 新鳩山政権は、ダムを中止しても今後村人へのアフターケアも充分していってもらいたいと思わずにはいられない。

 
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誰のためのダムなのか? 4 財政すでに「ダムの町」




 10・20付の朝日新聞に 『財政すでに「ダムの町」「ないと生きられない」』 と題して、八ッ場ダムについて書かれていた。

 
 
 『八ッ場ダムでは4600億円の総事業費とは別に、水没地域の生活再建を図るため、「水源地域対策特別措置法」(水特法)に基づく整備事業がある。

ダムの地元に下流自治体の金が入る水特法の仕組みは、各地でダム予定地の反対運動に手を焼いた国が「アメ」として利用してきたともいわれる。

八ッ場では栃木を除く5都県が事業費997億円を負担する。

 長野原町の普通会計の歳入総額は90年代半ばまで50億円を下回っていた。

ところが、水特法の事業費の一部が95年度から町に入り、ここ数年は地方交付税を上回る歳入の柱に。

歳入総額は03年度の約85億円をピークに6年連続で70億円台に乗った。

歳出額のおおむね3割が土木・建設事業に使われてきた。

 財政担当者は「自由に使える金が増えたわけじゃない。担当していても把握できないくらい複雑な仕組みだ」とため息をつく。

 町の財政を研究した東京のNPO法人「多摩住民自治研究所」理事長の大和田一紘さんは、「町はダムなしに生きられない財政構造にされてしまっている」と指摘する。

ダムが中止になれば、下流の都県が金を負担する理由はなくなる。

特に町が懸念しているのが公共下水道の整備だ。

 「水源の町」になることを前提に、高度処理の下水道や農業集落排水の管路を計10・8キロ張り巡らす工事が続く。

投じられる約102億円の多くは水特法の事業費だが、完成したのは半分程度。

今のままダム中止だと、残りの工事費は地元負担だ。

ある町職員は「ダムがなきゃ、こんな山の中で下水道なんて。合併浄化槽で十分だった」。

 町道や公園などの建設も同事業費に頼ってきた。

町の担当者は「町が自前でやるなら1、2年で破綻だ」。

 19日の6都県知事との意見交換会で、住民の一人は言った。

「ダム中止で水がためらないと(下流都県がお金を出してくれなくなるのではと、とても不安だ」

 ダム中止で町が手にできなくなるかもしれない金は、ほかにもある。

観光振興などには、各都県から総額178億~248億円の「水害地域対策基金」も受け取れるはずだった。

ダムが完成すれば、水を使う都県が固定資産税代わりに「国有資産等所在市町村交付金」を町に納めるはずだった。

年10億円程度と見込まれる。

 「中止とされたら町の財政は駄目になる。夕張になる」。

水没地区に住む70代の男性は、北海道夕張市を引き合いにダム中止後への不安を訴えた。』




 また、日経時評コラム 財部誠一の「ビジネス立体思考」では、『八ツ場ダムとJAL「 政官業癒着」の構造は同じだ』(2009年9月25日)と題してこの八ッ場ダム問題について書かれている。
 

 『連日、就任早々の前原国交相を悩ませる「八ツ場」と「JAL」。

一見するとなんの脈絡もないバラバラの政策課題に見えるが、実はこれらの問題はまるで同根に思える。

政官業の強欲な癒着構造。
 
 これこそが八ツ場の悲劇やJALの自力再生を阻んできた元凶である。

治水、利水が本来ダム建設の大義名分。

だが、政官業の癒着構造が維持してきたのはダム建設によってもたらされる巨大利権だ。

族議員と官僚とゼネコンを中心とした既得権者の利益が最優先され、本当に必要なのかという議論がないがしろにされたまま、札束で地元対策が行われてきたのが八ツ場ダムの歴史だろう。

 国の支援をいくら受けても自力再生できぬJALの甘えた経営は、形を変えた八ツ場ダムである。

JALという官営航空会社は株式を公開して民間企業となった後も、政府が一定の株式を保有し続け、歴代社長の多くは旧運輸官僚の天下りだ。

 航空行政は政官業癒着の構造そのものだ。

採算がとれるとはとうてい思えぬ地方空港建設は、ダム建設にも負けない蜜の味である。

空港さえできれば経済が活性化するのではないかという地元住民の勘違いも見過ごせないが、いずれにしても日本中で採算度外視の地方空港建設に歯止めがかけられなかった。

その最大の背景は政官業の強欲癒着構造に尽きる。

 民主党の目指すべき「脱官僚」とはこの癒着構造をぶち壊すことにほかならない。』

つづく
 

誰のためのダムなのか? 3  関東地方のダム・ダム湖




 一都五県の知事が八ッ場ダムへ視察へ行ったというので、これらの都・県が八ッ場ダムに頼らざるを得ない状況なのかどうか、ダムがどれだけあるのか調べてみた。

 あまりに多くのダムがあることにびっくり

 特に群馬県にダムの多いこと。

 こんなにあるのにまだダムを造らねばならぬのか?と疑問に思ってしまう。

今あるダムを融通しあえば充分たりるように思うのは私だけだろうか?

 治水ダムの一覧がなかったので、ダム湖を参考にあげてみた。

 


日本の多目的ダム一覧は、2007年現在において日本で完成または建設が進められている多目的ダムについて、一覧としたものである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%A4%9A%E7%9B%AE%E7%9A%84%E3%83%80%E3%83%A0%E4%B8%80%E8%A6%A7

載対象は治水(洪水調節、不特定利水)および利水(かんがい、上水道・工業用水道供給、水力発電、消流雪用水、レクリェーション)を目的とするダムおよび堰である。洪水調節と不特定利水の二つを目的とするダムは治水ダムであるため対象外。ただし複数の利水目的を有するダムについては掲載する。なお、砂防ダムは対象から除く。


関東地方 の多目的ダム

茨城県
飯田ダム(一級河川・那珂川水系飯田川。笠間市)
霞ヶ浦(一級河川・利根川水系。土浦市・石岡市・かすみがうら市・行方市・小美玉市・潮来市・稲敷市・稲敷郡阿見町・美浦村)*自然湖のダム化
小山ダム(二級河川・大北川水系大北川。高萩市)
十王ダム(二級河川・十王川水系十王川。日立市)
利根川河口堰(一級河川・利根川水系利根川。神栖市)
花貫ダム(二級河川・花貫川水系花貫川。高萩市)
藤井川ダム(一級河川・那珂川水系藤井川。東茨城郡城里町)
水沼ダム(二級河川・大北川水系花園川。北茨城市)
竜神ダム(一級河川・久慈川水系竜神川。常陸太田市)


栃木県
五十里ダム(一級河川・利根川水系男鹿川。日光市)
板室ダム(一級河川・那珂川水系那珂川。那須塩原市)
川治ダム(一級河川・利根川水系鬼怒川。日光市)
川俣ダム(一級河川・利根川水系鬼怒川。日光市)
塩原ダム(一級河川・那珂川水系箒川。那須塩原市)
中禅寺ダム(一級河川・利根川水系大谷川。日光市)
寺山ダム(一級河川・那珂川水系宮川。矢板市)
南摩ダム(一級河川・利根川水系南摩川。鹿沼市)*建設中
東荒川ダム(一級河川・那珂川水系荒川。塩谷郡塩谷町)
松田川ダム(一級河川・利根川水系松田川。足利市)
三河沢ダム(一級河川・利根川水系三河沢川。日光市)
深山ダム(一級河川・那珂川水系那珂川。那須塩原市)
湯西川ダム(一級河川・利根川水系湯西川。日光市)*建設中
渡良瀬貯水池(一級河川・利根川水系渡良瀬川。下都賀郡藤岡町・野木町)


群馬県
相俣ダム(一級河川・利根川水系赤谷川。利根郡みなかみ町)
大仁田ダム(一級河川・利根川水系大仁田川。甘楽郡南牧村)
桐生川ダム(一級河川・利根川水系桐生川。桐生市)
草木ダム(一級河川・利根川水系渡良瀬川。みどり市)
倉渕ダム(一級河川・利根川水系烏川。高崎市)*建設中
塩沢ダム(一級河川・利根川水系塩沢川。多野郡神流町)
品木ダム(一級河川・利根川水系湯川。吾妻郡六合村)
四万川ダム(一級河川・利根川水系四万川。吾妻郡中之条町)
下久保ダム(一級河川・利根川水系神流川。藤岡市)
薗原ダム(一級河川・利根川水系片品川。沼田市)
道平川ダム(一級河川・利根川水系道平川。甘楽郡下仁田町)
利根大堰(一級河川・利根川水系利根川。邑楽郡千代田町)
奈良俣ダム(一級河川・利根川水系楢俣川。利根郡みなかみ町)
藤原ダム(一級河川・利根川水系利根川。利根郡みなかみ町)
増田川ダム(一級河川・利根川水系増田川。安中市)*建設中
矢木沢ダム(一級河川・利根川水系利根川。利根郡みなかみ町)
八ッ場ダム(一級河川・利根川水系吾妻川。吾妻郡長野原町)*建設中
渡良瀬貯水池(一級河川・利根川水系渡良瀬川。邑楽郡板倉町)


埼玉県
荒川調節池(荒川第一調節池)(一級河川・荒川水系荒川。さいたま市・戸田市・和光市)
有間ダム(一級河川・荒川水系有間川。飯能市)
浦山ダム(一級河川・荒川水系浦山川。秩父市)
合角ダム(一級河川・荒川水系吉田川。秩父市)
権現堂調節池(一級河川・利根川水系権現堂川。幸手市)
下久保ダム(一級河川・利根川水系神流川。児玉郡神川町)
滝沢ダム(一級河川・荒川水系中津川。秩父市)*建設中
玉淀ダム(一級河川・荒川水系荒川。大里郡寄居町)
利根大堰(一級河川・利根川水系利根川。行田市)
二瀬ダム(一級河川・荒川水系荒川。秩父市)
渡良瀬貯水池(一級河川・利根川水系渡良瀬川。北埼玉郡北川辺町)


千葉県
片倉ダム(二級河川・小櫃川水系笹川。君津市)
亀山ダム(二級河川・小櫃川水系小櫃川。君津市)
佐久間ダム(二級河川・佐久間川水系小萩川。安房郡鋸南町)
高滝ダム(二級河川・養老川水系養老川。市原市)
東金ダム(二級河川・作田川水系作田川。東金市)
利根川河口堰(一級河川・利根川水系利根川。香取市)
長柄ダム(二級河川・村田川水系長柄川。市原市)
保台ダム(二級河川・待崎川水系待崎川。鴨川市)


東京都
小河内ダム(一級河川・多摩川水系多摩川。西多摩郡奥多摩町)


神奈川県
相模ダム(一級河川・相模川水系相模川。相模原市)
寒川取水堰(一級河川・相模川水系相模川。平塚市・高座郡寒川町)
城山ダム(一級河川・相模川水系相模川。相模原市)
道志ダム(一級河川・相模川水系道志川。相模原市)
沼本ダム(一級河川・相模川水系相模川。相模原市)
三保ダム(二級河川・酒匂川水系河内川。足柄上郡山北町)
宮ヶ瀬ダム(一級河川・相模川水系中津川。相模原市・愛甲郡愛川町)
宮ヶ瀬副ダム(一級河川・相模川水系中津川。愛甲郡愛川町)


発電用ダム

東京電力 [編集]

栃木県
今市ダム(一級河川・利根川水系砥川。日光市)
栗山ダム(一級河川・利根川水系ネベ沢川。日光市)
黒部ダム(一級河川・利根川水系鬼怒川。日光市)
逆川ダム(一級河川・利根川水系逆川。日光市)
蛇尾川ダム(一級河川・那珂川水系小蛇尾川。那須塩原市)
土呂部ダム(一級河川・利根川水系土呂部川。日光市)
中岩ダム(一級河川・利根川水系鬼怒川。日光市)
西古屋ダム(一級河川・利根川水系白石川。塩谷郡塩谷町)
八汐ダム(一級河川・那珂川水系鍋有沢川。那須塩原市)


群馬県
綾戸ダム(一級河川・利根川水系利根川。沼田市)*小堰堤
上野ダム(一級河川・利根川水系神流川。多野郡上野村)
大津ダム(一級河川・利根川水系吾妻川。吾妻郡長野原町)
鹿沢ダム(一級河川・利根川水系河道外。吾妻郡嬬恋村)
鍛冶屋沢ダム(一級河川・利根川水系鍛冶屋沢川。吾妻郡東吾妻町)
小森ダム(一級河川・利根川水系利根川。利根郡みなかみ町)
白砂川ダム(一級河川・利根川水系白砂川。吾妻郡六合村)
須田貝ダム(一級河川・利根川水系利根川。利根郡みなかみ町)
玉原ダム(一級河川・利根川水系発知川。沼田市)
野反ダム(一級河川・信濃川水系中津川。吾妻郡六合村)
真壁ダム(一級河川・利根川水系河道外。渋川市)
丸沼ダム(一級河川・利根川水系大滝川。利根郡片品村)*国の重要文化財

神奈川県
大又沢ダム(二級河川・酒匂川水系大又沢川。足柄上郡山北町)




関東地方 のダム湖(人造湖)

ここでは、「~湖」と名称が付いている堤高15.0m以上のダム(河川法基準)で形成された人造湖を中心に掲載する(15.0m以下も一部掲載。小規模ため池は除く)。

「~貯水池」と付いていても、地図上で名称が確認できる人造湖も掲載する。

 また、自然湖をダム化したものも便宜上掲載する。複数の都道府県にまたがる湖は、各都道府県に重複して掲載する。



 茨城県 [編集]
うなぎ地蔵湖(藤井川・藤井川ダム。東茨城郡城里町)
笠間湖(飯田川・飯田ダム。笠間市)
こやま湖(大北川・小山ダム。高萩市)
筑紫湖(寺沢川・南椎尾調整池。桜川市)
行幸湖(権現堂川・権現堂調節池。猿島郡五霞町)
竜神湖(竜神川・竜神ダム。常陸太田市)


 栃木県 [編集]
五十里湖(男鹿川・五十里ダム。日光市)
今市調整池(砥川・今市ダム。日光市)
川俣湖(鬼怒川・川俣ダム。日光市)
栗山調整池(ネベ沢川・栗山ダム。日光市)
塩原湖(箒川・塩原ダム。那須塩原市)
菅又調整池(坂井川・菅又ダム。芳賀郡茂木町)
千振湖(那珂川流域・千振ダム。那須郡那須町)
中禅寺湖(大谷川・中禅寺ダム。日光市。元々自然湖だが、湖出口に多目的ダムを建設しダム化。)
西古屋湖(白石川・西古屋ダム。塩谷郡塩谷町)
沼原湖(河道外・沼原ダム。那須塩原市)
芳那の水晶湖(塩田川・塩田調整池。芳賀郡市貝町
東古屋湖(西荒川・西荒川ダム。塩谷郡塩谷町)
深山湖(那珂川・深山ダム。那須塩原市)
八汐湖(鬼怒川・川治ダム。日光市)
谷中湖(渡良瀬川・渡良瀬遊水地。下都賀郡藤岡町・野木町)
矢の目ダム湖(那珂川流域・矢の目ダム。那須郡那須町)
りんどう湖(那珂川流域・灌漑用温水溜池。那須郡那須町)


 群馬県 [編集]
赤谷湖(赤谷川・相俣ダム。利根郡みなかみ町)
鮎川湖(鮎川・牛秣ダム。藤岡市)
荒船湖(道平川・道平川ダム。甘楽郡下仁田町)
碓氷湖(碓氷川・坂本ダム。安中市)
梅田湖(桐生川・桐生川ダム。桐生市)
大塩湖(雄川・大塩ダム。富岡市)
大仁田湖(大仁田川・大仁田ダム。甘楽郡南牧村)
奥神流湖(神流川・上野ダム。多野郡上野村)
奥四万湖(四万川・四万川ダム。吾妻郡中之条町)
奥利根湖(利根川・矢木沢ダム。利根郡みなかみ町)
神流湖(神流川・下久保ダム。藤岡市・多野郡神流町)
霧積湖(霧積川・霧積ダム。安中市)
草木湖(渡良瀬川・草木ダム。みどり市)
四万湖(四万川・中之条ダム。吾妻郡中之条町)
上州湯の湖(湯川・品木ダム。吾妻郡六合村)
神水湖(神流川・神水ダム。藤岡市)
薗原湖(片品川・薗原ダム。沼田市)
竹沼湖(鮎川支流・竹沼ダム。藤岡市)
田代湖(吾妻川・鹿沢ダム。吾妻郡嬬恋村)
玉原湖(発知川・玉原ダム。沼田市)
洞元湖(利根川・須田貝ダム。利根郡みなかみ町)
ならまた湖(楢俣川・奈良俣ダム。利根郡みなかみ町)
鳴沢湖(鳴沢川・鳴沢ダム。高崎市)
丹生湖(丹生川・丹生ダム。富岡市)
野反湖(中津川・野反ダム。吾妻郡六合村)
早川貯水池(早川・早川ダム。みどり市)
藤原湖(利根川・藤原ダム。利根郡みなかみ町)
蛇神湖(塩沢川・塩沢ダム。多野郡神流町)
真壁調整池(河道外・真壁ダム。渋川市)
丸沼(大滝川・丸沼ダム。利根郡片品村。元々自然湖だったが、発電用ダムを建設しダム化。)
みさと湖(片品川・平出ダム。沼田市)
妙義湖(中木川・中木ダム。安中市)
谷中湖(渡良瀬川・渡良瀬遊水地。邑楽郡板倉町)


 埼玉県 [編集]
奥秩父もみじ湖(中津川・滝沢ダム。秩父市)
鎌北湖(大谷木川・山根溜池。入間郡毛呂山町)
神流湖(神流川・下久保ダム。秩父市・児玉郡神川町)
彩湖(荒川・荒川第一調節池。さいたま市・和光市・戸田市)
狭山湖(柳瀬川・山口ダム。所沢市・入間市)
神水湖(神流川・神水ダム。児玉郡神川町)
玉淀湖(荒川・玉淀ダム。大里郡寄居町)
秩父湖(荒川・二瀬ダム。秩父市)
秩父さくら湖(浦山川・浦山ダム。秩父市)
円良田湖(逆川・円良田ダム。大里郡寄居町・児玉郡美里町)
名栗湖(有間川・有間ダム。飯能市)
西秩父桃湖(吉田川・合角ダム。秩父市)
宮沢湖(小畔川・宮沢溜池。飯能市)
間瀬湖(間瀬川・間瀬ダム。本庄市)
行幸湖(権現堂川・権現堂調節池。幸手市・北葛飾郡栗橋町)
谷中湖(渡良瀬川・渡良瀬遊水地。北埼玉郡北川辺町)


 千葉県 [編集]
雨竜湖(東浪見川・雨竜ダム。長生郡一宮町)
大欠堰(松子川。長生郡一宮町)
金山湖(金山川・金山ダム。鴨川市)
亀山湖(小櫃川・亀山ダム。君津市)
軍茶利大堰(東浪見川。長生郡一宮町)
笹川湖(笹川・片倉ダム。君津市)
市津湖(長柄川・長柄ダム。長柄町)
白石貯水池(高田川・白石ダム。銚子市)
高滝湖(養老川・高滝ダム。市原市)
洞庭湖(松子川。長生郡一宮町)
ときがね湖(作田川・東金ダム。東金市)
豊英湖(小糸川・豊英ダム。君津市)
三島湖(小糸川・三島ダム。君津市)
山倉貯水池(河道外・山倉ダム。市原市)


 東京都 [編集]
奥多摩湖(多摩川・小河内ダム。西多摩郡奥多摩町)
白丸湖(多摩川・白丸ダム。西多摩郡奥多摩町)
多摩湖(村山貯水池)(空堀川・村山ダム。東村山市・東大和市)


 神奈川県 [編集]
石小屋湖(中津川・宮ヶ瀬副ダム。愛甲郡愛川町)
奥相模湖(道志川・道志ダム。相模原市)
相模湖(相模川・相模ダム。相模原市)
相模原貯水池(河道外・相模原沈殿池。相模原市)
城山湖(境川・本沢ダム。相模原市)
丹沢湖(河内川・三保ダム。足柄上郡山北町)
津久井湖(相模川・城山ダム。相模原市)
沼本調整池(相模川・沼本ダム。相模原市)
宮ヶ瀬湖(中津川・宮ヶ瀬ダム。相模原市・愛甲郡愛川町、清川村)

                              つづく

誰のためのダムなのか?  2

 



八ッ場ダムへ行って、そのことについては「誰のためのダムか?八ッ場ダムへ行って 1 」で書いたが、私自身の意見をまとめようとしていたところ、朝日新聞の視点に環境コンサルタントの市川 恭治氏の『ダムの自然破壊「戦略的環境アセス」全国に」という記事が載っていた。

 「私はこれまでダム開発に伴う環境アセスメントを何件か手がけてきた。今話題になっている八ッ場ダムや川辺川ダムも、当時建設相が任意で行った自然環境調査の一部の項目を手伝ったことがある。

 技術者としての反省を込めて言うと、大型ダム開発が生態系に及ぼす影響に対して、その予測や保全対策の技術は追いついていないのが現状だ。

自分が環境アセスにかかわったいくつかのダムの完成後の姿を見ると、その自然破壊は想像以上のすざましさだった。

景観は一変し、そこに住む動植物は壊滅的な影響を受ける。

移動能力のある鳥類や哺乳類など一部の動物は影響を免れることもあるが、その能力がない生き物、特に植物は失われてしまう。

 あるダムでは工事前はイヌワシをよく見かけたが、完成後は湖面上空を人為的な環境変化に強いトビやカラスばかりが飛んでいた。

工事跡地には気化植物が繁茂し、水没を免れたエリアでも、ダム湖出現による気象の微妙な変化でウチョウランなどの貴重な植物が消えた。

 ダムの下流では、流量の減少や水質変化のため、魚類にも大きな影響が出る。

ダムは川の流れを安定させるが、不安定な環境でこそ生育できる生き物も多い。

例えば河原特有の植物のカワラノギクは、年数回増水があるような不安定さが生育条件となっている。

こうした失われる生き物には、レッドデーターブック(環境省などが発行する絶滅のおそれのある種を示したリスト)の対象種が多く含まれている。

 八ッ場ダムなど環境影響評価法(アセス法)の成立(97年)以前に計画されたダムは、ほとんどまともな環境アセスがなされていない。

クマタカなど貴重な動植物に対する対応も、極めて不十分なままだ。

 最近では、ダム完成後のモニタリング調査結果が蓄積されるようになったが、それを次のダム計画に生かす仕組みはない。

そもそも環境アセスは開発を前提にしたものなので、問題点を指摘しても工事をストップさせることは困難なのが現実だ。

 現在、国は「戦略的環境アセスメント」の法制化を検討中だ。

 事業の立案段階で環境への影響を調べ、結果によっては代替案の検討や事業中止もあり得る制度である。

一部の自治体は独自に先行実施しているが早急に全国的に導入すべきだ。

現在見直し中のダム計画が143ヶ所ある。

以前から提唱されてきた「時のアセス(長く停滞した公共事業の再評価)」に加え、戦略的環境アセスも適用し、客観的データーに基づいて事業の是非を検討して、野生動物への影響を最小限にしてほしい。

 来年、名古屋市で「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が開かれる。

我が国も92年に同条約制定に加わり、95年に「生物多様性国家戦略」を閣議決定した。

世界各国で失われつつある生き物を各国が協力して保全し、生物の多様性を維持する試みである。

議長国としての日本の姿勢が問われる場となる。」


 それでは、なぜ ダム建設をするのか?

『「ダムの建設理由として国側があげてきたのは「水害対策」と「首都圏への水供給」だ。

そもそもダムの建設計画が浮上した昭和22年の台風で、利根川水系で1900人を超える死者や行方不明者が出たことがきっかけだった。

その後、首都圏を中心とした6都県(東京、茨城、栃木、群馬、千葉、埼玉)に水を供給する利水ダムとしても計画が進められた。

 水害から62年。計画発表から57年。建設が長期化した大きな理由は、地元の反対にある。

温泉街など340戸の水没が前提のため、激しい反対運動が起きたのだ。

しかし、住民側は平成に入ってから、国側の説得を受け入れる「苦渋の決断」をした。それが突然の方針転換。

地元では「なぜ、いまさら議論がむしかえされるのか」という思いがある。』

 
 一方、民主党は「水害対策」「首都圏への水供給」という意義をほぼ全面否定。

「治水効果は疑問」「首都圏の水は足りている」と反論。さらに総事業費は当初2110億円だったが、国側が計画進捗(しんちょく)の遅れを理由に平成15年に4600億円に増額したことなども根拠に、「無駄な大型公共事業の代表」と位置づけている。

                             つづく

 


 

誰のためのダムなのか?八ッ場ダムに行って 1




政権がかわり、連日のようにテレビで八ッ場ダムのことが報道されています。

 ダム建設続行か?中止か?

 私なりの判断をするために、八ッ場ダムに行ってみることにしました。

 途中事故で渋滞し、関越自動車道の高坂パーキングで朝食をとることになりました。


 レストランで、「彩の玉手箱」と「彩美膳」を食べることにしました。

20091010112706
彩の玉手箱


彩美膳




 このレストランおすすめの料理だけあって、バラエティにとんだ料理が少しづつ盛られ、おしながきまでつけられて、なかなかサービスエリアの食事とは思えないような豪華なものでした。

 また、他では見かけないようなパエリアを売っているところもありました。




 渋川・伊香保インターを降りると、田園風景がひろがります。

 行く途中、蛍の保護地にされているとことがあり、記念撮影。

 


小川が流れています。


 稲刈りの時季なので道の両側のいたるところに稲穂が干してあります。



 何か子供の頃童謡で歌った「里の秋」という歌を思い出します。



 黄金色の稲穂が風に揺れ、雀がそれをねらってあたりでにぎやかにさえずっています。

 



 道はしだいに渓谷沿いの山道にさしかかり、見える風景もだいぶ変わってきました。

 ごつごつと突き出た岩の山、狭い道。

 途中駐車できるところがあり、車をとめて遊歩道を歩いてみました。



吾妻川沿いの遊歩道で、鹿飛橋という橋がかかっていました。


 



 滝があり、うっそうと樹々が生い茂り、とてもいいところです。

 





 空気がとてもきれいです。










 再び車に戻り、ダム建設現場へ向かいました。

途中、温泉街を通りましたが、移転するためほっておかれてさびれた印象でした。

 温泉街を抜けて橋のところまで通りかかると、テレビで報道されている工事中の巨大な橋が見えました。







 そして、テレビで報道されてから、この八ッ場ダムを訪れる人や車が増え、渋滞をひきおこしているということです。


 この写真からも車がじゅずつなぎになっているのがわかります。

 八ッ場館というダム建設について展示されている所へ行きました。


 ここからは、さらにあの巨大な橋がまじかに見えます。







 この八ッ場館の方からダム建設について伺いました。

 まだ、3~4割の村人が移転せずに残っていること。

 住民はダムに沈む土地を耕しながら生活しているのかと思いきや、ほとんどがサラリーマンだということ。

 国からの保証金で高い移転する代替地を買い、住んでいた土地は更地にして返さなければならないこと。などなど。

 私自身の意見は、またあとでまとめて書くとして、ここへ来てはじめてわかることが、随分あった。

 八ッ場館を出て、ダムに沈むところを確かめに歩いてみた。



 道路を通すためにいたるところで山肌が削られていた。



 

吾妻川は強酸性川で魚も住めぬ川のため、中和剤を投入しているということです。




ダム建設反対について以下のような理由が出ていた。
 http://www1.jca.apc.org/kougai/sokai/sokai34/03yanba.html


「ダムの建設計画反対理由は極めて多岐である。
  
 
 第1に、建設予定地付近の吾妻川は強酸性であり、1日当たり60トンもの中和剤が注入されている。この中和剤の大半が八ツ場ダムに流入し、堆砂として蓄積されることになる。 


 第2に、堆砂として蓄積された中和剤は水質汚染の原因になる事が明らかであり、その汚染は下流の利根川の汚染へと拡大する怖れがある。
 

 第3に、関東地方でも有数の景観を誇る吾妻渓谷は壊滅し、渓谷美を最大の「売り物」としている川原湯温泉街の衰退は必至である。
 

 第4に、当初予算2110億が4600億円に増額された。しかし、現時に於いて付帯工事など一切を含めると、総経費は8800億と試算され、やがては9000億から1兆円という金額に「成長」すると思われる。当初はちいさな予算から出発し、追加工事の連発で膨張を続ける「小さく生んで大きく育てる」公共事業の典型である。
 

  第5に、計画立案が1952年(昭和27年)で、その基礎データは1947年(昭和22年)のキャサリーン台風の際の数値である。昭和22年の日本は敗戦直後であり、山も川も今とは様相を異にした。世間は移ろい変わっても「今時までたっても止まらない」公共事業の一つである。
 
 第6に、治水上も全く不要と思われる計画であるが、国交省は200年確率、即ち「200年に1度の大雨には役に立つ」の計算式グラフを解説している。その規準の14Pは「実際の雨がこのグラフに一致することは極めて稀である」と記載している。 

 第7に、昭和45年6月10日、衆議院地方行政委員会に於いて、当時の文化庁文化財保護部長は、建設予定地について「ダムの基礎地盤としてはきわめて不安定である」、「大型ダムの建設場所としてきわめて不安な状況」、「ダムを建設する場所としては非常に不安定な地形」との答弁を繰り返している。
 

 以上の反対理由のホンの「上澄み」である。その他、浅間山噴火、文化財保護、自然環境、水質、地質、治水、利水、などなど、反対理由を並べたているだけで紙数が尽きてしまう。事実、反対理由を述べる書籍が複数出版されている。」


 私自身行ってみて、さまざまな思いを持った。

 帰る途中、「神代の杉」というのがあって、記念撮影。



 水沢により、と言ってもお店はほとんど閉まっていて、開いていたカレーうどんの専門店「遊喜庵」で、水沢うどんを食べて、帰途に着いた。


                   つづく

プロフィール

和枝

Author:和枝
 高校教師をやめ、ガーデニングのブログを書くうちに、気づいた小沢問題の陰に潜むマスコミや検察の腐敗をブロガーたちと追究し、小沢一郎氏の無罪判決を得ることができました。

「和順庭の四季おりおり」と題したブログの時から御支持いただいた真実を追究する仲間や冤罪被害者の皆様に支えられ、市民メディア「ツイートテレビ」を立ち上げ、私も生まれ育った東京を離れ、「生活の党と山本太郎と仲間たち」に習い、心機一転、主人の郷里・徳島にてエネルギッシュで常に現実に向き合い情報発信する生活をしています。
 
 それに伴い「和順庭」と名づけた庭も徳島県へ引っ越しました。



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記号 10000 番号 88352491

■銀行からの振込みの場合
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店番 008 普通預金
口座番号 8835249
口座名 服部 和枝

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