スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東電マネーで売り渡したものは何だったのか?

   
 純丘曜彰 教授博士 によると、東京電力は全国のあちこちの大学の大学院に、現ナマをばらまいていたことが2002年の長崎大学大学院で暴露された。東京電力が、低線量放射線の人体影響のテーマに9000万円で講座を寄付したい、と言い出したが、その趣意書からして、原発推進とも受け取れる表現があり、当時の学長、池田高良(まさに被曝腫瘍が専門)は、趣意書の書き直しのみで、カネの受け入れを強行しようとした。

学内外から猛烈な反対論が沸き起こり、夏には混乱の学長選となった。おりしも、東京電力は、福島第一原発三号機で、炉心隔壁のひび割れの事実を伏せたまま、97年にむりに交換し、二千人近い作業員にかなりの被曝をさせ、その後もこの事実の隠蔽が発覚した。

もはや、なぜ東電が被曝後遺症を扱う池田学長に唐突に大金の話を申し出たのかは明白となり、代わって斎藤寛(公害問題が専門)が学長に当選、長崎大学は、東京電力の寄付講座受け入れを取りやめ、すでに大学側に振り込まれていたカネ全額を東京電力に突き返したということがあったという。

東電から大学の研究者へ渡る多額な現金。純丘曜彰 教授は、「テレビもテレビだ。公正、中立、客観を旨とする以上、解説を学者に頼むなら、原発賛否両方の学者を公平に呼べ。調べるプロなら、連中のウラ事情ぐらい調べておけ。」とマスコミに対しても鋭く批判している。

植草一秀の『知られざる真実』では、

「電力会社と政府は、原子力利用推進の学者に巨大な研究費を注いできた。原子力分野の学者の大半は電力会社と政府の拠出する研究費に魂を売り渡してしまっている。 テレビ番組のコメンテーターの大半も、電力会社と政府が拠出するお金と引き換えに魂を売り渡してしまっている。 テレビ局にとって、電力業界は最大のスポンサーである。 政治屋は、原子力利用を推進する産業界の片棒を担ぐことで政治献金を受けられる。まったく同様に受け取る金と引き換えに魂を売り渡してきたのだ。

危険な原子力発電が、安全対策をおろそかにして推進されてきたのは、日本の政治が企業献金によって歪められてきたからだ。企業献金が禁止されていれば、政治家は企業ではなく、選挙の際に投票する主権者の側を向いて政治行動を取らなければならなくなる」と述べている。

また、「フランスからのニュース 」では、

 「ル・モンド紙によれば、2006年福島を含む4つの原発にプルサーマル導入が許可され、「一連の不祥事や事象の隠蔽」を理由に複数の計画に遅れが生じ、「福島原発を持つ東京電力がその原因」と報告されていたことを伝えた。 さらに米公電は、日本政府は原発の安全性に無関心であると警告し、「電力事業の民営化によって、電力会社は生産コストの削減に追われるようになった」と指摘している。

さらに2008年、米外交関係者は原発反対派で知られる自民党河野太郎議員と会談し「電力各社はテレビ局に経済的圧力を加え、河野議員がテレビ出演出来ないよう工作している」と本国に伝えている。同年、国際原子力機関は原発の耐震性補強を世界に対して訴え、その例として地震国日本の状況が語られたのだが・・・。 」と述べている。

東電のカネに汚染した東大に騙されるな!
http://www.insightnow.jp/article/6430

純丘曜彰 教授博士
大阪芸術大学 芸術学部哲学教授純丘曜彰 教授博士/健康・医療
4.1164,4622011年3月27日 03:54
./寄付講座だけで、東電は東大に5億円も流し込んでいる。一方、長崎大学は、その買収的な本性に気づき、全額を東電に突き返した。水俣病のときも、業界団体は、東大の学者を利用して世論操作を行い、その被害を拡大させてしまっている。いま、同じ愚を繰り返してはならない。/

 なんと5億円! 寄付講座だけでも、これほどの大金が、東京電力から東京大学大学院の工学研究科にジャブジャブと流し込まれている。これは、東大の全86寄付講座の中でも、単独企業としてあまりに突出した金額だ。(詳細データ http://www.u-tokyo.ac.jp/res01/pdf/20110301kifu.pdf 本記事のコメントも参照せよ)

 東大だけではない。東工大や慶応義塾大学など、全国のあちこちの大学の大学院に、東京電力は現ナマをばらまいている。これらの東京電力のカネの黒い本性は、2002年の長崎大学大学院で暴露された。そもそも東京電力が、自分の管区とはほど遠い長崎大学に手を伸ばしたことからも、手口の異様さがわかるだろう。

 長崎大学医学部は、戦前の官立六医大の一つという伝統を誇り、その大学院医学研究科を2002年4月から医歯薬学総合研究科へと発展させることになった。ここに突然、東京電力が、9000万円で講座を寄付したい、と言い出した。テーマは、低線量放射線の人体影響。そのうえ、その趣意書からして、原発推進とも受け取れる表現が踊っていた。これに対し、当時の学長、池田高良(まさに被曝腫瘍が専門)は、趣意書の書き直しのみで、カネの受け入れを強行しようとした。

 このため、学内外から猛烈な反対論が沸き起こり、夏には混乱の学長選となった。おりしも、東京電力は、福島第一原発三号機で、炉心隔壁のひび割れの事実を伏せたまま、97年にむりに交換し、二千人近い作業員にかなりの被曝をさせ、その後もこの事実を隠蔽し続けていたことが、ようやく発覚した。もはや、なぜ東電が被曝後遺症を扱う池田学長に唐突に大金の話を申し出たのかは明白だ。かくして、代わって斎藤寛(公害問題が専門)が学長に当選。長崎大学は、9月に臨時教授会を開き、東京電力の寄付講座受け入れを取りやめ、すでに大学側に振り込まれていたカネ全額を東京電力に突き返した。

 1956年に水俣病が発見された際、地元の熊本大学は、ただちに現地調査を行い、有機水銀が原因であることを特定し、チッソに排水停止を求めた。ところが、日本化学工業協会は、東大教授たちに水俣病研究懇談会、通称「田宮委員会」を作らせ、連中が腐った魚を喰ったせいだ、などという腐敗アミン説をでっち上げ、当時のマスコミも、この東大教授たちの権威を悪用した世論操作に乗せられて、その後も被害を拡大し続けてしまった。

 いままた、同じ愚を繰り返すのか。「核燃料70%の損傷」を、燃料棒292本の7割、204本のそれぞれにほんの微細な傷があるだけ、などという、アホな詭弁解説をまともに信じるほど、いまの国民はバカではない。なんにしても、テレビで口を開くなら、まず、東京電力から受け取った黒いカネを、全額、返してからにしろ。

 テレビもテレビだ。公正、中立、客観を旨とする以上、解説を学者に頼むなら、原発賛否両方の学者を公平に呼べ。調べるプロなら、連中のウラ事情ぐらい調べておけ。

/by Univ-Prof.Dr. Teruaki Georges Sumioka

_________________________________

植草一秀の『知られざる真実』

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-97cd.html
.2011年3月31日 (木)
札束に目が眩む政治屋が国民の安全を踏みにじる

政治とカネ」問題の本質は「企業献金」の問題である。そしてこの「企業献金」こそ、国民に危険極まりない危険な原子力発電所を日本列島の沿岸部に乱立させてきた元凶である。

 企業献金の問題について詳しくは、拙著『日本の独立-主権者国民と「米・官・業・政・電」利権複合体の死闘』(飛鳥新社)
に記述したので、ぜひ、ご高読賜りたい。


 大企業が提供する巨額の政治献金によって政策が歪められる。この歪んだ政策が国民に禍をもたらす。この構造を是正することが必要なのだ。

 
 福島原子力発電所の放射能放出事故は極めて重大な事故である。早期の事態収束が求められているが、依然として、その目途は立っていない。最悪のケースを想定すれば、長期にわたり深刻な放射能被害が発生することが予想される。
 
 政府の政策は、最悪の事態を想定して、その最悪の事態にも対処できるものであることが不可欠だが、現実はまったく違う。常に最小の被害を前提にした最小の対応策しか取られていない。
 
 事態が悪化するにつれて、五月雨式に対応が拡大する。避難エリアが3キロ、10キロ、20キロ、30キロと段階的に拡大したことに示されている。
 
 ところが、東電と政府の「現地」対策本部は、3月15日の時点で、原発から65キロも離れた福島県庁に移された。住民を20キロの地点に残したまま、責任ある当事者はさっさと65キロの遠隔地に逃げ込んだのである。
 
 原子力発電推進-地球温暖化キャンペーン-エコカー・エコポイントはすべて同じ文脈上の話だ。
 
 原子力発電は電力会社にとって、もっとも利益率の高い発電手法なのだ。電力会社は利益のために、原子力発電を渇望してきた。
 
 経団連企業は、原子力発電推進により、巨大なビジネスチャンスを手にすることができる。同じ穴のむじなである。
 
 電力会社と政府は、原子力利用推進の学者に巨大な研究費を注いできた。原子力分野の学者の大半は電力会社と政府の拠出する研究費に魂を売り渡してしまっている。

テレビ番組のコメンテーターの大半も、電力会社と政府が拠出するお金と引き換えに魂を売り渡してしまっている。
 
 テレビ局にとって、電力業界は最大のスポンサーである。
 
 政治屋は、原子力利用を推進する産業界の片棒を担ぐことで政治献金を受けられる。まったく同様に受け取る金と引き換えに魂を売り渡してきたのだ。
 
 北海道で開催されたサミット。福田首相が出席した。当時の新聞を読み返してもらいたい。「エコ」活動で恩恵を受ける企業が新聞の広告ページを埋め尽くした。
 
 地球温暖化がCO2によるものとの説をねつ造し、原子力発電を推進する。CO2発生量を抑制する自動車と電気製品を大量消費させるために、政府から巨大な補助金を引き出すことに成功した。もちろん、政治屋はこの政策と引き換えに巨大な企業献金を手にしたのである。
 
 日本は世界でも代表的な地震国のひとつである。地震と切り離せないのが大津波である。
 
 わずか100年前の明治三陸地震で、東北地方は巨大津波で罹災した。今回の原子力事故を引き起こした直接の原因は津波である。そして、この津波は100年に1度の規模の津波だった。
 
 この100年に1度の津波に備えるのは当然のことであった。したがって、今回の原子力事故は「天災」ではなく「人災」なのである。
 
 政府が懸命に「直ちに健康に影響する濃度ではない」と繰り返すのは、政府と電力会社の補償責任を最小化させるためだけに発している言葉なのだ。
 
 農家も消費者も被害者であり、遠慮することなく被害を被害として申請するべきである。政府と電力会社は責任をもって、農家や消費者の損害を賠償しなければならない。
 
 危険な原子力発電が、安全対策をおろそかにして推進されてきたのは、日本の政治が企業献金によって歪められてきたからだ。企業献金が禁止されていれば、政治家は企業ではなく、選挙の際に投票する主権者の側を向いて政治行動を取らなければならなくなる。
 
 そうなれば、主権者に害を与える恐れが高く、大企業だけが利益を得る原子力発電に対して、はるかに慎重で厳しい対応が示されてきたはずなのだ。
 
 政治は大企業のために存在するのでなく、民のために存在するのだ。この本来の役割が発揮されるためには、企業献金を禁止することがどうしても必要なのだ。
 
 「政治とカネ」の問題の中心は企業献金の問題である。原子力事故を契機に、この問題を見つめて、企業献金の全面禁止を確実に実現しなければならない。


_________________________________

FRANCE MEDIA NEWS フランスからのニュース

http://www.francemedianews.com/article-69992043.html

Mardi 22 mars 2011 2 22 /03 /Mars /2011 23:16
米公電が指摘していた危険な日本の原子力

(ウィキリークス) 3月22日 Le Monde 仏 ル・モンド紙 抜粋

 ウィキリークスによって暴露された米外務省公電によれば、駐日アメリカ大使館は数年間に渡り日本の原子力事業の推移を監視していたという。さらに、プラトニウムを含むMOX燃料*を使用する「プルサーマル」については特に関心を寄せていたという。ル・モンド紙によれば、2006年福島を含む4つの原発にプルサーマル導入が許可され、「一連の不祥事や事象の隠蔽」を理由に複数の計画に遅れが生じ、「福島原発を持つ東京電力がその原因」と報告されていたことを伝えた。
 
 さらに米公電は、日本政府は原発の安全性に無関心であると警告し、「電力事業の民営化によって、電力会社は生産コストの削減に追われるようになった」と指摘している。

 
 2006年1月、米民主党の議員6人が日本政府に書簡を送り、青森県六ヶ所村で行われているプルトニウム摘出作業**を中止するよう求めた。しかしその後、プルトニウムを国際的管理下に置きたいブッシュ政権は、日本に対して例外措置を適用して管理機関の監視を受けさせない旨通達している。
 
 その後、米仏と日本の間で3カ国合意が結ばれ、混合燃料の開発に関して米仏が技術開発し日本が燃焼実験を行うこと、また原発技術と核燃料を開発途上国に提供する合意がなされたという。
 
 また、2006年に住民の訴えで行われた裁判で、金沢裁判所は強度地震が起きた際耐震性に問題があるとして、石川県志賀原子力発電所の原子炉1機の閉鎖を命じた。しかし、「発電所の事業主である北陸電力は裁判所の決定を不服として上告し、政府の後押しのおかげで地方裁判所の決定を無視することに成功した」とル・モンド紙は報じている。
 
 2007年の新潟沖地震の直後、被災地の柏崎市長はMOX燃料を使用する東京電力柏崎刈羽原発に対して閉鎖を命じる。その理由は、原発建設の際に考慮された地震の震度よりも強い地震が起こったからである。「東電は独自の地形調査を行っていたが、海底地震の可能性や2007年の新潟沖地震の原因となった断層は考慮入れていなかった」と同紙は伝えている。
 
 さらに2008年、米外交関係者は原発反対派で知られる自民党河野太郎議員と会談し「電力各社はテレビ局に経済的圧力を加え、河野議員がテレビ出演出来ないよう工作している」と本国に伝えている。同年、国際原子力機関は原発の耐震性補強を世界に対して訴え、その例として地震国日本の状況が語られたのだが・
・・。

注釈:*MOX燃料(Mixed oxide fuel)は、使用済み核燃料から摘出されるプルトニウムと劣化ウランから作られるリサイクル核燃料。原発で使い終わった核燃料をリサイクルできる反面、核爆弾に使われるプルトニウムを使用するため反核団体はその危険性を訴えている。
**青森県六ヶ所村では日本原燃によりJ-MOXという名称で国産MOX燃料生産工場が建設される予定。

スポンサーサイト

プルト君にもの申す

プルトニウムを使ったMOX燃料を燃やしていた日本で最初の3号機が爆発!

詳しくは下記のサイトへ
http://kenitikimura.wordpress.com/2011/03/23/何故隠す、プルサーマル発電。-福島原発3号機の/



 さて政府の動燃がニコ動でかわいい原発推進アニメ「プルトニウムは飲んでも大丈夫!」で、PRしている。

「プルトニウムは人類最高の毒性を持つ」、「角砂糖5個で日本が全滅するほどの毒性」があるという記述を信じていた私にとって、3号機からプルトニウムが漏れていると聞いた時は、どうなるのかという恐怖心を持った。たぶんそれは私だけでなかったはずだ。

ネットの質問に、このような書かれていた。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1059027280

______________________________
質問

「wiki でプルトニウムの毒性の記述で「角砂糖5個で日本が全滅という指摘がある、これについて電気事業連合は否定」という記述が削除されて「かつて人類が遭遇した物質のうちで最高の毒性を持つと主張した人がいた」 という記述に書き改めされてしまいました。「角砂糖5個で1億人を殺せる」のは、誤記ですか? それとも、パニックを恐れ毒性の事実を隠しているのですか? プルトニウムの毒性について詳しく教えて下さい。
_______________________________

とあり、それに対して、こうと答えている。

_______________________________
回答

プルトニウムが最強の毒性とか良く聞きます。確かに毒性は高いです。ですがプルトニウムは重い物質なので遠くに飛びませんので日本が全滅ということはありえません。

半減期が長いほど毒性は弱く、短いほど毒性が強いは的を得ていますが、ヨウ素、セシウムはβ線を放出しますが、プルトニウムはα線ですから、同じ毒性の観点からするとα線の方が厄介ですが、放射線の透過性が極めて小さいので外部被爆の心配はありません。皮膚を放射線が透過できません。

ですが、土壌にプルトニウムが検出されたということで、砂埃に待って内部被爆すると厄介です。これが、プルトニウムの毒性の所以です。α線を内部被爆により取り込むと生きている間は放射線にさらされますから発ガン率が高まります。

パニックを恐れ毒性の事実を隠すという質問ですが、毒性はネットで簡単に調べられます。ですから隠しても余り意味がないように思えます。角砂糖の話ですが、それほどのプルトニウムを外部に放出するのは不可能です。心配ありません。先にも記述しましたがプルトニウムは重いので30KM以上にわたり拡散することは考えにくいです。外部被爆の心配もきわめて低いですし、プルトニウムの拡散量もきわめて微量なことから、政府の発表する半径30キロでほぼ安全性が確保できると思います。

変な例えや、マスコミのプルトニウムは猛毒とかいう報道はやめたほうがいいです。多分、プルトニウムは何が猛毒なんですか?という素朴な問いに答えられない連中が猛毒とか報道してるわけです。

正しい知識と、情報を手に入れて、冷静に行動することが大切です。
違反報告編集日時:2011/3/31 02:17:58 回答日時:2011/3/31 02:14:59
______________________________

この回答について、私は疑問を持つ。「プルトニウムは重い物質なので遠くに飛びません。」というが、核実験でプルトニウムがアメリカやロシアから飛んできたという事実もある。福島のプルトニウムだけ重いのか?それとも今まで核実験で飛散したといわれていたプラトニウムは、国内で飛散していたのか?

それにしても、政府がプルトニウムが飲んでも安全ととられる原爆推進アニメを政策するとはなんなのか?そういえば、ニコ動の東電会長記者会見で、厳しい追及になると音声が切れる。まあ、偶然かもしれないが、これだけの原発推進動画がつくられているとすると、これも利権がらみかとまで思えてしまう。

 まず、プルト君の動画を見て欲しい。そして、プルトニウム人体への影響について書かれた記述を見てもらいたい。また、武田邦彦(中部大学)緊急情報で、毒性を否定しているが、私はこのように言い切ることに不安を覚える。

プルトニウムの毒性を認めることは、原発を否定することに等しい。原発に乗ってきた武田氏はその毒性を認めたくないのもしれない。ここのところ、原発利権の体制を苦言を呈しているから、そのまま受け入れたくなるのだが、飲んでも何の害がないと断言はできぬはずだ。

このところ、何かとプルトニウムは安全というTBSの報道にも疑問を持っていた。国民を不安に陥れないように、パニックを起こさないようにということかもしれないが、事実は事実として言うことが、このような状況となっている今、問われるのだと思う。

飲んだりしてそのときはなんの症状がないように見えても、プルトニウムが肺や骨、肝臓などに蓄積され、何年か経って発病したとき、その原因がプルトニウムだとは気づかないだろう。(プルトニウム239の半減期は、約2万4000年で、長い間にわたってアルファ線を出し続けている。プルトニウムが体内にとどまる時間を表す生物学的半減期は、骨では50年、肝臓で20年と評価されている )

広島や長崎の原爆後遺症として、何年後かに癌や白血病として発病したときと同じように、因果関係が認められなければ、原因として断定することも難しくなる。

飲んでも安心と思わせるようなのは慎むべきだ。今まで言われていたほどの毒性がなくても、その疑いがあるなら安心というように受け取られるようなことは言うべきではない。

 IAEAの勧告に対して、政府は「IAEAは土壌の値を言っていて、政府は空気中の値を調べている。避難するほどではない。」と述べているが、土壌に異常値が出ているときに避難すべきで、空気中まで飛散してからでは避難も困難となってしまう。今までも決断できず、対策が後手後手に回っているといわれているが、国民の命を守るためには一刻も早く対策を打つべきである。

_________________________________

「プルトニウムは安全だよ!」と言い聞かせるプルト君が話題

2011.03.29 21:00:27

 プルトニウムって本当に危険なの? そんな不安を振り払うために作られたアニメが話題だ。このアニメは原子力発電所を推進させるためのキャンペーンでもある。「原子力発電所なんか建設して本当に大丈夫?」「ウランだけじゃなくてプルトニウムも使う可能性(当時は使われていなかった)があるんでしょ」という不安を取り除くために作られた。

アニメを製作したのは動力炉・核燃料開発事業団。このプルトくんのアニメーションは、プルトニウムの安全性を強調した内容になっている。しかし国際的な批判を浴び全て回収となってしまったのだ。回収を迫ったのはアメリカのエネルギー省長官。


問題視しているのはプルトニウムが体内に吸収されないという表現。またプルトくんがプルトニウム溶液を飲むシーンも問題視されている。青酸カリと比較し「飲み込んでもすぐに死ぬことはありません。胃に入ってもほとんどが排出されます」とアニメ内で説明している。

この表現で特に問題されるべき点は、飲んでも大丈夫な物は体外でも大丈夫なのではと誤解を与えてしまいがちなことだ。

動画は『YouTube』と『ニコニコ動画』に公開されているので、そちらを観てほしい。

2011年03月29日 06:29 投稿のユーザー動画 … 科学 カテゴリ前日総合順位:2位 ( 過去最高:2位 )


政府制作のかわいい原発推進アニメ「プルトニウムは飲んでも大丈夫!」 
  

http://www.nicovideo.jp/watch/sm13995148?via=thumb_watchニコニコ動画
【ニコニコ動画】
政府制作のかわいい原発推進アニメ「プルトニウムは飲んでも大丈夫!」
『プルトニウム物語 頼れる仲間プルト君』というアニメの原発推進宣伝ビデオ。プルトニウムをガブ飲みし..


動画の説明文
『プルトニウム物語 頼れる仲間プルト君』というアニメの原発推進宣伝ビデオ。プルトニウムをガブ飲みしても大丈夫、という内容が国際的批判を浴び、すぐに回収された。動燃(動力炉・核燃料開発事業団)が製作。youtubeから転載
http://www.youtube.com/watch?v=bJlul0lTroY
画像:『YouTube』より引用
頼れる仲間プルト君——プルトニウム物語
___________________________________
様々な文献からプルトニウムの人体への影響を考える


4 原子力  

化学エネルギーで生命を維持しているわれわれ人類が(地球型生物が)、本当に核エネルギーを制御できるであろうか。

4・5 放射能の危険性

http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-genpatsu-5.htm
晩発性障害としては、ガン・白血病、白内障、胎児の障害、寿命短縮、遺伝障害などがある。しかし、これらが発現したとしても、その原因を数十年前に浴びた放射線だと特定することは難しい。すわなち統計的に、放射線を浴びた人たちの間で、これらの障害の発生の確率が高くなるというものである。

 ガンや遺伝障害などは、放射線を浴びれば浴びるほどその発病の確率が高くなる可能性がある。逆にいえばどんなに少なくとも浴びると危険だともいえる。その両者の兼ね合いをとって、限界線量(許容量)というものが決められている。

日本政府はICRP(国際放射線防護委員会)の勧告に準拠し、職業人(原子力関係の仕事に就いている人)については50mSv/年と定めている(ただし、ICRPは1990年に職業人は20mSv/年と勧告)。一般人は1mSv/年である(厳密には250μSv/3ヶ月)。職業人の方が50倍も高いのは、仕事上放射線の知識はあるし、それに仕事上ある程度浴びざるを得ないからである。μ(マイクロ)は百万分の一を表す。

 微量放射線の害を評価するのは難しく、現在でも議論になっている。一つは、確率現象なのだから、いくら被曝量が少なくても発病の確率が低くなるだけでゼロにはならないという説、一つはある量以下ではほとんど害がないとする説(その量を「しきい値」という)、もう一つは極微量ならばかえって細胞を活性化するという説(ホルミシス説)である。しかし、実際はまだ科学的な合意が取れたとはいえないこのホルミシス説を、原子力産業は利用しようとしている。

ICRPは1Svを被曝すると、一生の間に致死的ガンになる確率を0.05としている。つまり、20人が1Sv被曝すると、1人は致死的ガンになるということである。職業人の限界線量50mSv/年だから400人に1人、あるいは40年間その量を浴び続けると10人に1人が致死的ガンになる確率である。一般人の限界線量1mSvにしても、2万人に一人は致死的ガンになる、50年間では400人に1人となる。 
 もし、限界線量以下でもこの比例関係が続けば、どんなに被曝量が小さくても、浴びる人が多くなればなるほど、また浴びる期間が長くなればなるほど、致死的ガンになる人の数が多くなる。微量放射線についてよくわかっていない現在、やはりできるだけ被曝量を少なくする努力をした方がいいだろう。放射能は医療用にも使われている、自然界にももともとあるという議論のまやかしには気をつけたほうがいい。

 
補足3:しきい値とがまん量


 この量を越えなければ害がでないという「量」があるとき、それをしきい値(閾値)という。放射線影響の分野では、皮ふの紅斑、脱毛、不妊などにはしきい値が存在しているといわれている。一方、ガンや遺伝障害をもたらす量についてはしきい値はないと思われている。

 そこで、限界線量(線量限度、許容量)をどう決めるかが問題になる。社会的なメリットとデメリットを秤に掛けて、「この程度はがまんできるという量の上限」という考え方、つまり限界線量は「がまん量」という考え方と、「これ以上はがまんできない量の下限」という考え方がある。

 ICRPの提案は下の考え方になっている。その表現も「可能な限り低い水準まで」から「合理的に達成できる限り低く」に変わっている。しかしそれでも、その数値は研究が進むにつ従って低くなっている。ともかく限界線量以下だから安全とよくいわれるが、そういう意味の数字でないことは明らかである。

 “がまん”も、誰がどのような状況でがまんするのかという問題もある。医療でX線を浴びるとして、その被曝から予想される害よりも、X線で検査したために重大な病気が早く見つかる可能性のほうがメリットがあるとすると、その被曝はがまんできるということになる。

だが、原子力発電所の近くに住んでいる人たちにとっては、もし事故が起きて放射線を浴びるとすると、いくらそれが限界線量以下であったとしても、それは自分ががまんするのではなく、がまんさせられるという意味になってしまう。

 ICRPの提案については原子力百科事典を参照。それによると一般人の限界線量は1mSv/年、職業人(原子力関係の仕事、放射線を扱う仕事に就いている人)は5年平均で20mSv/年(100mSv/5年)とされている。日本もこれに従っている。職業人の限界線量が高いことについては(2)放射能の危険性を参照。

補足4:体外被曝(外部被曝)と体内被曝(内部被曝)


 体外の放射線源による被曝を体外被曝(外部被曝)という。外部被曝なら、遮蔽物をおく(例えば、α線(アルファ線)なら名刺の厚さの紙でほぼ遮蔽できる)、放射線源に近づかない、どうしても接するときはできるだけ短い時間でという対策をとることができる。

 一方、体内に入ってしまった放射線源は、こうした対策がとれない。そればかりかα線なども大量に浴びてしまう。α線の実体はヘリウム原子核なので打撃が大きい。それに元素によって体の中の特定の器官に集まることがある。例えばヨウ素131は甲状腺に、ストロンチウム90は骨にという具合である。放射能は弱くても、この部位が集中して放射線を浴びることになるので大変危険である。プルトニウム239の微粉末なども、吸い込んだときに肺に沈着するので肺ガンの確率が高くなる。

 チェルノブイリ原発事故のあと、原子炉付近の住民がヨウ素剤を飲まされていたが、放射能を持っていないヨウ素であらかじめ甲状腺を飽和させておけば、放射能を持ったヨウ素があまり入り込まないだろうということを期待したものである。 

 福島原発 | プルトニウムの毒性 | 東北地方太平洋沖大地震

東日本大震災(東北地方太平洋沖大地震)とプルトニウムが漏れ出た福島第一原子力発電所が抱える問題点。
計画停電が続く今後の日本経済を占う。プルトニウムの毒性や半減期についても解説。
http://shinsai.doorblog.jp/archives/4293365.html

プルトニウムの毒性



プルトニウムの半減期はプルトニウム239の場合約2万4000年(アルファ崩壊による)。
比重は 19.8 で、大変重い金属である(結晶構造は単斜晶)。融点は639.5℃、沸点は3230℃(沸点は若干異なる実験値あり)。硝酸や濃硫酸には不動態となり溶けない。塩酸や希硫酸などには溶ける。原子価は、3価~6価(4価が最も安定)。プルトニウムとその化合物は人体にとって非常に有害である。プルトニウムはアルファ線を放出するため、体内に蓄積されると強い発癌性を持つ。

放射線の毒性

プルトニウムの毒性には、放射線の毒性と化学的な毒性が考えられる。放射線の毒性は、プルトニウムが放出するアルファ線によるもので、このアルファ線は人体の中を極めて短い距離しか透過しない(組織の中で約40ミクロン、骨では約10ミクロン)。 この短い距離の間に、アルファ線は細胞や組織、器官に全部のエネルギーを与え、それらの機能を損なわさせる。

プルトニウム1g当たりの放射能の強さは、同じようにアルファ線を放出するウランに比べてかなり高くなるので、放射線の毒性も強くなる。プルトニウムは、半減期が長いことも毒性に関係している。

一番存在量の多いプルトニウム239の半減期は、約2万4000年で、長い間にわたってアルファ線を出し続けている。しかし、人体は異物を排除する排泄機能があるから、プルトニウムを体内に取り込んでも一生体内にとどまっているわけではない。プルトニウムが体内にとどまる時間を表す生物学的半減期は、骨では50年、肝臓で20年と評価されている


肺に付着する吸入摂取


一番影響が大きいのは吸い込んだ場合だ。吸い込まれたプルトニウムは、長い間、肺に付着する。しかし、人体は、器官に生えている繊毛という毛がチリなどの異物をつかまえ、粘液と一緒に食道に送り排泄するメカニズムを持っている。吸い込まれたプルトニウムもこの働きによって体外へ排泄されるから、肺に付着するのは4分の1程度。肺に付着したプルトニウムは、徐々に血液の中に入り、リンパ節や肝臓、骨などに集まり、排泄されずに長くとどまる。

生物学的半減期


体内に取り込まれた時の生物学的:半減期は、 骨で50年、肝臓,でも20年、生殖腺ではさらに長いと考えられている。

.
ウイキペディア

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0
プルトニウムとその化合物は人体にとって非常に有害である。プルトニウムはアルファ線を放出するため、体内、特に肺に蓄積されると強い発癌性を示す。

プルトニウムの同位体および化合物はすべて放射性物質である。化学毒性についてはウランに準ずると考えられているが[8]、
その化学毒性が現れるよりもはるかに少ない量で放射線障害が生じると予想されるため、化学毒性のみでプルトニウムの毒性を論ずることはできない[9][10]。

プルトニウムは、「人類が初めて作り出した放射性核種」であり、プルトニウムがアルファ線を放出すること、比放射能が高いこと、
体内での代謝挙動にあることから「かつて人類が遭遇した物質のうちでも最高の毒性」を持つと主張する人もいた[11][12]。しかしながら、
アルファ線は強いエネルギーを持つものの透過能力がなく、紙1枚や数cmの空気層で止められるために外部被曝することはない。


プルトニウムを嚥下し消化管に入った場合、そのおよそ0.05%程度が吸収され、残りは排泄される[13]。プルトニウムはほとんど吸収されないが、
微量のプルトニウムは骨と肝臓にほぼ半々の割合で蓄積され、体外へは排出されにくい。生物学的半減期はウランやラジウムと比べても非常に長く、
骨と肝臓でそれぞれ20年と50年である。放射線による有害さは核種や同位体によらずラジウム等の全てのアルファ線を出す放射線物質と同じである。

最も重要な取り込み経路は、空気中に粒子状になったプルトニウムの吸入である。気道から吸入された微粒子は、大部分が気道の粘液によって食道へ送り出されるが、
残り(4分の1程度)が肺に沈着する。沈着した粒子は肺に留まるか、胸のリンパ節に取り込まれるか、あるいは血管を経由して骨と肝臓に沈着する[14]。
そのため、他のα線・β線放射物質による内部被曝と同様に、IARCより発癌性があると (Type1) 勧告されている


プルトニウムのリスクと安全管理

http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/katsudo/risk/slides/pdf/1_08.pdf
内部被ばくの時に、なぜアルファ線が問題になるのですか?
放射線の影響を受けやすい組織や臓器は、皮膚で覆われた体内にあります。
従って、外部被ばくの場合は、透過力の強いガンマ線の影響が大きくなります
が、内部被ばくの場合は、透過力の弱いアルファ線は、人体組織や臓器の中で
そのエネルギーを失ってしまいます。このため、同じエネルギーを持つベータ
線やガンマ線と比べて、被ばく線量は20倍大きいとされています。

4・2 ウランとプルトニウム

http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-genpatsu-2.htm
(2) プルトニウム


 プルトニウムは自然界には存在しない元素である。核分裂の連鎖反応を起こさないウラン238の原子核に中性子をぶつけると、中性子が原子核に吸収され、プルトニウム239になる。すなわち、プルトニウム239は原子炉(中性子が飛び交っているし、燃料の大部分はウラン238)さえあれば簡単につくることができる、というより、いやでもできてしまう。こちらの図を参照。

 このプルトニウム239は核分裂の連鎖反応を起こす。そして、その名前「地獄の神」(プルートー)のとおり大変な物質である。まず強い放射能を持っていること(半減期は24000年)、そして化学的にも非常に毒性が強いこと(ダイオキシンと並び、人類が創り出してしまった最悪の物質の一つ(5・1の(3)参照)、また連鎖反応を起こすので原爆の材料にもなる(核拡散)こと、という三つの問題がある。

 そして、プルトニウムはウランとは違う元素なので、化学的に分離・濃縮が可能である。つまり、原子炉さえあればどの国、どの組織でもプルトニウム239を材料とした原爆ならば製造できてしまう。強い放射能、強い毒性のため個人レベルでは無理であろうが。

原発 緊急情報(32) プルトニウムの毒性


武田 邦彦

http://takedanet.com/2011/03/32_f654.html

(メールのご質問に十分にお答えできず誠に申しわけありません。今のところは全数を読んでおりますので、順次ブログでお答えしていきたいと思います。ここではご質問も多かったプルトニウムについて解説をしたいと思います)

今回の福島原発では、1号機、2号機、4号機が通常のウラン燃料を使っています。ウラン燃料というのはウラン235を核爆発させるもので、多くの原子炉で使われているものです。

これに対して3号炉は、プルトニウムという元素を燃料に使っています。これはウラン235を核爆発させますとプルトニウムはできますので、それを回収して再度、燃料として使うのです。

つまり、普通のウラン235の燃料の時には4.5%程度のウラン235の純度で燃料として使うのですが、プルトニウムは9%程度で使用します。

また少しややこしいのですが、ウラン235燃やすとプルトニウムができます。お役目が終わって燃料を取り出すときにはある程度のプルトニウムを含んでいます。

・・・・・・・・・

ところで、プルトニウムがなぜ問題かというと、一つにはプルトニウムというのは自然界にはない元素でウラン235の核爆発で作られます。第2番目はプルトニウムには非常に強い毒性があるという考えられていることです。

大震災と福島原発の事故の後なので、これまで話を控えていましたが、広島の原爆がウラン235、長崎の原爆がプルトニウムでした。

そこで今回、万が一、3号炉が水素爆発したときに、プルトニウムの飛散が予想されますので、それに対して事前に準備をしておくべきかどうかを中心に話をしたいと思います。

・・・・・・・・・

プルトニウムの毒性は次の三つです。

1. 放射線が強い、

2. 放射線の中でも体の表面や内蔵の表面を損傷する、

3. 人体へ特別強い毒性を持っていると言われている。

わたくしがウラン濃縮の研究をしている当時、プルトニウムの毒性を知ることが大切だったので、かなりの量のアメリカの文献を読んだことがあります。

ウランが核爆発をする条件とか、プルトニウムの毒性の基礎的な研究は、第2次世界大戦時代のアメリカに最も多く、特に初期の研究では研究者の死につながるような事故等も伴いながら研究をしています。従って、その時代の文献はとても大切です。

また長崎原爆、チェルノブイリ等、関係する資料も比較的整理されています。
それらによると、プルトニウムの特性は次のように考えられます。

1. 放射線は強いのですが、放射線の量を常に測定して管理しておけば、他の放射性物質と同じと考えられる、

2. 放射線の中でも体の表面や内臓の表面を損傷する特徴があるが、これもプルトニウムばかりでなく他の放射性物質でもその程度は同じ、

3. プルトニウムだからといって人体に特別な毒性はない。

1.や2.はすぐ理解できると思います。まず外から来る放射線は人間にとって「どの放射性物質から出ている放射線か」かということをわかりません。放射線の種類やエネルギーによって人体に対する影響が決まるだけです。

プルトニウムか体内に入った場合ですが、ほとんどは口から入ったら、胃や腸を通って比較的早い時期に排泄されます。その時に、消化器官の表面に放射線があたりますが、これもプルトニウム以外の放射性物質と同じです。

このようなことから、プルトニウムだから毒物だということないというのがわたくしの判断です。
・・・・・・・・・
このようなわたくしの判断は今までも機会のあるときに、話してきましたが、それに対して、主に原発反対派の人から強い反論があります。

それはプルトニウムの毒性は特別で「角砂糖5ヶで日本人が全滅する」と言われます
.
わたくしは責任ある立場でしたから、事実を調べるために、随分文献を読んでみましたが、このような毒性を見つけることはできませんでした。

科学的事実に賛成派も反対派もないのですが、この件についてはわたくしは「推進派」と同じ考えです。繰り返しますが、科学的事実には推進派も反対派もありません。ただ国民の健康だけを考えて判断する必要があります。

それなのに、「プルトニウムの毒性」という問題を、科学ではなく思想の問題に置き換えてしまうことが、これまでこの問題がハッキリしなかった原因です
.
おそらくこのブログでも、ここで「プルトニウムの毒性は特別なものではない」と書きましたので、「武田はけしからん」という反論もあると思いますが、プルトニウムの毒性は科学的事実ですから微量のプルトニウムによって、大きな損傷を受けたという医学的事実が必要なのです。

・・・・・・
ところで、「プルトニウムの毒性は特別である」という考えに対して、2006年に電気事業連合会が反論を出しています。

ただ、電気事業連合会の普通の説明と同じで、「プルトニウムを燃料に使うことは安全である」ということを繰り返しているだけで、厳しく言えば答えになっていないという面があります。

少なくともプルトニウムの毒性に対して心配している人がいるのですから、形式的な答えではなく、実質的に踏み込んだ答えをしていればプルトニウムに対する不安感はかなり弱まったと考えられるからです。

わたくしはこのブログで常に国際放射線防護委員会 (ICRP)の勧告に基づいて作られた日本の法律の考え方と数値を使っていますが、それによると、プルトニウムはごく普通の放射性元素として分類されています。

わたくしがウラン濃縮研究をしているときに、ウランとプルトニウムの人体内での振る舞いがかなり似ていることを知りました。

ウランもプルトニウムも、

1) 比較的、消化器表面を損傷する放射線を出すこと、

2) 人間にとってウランもプルトニウムも必要のない元素なので口から入ったら比較的短時間で排泄されること、

3) ウランやプルトニウムは腎臓に行きますが、それは排泄のためであり、だから早期に排泄されること、

4) ウランを間違って飲んだ例では、障害がでていないこと、

等です。

生物関係の方面ではよく知られているように、「人間は必要なものは取り込み、不必要なものを排泄する」という機能を持っています。

例えば人間の血液に必要な「鉄」を考えますと、鉄の放射性同位体が体の中に入ると、人間の身体は「放射性かどうか」を見分けることができないので、その鉄を体に取り込んでしまいます。

体に取り組むとそのあとずーっと放射線を浴びることになります。

逆に、ウランが入ってきてもどこに使っていいかわからないので、すぐ排泄してしまうのです。

このように、ウランやプルトニウムが人間に対して強い毒性を持たないのは、人間が使う元素ではないということが決定的な理由だとわたくしは考えています。
・・・・・・・・・
従って福島原発からプルトニウムか飛散しても、これまで通り放射線の強さに注意していれば大丈夫ということになります。

プルトニウムを燃料に使う3号炉について、わたくしはこれまで、危険度を他の号機に対して2.5倍にしていました。この理由は、第1にプルトニウムの特性をもう一度調べてみようと思ったこと、第二に燃料の中の放射性物質の状態がウラン燃料と違い、やや危険側にあるということで、2.5倍をかけていました。

現在でも3号炉については、やはり2.5倍程度の数字は必要と思います。これはプルトニウムを燃料とする軽水炉の大事故が初めてであるということです。

・・・・・・・・・

3号炉に関する最終的な結論は、「注意しておかなければいけないが、決定的にわたくしたちの健康に影響を及ぼすものではない」ということです。

(平成23年3月27日 午前8時 執筆)

_______________________________

米の放射能人体実験


http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/plutonium_experiment.html


31日の放射能予想と「源八とタマ」・「ふくしま50」動画

 銀座の脱原発デモで知った「源八とタマ」の動画と、日本ではほとんど知られていないが海外メディアが報じる原子炉の核メルトダウンを防ぐために命を賭けて作業をする「ふくしま50」と呼ばれる作業員たちの動画を紹介します。(「ふくしま50」については、日本語訳がついています。)

「ふくしま50」のことは、「報道されないFukushima(ふくしま)50」としてhttp://wajuntei.dtiblog.com/blog-entry-1210.htmlですでに述べましたが、今後の救出や保障などを考えるとき、氏名も公表されず、原発の犠牲として闇から闇に葬られないよう、既存メディアもネットブロガーなども、これらの人たちのことを正しく伝え、決して美談だけに終わらせず、人権を守りながら報道していくべきだと思う。

東電はこれらの人たちについての情報を公開して、テレビ・新聞も報道するために東電を追求すべきである。頑張っている今の姿を報道すべきで、死んでからの美談や、いっさい何も知らされず闇に葬られるようなことは、日本を救うために現場で作業されている方々に私達の生命を託している以上、決してすべきではない。

また、明日31日は、放射能が東京へも飛散するといわれている。風向きにもよるが、通勤時、外へ出るときはマスクをして行こう!

________________________________

31日は関東南部まで…ドイツ気象局が放射性物質拡散予想

2011.03.29
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110329/dms1103291705021-n1.htm
東京電力福島第1原発事故で、ドイツ気象局は、同原発から放出される放射性物質の拡散状況を予想して公開している。当事国の日本では行っていないだけに、「こんなことまで外国頼みなのか!」と嘆きの声もあがっている。

 独気象局は2週間前から、「福島からの放射性物質の拡散状況」として、6時間ごとの予想図を紹介している。濃い茶色が「比較的高い」部分で、常に原発周辺に分布していることが分かる。時刻は協定世界時(UTC)で、日本時間に換算するには9時間進める。

 29日の時点では北関東が30日午後9時から拡散範囲に入り、31日午前3時には関東南部や伊豆半島まで拡散が予想されている。日本の気象庁の天気予報では、30日の福島県浜通り地方は北西の風日中は東の風となっている。

 独気象局は21日午後9時にも関東地方への拡散を予想した。東京都新宿区の放射線測定状況は19日午前8時が0・047マイクロシーベルトだったのが22日午前6時台では0・131マイクロシーベルトと上昇しており、精度もなかなかのようだ。

 ノルウェー気象庁も独自の予想を公表しているが、わが日本では、東電がデータ不足を理由にシミュレーションに消極的なまま。こんなことまで外国頼みとは…。

___________________________________

恒例の放射能汚染注意報(今回は正確さで定評のあるドイツ気象庁から
http://www.dwd.de/bvbw/generator/DWDWWW/Content/Oeffentlichkeit/KU/KUPK/Homepage/Aktuelles/Sonderbericht__Bild5,templateId=poster,property=poster.gif

インターネットエクスプローラで見る場合、ESCキーで停める事ができます。リロードでまた再開できます。

 さてこれによると、31日(木)の午前3時(真夜中)からお昼すぎまで、
放射能汚染が関東地方に広がるでしょう。朝の通勤時、マスクをするのをお忘れなく。
(UTC時間を日本時間に変換してあります。なお放射能予報に関しては素人ですので、間違っていた場合はコメント欄などでご指摘ください。)

31日(木)の午前3時


31日(木)の午前9時


UTC時間と日本時間の換算表
(上記はあくまでUTC時間なので日本時間への変換が必要)

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/gota/howto/time.htm


関東各地の放射能水準の可視化

(一目瞭然でよくわかる!文部科学省の観測データを元にしています。
汚染がひどかった茨城県の東海村のデータが今日はなくなりましたけど、何らかの意図があるのでしょうか?)

http://microsievert.net/

________________________________




















わかりやすい藤田祐幸氏 原発事故講演

 「ねこの道しるべ」ブログさんが私のブログを紹介して下さっているというので見たところに、藤田祐幸氏の原発事故についての長崎の講演があった。鹿児島私議の 小川みさ子さんのメルマガで知ったといい、これを見て、とてもわかりやすく、現状と今後どのようにしていくのかということまで述べられていて、とても参考になった。

藤田さんは、スリーマイル島原発事故をきっかけに放射能と人は共存できないと実感し、金属科学者をやめ、原発問題を扱う市民科学者の道を選ばれ、最も危険と思われる浜岡原発から離れるために、九州に来たということでした。

原発の危険性について講義しているために、左翼の活動家というレッテルを貼られ、様々な圧力も受けたようです。しかし、この講演を聞いていると、原発の危険性ゆえ人類と共存できない存在として、なんとしても脱原発を浸透させようと今日まで頑張って来られたということがわかります。

今日と同じ明日が来ると思える幸せの日が、また来ることを願いながら、この事故後の対処方法など、とても有意義なYOUTUBEの内容を無駄にしないよう、多くの方が見て、拡散できればいいなと思いました。
_________________________________
恒例の放射能汚染注意報(今回は正確さで定評のあるドイツ気象庁から
http://www.dwd.de/bvbw/generator/DWDWWW/Content/Oeffentlichkeit/KU/KUPK/Homepage/Aktuelles/Sonderbericht__Bild5,templateId=poster,property=poster.gif

インターネットエクスプローラで見る場合、ESCキーで停める事ができます。リロードでまた再開できます。

 さてこれによると、31日(木)の午前3時(真夜中)からお昼すぎまで、
放射能汚染が関東地方に広がるでしょう。朝の通勤時、マスクをするのをお忘れなく。
(UTC時間を日本時間に変換してあります。なお放射能予報に関しては素人ですので、間違っていた場合はコメント欄などでご指摘ください。)

31日(木)の午前3時


31日(木)の午前9時


UTC時間と日本時間の換算表
(上記はあくまでUTC時間なので日本時間への変換が必要)

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/gota/howto/time.htm


関東各地の放射能水準の可視化

(一目瞭然でよくわかる!文部科学省の観測データを元にしています。
汚染がひどかった茨城県の東海村のデータが今日はなくなりましたけど、何らかの意図があるのでしょうか?)

http://microsievert.net/
____________

http://www.wasedajuku.com/wasemaga/good-professor/2001/02/post_34.html
ねこの道しるべ
http://nekomichi.synapse-blog.jp/blog/
藤田祐幸氏 講演

2011.3.26

鹿児島市議 小川みさ子さんのメルマガで知りました。
とてもわかりやすかったです。

藤田さんは、スリーマイル島原発事故をきっかけに
放射能と人は共存できないと実感し、
金属科学者をやめ、原発問題を扱う市民科学者の道を選択されたそうです。

「人が生きるために必要なのは、
 水と空気と大地である」
という言葉が心に響きました。

必要なものは、すでにあるのに
私たちは何を求めてここまで来てしまったんでしょう。


YouTube: 2011 3 26 藤田祐幸講演長崎

____________________________


http://www.wasedajuku.com/wasemaga/good-professor/2001/02/post_34.html

藤田 祐幸 助教授
慶應義塾大学
法学部

藤田 祐幸(ふじた・ゆうこう)
1942年生まれ。66年、東京都立大学物理学科卒。72年、東京都立大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。72年より慶応義塾大学法学部教員、現在助教授。専攻領域は、エントロピー論および科学哲学。主要著作としては『エントロピー』(現代書館・85年)、 『ポストチェルノヴイリを生きるために』(お茶の水書房・88年)、 『知られざる原発被曝労働』(岩波書店・96年)、『脱原発のエネルギー計画』(高文研・96年)ほか多数

.夢だけでなくリスクも科学は語るべき


 慶應義塾大学の日吉キャンパスで「藤田先生の物理学」といえば、文系の学生の間でも非常に有名だ。まさに初めて「学問」に出会い、学問の「面白さ」と「厳しさ」を共通体験させてくれる凄腕の先生だからである。

日吉キャンパスに通う多くの学生にとって、「学問をすること」は初めての体験だ。「学問をすること」は与えられたものを理解して覚える勉強ではなく、与えられたものが本当に正しいのかどうかを疑うところから始まる。そして、藤田先生の語る科学の真髄を聞くことで、「学問をすること」の意味に学生は初めて気づく。それは、自分はどう生きるかという指針や選択肢を初めて手にするということだ。

教壇の上での藤田先生は、特に初回授業には驚くほど挑戦的だ。熱心な先生の声は自然と大きくなり、生徒は頭の中の天と地をひっくり返され、自分の中の基準を失うまいと、今まで信じてきた「世間」「常識」を後ろ盾に必死に先生に立ち向かう。学生は、口々に「先生の言っていることは間違っています!」「そんな事実は聞いたことがありません!」などと叫ぶ。

余裕の先生は、次々といろいろなデータを示し、「もっとよく自分で考えてみなさい」と追い討ちをかける。たちまち教室は大混乱だ。しかし、これはあくまでも先生の手の内。この怒りと不安が原動力と契機になり、既存の物事を初めて「疑う」必要性に学生たちは駆られるようになる。「いったい全体、何が正しいのか?」「何を信じればいいのか?!」

先生がこのような学問へのとば口を開いてくれるのは、主に物理、とくに原子力発電や環境負荷問題である。「昔は、反原発というだけで一律に過激派・左翼とされてね。内容ではなく、表面的な物事だけで批判されたものですよ」。そう語る先生が所属・支援する市民団体は数知れないほど多い。

教壇から降りた後の先生は、いつも穏やかだ。

「私には、一物理学者として科学研究への夢だけではなく、科学に伴うリスクを語る責任があります。同じ科学者の犯してきた過ちを見過ごし、隠すこと、それに無関心でいることは、人の幸福を実現しようとする科学そのものに対する冒涜(ぼうとく)です。それを市民・学生に伝えていく、そのために、私は市民や生活の中に根差した研究者という重要な役割を担っているつもりです」。

ここで言う科学者の犯した過ちとは、代表的なものとして、人々の中に誤った原子力ドリーム像を植え付けたことがあるという


.本当に原発しか選択肢はないのか?


ゼミ生となべを囲んで語らうひととき

原発反対などというと、「じゃあ、あなたは携帯電話も何もかもあきらめて原始的な生活に戻れというのか」といった反論がすぐに浮かぶだろう。しかしこれは、問題の本質を見ないまま反原発を唱える人々に過激派のレッテルを貼った一昔前の原発推進論者と変わり映えがしない。

マスコミなどでも十年一日のごとく「原発は危険か安全か」といったことがテーマとなるが、これもまた本質的な議論ではないという。問題の本質は、原発の持つリスクと人間が共存する必要があるのか、原発のリスクと人間が共存することを誰が望んでいるのかという点をこれまでまともに議論しないできたことにあるのだ。

原発のリスクには大きく二つあるという。

一つ目は、原発が事故を起こせばその地域一帯が壊滅的な放射能汚染に晒されること。事故の絶対起きないシステムなど科学的にはありえない。チェルノブイリ事故から約16年が経つが、事故現場一帯は日本列島の3分の1よりも広大な土地に、今も人が住むことができない状態になっている。「数十年の単位の話ではない。放射性物質の長いものは完全になくなるまで数万年もかかります。そんなにも長い間、子孫たちに罪を犯しつづけることは誰にも許されないはず」と先生は語る。


そして二つ目のリスクは、

この豊かな国ニッポンにおいても、原発などで日常的に労働者が被曝の危機に晒されていること。「そんな自滅的なシステムではなく、持続的な自然の循環のなかで生きる選択肢が、我々にはまだ残されています」


原発問題は一つの例に過ぎない。自分の耳に入ってくる情報が正しいのかどうか、疑問を抱くところから学問は始まる。事実がどうなっているのか常に見極め、情報の取捨選択ができるように自らの指針を形成する努力を怠らない。それでやっと、独立して物事を考えられうる人間になれる――藤田先生が熱く学生たちに伝えようとしているものは、これに尽きる


.文系人間でも科学の過ちを発見できる

「原発は、構造的に人に対して攻撃的です。また利益を受ける人とリスクを負う人が、都市の人と田舎の人とで異なるという構造も問題です」。なぜ利益を受ける人が多く、住む都市に原発を造らないのか? そんなことを疑問に思うことから事実は見えてくるのだという。しかし、最近の学生はそんな単純な疑問さえも浮かばないことが多いとも嘆く。

「みんな想像力が欠如しているのですよ。原発の知識をもっているかどうかは問題にはならない。人としての感性さえ持っていれば、その感性と照らし合わせて考えることで、科学的な根拠がなくても間違っていることは間違っているとわかるはずなのに。『理数が苦手だから文系へ進学した。よって科学者の言うことは何でも信じる』というのは非常に卑屈な態度です」

人間らしい感性さえ取り戻せば、科学者の言っていることの真偽はわかるはずだという。「近代科学は、たかだか300年の歴史しか持ちません。しかし、詩歌や小説の持つ歴史は何千年にも及ぶ。たとえば、科学の論文には主語『私』がないことが多い。だからこそ、自身の感性に照らし合わせて、『私』はどう考えるのかを見極めなきゃ…」。
先生の研究室の本棚には宮沢賢治の全集が並んでいる。

.こんな生徒に来てほしい

「現実問題として、大学は受験の終点だったり、就職への通過点であったりするかもしれません。しかし、大学は学問をするところであるということだけは否定しないでほしい。そして学問を体験することで、自分はどう生きるのかという選択肢をたくさん手に入れてください。そんな過程を体験する意欲のある人、そんな学生に来てほしいですね」。

先生は、このように即答してくださった。今年も、木曜日5時限目の先生のゼミは、そんな学生たちであふれかえっている。
.

官報複合体による「人災」

 ジャーナリストの上杉隆氏が、福島第一原発3号機が爆発を起こしたときから海外メディアは「メルトダウン」という言葉を使って当初から危機的状況と報じてきたが、枝野官房長官の発表では「メルトダウン(炉心溶融)はない」とこれを否定した。

政府は、地震発生直後から、海外メディアもフリーやネットの記者は、オープンになったはずの首相や官房長官の会見から、再び締め出した。オープン化された「定例会見」ではないというのがその理由で、「政府は結局、官邸官僚と記者クラブメディアに流され、フリーや海外メディアを遮断した。」という。

菅首相や枝野官房長官は、東京電力や官邸報道室から正しい情報を伝えられず、過小発表に終始し、記者クラブメディアは、事故が取り返しのつかない時点に至るまで、発表通りの報道を垂れ流すだけだった。

周辺住民の避難範囲についても、原口氏が原発の設計者まで同行させ、説得に当たって菅首相に「騙されている」と進言し、それによって情報を隠蔽されていたことに気付いた菅首相は、東電に激怒し、政府と東電が一体となった統合対策本部が立ち上がったことがわかる。


「東京電力と電事連(電気事業連合会)」は、記者クラブメディアの最大のスポンサーで、彼らに配慮して、東電を批判してこなかったメディアの責任が問われ始めた。いま被災地で待っている正確な情報と希望にあふれたメッセージに応えられるにはいつだろうか?

 風向きから放射能飛散を予想する「原発 緊急情報 29日と30日の被曝予想 」と、それがどのように地球の北半球を覆うかをあらわした「放出された放射能のシュミレーション映像(フランス気象庁作成)」、放射能の量を現す「関東放射能水準の可視化」と、ジャーナリスト 上杉隆氏の 『官報複合体が「人災」をもたらした』を挙げてみた。

30日は東京へも放射能が及ぶので(今の風向き予想では)、できれば出かけず、出かけるときはマスクをしたほうがいい。(時差もあるので、はっきりいつ頃かはわからぬが)

また、いくつかの心が落ち着けエネルギーとなるかもしれないと思えるようなYOUTUBEをアップしたので、気が向けばどうぞご覧下さい。  

______________________________________________________________


原発 緊急情報 29日と30日の被曝予想
http://www.dwd.de/bvbw/generator/DWDWWW/Content/Oeffentlichkeit/KU/KUPK/Homepage/Aktuelles/Sonderbericht__Bild5,templateId=poster,property=poster.gif
放出された放射能のシュミレーション映像(フランス気象庁作成)

風に乗って太平洋から米大陸を経てヨーロッパに拡散されていることがわかる



関東各地の放射能水準の可視化


http://microsievert.net/


_________________________________
http://uesugitakashi.com/?p=481


ジャーナリスト 上杉隆
官報複合体が「人災」をもたらした


今回の大地震と、それに伴う原発事故の対応をめぐって、私は「人災」だと表現した。あえてそうした厳しい表現を取らざるを得ない事態に、直面していたからだ。
福島第一原発3号機が爆発を起こした3月14日、私は「親愛なる枝野官房長官へ」と題し、[長官の発表では「メルトダウン(炉心溶融)はない」とありますが、海外メディアは2日前から「メルトダウン」という単語を使って報道を続けています。ABCやCNNは誤報でしょうか。抗議はされないのでしょうか?]などの書き込みをした。

(週刊ポスト 4月1日号 3月21日発売)


政府は東京電力からの情報に基づいた過小発表をしていたが、海外メディアは今回の原発報道について、当初から危機的状況と報じてきた。中には行き過ぎたデマがあったことも事実だが、私はだからこそ、海外メディアも官邸の記者会見に出席させるべきだと考えた。

ところが政府は逆に、地震発生直後から、会見を閉ざしたのだ。フリーやネットの記者は、オープンになったはずの首相や官房長官の会見から、再び締め出されてしまった。オープン化された「定例会見」ではない、というのがその理由である。同様に海外メディアも会見に参加できなかった。

私は地震発生から連日、自由報道協会を代表してこうした記者たちの会見参加を要請してきた。なにしろ、テレビでは記者会見の映像を途中で打ち切ってしまうのだ。あるいは、テレビが見られない被災地もある。そうした人々のために、通信やソーシャルメディアが必要だと考えたからだ。

しかし、官邸からは「ダメだ」の一点張り。それなら、せめて海外メディアかインターネットメディアを参加させられないかと交渉したが、これも断られた(現在はともに許可されている)。友人の外国人記者たちは呆れていた。・・・・・<中略> ・・・・そもそも、会見の席は70席以上は余っているのだ。拒む理由などない。

だが、政府は結局、官邸官僚と記者クラブメディアに流され、フリーや海外メディアを遮断した。せめてもの対応として、官邸のツイッターを立ち上げたが、それも自由報道協会からの提案があったからだ。

原口氏が菅首相に直談判

それによって何が起きたか。

菅首相や枝野官房長官は、東京電力や官邸報道室から正しい情報を伝えられず、過小発表に終始した。記者クラブメディアは、事故が取り返しのつkない時点に至るまで、発表通りの報道を垂れ流すだけだった。その象徴が、周辺住民の避難範囲である。3キロ、10キロ、20キロと二転三転し拡大していったことが、住民にパニックをもたらした。・・・・・<中略> ・・・・

その異変に逸早く気が付いたのが、原口一博・前総務相だった。・・・・・<中略> ・・・・

原口氏は官邸に乗り込み、菅首相に「騙されている」と進言した。原発の設計者まで同行させ、説得に当たったというのである。それによって情報を隠蔽されていたことに気付いた菅首相は、東電に「いったいどうなってるんだ。連絡が遅い」と激怒し、政府と東電が一体となった統合対策本部が立ち上がったのである。

東電に配慮した記者クラブ

官邸と東電の対応を、ぎりぎりまで批判しないようにしていたテレビや新聞も同罪だ。現場の記者たちの尽力は認めるが、その報道に東京電力というスポンサーへの配慮がなかったとは言わせない。「東京電力と電事連(電気事業連合会)は、記者クラブメディアの最大のスポンサー。彼らに配慮して、東電を批判してこなかったメディアの責任は大きい」・・・・・<中略> ・・・・

いま被災地で待っているのは、正確な情報と希望にあふれたメッセージである。 (週刊ポスト 4月1日号 3月21日発売)


_________________________________


きっこさんのツイッターで知った「ポジティブな名言集」のところにあったYOUTUBEの中からいくつかを紹介します。








原発 緊急情報  明日(29日)と明後日(30日)の被曝予想

あのテレビでも有名な 中部大学 武田邦彦 教授のHPより
(他にもいろいろ有用なページあり)

http://takedanet.com/2011/03/372930_7c21.html
原発 緊急情報(37) 明日(29日)と明後日(30日)の被曝予想


福島原発から漏洩している放射性物質の飛散について、ノルウェーとドイツの被曝予想を示します.

これはドイツから発信されている予想で、3月29日正午(ちょうど、今から1日後)の福島原発からの放射性物質の流れです. 幸い西風ですが、やや北に向かっています。また太平洋ではある程度、拡がっています.

このことから、明日は、仙台地方は警戒、茨城方向はやや安心というところです。また太平洋を回って、日本の南の方に少し飛散していますから、東海から沖縄に書けて微量ですが、放射線が検出される可能性があります。

30日まではドイツもノルウェーもほぼ同じ推定を出していますが、30日は風が停滞するので、東北南部から関東の北、仙台まで放射性物質が拡散するようです。特に風が弱い場合は、東の太平洋に流れず、日本列島の中に入り汚染が進むと予想されます.

ドイツの予想はここに示しませんが、ノルウェーの予想よりさらに仙台の方の汚染が予測されています.三陸の方まで汚染が拡がる可能性も否定できません.

31日の予想はまだノルウェーの予測だけしかでていませんが、今度はやや南に放射性物質が飛ぶようです.茨城から千葉方面は警戒してください。


原発に近いところは、原発からの直接的な放射線を浴びることになりますが、10キロ以上のところは放射性物質の拡散ですから風下に行きます。


また、現在のところ福島原発は爆発していませんので、煙は低く、従って近いところから複雑に流れることになります。つまり、上空が西風でもしばらくは、地上の風で拡散します。


気象庁は、今でも「花粉の飛び方」などを予報していますが、早く、放射性物質の動きを発表してもらいたいものです。


ただ、天気予報で風向きは出していますので、風向きに注意して行動をしたら良いと思います.

(この記事は一部、読者の方のご協力を得ました。ありがとうございました。)

(平成23年3月28日 正午 執筆)

                           武田邦彦

他にも
原発 緊急情報(32) プルトニウムの毒性
http://takedanet.com/2011/03/36_9d9f.html

原発 緊急情報(36) 3号炉(プルトニウム)の問題(その2)
http://takedanet.com/2011/03/36_9d9f.html

 この情報より、プルトニウムの猛毒性に関しても、そんなにむやみに怖がる必要もないこともわかってきた。



--------------------------------------------------------------------
 ブックマークにおすすめ!

ドイツ気象台による福島原発放射能汚染気象予報

http://www.dwd.de/bvbw/generator/DWDWWW/Content/Oeffentlichkeit/KU/KUPK/Homepage/Aktuelles/Sonderbericht__Bild5,templateId=poster,property=poster.gif

UTC時間と日本時間の換算表
(上記はあくまでUTC時間なので日本時間への変換が必要)

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/gota/howto/time.htm

関東各地の放射能値の可視化
(一目瞭然でよくわかる!文部科学省の観測データを元だけど)

http://microsievert.net/
__________________________________

メッセージ「がんばれ!日本」

世界各国からの日本へのメッセージですが、受け入れられる気持ちになった方はどうぞ!



http://getnews.jp/archives/106822
ニューヨークに居る世界中の人から日本へ動画メッセージ 「ガンバレニッポン!」「マケルナニッポン!」

2011.03.27 17:30:46
: YouTube ニューヨーク メッセージ 世界 動画 東北地方太平洋沖地震

今回紹介するのはニューヨークに居る世界中の人からの励ましのメッセージ動画。YouTubeに公開されているこの動画はニューヨークに在住するガジェット通信の読者が、製作したもの。「日本人として何かできないかと」思い制作したという。

その動画にはニューヨークならでは多種多様な国籍、民族の人々が映っており全てが現状の日本のことを知ってくれている。その数25カ国、42組。そんなメッセージの一部を下記に抜粋。

・日本で起きていることを新聞で読んだりテレビで見たりしています。心から心配。(from ニューヨーク)

・日本の皆さんが本当に早く惨事を乗り越えることを願っています。皆さんの為に祈っています。(from 中国)

・私たちも日本の皆さんと一緒に立ち上がっています。私たちは一刻も早い復興を思い願っています。(form インド)

・私たちの国旗は1週間、半旗で追悼しています。(form USA)

・人生には時にとても難しいことが起こります。でも、どうか強く持ちこたえて下さい。お祈りし、応援しています。(from スーダン)

・日本の家族や友達を亡くされた方々を気の毒に思います。世界でこの悲劇が二度と起きないことを願っています。(form レバノン)

・中国にいる友人達から状況を聞きました。日本の地震への迅速・冷静な対応に驚いています。(form 中国)

・皆さんがとても大変なことを、私たちも理解しています。私たちも大きな震災を抱えているので、その辛さがよくわかります。(from ニュージーランド)

・私たちは日本の災害を聞き続けています。日本が良くなることを望んでいます。(form 台湾)

・私は日本が大好きです。そして、私が確かに知っていることは、日本の人々は回復力があり工夫に富み、知性があり忍耐強く、自制心があります。(form ニューヨーク)

以上はごく一部だが、ニューヨークに居る世界中の人が日本を励ますメッセージが約9分の動画に凝縮されている。中には日本同様に震災に見舞われたニュージーランドの方もおり、同様にその辛さが分かるとコメントしている。自国の出来事のように心配してくれている各国みなさん。一刻も早く復興して世界中にお礼と感謝をしてあげたい。

GanbareNIPPON311(YouTube)

脱原発銀座デモに参加して

 チェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた原子力事故は、広島に投下された原子爆弾(リトルボーイ)に換算して約500発分の原爆投下に相当する量の放射性物質が撒き散らされたことから、「核戦争」とも表現され、後に決められた国際原子力事象評価尺度(INES)において最悪のレベル7の参考事例として知られている。(「ウィキペディア」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85

 しかし、福島原発1号機から6号機までが爆発すれば、この比ではないだろう。さらに、「人類が初めて作り出した放射性核種」であり、「かつて人類が遭遇した物質のうちでも最高の毒性」を持つとされるプルトニウムまで漏れたとすると、爆発すればどうなるかという不安もあり、事故が何とかなったとしても放射能に汚染された空気・水・食べ物を今後摂らざるを得ないとすると、広島・長崎の原爆投下後、日本人が長い年月苦しんだ放射能被害から免れることができない人類最大の事故といえるだろう。

原発は、安全・クリーンという言葉を信じ、よく調べもせず、こんな危険極まりないものを容認してきたことへの自分自身への無知への憤りと、原発を停止しても冷却し続けなければ危険な状態となるこの原発システムを安全として、原子力を推進してきた者へのこのようになっては向けどころのない怒りの、事故からの日々だった。原爆で苦しんだ日本が、戦争がなくなって平和になってから、また放射能に苦しむとは。

原子力を推進してきた自民党政権下に、原発利権がらみの恩恵を得ていた者がいるから、この危険な原発を安全として地元へ押し付け、今日まで続いてきたのだろう。こんな危険な原子力すぐにでも停止しないと。さらに、原子力がなくては現在の電力は維持できないと信じ込まされてきたが、原子力がなくても電力がまかなえるとわかり(今まで生活からは多少不便になるかもしれないが)、即刻止めるべきだとの思いを強くした。

放射能の不安のない毎日。空気・水・食べ物に安心していられるのがどれだけ幸せかということを震災後いやというほど感じさせられた。「原発はなくすべきだ。人類が滅びるかどうかの出来事で、これはもう日本だけのことではない。」という思いのときに、脱原発デモがあることを知った。

3月27日(日)、デモの行われる銀座へと出かけた。銀座も日曜日だというのに、がらんとしている。特に、外国人を見受けない。危険な日本から脱出し、観光客もいないからなのかもしれない。

 食事をするところを探す。高級料理店が並ぶ中、路地を入ると、「頑張れ東北!応援チャリティー」をしているお店があった。そのオザミレストランの中のカレー店に入った。500円カレーだ。


このカレー店スペイン料理のお店だが、震災後は「がんばれ東北!チャリティ」として、他のオザミレストランのお店同様このようなキャンペーンを行っている。


その後、パソコンの設定を喫茶店でして外へ出ると、がらんとした銀座に観光バスが通っていた。パチリ!と写真を撮る。


集合場所へ行くと、公園から人があふれている。こんな時だから人も集まらないだろうと20人くらいで申請したが、蓋を開けると、1200人もの人がデモをしたという。公園では集会はできず、すぐ出発!

不安な思いは誰も同じ。

デモをして訴えようという人たちの行列が続いた。

こんな逼迫したときに、デモすら起こらなかったら、そのことのほうが問われるはずである。

日本人がいくら忍耐強いと言っても、行動を起こさなければ、何も変わらない。心の中で思っていても、伝えることはできない。


「原発はいらない!」「いいじゃないか、いいじゃないか、原発止めてもいいじゃないか」と口々にシュプレキコールを上げながら、デモを終え、日々谷公園へ。

デモ後の集会。原発についての知識を得る。




集会後、若者が中心となり、東電前に抗議へ。厳重に軽微されていた。


テレビ局の車もずいぶん見受けられる。



東電ビル。


東電に抗議する人たちに合わせて、警備の警官も増員。






東電の向かいに陣取り、東電ビルに向かって、思いを一人ずつ叫ぶ。




東電ビルの中にいる東電職員やマスコミの人たちに一般庶民の声は聞こえただろうか?


デモの全体の様子



阿修羅ちゃんねるの中継ビデオから抜粋してYouTubeに
http://www.ustream.tv/channel/asyura1



その中でも感動したハイライト部分





デモの後、東電前でひとりひとりが訴える!
(阿修羅ちゃんねるの中継ビデオより)
http://www.ustream.tv/channel/asyura1















BBC ニュースが取り上げる
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12874198

APF通信 被災地からのレポート

 被災後、屋内退避となって政治家もジャーナリストも入らない、南相馬市にAFP通信の山路レポーターが現地レポート。
住民の声を伝える。

30km圏内には、物資も人も情報も入らず、陸の孤島となっている。これら住民を既存メディアはほとんど現地に出向いてレポートすることもなく、真実を伝えるのは、やはり記者クラブから締め出されたフリーのジャーナリスト達だ。現場の情報がないまま避難範囲などが決められていく現状。

南相馬では、ガソリン1リッター177円で6~7時間並ぶようだという。それでも、現地まで運んでくれるだけいいということだ。この状態が長期化したとき、屋内退避をいつまでも続けられるはずもなく、避難するにもガソリンがなくなり、生活するのにも物心両面からの援助がなければ、生活できるはずもない。

政府の言われたとおりにしていて、これらの人々は守られるのだろうか?これらの人たちに救助の手を差し伸べているのは、政府より地方自治体だという。
30km圏内にとどまる人への支援。政治家も気象予報士もこの圏内に入って伝えない。ジャーナリストすら来ない状態でこれら地域の人々の思いは、山路氏のようなジャーナリストがいなければ伝わらない。

震災より精力的に現地に入り、現地レポートをしているAPF通信の山路徹氏に敬意を表したいと思う。見捨てられたともいえる人たちの思いを伝えているこのレポートはとても貴重なものだといえる。 情報公開をして、私達が判断できるようにすべきということがこのレポートからよくわかる。

現地の様子を山路レポートで紹介します。

日刊APFニュース 
http://www.apfnews.com/whatsnew/2011/03/apf_live_9.html

2011年03月25日
【APF Live】
3/25 《地震》
南相馬市役所より緊急生放送 『桜井勝延市長がまちの窮状を訴える』

【放送日時】2011年3月25日(金)よる9時から
【ゲスト】桜井勝延・南相馬市長
【インタビュアー】山路 徹(APF通信社代表)








Video streaming by Ustream

http://www.apfnews.com/whatsnew/2011/03/apf_news_325.html


3/25 20キロ圏内(避難指示区域)・南相馬市小高区の現状

【撮影日時】2011年3月25日(金)午後2時ころ
【レポート】山路 徹(APF通信社代表) 








Video streaming by Ustream
【APF Live】
3/20 《地震》
風評被害で物資が途絶 孤立した南相馬市から生放送 『避難かとどまるか 南相馬市民の声』


【放送日時】2011年3月20日(日)午後8時から
【南相馬市民】関場 直隆さん,佐藤 衛さん,中村 博之さん,但野 謙介さん,Nさん
【前半の電話の声】井下 俊さん(医師)
【後半の電話の声】東 稔幸さん(相馬市民)
【司会】山路 徹(APF通信社代表) 

(前半)








Video streaming by Ustream
(後半)








Video streaming by Ustream
2011年03月19日
【APF News】 3/19 《地震》
“マスコミが消えたまち” 放射能漏れの脅威にさらされている南相馬の住民はいま vol.2


東日本大震災の大津波に襲われた福島県沿岸部の南相馬市。同市で避難生活を送る住民はいま、追い打ちをかけるように起きた福島第一原発の重大事故による放射能漏れの脅威にさらされている。

〔撮影日〕2011年3月18日(金)
〔リポート〕山路 徹(APF通信社代表)

【APF News】 3/18 《地震》
「見捨てられた」 放射能漏れの脅威にさらされている南相馬の住民はいま vol.1
東日本大震災の大津波に襲われた福島県沿岸部の南相馬市。同市で避難生活を送る住民はいま、追い打ちをかけるように起きた福島第一原発の重大事故による放射能漏れの脅威にさらされている。








Video streaming by Ustream
〔撮影日〕2011年3月16日(水)
〔リポート〕山路 徹(APF通信社代表)








Video streaming by Ustream



ある日の様子

 
桜井南相馬市長は今日も朝から大忙し。

南相馬市民176 名、草津へ県外避難。

出発前の放射線測定では、避難市民全員、問題のない低数値。

県外避難者、『物資不足で生活できない』と。
 
6号線の立て看板。ここから20 キロ圏内。






20キロ圏内の小高地区もやはり沿岸部は壊滅的な状況でした。

葬儀中に地震が発生。「仏様は取り残された」と住民。

20キロ圏内、小高地区。牛小屋は主人が避難したのか、エサは空っぽ。

飼い主が避難した後、犬たちは街を徘徊しています。

高齢者がいる家庭は避難が難しい。また放射線の測定値が低いことから、今も20 キロ圏内には数十人の市民がとどまっている。

20キロ圏内、南相馬市小高地区。人恋しそうに私たちに近づいてきた犬。飼い主が避難し、置き去りになった犬。飼い主も犬も可哀相。

20キロ圏内、南相馬市小高地区。ここにも置き去りになった犬。みな首輪をしています。

20キロ圏内、南相馬市小高地区。置き去りになった犬。餌を探しているのか。人が生活していないので、30キロ圏内と違い生ゴミもありません 。



ジャーナリズムと原子力産業の結びつき


ジャーナリズムと原子力産業 (1987年)


http://rosarosa.tumblr.com/post/4079540305



 ジャーナリズムと原発産業の結びつきを見ると、国民にとって危険な状態でも、原発委員や原子力文化振興財団の委員をマスコミのトップが役員として名を連ねていると、安全と報道するのではないかと思う。原子力関係者・政治家・官僚・マスコミなど、これら利権にのっている存在がある。

これだけの恐怖を国民に与えても、原発の利権がらみで政治も経済も動いているとすると、原発から自然エネルギーへと誰もが変わっていくことを願っていても、実現していくのには、並大抵でないのかもしれない。

ドイツで、原発人気が揺らいだのは、1986年にチェルノブイリ原発事故が起こり、放射能汚染が同国にも広がったときで、放射能による死者は出ず、疾病もなかったが、この出来事により原発関連事故の深刻さが印象付けられ、自然エネルギーへと転換されていった。

原発の利権をとるか?国民の安全、さらには世界の安全(放射能が飛散すれば、海も空気も世界の国々とつながっているのだから、日本だけの問題ではない)をとるかという決断が迫られる。

それを動かすのは国民であり、そのためには既存メディアに依存していては、正しい情報が得られず、エネルギー転換もできないであろう。

自然エネルギーだけで、今までの需要に充分供給できるとなれば、原発廃止に誰も反対する者はいないだろう。(いるとすれば利権がらみで利益を得ている者)

 また、「原子力保安院の大ウソ暴露!」http://wajuntei.dtiblog.com/blog-entry-1209.htmlのところでも挙げた武田所長の原発事故や保安院という組織についてここで改めて見ていきたい。

そして、「広瀬隆氏の言ったドイツ発解析動画 福島原発 」で、風の向きと日付に注意してもらいたい。これを見ると、すでに15日には風向きが変わり、
東京にもかなりの放射能が飛散したことになる。今わかったことで、こうなっては、後の祭りである。こうなるという情報が得られない限り防ぎようがない。

 広瀬隆氏の言うように、30km圏内に気象予報士や政治家が留まり、常にその日の風向きなどを国民に知らせ、政府は、放射能から身を守るような情報を発信すべきだろう。政府の言うとおりに30km圏内にとどまったがために、物資もとどかず、行政も機能せず、陸の孤島となっている人々には、自主避難ではなく避難勧告をし、安全な場所で人権の守られた生活を保障し、国民を守る姿勢を政府はとるべきだと思う。

ドイツの例と、原発事故を起こしたスリーマイル島とチェルノブイリの取材記事を読むことによって、福島原発の今後についてこれからどのように対処すべきかという参考にしていきたいと思う。






広瀬隆氏の言ったドイツ発解析動画 福島原発

_______________________________


ドイツ、「核の時代」終焉へ-再生エネルギーに変遷

http://jp.ibtimes.com/articles/16479/20110324/240596.htm
ドイツは、原子力を禁じる初の先進国になる予定だという。AP通信が伝えた。
原子力発電所に反対するデモ隊。原発前で。
2011年3月20日。

 ドイツは石炭など安価だが環境を汚す資源から、環境にやさしい再生可能エネルギー利用への変遷をかかげ、再生可能エネルギーに積極的に投資してきており、環境税などもさまざまな種類のものを設けている。この変遷は当初、25年かかる計画だったが、メルケル独首相は、地震・津波で被災した福島第一原子力発電所の状況を見て、同計画を早める方針を決めた。

 ドイツ政府では2001年、原子力発電の利用を2021年までに止める方針を打ち出していた。メルケル政権は、その計画を12年先延ばしとしていた。しかし今年3月11日に発生した東日本大震災で、福島原発が深刻な状況に陥ったことから、ドイツ政府は同国内の原子力発電所のインフラ設備を再点検する方針を打ち立てた。


 世界原子力協会のデータによると、ドイツの電力供給のうち、原子力が占める割合は約25%である。日本では約29%、米国では約20%と比較的小規模であるが、フランスでは70%超などとなっており、国によって原子力依存度はまちまちだ。世界全ての国が原子力から離れようとしているわけではない。

 ドイツでの原発人気が揺らいだのは、1986年にチェルノブイリ原発事故が起こり、放射能汚染が同国にも広がったときだ。放射能による死者は出ず、疾病もなかったが、この出来事により原発関連事故の深刻さが印象付けられた

 原子力発電所を止める場合、ドイツは代替エネルギー源を確保するために少なくとも1500億ユーロ(約17兆円)の投資が必要となってくる。ドイツ政府によると、昨年、同国政府が再生可能エネルギー分野に投資した金額は260億ユーロ(約3兆円)を超え、これによりおよそ37万人の雇用を守ったという。

 ドイツは電力供給の17%を再生可能エネルギーで、13%を天然ガスで、40%以上を石炭でまかなっている。同国の環境相によると、今後10年間で、再生可能エネルギーの占める割合は40%に上昇する計画を立てているという。

 核の危険とは無縁とはいえ、再生可能エネルギーは原子力よりも高額だ。しかしドイツ国民は、日本の福島原発の惨状を目の当たりにしながら、そのコストを喜んで支払う心持ちになったのかもしれない。再生可能エネルギー発電施設を提供するLichtblickの広報担当者Ralph Kampwirthは、福島原発が被災して以来、通常時の3倍近くの新顧客を得るようになったと語った。

_______________________________

2011年3月18日

原発事故 スリーマイル島とチェルノブイリの取材経験から見えてくること

http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20110317/106136/?P=1 
 「いつか」と言われつづけてきた超巨大地震がついにやってきた。そして、「まさか」と考えられてきた原子力発電所の炉心溶融事故が、現実のものになった。新聞記者として、米国で起きたスリーマイル島原発事故と旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の両方を現場で取材した経験から、私は原発の安全性に疑問を抱いてきた。

だが、原発の発電量が日本で30%、世界で15%を占めるようになり、安全性をめぐる表だった議論は陰を潜めてしまった。今回の東京電力福島第1原発の事故で、改めて原発をめぐる議論が世界でわき上がるだろう。

メルトダウンはこうして始まった

 スリーマイル島原発は、米ペンシルベニア州のサスケハナ川の中州にある。中洲の周囲が3マイル(1マイル=約1.6km)あるのでこの名がついた。

 問題の2号炉は1978年3月に試験運転を開始したものの、さまざまなトラブルに見舞われ、その年の暮れにやっと営業運転にこぎつけた。年内に定常運転に入らないと税の優遇が適用されないために運転を強行したともいわれている。

 79年3月28日午前4時ごろ、轟(ごう)音とともに原発が白い水蒸気を噴き上げた。原発関係者がもっとも恐れる、「炉心溶融事故」(メルトダウン)の幕開けだった。

 多くの大事故がそうであるように、スリーマイル原発事故も些細な故障と人為ミスからはじまり、それらが重なって大きくなった。タービンを回し終わった蒸気を水に戻す復水器の配管が目詰まりを起こし、主冷却水の給水ポンプが自動的に止った。同時に、設計した通りに原子炉が緊急停止した。あとは、炉心部をいかに冷やすかの問題だった。今回の福島原発事故と同じ状況だった。

 止まった主冷却水に代わって、緊急時に備えたバックアップの補助冷却水が注入されれば冷却が進むはずだった。ところが、その補助系が作動しなかった。42時間前に行われた整備点検時に、閉めた出口弁を開け忘れたのだ。だが、ここで最後の手段である緊急炉心冷却装置(ECCS)が自動的に作動し、高圧の大量注水を開始した。

 このまま、原子炉が冷えるのを待っていれば、炉心溶融は起こらなかったはずだ。しかし、操作の途中で運転員は炉内が満水状態になったと勘違いして、ECCSが作動を始めてから4分38秒後、手動で停止させてしまった。給水過剰によるパイプの破損を防ぐつもりだった。だが、実際は満水になっておらず、炉内の温度や圧力が急上昇し、水素が炉内に充満していった。冷却水を失って福島第1原発と同じように空だき状態になった。

 あちらこちらでアラームが鳴り響き、運転員らは何が何だかわからないままに右往左往するばかりだった。炉心溶融へと一直線に進んでいった。水素爆発が起こり、炉心が溶けだして燃料の45%に相当する62tが原子炉圧力容器の底に溜まった。圧力を下げるために「圧力逃がし弁」が自動的に開き、ここから放射性物質が外部に漏れだした。運転員による給水回復措置が功を奏し、事態が終息したのは事故発生から2時間18分後。人類がはじめて直面した原発の大事故だった。

パニックを起こした住民

 当時、新聞社のニューヨーク支局に勤務していた私は、事故直後に現場に飛んだ。ちょうど州知事が原発から8km以内の妊婦と学齢期前の子どもに対して避難を通告したときで、周辺の町は大混乱に陥っていた。さまざまなデマが飛び交い、どうしたらよいのかわからない絶望感と、どこへ逃げたらいいのか分からない焦燥感が充満していた。

 その後、避難対象は半径24kmの20万人に拡大された。お金を引き出すために銀行には長い列ができ、スーパーは買い出しの大きな袋を抱えた客でごったがえして商品の奪い合いがはじまり、ガソリンスタンドでは先を争う人たちがどなり合っていた。

 スリーマイル島から25kmの避難地、ハーシー(チョコレートで有名なハーシー社のある町)では核戦争用の待避壕の中で子どもが泣き叫び、親たちもパニックを起こしていた。一方で原発の対岸にあるゴールズボロ市は、2万人もの市民が争って町を逃げ出し、ゴーストタウンのような不気味さに覆われていた。「目に見えない」「臭いもない」「気がつかない間にすべてを汚染する」放射能の恐怖は、現場にいたものにしか実感できない。

 だが、幸運なことに放射性物質の外部への放出は最小限にとどまった。事故時の混乱を今回の福島原発事故を比較すると、日本人の冷静さや規律の高さは、欧米のメディアも報じている通り驚嘆に値する。政府や東京電力はこの「理解ある国民」に感謝すべきだろう。


 事故からちょうど3年後に、事故のあった建屋の内部に入ることができた。まず、その内部の巨大さにびっくりし、いたるところに散乱するパイプ、パネル、機器類に事故時の混乱ぶりを見る思いだった。

1986年4月26日午前1時23分
 ウクライナ共和国(旧ソ連)の首都キエフから約30km北にチェルノブイリ原発がある。

 「チェルノブイリ」とは、このあたりに多い雑草のヨモギの1種である。原発に近づくと検問所があり、ここで汚染地区専用のクルマに乗り換えなければならない。あたりには原野が広がる。よく見ると、リンゴやスモモの木が点在し、ジャガイモやキャベツの葉が顔をのぞかせている。放射能汚染によって強制的に取り壊された村の跡だった。

 事故発生から36時間経って突然、避難命令が出た。「3日分の食料持参」の指示に従って住民は着の身着のままでひとり残らずバスに乗せられ脱出した。イヌも後を追ってバスに飛び乗ったが、汚染しているという理由で放り出された。原発から30km以内に居住する約11万6000人のすべての人が移動させられた。

 かつてのチェルノブイリ市内に入ったのは事故発生から半年ほど経ったころだ。コンクリートのビルはまだ少し残っていたが、木造家屋はほとんどが取り壊されていた。巨大な建屋の並ぶ原発に近づくと、いたる所に瓦礫(がれき)や資材が放り出されていた。軍用ヘリコプターが数十機、コンクリートのパネルの大きな山、ねじ曲がった鉄材、鉄板…。それらが錆びた無残な姿をさらしていた。

 しかし、4基あった原発のうち、まだ2基が稼働中で720人が働いていたのには驚いた。構内では半袖シャツ姿の職員とすれ違う。職員の給与は事故後、危険手当を含めて2~3倍に跳ね上がり、それが魅力で8割の職員がとどまったという。

 事故が起こったのは、86年4月26日午前1時23分44秒(モスクワ時間)。事故の前、チェルノブイリ原発4号炉では、検査と燃料交換のためにいったん停止させるのを機に、ある実験が行われようとしていた。

 事故や停電が重なって原発のすべての電源が失われると、緊急時に大量の水を注入して炉心を冷やすECCSまで止まってしまう。そのときは非常用ディーゼル発電機に切り替わるのだが、動きだすまでに数十秒間の空白がある。その間の電力を確保するため、原発が停止してもしばらく回りつづけるタービンの慣性を利用して発電する実験である。

 停止24時間前の25日午前1時、停止状態にもっていくために出力を下げはじめた。だが、いくつかの操作ミスが重なって出力が下がりすぎた。このままでは実験が続行できなくなる。そこで運転員は、核反応を抑えている制御棒を手動で次々に引き抜いて出力を上げようとした。

 200本あまりの制御棒をほとんどすべて引き抜いた。ところが今度は逆に出力が急上昇しはじめた。緊急停止ボタンを押したが止まらない。あわてて制御棒を下げはじめたところで原発は暴走をはじめ、大爆発を起こし、火柱が夜空高く立ち上った。原子炉上部の1600tもあるフタが吹き飛ぶすさまじいものだった。

人類がかつて経験したことのない最悪の原発事故であり、最大の放射能汚染のはじまりだった。事故直後、火災は30カ所で発生していた。現場に駆けつけた消防士は、致死量の放射能と濃霧のような煙のなかで火と戦わなければならなかった。

 広島級原爆500個分もの放射性物質が飛び散り、風やジェット気流に乗って予想をはるかに超える広い範囲に広がった。ロシア科学アカデミー地球気象研究所の調査では、汚染はウクライナ、ベラルーシ、ロシア西部にかけて、101万1000km2と日本の面積の2.7倍に及んだ。人体に危険なレベルの汚染地帯は4100km2と、東京都のほぼ2倍になった。さらに風に乗って北半球全域に拡散していった。


原発の墓標

 ソ連政府の公式発表では、死者は運転員、消防士を合わせて33人だが、それ以外にも事故処理にあたった軍人や予備兵、地下から炉に接近するためのトンネル掘削に駆り出された炭鉱労働者など多数の死者が確認されている。

 放射能被害など長期的な観点から見た場合の死者数は、86年のウィーンでの国際原子力機関(IAEA)の非公開会議で4000人という結論になった。2006年になって世界保健機関(WHO)は9000人とし、国際がん研究機関は1万6000人、環境団体のグリーンピースは9万人と発表した。

 事故後の大混乱のさなか、考えられるあらゆる応急措置がとられた。放射能の拡散を抑えるために、コンクリート30万m3、鉄骨6000tなどをかき集めて、原発をそっくり覆ってしまう“石棺”をつくり上げた。作業部隊は重さ20kgもの防護服を着て、強い放射線のために1回の作業は1分13秒しかつづけられないという過酷な状況下で働いた。

 事故当時、原子炉内にあった燃料の95%が、現在も石棺の中に留まっている。内部の放射性物質の崩壊熱や雨水でコンクリートの劣化が進み、石棺が崩れるかもしれないという状態になっている。このため、外側をさらに新たな遮蔽壁で覆う計画が持ち上がっているが、膨大な建設費がネックになり、工事は進んでいない。

 これは、福島第1原発の運命を示している。海水まで注入した原子炉の復活はまずありえない。ということは、いずれ4基のならんだ石棺となり、原発の危険性を伝える墓標として無残な姿をさらすしかない。

 原発の寿命はなし崩し的に延長されてきたが、それでもせいぜい50年が限界であろう。私たちの世代はこの間に電力の恩恵を受けるが、「廃炉」になった後、炉内に放射性物質を大量に抱えた無用の長物を何千年も監視を続けなければならない子孫には理不尽な話でしかないだろう。


崩壊した安全神話

 原発の大事故でつねに問題になるのは、事故をめぐる情報の開示である。背後には、原子力専門家の傲慢さがある。「素人に説明しても理解できないし、下手に説明して誤解されてはかなわない」という態度である。

 チェルノブイリ原発の場合、当時のソ連政府は国民にも外国にも事実をひた隠しにした。スウェーデンの観測所が放射性物質の検出を公表して事故を否定できなくなってからも、被害は軽微なものと発表していた。

 しかし、ペレストロイカ路線を押し進めたゴルバチョフ元大統領が陣頭指揮を執ってからは、それまでのソ連では考えられないほど大量の情報が公になり、事故の実態がかなり明らかになってきた。

 振り返って、今回の福島第1原発事故では、過去の教訓が生かされているのだろうか。テレビに登場した東電や政府の担当者が「わかりません」「連絡がありません」「調査中です」を繰り返し、広報技術の稚拙さも加わってかえって不安を増幅させた。

 スリーマイル島原発の場合には、はじめての大事故とあって全貌がわかる専門家が払底し、世間に情報を提供する者がほとんど不在の中で混乱を極めた。しかし、電力会社側は事故3日目には現場近くに広報センターを設け、そこに多くの技術者が待機してメディアや一般市民に懇切丁寧に原発の仕組みや事故の現状を説明した。

 原発の“安全神話”も、今回の事故対策の大きな障害になっている。スリーマイル島やチェルノブイリで大事故が起きた後も、日本の電力会社はことあるごとに安全性を強調してきた。大事故の現場で、日本から視察にきた原子力の専門家に何人か会った。彼らは米ソの原発従業員の質の低さをあざけり、「こんな事故は日本では起こりえませんよ」と、日本の従業員の質の高さや管理運転技術の優秀さを誇った。

 大地震で原発が崩壊する危険性は、すでに1960年代の原発開発の創成期から指摘されてきた。とくに2007年の新潟県中越沖地震によって発生した新潟・柏崎刈羽原発の火災で緊急対策がほとんど役に立たなかったことで、地震に遭ったときの原発の危険性が研究者や市民団体から警告されていた。

 だが、安全だと言い続けてきたために事故発生を前提とした緊急時の待避計画などは公表するわけにいかず、突然、待避勧告を突きつけられた周辺住民はどこにどのように避難すればいいのかも分からないまま混乱した。

 「想定外の自然災害」はあり得ても、「想定外の大事故」はあってはならない。日本のような地震国では、今回の事故は「想定外」ではすまされないはずだ。とくに、原発のように外部との完全な隔離を前提に成り立つ技術にあっては、「想定外」はそのまま今回のような大惨事につながる。


報道されないFukushima(ふくしま)50

 東電の記者会見を聞いていて、これほど憤ったことはない。被災地の家庭は被災して電気料金を調べるメーターがないから、先月分と同額をを徴収するという。

被災して、停電し、寒さに震えて、ほとんど電気を使っていないのに、こんな悲しみに打ちひしがれているときに、あこぎに電気料金を徴収するという東電の副社長は、人間の心もなく、被災者の痛みもわからず、経営ばかりを優先させる。これが東電なんだと思ったら、電気代など払いたくないという気になる。

避難のために航空運賃を無料にしたり、被災者の携帯代を無料にしたりという英断を下す会社があるかと思えば、東電のように社長が謝罪会見に現れもしないで、被災者に電気代を請求する愚かな非人間的な会社もある。怒り心頭に達するとはこのことだ。

 Fukusima(ふくしま)50のことは、「メルトダウン直面の危機を隠蔽?」http://wajuntei.dtiblog.com/blog-entry-1208.htmlで書いたが、この日本ではほとんど知られていない決死隊のことが、外国メディアではこぞって報道されている。

ニューヨークタイムスは、原子炉の監視に通常時は1基当たり10~12人が配置されているが、今回の危機的な状況にもかかわらずほぼ同数の人数しか残されていない点を指摘。また東京電力は、50人の氏名など個人情報を非公開としており、また作業員が疲労、発病した際にどうやって原発から救出するか言及していないということを伝えている。


日本では氏名すら公表されていない。被爆して入院した作業員でさえ。これら海外メディアから「ふくしま50」と名づけられた人達は、特攻隊のように美談で塗り固められ、氏名も公表されないまま闇から闇に葬られてしまうのだろうか?

今までも原発に携わる者の被爆については、ほとんど一般には知られないまま癌や白血病で亡くなっていることが、ネットなどでは言われている。今まではこれら原発従事者の被爆は、原発推進の支障になると一般には知らされずに日本では報道されずに来たのかもしれないが、今までがどうであれ、放射線と炎に勇気を持って立ち向かう核の惨劇が広がるのを防ぐ最後のとりでとなるわずかな数の技術者が、数百万人の日本人が被爆する危機を防ごうとしている。

今後の救出や保障などを考えるとき、氏名も公表されず、原発の犠牲として闇から闇に葬られないよう、既存メディアもネットブロガーなども、これらの人たちのことを正しく伝え、決して美談だけに終わらせず、人権を守りながら報道していくべきだと思う。

東電はこれらの人たちについての情報を公開して、テレビ・新聞も報道するために東電を追求すべきである。頑張っている今の姿を報道すべきで、死んでからの美談や、いっさい何も知らされず闇に葬られるようなことは、日本を救うために現場で作業されている方々に私達の生命を託している以上、決してすべきではない。

ここでは、「Asia Pacific . The Aftermath in Japan | March 24,2011 」から海外メディアが伝える震災の写真(右上の三角をクリック)と、「MAIL ONLIN News 」から原発内で従事する作業員の写真を。また、「asahi.com 」から「原発、過酷な現場 食事はカロリーメイト・椅子で睡眠 」という原発従事者のおかれている実態と産経ニュースの『東電、未明の会見で高濃度「1万倍」に沈黙 「調査中」繰り返す 』という放射濃度について。そして、「Fukushima 50 ふくしま 50 」について「徒然なるままの言霊・言魂 」ブログとウィキペディアから見てみた。

_______________________________

Asia Pacific . The Aftermath in Japan | March 24,2011
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html#204


MAIL ONLIN News

First pictures emerge of the Fukushima Fifty as steam starts pouring from all four reactors at the stricken nuclear power plant

http://www.dailymail.co.uk/news/article-1369216/Japan-nuclear-crisis-Fukushima-Fifty-pictures-inside-nuclear-power-plant.html










asahi.com


原発、過酷な現場 食事はカロリーメイト・椅子で睡眠

http://www.asahi.com/national/update/0324/TKY201103240475_01.html
2011年3月25日8時1分

福島第一原発の復旧作業から休憩に戻り、線量計の測定を受ける東京電力の作業員=23日、福島県いわき市の小名浜港、河合博司撮影
 
震災から25日で2週間。東京電力福島第一原発は予断を許さない状態が続く。一方で、現場の作業環境も劣悪さを増している。その一端を、東電社員の家族が明かした。

 「睡眠はイスに座ったまま1、2時間。トイレは水が出ず、汚れっぱなし」

 今週初め。神奈川県に住む女性のもとに、第一原発で復旧作業にあたっている夫から初めて電話があった。夫は40代、東京本社の原発部門の社員だ。11日の震災発生後からほぼ連日、対応のため会社に泊まり込んだ。16日、ようやく自宅に戻ったが、出勤すると、そのまま第一原発行きを命じられた。

 「ヘリに乗る。福島に行く」

 こんなメールを最後に、メールも電話もつながらなくなった。

 16日は3号機から白煙が上がり、放射線量が上昇。自衛隊は上空からの放水を断念した。東電の会見では、夫の旧知の同僚がつらそうな顔で対応を迫られていた。

 「お父さん大丈夫かな」。2人の小学生の子どもも不安を口にした。

 夫は原発部門を希望したわけではなかった。理系の大学を出て入社し、「たまたま配属された」。以後、原発の現場と本社勤務を繰り返した。2007年の中越沖地震の際、柏崎刈羽原発で火災が起きた時も現地に2週間ほど詰めた。当時はメールや電話で様子を知ることができたが、今回は音信不通。自衛隊が接近をためらうほどの放射能の中で、「いったいどうしているのか」。

 20日、ようやく本社の専用線を経由して自宅に電話があった。「食事は“カロリーメイト”だけ。着替えは支給されたが、風呂には入れない」。あまり感情を表に出さない夫は淡々と語り、2分ほどで電話を切った。

 23日の電話では、「そろそろ被曝(ひばく)量が限界のようだ」。交代はまだか。もし夫が健康を害したら、家族はどうなるのだろう。政府に頼りたいが、新聞やテレビのニュースによると、菅直人首相は東電幹部に「撤退などありえない。覚悟を決めて下さい。撤退した時は、東電は100%つぶれます」と怒鳴ったという。不安と、悲しさがこみ上げた。

 24日、原子力安全・保安院が、3号機のタービン建屋地下1階で作業員3人が被曝したことを明らかにした。

 国民の、電力会社への厳しい視線は理解できる。でも、「いま体を張っているのは、家庭を持つ、普通の市民であることもわかって欲しい」。(佐々木学)
________________________________
産経ニュース

【放射能漏れ】
東電、未明の会見で高濃度「1万倍」に沈黙 「調査中」繰り返す

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110325/dst11032509340012-n1.htm
2011.3.25 09:27

福島第1原発1号機の中央制御室に電源を供給するため、移動式発電機に燃料を補給する東京電力社員=23日(経産省原子力安全・保安院提供)
 

 福島第1原発3号機で作業員が踏み入れた水の放射性物質の濃度が原子炉内の約1万倍だった問題で、25日未明に都内で会見した東京電力の担当者は「どんなルートで水が出てきたのか分からない…」と多くを語らず、沈黙した。

 会見が始まったのは午前3時50分。作業服姿の3人が約30人の記者に紙を配ると、記されたデータを淡々と棒読みした。「3・9掛ける10の6乗ベクレル、パー立法センチメートルとなっております」

 数字の意味を尋ねると、「高濃度です」「4オーダーほど高い数値です」。記者の「ゼロが四つで、1万倍ということですか」との問いにやっと「はい、そうです」と答えた。

 原因については「調査中」「分かりません」を繰り返し、当日に線量を調査しなかった危機管理の甘さを指摘されると、困惑の表情で「水が流れてきた経緯を調査する」と話した。


__________________________________


徒然なるままの言霊・言魂

Fukushima 50 ふくしま 50

http://blogs.yahoo.co.jp/chu_chan24/64163324.html
偉大な日本人も積極的に取り上げたいと思う。
前向きに。

Fukushima 50-wiki(英語バージョン)http://en.wikipedia.org/wiki/Fukushima_50
Fukushima 50-wiki(日本語バージョン)http://ja.wikipedia.org/wiki/Fukushima_50


朝日新聞 天声人語より 
(3月18日付)

震災で大きな被害を受けた岩手県は 宮沢賢治が生まれ暮らした土地でもある
賢治の思想の結晶の一つとされる 名作「グスコーブドリの伝記」は
一人の若者が 自らを犠牲にして人々の命の糧を守る話だ
きびしい冷害で飢餓が迫る中 火山島を噴火させて気候を暖かくする計画が立てられる
だが 仕掛けのために島へ渡った者のうち最後の1人は島から逃げられない
若いブドリが その役を買って出る

福島第一原発で続く必死の作業に はからずも思い浮かんだ
科学の創りだしたものが 生みの親の制御を超えて のたうち 暴れる
人類の「滅び」の可能性を秘める核の 深刻きわまる暴走である
人体を脅かす放射能と闘い 恐怖を抑えて踏みとどまる原発従事者の事なきを 
祈らずにはいられない

米紙ニューヨーク・タイムズは16日付の1面で
苦闘する「無名の50人」を「最後の砦(とりで)」と称賛した
触発された米テレビは「フクシマ・フィフティ(福島の50人)」と盛んに流している

だが 彼らは英雄である前に人間なのだ
現場の夫を案じる妻が 日本のテレビに語っていた
冷静ながら不安を隠せぬ口調に 胸が痛んだ

しかし 誰かが怪物を封じなくてはならないのも 一方の真実
身を切られるような背反に私たちは立ちすくむ
歳月と文明は さかさまには行かない 

電気を知った我々はもう灯(ひ)を消しては暮らせない
今はただ 犠牲によって大勢が幸せになる賢治の物語とは 異なる結末を切に願う
必ずや家族のもとへ 全員無事に帰ってほしい

「Fukushima 50」を知っていますか?

http://media.yucasee.jp/posts/index/7009



「Fukushima 50」という名前が、われわれ日本人が知らない間に海外で大きく知られる存在になっている。

これは、福島原発で残って作業する東京電力や関連作業員たちの呼称だ。文字通り命がけで戦っている50人のチームに対しての賛辞の報道が、海外メディアでは多く見られる。もちろん、日本では報じられることがないのは残念な限りだが。

詳しく知りたい人は、すでにウィキペディアでも、「Fukushima 50」の項目が作成されているくらいだから、一読してみると良いだろう。

英BBC、米ABC、CBSなどのテレビでは、灯りのない原発施設の中で、白い防護服を着用して原子炉の爆発を防ぐための作業に従事していると報道されている。

まさしく「名もなき英雄」。勇敢な作業員たちに「Fukushima 50」の名前が付けられ、そう呼ばれている。いつ終わるともわからない戦いが続く英雄たち。私心を捨てて取り組む姿には、同じ日本人として誇らしい限りだ。


原発作業員に海外からエール 「50人のヒーローを称えよう」



危険な状態が続く福島第一原子力発電所で、緊急作業にあたる人たちを励ます声が相次いでいる。欧米メディアは特集を組み、作業員の人数が50人と伝えられたことから、「フクシマ・フィフティーズ」と命名するところもある。
国内でも、ツイッターなどで作業員の身を案じる投稿やコメントが見られる。

数百万人を救おうとしている「放射線と炎に勇気を持って立ち向かうわずかな数の技術者が、福島第一原発に残っている。おそらく彼らは、核の惨劇が広がるのを防ぐ最後のとりでだ」

 米ニューヨークタイムズ紙電子版(NYT)2011年3月15日付の記事では、福島第一の作業員を特集している。記事は、「無名の作業員50人が、燃料棒の一部が融解して放射線物質を放出している危険極まりない原子炉に海水を注入して、数百万人の日本人が被爆する危機を防ごうとしている」と続く。

東北関東大震災の影響で停電となり、真っ暗な原発施設内を、懐中電灯ひとつを頼りに動く作業員。頻発する爆発音を耳にしながら、放射線から身を守るために白い防護服をまとい、重たい酸素ボンベを背負って作業に携わっていると臨場感をもって伝えている。

 一方でNYTは、原子炉の監視に通常時は1基当たり10~12人が配置されているが、今回の危機的な状況にもかかわらずほぼ同数の人数しか残されていない点を指摘。また東京電力は、50人の氏名など個人情報を非公開としており、また作業員が疲労、発病した際にどうやって原発から救出するか言及していないと伝えた。

 米3大ネットワークのひとつ「ABC」はニュース番組の中で、「勇敢な作業員たち」と題したリポートを制作。作業に従事する人の家族が、自身の心境をつづったというメールを紹介した。それによると、父親が食料も水も尽きかけた状態で作業を続けているが、父親は「運命だと受け入れている。死刑宣告のようなものだ」と話したそうだ。ABCのウェブ版ニュース3月16日の記事の見出しは「フクシマ・フィフティーズ 危機迫る原発にとどまる50人のヒーロー」だ。

 「フクシマ・フィフティーズ(Fukushima50)」の呼び名は、米公共放送PBSのニュース記事にも使われている。ツイッターでは、同じ話題を共有できる機能「ハッシュタグ」に「Fukushima50」が加えられ、「多くの人を救おうと命をかけている作業員に神のご加護がありますように」など、国内外から応援のメッセージが続々と書き込まれている。

「ノーベル平和賞に値する」!? SNSの「フェイスブック」には、「福島原発の50人の英雄を称えよう」と題したページが開設され、すでに2000人近い「ファン」が集まった。福島原発の情勢は、海外でも大変注目されているだけに、コメントを見ると主に英語で、「ヒーローたちの名を知りたい」「世界中が感謝している」「本当に尊敬します」との内容が並ぶ。

  国内でも、ネットを中心に作業員に関する話題が盛んだ。ツイッターに投稿したある女性は、原発業務に従事していた父親が定年まで半年というときに福島第一の事故が発生、「志願」して現地の作業の応援に赴くことを決めたという。「家では頼りなく見える父が、この上なく誇りに感じた」という女性のつぶやきは、米ABCニュースでも紹介された。ツイッターには作業員たちについて、「ノーベル平和賞?彼らはそれに値する」との書き込みもある。

原発の作業員と称する人物のブログも関心を集めている。自身は福島第二原発に勤務しているが、父親が福島第一で作業をしているという。事故が起きた後の3月16日にもブログを更新し、応援のコメントに「涙が出ます」と喜ぶ一方、父親だけでなく家族とも地震後に連絡がとれていないと嘆く。

 「もし(家族が:編集部注)亡くなっていたとしても、覚悟はできています。途中、何度も助けにいきたかったけど、私情は挟むことはできません」「今私達にできることは、一刻も早く原発を安定させることです」と、強い調子で胸の内を明かしている。携帯電話のブログサービスを利用して開設されているこのブログは、アクセスが殺到して閲覧しづらい状態が続いている。


ちなみに、対照的な人たちもいる。
あの極限下、責められはしない。


保安院は、福島第1原発に通常7人いる、安全を監督する立場の保安検査官が17日までに、福島県庁に避難して一人もいないことを明らかにした。
http://media.yucasee.jp/posts/index/7009
だからこそFukushima 50をはじめ、
原発を止めようとしている人たちの勇気は偉大なのだ。
________________________________

ウィキペディア

Fukushima 50

http://ja.wikipedia.org/wiki/Fukushima_50
Fukushima 50(フクシマ・フィフティ)は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の際、福島第一原子力発電所の対応業務に従事していた人員の内、同発電所の事故が発生した後も残った約50名の作業員に外国メディアが与えた呼称[1][2]。人数はその後変動している。 


概要

[編集]「福島第一原子力発電所事故」も参照

2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震の後に発生した津波によって福島第一原子力発電所の原子炉の冷却機能が停止し、それらの復旧作業や応急処置の為に同発電所には社員を含め約800人の従業員が従事していた。しかし、懸命の復旧作業にも関わらず、原子炉1号機の水素爆発など度重なる原子炉爆発事故が発生し、遂に3月15日には、原子炉4号機の爆発と火災が発生。

この4号機の爆発は使用済み核燃料プールに保管していた「使用済み核燃料」が建屋(たてや)上層にあり、爆発によってそれが露出した可能性があるのと放射線が飛散した可能性がある為、これらの危険回避の為に人員約750人は東京電力の指示によって避難した。

しかし、約50人が現地にとどまり、福島第一原子力発電所の被害を食い止めることに尽力した。メディアは彼らを地名と人数を合わせた「Fukushima 50」の呼称で呼び始めた[1]。

しかし16日朝、検出された放射線の高さから健康への影響が懸念され、彼らは短い時間一時的に避難しなければならなくなった。彼らが現場に戻ったとき、あらたに130人以上が加わり、当初の約50人に加え総数は約180人になったと報告された[3]。

3月18日には柏崎刈羽原子力発電所や送電線敷設要員も加わり、総勢580人の体制になった。東京電力や子会社の東電工業や東電環境エンジニアリングなど、また東芝や日立製作所の社員なども加わっている[1]。

人数は増えていったものの、Fukushima 50の名前はそのままメディアで使われ彼らを総称する言葉となった。

彼らの勇気に、日本の内閣総理大臣菅直人は「この危機的状況を解決できるのはあなたがただけです。引くことは考えられません」と述べ[4]、作業員や申し出て原子炉の安定の任務につく人たちを賞賛した。彼らは比較的高齢であり、生殖可能年齢を超えた者が多く、長く放射線に晒されてもその影響は自然死を迎えるまでには現れにくいと考えられる[5]。

彼らの活動には、爆発によってもたらされた損害と放射能濃度の測定も含まれていて、海水で損傷した原子炉を冷却し、火災の危険を除くことに取り組んだ。彼らは、放射能汚染を受けるリスクを承知で現場にとどまった[2]。

放射能の危険レベルは非常に高く、半径20kmの避難地域が指定され、またメディアは厳しい状況が将来彼らの健康に重大な悪影響がありえ、場合によっては死に至りうることを指摘した[6]。

状況
[編集]
作業環境

[編集]作業員は発電所の放射能汚染から守られた避難場所で寝食を交替でしていると報じられている。避難場所は平均的なリビングルームぐらいの広さだとアメリカのABCニュースは報じている[7]。

放射線

[編集]「シーベルト」も参照
原子力発電所での作業における国際的な放射線被曝限界は5年間平均で年20mシーベルトであり、1年あたり50mシーベルトを越えてはならない。しかしアメリカ合衆国環境保護庁は緊急時に対処する要員は「高い財産を保護するため」100mシーベルト、「多くの人々の生命を助け保護するため」250mシーベルトまでを許容している[8]。

日本では、事故に直面した際の最大許容量を1年で100mシーベルトとしていた。しかし2011年3月15日、厚生労働省は福島第一原子力発電所の状況を鑑みて、これを250mシーベルトまで引き上げた[9][10]。

発電所の作業員たちは放射線に対して万全の体制で臨まなければならず、突発的で予想されなかった放射線量の増加にも備えなければならない[11]。 2011年3月15日(火曜日)朝、1時間あたり1000mシーベルトが検出された瞬間には、作業員たちは一時退避しなければならなかった[12]。これは事故を通じて最大の測定値だった。

1日に250mシーベルトの放射能を浴びた場合、状況によっては即座に兆候が現れる場合がある。吐き気や食欲不振の症状から、骨髄、リンパ節および脾臓へのダメージである。一般的に、1-3シーベルトのレベルではより大きな影響が現れて、保証の限りではないが回復が難しくなる。3シーベルトでは深刻となり、皮膚の剥離や出血、生殖障害などが現れ、治療が施されなければ死に至る場合もある。

爆発

[編集]15日第4原子炉で爆発と火災が起こった際に、Fukushima 50は現場にいた[13]。 そこでは、彼らに状況をはっきり知らせることがされなかったため、どの程度の放射線が放出されていて、パニック発生を恐れた日本政府が緘口令を敷く可能性があるかもと混乱した[14]。

メディアや政府の反応

[編集]メディアは、現場に残った従業員たちの勇気を讃え、彼らをヒーローと紹介し、Fukushima 50の名が知れ渡った。フランスのFrance 24は彼らを"Japan's faceless heroes"(日本の顔が知れない英雄たち)と紹介した[15]。

イギリスの新聞ガーディアンは、"Other nuclear power employees, as well as the wider population, can only look on in admiration"(他の原子力発電所に従事する者たちは、他の多くの人々と同様に、強い賞賛をもって見ていることしかできない)と書いた[16]。ドイツのニュースサイトで彼らの献身さは四十七士にたとえられている[17]。中国語のニュースサイトは彼らを"福島50死士"と名づけた[18]。

プロフィール

和枝

Author:和枝
 高校教師をやめ、ガーデニングのブログを書くうちに、気づいた小沢問題の陰に潜むマスコミや検察の腐敗をブロガーたちと追究し、小沢一郎氏の無罪判決を得ることができました。

「和順庭の四季おりおり」と題したブログの時から御支持いただいた真実を追究する仲間や冤罪被害者の皆様に支えられ、市民メディア「ツイートテレビ」を立ち上げ、私も生まれ育った東京を離れ、「生活の党と山本太郎と仲間たち」に習い、心機一転、主人の郷里・徳島にてエネルギッシュで常に現実に向き合い情報発信する生活をしています。
 
 それに伴い「和順庭」と名づけた庭も徳島県へ引っ越しました。



※寄付のお願い
■郵便局からの振込みの場合
口座 ゆうちょ銀行
記号 10000 番号 88352491

■銀行からの振込みの場合
口座 ゆうちょ銀行
店番 008 普通預金
口座番号 8835249
口座名 服部 和枝

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。