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小沢裁判:政治資金規正法違反ではない

 

 今までの裁判は、専門家でさえ違法性を問えないような期ずれについて議論が続けられていたということがわかった。

司法試験・公認会計士試験・不動産鑑定士試験に合格して、明治大学政治経済学部経済学科卒業(首席・経済学士)、東京大学法学部第1類(私法コース)卒業(首席・法学士)で現在筑波大学教授、、公認会計士や中小企業アドバイスなど会計のプロとして、数百の著書がある法学者弥永 真生(やなが まさお)氏が証人として出廷した。

 すでに、弁護人からの依頼で会計処理についての質問事項への意見書を提出しているようで、それについての質問があった。一般の会計処理と政治資金の会計処理についての違いや、会社の規模や上場されている企業かなどにより、求められる会計処理が違う事などが話された。

 収支報告書については、会計の専門家でなくてもできる程度が求められ、総ての資産や負債などを計上するのではなく、かぎられた金銭出入りなどの重要情報だけを記載し、そのことによって国民がより確実・重要な情報が誤解なく見られることが求められるということだった。

したがって、上場企業などの会計処理は貸借対照表のある複式簿記であっても、政治団体の会計処理は単式簿記で、家計簿・お小遣い帳のレベルで、「非常に乱暴な言い方になるが、主婦が家計簿をつけるレベルにかなり近い。せっかくつけたから、配偶者に報告する、そういうイメージだ」という認識を示した。

 政治団体というのは、誰でも市民参加できるようになっている。私も区議選に立候補したときに、政党に所属してないと何も選挙活動ができないので、東京都の選挙管理団体に政治団体の申請をしたことがある。会計責任者と代表などがいればすぐに受理される。それぐらい幅広く一般市民の政治参加への間口が開放されているといってよい。

既成政党ならいざ知らず、政治団体というだけでは代表や副代表、会計責任者ぐらいの団体だってある。当然、会計を担当するのはほとんど素人ということになる。そんな団体でもできる程度のことを求めている会計処理であり、収支報告書なのだということは、理解することができる。

 複式簿記の場合には、前払い金などの項目についての記入欄があり、前年度に記入して、次年度に消去することもできるが、単式簿記の場合は、記入するところもなく、みなし計上してもしなくてもいいし、書かなくても翌年度の本登記のときに記入すればよいということになる。訂正することもできるし、またその年に訂正しなければならないということもない。

 できるだけ国民にわかりやすいという観点からすると、契約や代金授受があっても仮登記なら法的形式とはいえず、そのとき記入して本登記のとき記入するとそれを見た国民が理解しにくいので、一月の本登記だけを記入する方が望ましいだろう。二重計上はしないほうがいいということだ。

 しかし、仮登記のときに代金を払っていても、まだ確実に登記されるか不明なので記載してもしなくても違法とまではいえない。施行規則でも、前払い金や未払い金とかの記載を要求されていない。(記載する場所・項目が単式簿記にはないので)

 年をまたいだとしても一月の本登記までに記載すればよく、このような会計処理だからおかしいとはいえない。会計について素人が行うことを考慮すれば、いつ本登記するか確定していない段階では書けず、本登記してから記載するようになる。

 会計に疎く、所有権移転の時期を会計責任者が判断できる力を持っているとは限らないので、本登記の時点で認識したとしても違法ではない。17年の収支報告書に載せても違法ではないということだ。

 政治資金規正法や施行法などから見ても、この陸山会の収支報告書が違法と断定はできないというのが、この証人の結論のようだ。「たとえ不適切だったとしても違法とはいえない」と、指定弁護人の追及にもはっきりと述べた言葉が印象に残っている。

検察も裁判所も裁判を傍聴して、最初からこの単式簿記記入ということを理解せず、資産の何から何まで記載すべきで、それがなければ違反と決めてかかっているようだった。誰が見てもこれで無理に有罪とする根拠など何もないことがわかる。

 検察特捜部が何としても有罪にしたいと違法でないのに違法としようとし、そのために偽造報告書や女性秘書監禁犯罪を犯している。裁判所は、検察の犯罪を裁く立場におかれた。

「小沢裁判:法廷で田代・民野検事の犯罪明らかに」
http://wajuntei.dtiblog.com/blog-entry-1440.html

 これ以上国費をかけ、無意味な裁判を続けるべきでない。いっさい沈黙を貫く既存テレビ局には、もはや無罪捏造機関を追及することはできない。誰が無実の人達を守るのか?冤罪捏造の場となりはてた検察特捜部や裁判所などの司法の腐敗を、どれだけ市民メディアや心ある既存メディアの人達が追及して、霞ヶ関を正常に機能させられ冤罪被害者を救えるのか?それは私達にかかっている。

 この裁判を傍聴して、午前中は、収支報告書は単式簿記記入で、家計簿や小遣い帳レベルということがポイントだったが、午後の傍聴から、この裁判のポイントは、政治資金規正法違反と断定できないということだったように思う。

 天木直人氏は、そのブログで朝日新聞が社説で激しく検察批判をしていたことを挙げ、

 「日頃小沢批判を繰り返す朝日がここまで検察批判を激しく行うのは
異常だ。なぜか。それはドジを踏んだ検察に対し怒りをぶつけているのだ。同時に、小沢無罪判決にそなえアリバイ作りに励んでいるのだ。」

と述べている。

 参考までに「産経ニュース」を挙げたが、誤記入と思われる箇所やまとめ方に私からみると疑問があるように思う。また、重点の置き方も違うように思える。

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ツイートテレビ
8億円の返済? その裁判所の手口は解明済み


当たりました!傍聴することに。


いつも傍聴に来ている方にインタビューしました。

面白かったのは、小沢さん側の弁護士に田代検事が追及されていて、検察側の指定弁護人がつい隣の人に首を振りながらつぶやいた、「もうだめだ」との一言。それをこの人は聞き逃さなかった。

また裁判官らもマスコミに洗脳されている?カメラがはいって裁判も可視化されれば、どれだけ現在、いいかげんな裁判が行われているかわかってくるのに


小沢裁判3:収支報告書は主婦など素人でもつけられる家計簿程度の記録


小沢裁判4:会計処理専門家の意見を聞いた裁判が終わって(地下鉄の電波状況が悪い中で中継)


小沢裁判5 まとめ 会計処理専門家の意見を聞いた裁判が終わって


小沢裁判6 結論 会計のプロから見たら違法性なし


小沢裁判7 結論 会計のプロから見たら違法性なし


ツイートテレビ12月21日
政治資金規正法違反ではない


ツイートテレビ12月22日
検察の意のままになる恐怖の検察審査会

動画中で、「水谷からの4億円」と言っているのは、小沢さんからの担保の4億円のことです。お詫びして訂正します。
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http://www.amakiblog.com/archives/2011/12/21/#002122
天木直人ブログ

小沢無罪判決を想定して逃げの手を打った朝日の社説 

 
この公判について、12月18日の朝日新聞が社説で激しく検察
批判をしていた。

 日頃小沢批判を繰り返す朝日がここまで検察批判を激しく行うのは
異常だ。

 なぜか。

 それはドジを踏んだ検察に対し怒りをぶつけているのだ。

 同時に、小沢無罪判決にそなえアリバイ作りに励んでいるのだ・
 
     (有料配信のため、詳しくは直接ブログへ)




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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111220/trl11122022180007-n1.htm

産経ニュース
【小沢被告第11回公判】
会計専門家「収支報告書は家計簿と同じレベル」

2011.12.20 22:13 (1/5ページ)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で20日、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第11回公判が開かれた。この日、証人として出廷したのは、筑波大学の男性教授。会計学の専門家だ》

 《陸山会は問題となっている土地について、平成16年10月に購入代金の支払いを終えたが、所有権移転の本登記を行ったのは翌17年1月。土地代金の支出は16年分ではなく、17年分の政治資金収支報告書に記載している。検察官役の指定弁護士は、これが「虚偽記載にあたる」と主張しているが、これに対して弁護側は本登記を基準にした記載に違法性はないとしている》

 《午後1時10分、明るい青色のネクタイを着けた小沢被告は入廷すると、裁判官らに向かい、一礼した。大善文男裁判長が開廷を告げる》

 《続いて、証人の教授が入廷。弁護側は商事法、制度会計を専門とする教授の略歴などについて確認した後、企業における会計処理の方法について質問を始めた。教授は、企業については情報提供先として想定されるのが投資家や債権者らで、財政見通しなどを含めた広範な財務状況の開示が求められるのに対し、政治団体は「より『固い』確実な情報を提供する目的がある」と指摘。「経済実態」を示す企業会計と対比させ、政治団体が開示すべき情報を「法的形式」という言葉で表現する

____________________
2011.12.20 22:13 (2/5ページ)

 弁護人「『法的形式』がより重視される理由はありますか」

 証人「形式であれば外部から見ても分かる状態で会計処理され、主観の見積もりが入りづらいです」

 弁護人「他にメリットはありますか」

 証人「(会計書類の)作成者も予想の見積もりを立てる必要がなく、簡単です」

 弁護人「専門知識がなくても『法的形式』であれば会計処理できると?」

 証人「おっしゃる通りです」

 《教授はすでに提出した意見書の中で、「法的形式」の観点に基づけば、本登記の時点で土地代金の支出を収支報告書に記載した陸山会側の対応に問題はなかった、としている》

 証人「不動産の引き渡し時を特定するのは難しい場合もある。客観的に確定される登記時が、中小企業であれば基準になります。むしろ、本登記していないものを収支報告書に計上することに問題が生じる可能性もあります」

 弁護人「資産取得と支出の計上時期は、同一年度であったほうがよいと考えますか」

 証人「支出だけ記載され、資産の記載がなければ、誤解を生む恐れがあります。例えば前年に5万円の手付金を払い、翌年に95万円で資産を取得したとしても、資産取得代金が『95万円』と記載されるべきではないと考えます」

 《教授は会計学の視点で、資金管理団体の帳簿について、一般企業と同様の厳格な基準で論じるべきではないと繰り返し強調する》

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2011.12.20 22:13 (3/5ページ)

 弁護人「政治資金規正法は、資金管理団体にどの程度のレベルの会計処理を求めていますか」

 証人「現金の収支がきちんとしているかどうかを求めているが、公認会計士も監査法人も通さない仕組み。非常に乱暴な言い方になるが、主婦が家計簿をつけるレベルにかなり近い。せっかくつけたから、配偶者に報告する、そういうイメージだ

 《「主婦」は政治資金団体の会計責任者、「配偶者」は国や国民を指すのだろうか》


 弁護人「会計学の専門家でなくても作れるのが収支報告書ということですね」

 証人「会計だけでなく、法的な知識がなくても作成できるもの。(一連の土地売買が)終わっていないから記録しなくてもいい、という素朴な感覚を否定するルールを(政治資金規正法が)定めているとは考えられません

 《弁護側の尋問が終わり、30分の休廷を挟んだ後、指定弁護士側の反対尋問が始まった。小沢被告は開廷時と同様に一礼して入廷し、肩を上げ下げしリラックスした様子で席に座る》

 《質問に立った指定弁護士は、教授の意見書は前提事実に問題がある、と指摘した。不動産会社と陸山会は16年10月に、同月内に売買が完了するとの契約を結んだが、登記は翌17年1月に行われた。弁護士側はその過程で「売買契約が売買予約契約に変更された」と主張、指定弁護士側は「売買契約は10月中に完了した」としているが、この争点が欠落している、という内容だ》

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2011.12.20 22:13 (4/5ページ)
 指定弁護士「売買予約契約に変更されたと理解したんですか」

 証人「変更と推測しました。若い頃には法学を勉強した身ですから。暗黙の理解で当然、契約内容の変更があると思ったが、意見書では会計学の専門家として、そのことに直接ふれていません」

 《指定弁護士は本登記を17年1月にする、という内容の司法書士あての委任状を廷内モニターに表示した。委任状は本登記日の「1月7日」部分が手書きされている。実質的には、16年中に売買に関するすべての業務が終わっていたとして、指定弁護士は教授に質問。これは、教授が意見書を提出した段階で持ち合わせていなかった情報で、指定弁護士側は判断の変更を迫っていく》

 証人「白紙で委任状が出されていたなら、(16年に)所有権の移転がなかったというのは無理がある、ということはありえます。しかし、(「1月7日」が)事後に埋められたのでなければ、やはり最終的に手続きが終わったのは1月7日となる。会計学的な評価は難しいです」

 《指定弁護士との押し問答が続くが、自説の撤回には頑として応じない教授。根負けした様子で質問が終わり、別の指定弁護士が質問に立つ》 

 《指定弁護士は16年分の収支報告書で、登記を終えていない別の不動産が、売買契約段階で記載されている点を指摘。矛盾を強調するが、教授は「16年分の収支報告書に土地購入を記載したくなかった、という動機1つでは、翌年の記載が合理性を欠くとはいえない」「矛盾の可能性はあると思うが、はっきりいう根拠がない」と繰り返し、指定弁護側に言質をとらせない》

 《指定弁護士の尋問が長引き、裁判官の尋問は閉廷予定の午後5時を過ぎて開始される。左陪席の裁判官は、土地取得と報告書の記載の「期ずれ」の問題について疑問を呈する》
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2011.12.20 22:13 (5/5ページ)
 裁判官「16年に取得した土地を17年分の収支報告書に記載してかまわないということですね」

 証人「そうです」


 裁判官「どの条文を解釈しているんですか」

 証人「取得年月日を書けという(政治資金規正法の)要求は、報告書を作成する人が、本登記した日を書くと理解されます。16年に土地取得を書けないのに、支出だけ書くのはアンバランスです」

 裁判官「でも、司法上は誤りなんですよね」

 証人「土地取得が(年内に完了していると)特定できていれば、誤りです」

 裁判官「後で誤りが分かっても、直さなくていいのですか?」

 証人「難しい質問です。企業が過年の誤りを一つ一つ訂正しているかどうか…」

 裁判官「誤りは直した方がいいですか」

 証人「直した方がいいか、そこまで要求されているかどうかは言い切れません

《右陪席の裁判官も、この日の論点となった法解釈について改めて数点確認。大善文男裁判長は質問せず、審理を終えた》

 《次回期日は年明けの1月10、11日で、いよいよ小沢被告の被告人質問が行われる。大善裁判長から日程を告げられ、小沢被告は「わかりました」とはっきりと返答した》

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 鈴木宗男氏の国政復帰待望・小沢支援デモ

12月18日(日)銀座で、鈴木宗男氏の国政復帰待望デモ~冤罪被害議員の名誉回復を求めて~が、検察の政治的捜査と不当裁判により政治活動を阻害され、マスコミの偏向報道による汚名を今なお被る小沢一郎議員、石川知裕議員への応援も兼ねて、行われた。

そのデモでのインタビューとデモ参加者で検察や裁判所から不当な扱いをされていて、それを鈴木宗男氏に直訴しようとしていた(鈴木氏はデモには参加されていなかった)橋本徹大阪市長と協和特許法律事務所にだまされた発明家の 臼井さんの胸の内を語ってもらった動画をアップした。



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12月18日(日)銀座  鈴木宗男氏の国政復帰待望デモ

実施のご案内

2011年12月18日(日)銀座
鈴木宗男氏の国政復帰待望デモ~冤罪被害議員の名誉回復を求めて~

一年間の服役を経て、新党大地代表・鈴木宗男氏が仮釈放となりました。

地検特捜部の国策捜査により受託収賄罪などに問われながら、終始一貫して潔白を訴え、現在も「生涯政治家」として政界復帰をめざす鈴木宗男氏を応援する、国民デモを実施いたします。

また、鈴木氏と同様に、検察の政治的捜査と不当裁判により政治活動を阻害され、マスコミの偏向報道による汚名を今なお被る小沢一郎議員、石川知裕議員への応援も行います。

「国民の生活が第一」の政治家の復権と活躍を希求する有志のご参加をお待ちいたします。

≪プラカードや幟のご持参歓迎します≫ 
・鈴木宗男氏応援  ・小沢一郎議員応援        
・石川知裕議員、大久保隆規氏、池田光智氏応援 
・検察および検察審査会による冤罪糾弾 
・陸山会事件不当判決への抗議糾弾
・マスコミの偏向報道への抗議 etc。      

日時:2011年 12月 18日(日)13:30 集合  14:00時デモ出発

集合場所: 水谷橋公園(東京都中央区銀座1-12-6 ホテル西洋銀座近く)

交通:メトロ有楽町線 銀座一丁目駅7番出口2分 銀座線 京橋駅3番出口3分



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8:43 途中からですが、もう小沢裁判は有罪と決まっている、との驚愕発言。
1/4 鈴木宗男氏の国政復帰待望・小沢支援デモ


2/4 鈴木宗男氏の国政復帰待望・小沢支援デモ


9:55 日本人はみな朝鮮からやってきた。 天皇も。 、との驚愕発言。
3/4 鈴木宗男氏の国政復帰待望・小沢支援デモ


発明家 臼井さん 初登場 
臼井さんが発明した「雲をつかむ機械」を製造する臼井さんの会社: 臼井工業研究所
http://www010.upp.so-net.ne.jp/invent/
4/4 鈴木宗男氏の国政復帰待望・小沢支援デモ


感動的な鈴木宗男氏のスピーチがはいっています
鈴木宗男氏 釈放記者会見&パーティー







1/3 橋本徹大阪市長と協和特許法律事務所にだまされた発明家


2/3 橋本徹大阪市長と協和特許法律事務所にだまされた発明家


3/3 橋本徹大阪市長と協和特許法律事務所にだまされた発明家


ツイートテレビから
http://tweettvjp.blog.fc2.com/blog-entry-85.html


ジュネーブの展示会で自分の発明した「雲をつかむ」機械(世界的にも有名な環境測定機)を展示していたら
中国の田舎のチビのオッサンが何人かの部下を連れて見にきたので
自分の機械を説明したものの、臼井さんはその人をちょっと小ばかにして、
「中国からの酸性雨で日本は被害を受けたりしている。
 中国は国際的な環境破壊国だ。」(^_^;)
と非難したところ相手を怒らせてしまい、
こともあろうに最後にズボンのチャックが開いたままになっているのに気づき、それも指摘したら
こんどは周りの部下に対して怒り出してしまって、周りの部下たちもただただ下をむいたままだった、とか。(^_^;)
後で名刺交換した名刺を見たら、中国人民解放軍の将軍だった、とかで
もう少し丁寧に応対していれば、商売のビッグチャンスだったのに(^_^;)

臼井さんは発明家としては優秀だけど、商売人としては不適格な人間かも知れない。(^_^;)

ただ、そこから彼の、そして彼の会社の悲劇が始まった、とのこと。(^_^;)

 なおその悲劇とは中国に自分の発明の特許申請を協和特許法律事務所(日本で最大手)に依頼したものの、後で確認すると申請されていなかった。理由を聞いてもわからない。
 その他、いろいろおかしいところが何箇所も見つかってきた。

そこで特許申請依頼をそこの事務所を使わないようsにしたら、後から以前の特許申請料を支払え、とのこと。
 仕方なく弁護士を雇って裁判をはじめたら、この裁判がとても大きなバックがあることがわかったようで
弁護士が途中でやめてしまう始末。(^_^;)

 とうとう裁判長もこれでは裁判が継続できない、とのことで、誰でもいいから、言いなさい、とのことだったので
テレビで有名だった「橋本徹弁護士」の名前を口に出した。

そこで橋本弁護士に依頼した。

 ただ依頼しに大阪で会ったとき、協和特許法律事務所をつぶすつもりはないでしょうね?
と、念を押され、そんなつもりはない、と言うと、喜んで握手を求められた、とのこと。
そのとき、何で握手を求められたのか、よくわからなかった、と言う。(^_^;)

次に橋本弁護士と赤坂プリンスで会ったとき、
橋本弁護士は「偽造された特許申請書類について裁判所で鑑定してもらうことは追完だから、できない」の一点張り。

臼井さんは「私が書いたことになっている、偽造された特許申請書類については裁判所で鑑定してもらう」と言うことを主張し譲らなかった。
すると橋本弁護士は怒り出して
最後に臼井さんを論破した、言い放って終わった、という。

結局、裁判は負け、上告もできない事態に陥ってる、とのこと。

その後、上客だった公的機関に販売できなくなってきた。
(^_^;)



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「追完」と言う言葉で橋本弁護士にケムに巻かれた臼井さん(^_^;)

民事訴訟法でいう追完とは、当事者の責めに帰することができない事由で、不変期間を遵守できなかった場合、その事由が止んでから、1週間以内に懈怠した訴訟行為をすれば、本来の期間内に訴訟行為したものとして扱われることを指します。(民事訴訟法第97条第1項)
 例えば、控訴は判決書の送達を受けた日から2週間の不変期間内に提起しなければなりませんが(第285条)、例えば大地震のため交通が遮断され、控訴状をその期間内に郵送あるいは持参できなかった場合でも、交通の遮断状態が解消されてから、1週間以内に控訴状を提出すれば、その控訴は有効な控訴となります。

検察犯罪を隠蔽する原発事故収束宣言



石川議員の取調べにあたった田代検事が証人の裁判の午後の弁護人の尋問で、しだいに特捜部長への報告書が事実に反する報告書が作成され、しかもそれが検察審査会の議決の判断材料となったということがわかりはじめてから、私はとても大変な裁判を傍聴しているという興奮から体が震えるようだった。

 これは、検察の犯罪が立証された瞬間でもあり、検察審査会の決定をも左右する出来事だった。動画に裁判の傍聴時にメモした記録を参考にしながら、すぐに動画にアップ。とりあえずブログにも貼り付け、配信した。

 帰って、いつものようにこの裁判の流れに沿って書かれている「産経ニュース」の記事と傍聴メモを照らし合わせる。しかし、午後の弁護士からの質疑応答において、私が最重要ポイントだとしてチェックした言葉や文章が見当たらない。この日は、疲れて寝てしまった。

翌日は前田検事の証言の裁判。あいにく抽選にはずれ、前日裁判の新聞報道のチェックをしながら、田代検事の裁判記録の照合作業をする。やはり、この日の検事証言(午後)についての産経ニュースは、重要部分をはしょっているように思われた。

また、何人かが交代して書くのか、ときどき的外れの見出しがつけられている事にも気づく。ずーっと最初から最後まで傍聴していれば、何が重要なのかがわかって、たとえば前田検事証人の裁判なら「私が裁判官だったら無罪にする」という見出しがつけられたはずだ。やはり、実際に傍聴しなければだめだと思った。これら報道だけを鵜呑みにすることは真実が得られない事にもなる。

 小沢裁判を通して検察・裁判所ぐるみの巨悪に近づきつつある。それを隠蔽しようとする勢力もまた必死だろう。傍聴していないからなんとも言えないが、命令に忠実な前田検事もまた、冤罪被害者の可能性があるのかもしれない。検察への憤りから、もっと隠されている巨悪の存在が浮き彫りにされつつあるように思われる。

 前田検事の証言のニュースをネットで調べる。

「私が裁判官なら小沢さんの無罪を書く」

「この件は特捜部と小沢の前面戦争だ。小沢を挙げられなければ、特捜部は負けだ」

「見立て違いの妄想だ。現場は厭戦ムードだった」

「裏献金問題で小沢さんを立件したいのは特捜部長ら数人だった。」

「「東京地検特捜部の捜査には問題がある。」

「小沢被告との共謀の立証は困難とも思っていた」

「東京地検が捜査中、石川被告の弁護人から取り調べの不適切さを指摘する書面を受け取っていたのに、同審査会にこの書面を提出しなかったと批判した」

「企業から(献金したという)話が出ず、現場はかなり疲弊していた。」

「水谷建設からの裏献金受領を一貫して否定したため、担当副部長が、『あいつもらってないんじゃないか』と話していた。」

「5千万円受け取ったやろ、と言ったら、石川さんが否定して、『この通り、受け取っていない証明として土下座もできる』ということで土下座した、と言っていたが、私の素朴な感覚では、否認していた被疑者が次の日の朝に土下座して『嘘ついてました』というのはあり得るけど、普通はないでしょう。国会議員ですよ、当時。いかがなものかと」

「検察の想定と異なる聴取内容は調書にせずメモにしていたのは証拠隠しで、検審にそれが示されれば、水谷建設からの信用性も減殺されていたはず」

「4億円が企業からの献金と『妄想』する人もいたが、正直ついていけなかった」

「小沢氏に虚偽記載をして了承を得た場面は、最大で『おう』という程度と聞いて、この程度では小沢氏の共謀を問うのは難しい」



などという驚くべき供述が記されていた。昨日の田代・民野検事の報告書偽造・女性秘書監禁に続き、検察の犯罪とも思われる取調べの実態が明らかにされ、冤罪がどのようにつくられていくかということが、裁判を通して国民に知らされることとなった。

 当然、テレビでの報道は特番とかトップニュースの扱いかと、まず、NHKの7時のニュースをつけた。

やっていたのは、「原発収束」野田宣言だった。細野大臣らが登場して意見を述べるも、裁判のことはやらない。9時のニュースもまた同様だった。原発と中国問題とサッカー。こんな重要なニュースが、原発収束宣言で消された。テレ朝のニュースステーションもまたいっさい報道しない。

この国のマスコミは何をチェックするのだろうか?不安のまま翌日新聞を調べた。東京・読売・産経・朝日の新聞各紙はいずれも詳しくこの前田検事の「小沢さんは無実だ」というコメントを報道していた。さらに特捜部の手持ちの証拠全面開示と取調べの可視化(録音・録画)に踏み込むべきだと力説したことも記されていた。

 新聞は、事の重大性がわかって報道されているが、テレビはどうしたのだろうか。

タイミングよく発表された「原発収束宣言」。事態はそれほど好転しているとは思えないが、なぜこの時期にとってつけたように発表したのか?それによって隠したい何かがあったとしたら。そのことを見きわめることが、我々に求められているように思う。

_______________________
ゲンダイネット
http://gendai.net/articles/view/syakai/134259

小沢茶番裁判すぐ中止しろ
特捜検察の恐るべきデタラメ次々暴露
<この国の検察、警察はデッチ上げで犯罪、犯人を捏造している>


 一体この裁判は何なのか。強制起訴された小沢一郎元代表(69)の裁判がグチャグチャになってきた。
 
 16日の第10回公判には、例の村木事件でフロッピーを改ざんして有罪になった元検事の前田恒彦受刑者(44)が証人として出廷。大久保隆規元秘書を取り調べた担当として呼ばれたのだが、口にしたのは、2年前当時の東京地検特捜部の驚くべき内情だった。

「裏金があったと“妄想”を描いている(特捜)幹部もいた」と平気で証言し、「私が裁判官なら(小沢)無罪と判決を書く」とまで言い放ったのだ。もはや地検特捜部は捜査機関の体をなしていない。瓦解も同然だ。こんなデタラメ検察がつくり上げた小沢裁判を続ける必要があるのか。

<これは莫大な税金ムダ遣いの典型だ>

 青のジャージーに安っぽい蛍光色のフリースを羽織り、刑務官に付き添われて出廷した前田元検事。丸刈りの頭髪には白髪が交じり、「大阪特捜のエース」がウソみたいに変わり果てた姿だった。

それ以上に法廷を驚かせたのは、前田が昨年1月、陸山会事件で大久保秘書を取り調べるため、大阪から東京地検に応援に呼ばれたときの状況だ。前田は着任早々、事件を担当する木村匡良主任検事(49)からこう言われたという。
「これは特捜部と小沢一郎の全面戦争だ! 小沢をあげられなければ我々の負けだ!」
 まるで昔の軍人かヤクザの親分のセリフだが、ここに小沢捜査の本質が凝縮されている。「ジャマな小沢は必ず抹殺する」――。そういう決意表明なのだ。何が何でも小沢を逮捕するという予想通りのシナリオが最初からあったのだ。
 
 16日の前田証言がそれを裏付けてもいた。当時の特捜部幹部は水谷建設などのゼネコン企業から小沢サイドへの裏献金を洗い出すことに血眼になっていた。しかし、現場の検事がいくらゼネコン担当者や下請け業者から聴取しても裏金の存在が出てこない。「当時の雰囲気を言うと、現場は厭戦ムードでした」と前田はこう証言を続けた。

「陸山会事件を積極的に小沢さん(立件)までつなげたがっていたのは、当時の佐久間特捜部長と木村主任検事、大鶴次席検事ら一部の幹部でした。次の(大林)検事総長(当時、東京高検検事長)も乗り気ではありませんでした。
それでも(部長らは)1億や2億、場合によっては4億円を出してこいと(現場に)言ってくるのです。

私は佐久間部長に、想定しているスジ(ストーリー)を聞いてみました。夢みたいな話、妄想を語られました。私は率直に『裏献金は難しい』と言いました。ほかの検事も『無理』と言っていました」
 
 一部の幹部が、消極的な部下のシリを叩き、ありもしない「裏金1億円」ストーリーをデッチ上げる。組織が狂気に向かって突っ走る、恐るべき姿が目に浮かぶようだ。


<特捜部は検察審査会にも不利な証拠を隠した>


 もちろん、エラソーに証言する前田本人も、村木元厚労省局長の冤罪事件で証拠を改ざんし、逮捕されたデタラメ検事、いわば同じ穴のムジナである。この日も、自分が作成した大久保調書の正当性はシャーシャーと主張し続けたが、そんな前田でさえ、驚き呆れるほどの東京地検特捜部の結論ありき捜査だったのだ。
 
 午後になると、前田はフリースを脱いで、ますますヒートアップした。さながら独演会で、

「検察が検察審に提出したもので証拠になっていないものがある。石川(知裕)議員の調書には問題があったんじゃないですか。弁護士からクレームがバンバンあった印象があります」

「ゼネコンや下請けの捜査員を増やしたのに調書がないでしょう? 裏金を渡しているという検察の想定と違う取り調べ内容は証拠化しないんですよ」

などと、恐るべきことを次々と暴露していった。これだと、どんな事件もデッチ上げられ、誰でも犯人にされてしまう。あっちこっちで村木事件がつくられているのだ。
 
 そんな一方的な検察資料をもとに、検察審査会の一般人11人は、小沢不起訴を「不当」と議決し、現在の小沢裁判となっているのだから、恐ろしい。ムチャクチャだ。

 そして、冒頭の「私が裁判官なら無罪と判決を書く」となったのだが、小沢裁判を傍聴し続けているジャーナリストの江川紹子氏が言う。

「最大の問題は、検察が証拠を隠したり調書を作らなかったために、検察審査会に正確な情報が伝わらず、正しい議決に結びつかなかった可能性があることです。もちろん、国民の判断を誤らせてきた新聞やTVメディアの責任も重大です」
 
 前日の公判では証人台に立った田代政弘検事(44)の証言が問題になった。小沢強制起訴の最大の根拠である石川議員を再聴取した際の捜査報告書を、以前の“記憶”とゴチャ混ぜにして捏造していたことが明らかになった。検察と一体になって小沢叩きを展開した読売新聞までが、1面トップで「検事報告に虚偽」「有罪立証にダメージ」と書かざるを得ない非常事態になってきた。もはや勝負ありだ。
 
検察のデッチ上げ体質、証拠隠しはバレバレである。この先いくら小沢裁判を続けたところで、「無罪」は動かなくなった。いくら「推認」好きの裁判長だとしても、小沢をクロにすることは無理だ。それならサッサと裁判を中止すべきだ。こんな茶番裁判に莫大な税金を使い、小沢一郎を幽閉して何の意味があるのか。百害あって一利なしだ。

小沢裁判:田代検事の捏造発覚を新聞は伝えてるか

主にツイートテレビの今日のサイトから引用しました。
2011/12/16(金) ツイートテレビニュース
http://tweettvjp.blog.fc2.com/blog-entry-83.html


「めざまし政治ブログ」の服部さんのコメントを中心に挙げました。

 今日は抽選に外れて前田検事証人の裁判傍聴ができませんでしたが、どんなことが尋問されたか、「産経ニュース」の全文も挙げました。

 ただし「産経ニュース」も過去に重要な部分が切り取られ、後で追加でその重要な報道がされたことがあったようです。(他社が流してしまったから仕方なく追加でその重要な部分が報道された?)


http://d.hatena.ne.jp/fut573/20110413/1302689713


 今回の小沢裁判でも肝心の核心をつく弁護士とのやりとりが欠落しているようで、他にも不審に思われる部分があるので検証が必要かと思われます。
 もしかしたら私の間違いかとも思ったのですが、他の読売新聞や東京新聞の記者らは私と同じように感じて記事にしてくれていたので、今朝の段階ではよしとしました。


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今日、前田検事から衝撃的な発言が飛び出してきたにも関わらず、NHKは肝心の夜7時、夜9時のニュースでは報道しなかった。
テレ朝の報道ステーションもそうだった。

ただこの報道ステーションを見てて、不覚にも私もつい引き込まれてしまい、彼らの術中に陥ってしまった。
 テレ朝にはかなり大衆誘導術に優れた輩たちが関わっているようだ。
自分たちの体制を守るためにここまでやるのである。

 何のことはない。本当の問題を隠すために、心情だけに共感させるニュース番組を作ればいいのだ。そしたら、大衆は心を引き込まれ、妙に納得させられて、ただ心を振るわせられただけで終わってしまうのだ。
 一種、今の時代の香りを流すだけで、その実態を暴かないようにしているのだ。

 アラブの春の革命と世界的なデモ。
 そして1969年の東大安田講堂の攻防とベトナム反戦デモ。
 夜明けのスキャットの世界的なブーム

 うまい! テレ朝。
 もののみごとに大衆は酔わされ、はぐらかされて、
 本来、トップニュースでとりあげるべき検察の悪事を隠蔽した!

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 傍聴券の抽選に当たったら、また随時、中継でお伝えします。
読売新聞がTOP記事として伝えていたので、その感動をツイートテレビで話しました。


抽選に外れてダメでした。


そこでメディアチェックをやってみました。




なぜサンケイニュースなどマスコミは検事名を公表しないのだろうか?
一般の証人などの名前だったらわかるのだけど。
今や検事がいろんな問題を起こしているのがわかってきているのだから、それも伝えるべきだろう。

本当に裁判の証言そのままをサンケイは正しく伝えているのか?
まだ検証できていないが。


 それにしてもよくやった 読売  司法記者のツネツグら清武派(?)

上杉さんや岩上さんらの叱咤激励(?)が実を結んだのか。





小沢一郎記者会見とバトル全てまとめ

http://www.youtube.com/watch?v=4we1XYjHq3M



今日から読売新聞の正義は蘇るのか?


毎回、小沢裁判の傍聴のリーダーシップをとって並んでいたのを私達市民メディアはしっかり見ていたよ。
(^_^;)
傍聴席にはいなかったけど、しっかり小沢裁判の記録をチェックしていたのだと信じている。

今日の読売新聞の小沢裁判のTOP記事を見て:
がんばれ、ツネツグ!清武!ジャイアンツ!
甦れ!読売の正義の魂よ。
そしてこれから永久に不滅であれ!
(^_^;)



A級戦犯の読売:正力オーナーがCIAの日本工作員としてGHQにより釈放されて以来
原子爆弾開発準備のための原発推進に中曽根らとともに歩んできた読売、電通、マスコミ、そして日本の財閥ら。
結局、アメリカ、金融マフィアや創価学会、統一教会らとともに
1%のための奴隷社会をこの日本で実現させていたことがわかってきた。

そのことに世界の人々が気づき始めて、オキュパイ ウォールストリート(ウォール街を占拠せよ)運動が起きたのだった。
(^_^;)


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産経新聞

【小沢被告第10回公判】
「小沢さんは無罪」 前田元検事「見立て違いの妄想」と捜査批判

2011.12.16 22:42


 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判が16日、東京地裁(大善文男裁判長)で開かれ、大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事(44)=証拠改竄(かいざん)事件で有罪確定=が証人出廷した。

 前田元検事は「当時の捜査には問題があった」と東京地検特捜部の捜査を批判し、「小沢さんは無罪だと思う」と述べた。

 前田元検事は平成22年1月20日、大阪地検特捜部からの応援として陸山会事件の捜査に参加。この際、主任検事から「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなければ、特捜部は負けだ」と言われたと証言した。

 また、4億円の土地原資がゼネコンからの裏献金だと見立てた捜査に対しては「見立て違いの妄想だった。現場は厭戦(えんせん)ムードだった」と述べ、「裏献金問題で小沢さんを立件したいのは特捜部長ら数人だった」と語った。

 一方、自身の取り調べは「問題はなかった」と断言。取り調べに威圧を感じて事実ではない調書に応じたという大久保元秘書の証言については、「でたらめ。あまりに事実と違いすぎる」と語気を強めた。

 大善裁判長は、元秘書3人の供述調書の証拠採否を決める公判期日を来年2月17日に指定した。採否の結果は小沢被告の有罪無罪を左右する可能性があり、注目される。

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【小沢被告第10回公判】
前田元検事 「社会的に死んだ身」も取り調べの正当性主張 

2011.12.16 11:28 (1/2ページ)


 「死人に口なしだが、あまりに違う」。東京地裁で16日に開かれた小沢一郎被告の第10回公判。証人として出廷した前田恒彦元検事は、大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件で受刑中の立場を「社会的に死んだ身」と表現しつつも、「不当な取り調べを受けた」とする大久保隆規元公設第1秘書の証言を一蹴し、取り調べの正当性を訴えた。

 大善文男裁判長に促され、入廷した前田元検事はオレンジ色の上着に青のジャージー姿。付き添った職員が手錠と腰縄を外すと、落ち着いた様子で証言台の前に立った。

 大善裁判長が「ご承知と思いますが」と前置きした上で、偽証罪や証言拒絶権について説明すると「はい」と、はっきりとした声で答えた。

 元秘書らの公判では、検察側が前田元検事作成の調書の証拠請求を撤回。その経緯について指定弁護士が尋ねると、「任意性が問題となる取り調べをやったことはない」とした上で「私の起こした事件のことで色めがねで見られる。法廷に出るとさらし者になるから、(証人出廷するのは)嫌だ。私の調書を使わないでくれと言った」と検察側に求めたことを明かした。

2011.12.16 11:28 (2/2ページ)

 一方で、小沢被告の公判に出廷した理由を問われると、大久保元秘書の証言などから、うその事実を告げて供述を引き出す不適切な「切り違え尋問」を行ったと認定した元秘書らの公判の判決に言及。「絶対にやっていない。私の取り調べに問題はないと思っている」と説明した。

 また、「当時の特捜部の捜査には確かに問題があった」と繰り返し、「検察の有利不利を問わず、証言する」と宣言した。

 早口で持論を展開する前田元検事を、傍らの小沢被告はじっと見つめていた。

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【小沢被告第10回公判】
前田元検事が出廷 陸山会公判「大久保さんはでたらめ」

2011.12.16 11:20 (1/2ページ)


 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判が16日、東京地裁(大善文男裁判長)で開かれ、大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事(44)=証拠改(かい)竄(ざん)事件で有罪確定=が証人出廷した。

 大久保元秘書は第5、6回公判で、前田元検事の取り調べに威圧を感じて事実ではない調書に応じたと証言したが、前田元検事は検察官役の指定弁護士の尋問に「大久保さんはいろいろ言われているが、かなりでたらめです」と述べ、適正な取り調べだったと強調した。

 前田元検事は大阪地検特捜部からの応援で平成22年1月20日から陸山会事件の捜査に参加。「当時の(東京地検)特捜部の捜査には確かに問題があった」と述べ、何が問題かと問われると「いろいろあります。筋が違うし、捜査の進め方もある」と語った。

2011.12.16 11:20 (2/2ページ)

 一方、自身の取り調べは「(問題は)ありません」と強調。「任意性が問題となる取り調べをやったことはない」などと述べ、調書の信用性を否定する弁護側の主張に反論した。

 また、捜査初日に主任検事から「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなければ、(特捜部は)負けだ」と言われたと証言。「自分に期待されているのは、受け取った(陸山会)側から企業献金に関する話を引き出すことだった」と述べた。

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【小沢被告第10回公判(1)】
「特捜部と小沢の全面戦争だ」 証拠改竄の前田元検事が初出廷

2011.12.16 12:04 (1/7ページ)[小沢被告 第10回]

 (10:00~10:20)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判が16日、東京地裁(大善文男裁判長)で始まった。大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事(44)が出廷し、証人尋問が行われる》

 《元秘書3人の公判を含め、一連の陸山会事件で前田元検事が法廷で証言するのはこれが初めて》

 《前田元検事は、陸山会事件で大久保隆規元秘書=1審有罪、控訴中=の聴取を担当。大久保元秘書は証人出廷した第6回公判で「大物の検事が来て、逆らうと何をされるか分からない恐怖を感じた」と証言した》

 《また、大久保元秘書は取り調べ時の前田元検事の様子について、「(事務官の立ち会いなしに)自分のノートパソコンを持ち込み、自分で調書を打ち込んでいた」などと証言。身ぶりをつけながら「ここで大久保さん登場!」と言ったり、調書を作りながら「今、作家の時間だから」「司馬遼太郎みたいなもんだ」と独りごちたりしていたという》

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2011.12.16 12:04 (2/7ページ)[小沢被告 第10回]
大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

 《弁護側は大久保元秘書は威圧を感じて、事実ではない調書に応じたと強調している。郵便不正事件をめぐり、押収品のフロッピーディスクのデータを改竄した証拠隠滅罪で懲役1年6月の実刑判決を受け、受刑者となった前田元検事。自らが作成した供述調書についてどう語るのだろうか》

 《法廷は東京地裁最大規模の104号。傍聴席はほぼ満席だ。午前10時前、小沢被告が入廷する時間だ》

 裁判長「それでは被告人の入廷をお願いします」

 《傍聴席から向かって左側の扉から小沢被告が入廷する。紺スーツに銀色のネクタイ姿。弁護士2人に挟まれるように席に着く際、「すみません」と小さくつぶやいた》

 《続いて裁判長は証人の入廷を促す。向かって左側のドアが開き、係官に付き添われ、前田元検事が姿を現す。オレンジ色のフリース上着、青色のジャージー姿。頭は丸刈りで、証拠改竄事件で逮捕されたときに比べ、ややスリムになった印象だ。ゆっくりと証言台に立つと裁判長、指定弁護士側、弁護側に向かって3度頭を下げた》

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2011.12.16 12:04 (3/7ページ)[小沢被告 第10回]

《裁判長から偽証罪などについての説明を受けると、「失礼します」と言って席に着いた。指定弁護士が立ち上がり尋問を始める》

 指定弁護士「あなたは検察官として、陸山会の事件の捜査を担当しましたね」

 証人「はい」

 指定弁護士「陸山会事件で証人として出廷するのは初めてですね」

 証人「はい」

 指定弁護士「捜査にあたって、あなたが作成した調書は証拠請求を撤回されていますね」

 証人「はい」

 指定弁護士「なぜ(証拠請求を撤回し、出廷しなかったの)ですか」

 証人「大きく分けて3点ほどあります」

 指定弁護士「説明をお願いします」

 証人「まずは1点目ですが、私は任意性が問題になる取り調べはやっておりませんが、私自身の(証拠改竄)事件もあり、色メガネで見られ、信用してもらえないであろうこと」

 「また、公の場に出ることは、さらし者になることなので、それは嫌だと思い、(証拠改竄事件の取り調べを行う)最高検の検事にも『出ない』『私の調書は使わないでくれ』と伝えました」

 指定弁護士「2点目は?」

 証人「私が法廷に出れば、私の(証拠隠滅)事件についても聞かれ、陸山会事件での争点になってしまう可能性があった」

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2011.12.16 12:04 (4/7ページ)[小沢被告 第10回]

「陸山会事件の捜査では検察のやり方に問題があったと私は思っているが、法廷では偽証ができないので、聞かれれば、そのまま思っていることをすべて答えることになる。そうすれば、どんな話が出てくるか予断を許さない状況になる。だから検察は私を出さないことにした。これが2点目です」

 指定弁護士「3点目は?」

 証人「私の調書がなくても大久保の有罪は明らか。だから撤回するとした」

 《やや甲高い声でまくしたてる前田元検事。その発言には、“古巣”である検察への不信感がにじむ》

 指定弁護士「今回、出廷することにした理由は?」

 証人「大きく分けて2点あります」

 指定弁護士「1点目は?」

 証人「私の取り調べ内容について、(法廷で)大久保さんがいろいろ言っていますが、報道をみる限り、かなりデタラメであること。私は受刑中で社会的にはすでに死人。『死人に口なし』ということで、いろいろ好き放題言われているようだが、あまりに違う。特に(違法な取り調べにあたる)『切り違え尋問』を行ったという話は絶対に間違っている」


___________________________

2011.12.16 12:04 (5/7ページ)[小沢被告 第10回]

 指定弁護士「2点目は?」

 証人「今回の事件は検察による起訴ではなく、検察審査会の起訴議決を受けた起訴だったことです。私は当時の検察捜査にも問題があったと思っています。検察が起訴した事件ではありませんので、今回は検察の有利、不利を問わず、すべてお答えするつもりです」

 指定弁護士「陸山会事件の特捜部の捜査に問題があるといいますが、簡単に説明を」

 証人「簡単にというか…、いろいろあるが、筋が違うんじゃないかと思う」

 指定弁護士「それは捜査の方法か、(事件の)見立てについてか」

 証人「一番は見立てですが、私以外の検事の取り調べがどういうものだったのかについても聞いて知っていますので、それにも問題があったと思っています」

 指定弁護士「あなた自身の聴取に問題があったとは?」

 証人「思っていません」


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2011.12.16 12:04 (6/7ページ)[小沢被告 第10回]
大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

 《検察は問題だが、自らに落ち度はなかったと強調する前田元検事。その後、指定弁護士は前田元検事に経歴を聞き、検事だった14、15年間のうち8、9年間は東京・大阪地検の特捜部に所属していたこと。半分以上を特捜部で過ごすのは「あまりなく、同期でも私1人だけ」(前田元検事)だったことなどを聞き出す》

 《陸山会事件の捜査当時、前田元検事は大阪地検特捜部に所属。前田元検事は、大久保元秘書らが逮捕された5日後にあたる1月20日に東京地検に応援に駆けつけ、翌21日から聴取にあたった経緯について語り始める》

 指定弁護士「捜査がどこまで進んでいるか。何を担当するかは事前に聞かされていなかった?」

 証人「そうです」

 指定弁護士「いつ知りましたか」

 証人「1月20日の段階で、捜査規模が拡大するというので、全国のいろんな検事が20人近く、東京地検10階の事務課に集合した。それから特捜部長、副部長にごあいさつするという流れだった」

 「副部長の□□検事(法廷では実名)の部屋に全員であいさつに行った際、『前田くんだけは残ってくれないか』といわれた。そこで副部長と2人でソファで差し向かいに座わり、その場で『大久保の取り調べをやってもらうから』といわれた」

 「事件について詳しくは知らず、『大久保ってだれですか』という気持ちでしたが、『分かりました』と答えた。その際、□□さんからの指示は『よく話を聞いてやってくれ』というようなことだけだった」

 指定弁護士「応援前に情報が伝えられないのは一般的なのですか」

 証人「この事件はマスコミが非常に注目していた。私は大阪では(聴取で供述を引き出す)『割り屋』といわれていましたので、マスコミから尾行もされていた。私の担当が事前に漏れると、いろいろ次の展開を憶測される恐れがある。このときは情報がコントロールされていたということだと思います」

 指定弁護士「捜査に関する資料はいつ入手しましたか」

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2011.12.16 12:04 (7/7ページ)[小沢被告 第10回]

 証人「まず、主任検事である■■さん(法廷では実名)の部屋で、その他大勢の20人の検事とは別に、業者からの金のやり取りに関する説明資料というかペーパーを渡された」

 「その際、■■キャップからは『この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ。恥ずかしい話だが、東京には割り屋がいない。だから大阪に頼ることになった』といわれた」

 指定弁護士「証拠資料については?」

 証人「資料を置いてある部屋があり、段ボール1箱ぐらいの事件記録のコピーが置いてあった」

 指定弁護士「資料としては少なくないですか。それですべてですか?」

 証人「すべての資料もなにも、恥ずかしながらその資料はほとんど見ていない。同期の検事や東京・大阪の人事交流で知った検事の部屋を回って、捜査の雰囲気など生の情報収集を行った」

 指定弁護士「翌日から聴取だから、生の情報収集が必要だったと」

 証人「そうです」

 《早口でまくしたてる前田元検事。「検察vs小沢の全面戦争」に向けた当時の特捜部の状況が克明に再現されていく》

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【小沢被告第10回公判(2)】
「こんなところ、来とーなかった」 開口一番“子供店長”のまね 大久保元秘書しゃべらせようと
2011.12.16 12:30 (1/5ページ)[小沢被告 第10回]


 (10:20~10:40)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事が証人として出廷し、検察官役の指定弁護士が質問を続ける》

 《前田元検事は、陸山会の会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した》

 《前田元検事は、当時の捜査は収支報告書の虚偽記載ではなく、大久保元秘書の公判が始まっていた西松建設の違法献金事件など「裏献金」に主眼が置かれていたと主張した》

 指定弁護士「大久保さんを取り調べを始める際、何か分かりましたか」

 証人「3点が分かりました」

 指定弁護士「3点とは何ですか」

 証人「まず1点目は、先行して公判が進んでいた西松事件では、(政治資金)収支報告書の虚偽記載については争っていないということです」

 《前田元検事は、冗舌に説明を続ける》

 《陸山会事件では、問題の土地の購入にあたり、小沢被告が4億円の資金を用意していたが、その後、りそな銀行からも定期預金を担保に、さらに4億円の融資を受けていた》

_______________________
2011.12.16 12:30 (2/5ページ)[小沢被告 第10回]

 証人「2点目は、当時問題となっていた(小沢被告の)4億円はどこから来たのか。私は(取り調べを始める際に)いろいろと(他の検事らに)ご用聞きをして調べました。すると、(検察内部では)5千万円は水谷建設、1億円は○○建設などとする筋を描いていました」

 《1億円の建設業者については「マルマル建設」とぼかし、具体名を出さなかった》

 証人「ただ、どうも現場を追いかけている業者を調べる担当検事らは、うまく裏献金の話を聞き出せていないと感じました」

 《3点目の説明を始める前に、指定弁護士側が横やりを入れる》

 指定弁護士「大久保さんについては、(事前に)何か聞いていましたか」

 証人「私の前に担当していた検事から、裏献金の事実を認めていると聞いていました。ただ、水谷建設から5千万円ではなく500万円とか、2千万円ではなく200万円とか、一ケタ少ない額だと聞いていました」

_______________________

2011.12.16 12:30 (3/5ページ)[小沢被告 第10回]

 指定弁護士「(先ほど話していた)3点目は何ですか」

 証人「本件(収支報告書虚偽記載については)はどうなのか。逮捕時の弁解や裁判官の拘留尋問の際、今は全面否認していますが、認否を留保していたということです。『よく思いだしてみます』などといった感じで…。そういう段階で(前任の検事から)バトンを受け継ぎました」

 指定弁護士「取り調べでは、何が重要だと感じていましたか」

 証人「(裏献金を)企業の方からつついても、水谷建設以外は話が出てこないので、受け取った側から話を引き出すことが重要だと思っていました」

 指定弁護士「収支報告書の記載に重点は置いていなかったのですか」

 証人「収支報告書の件は『目をつぶっていても有罪になるから』と、さほど幹部も力点を置いていませんでした。やはり企業献金に主眼が置かれていました」

 《続いて、指定弁護士は大久保元秘書への取り調べ状況の質問に切り替える》

 指定弁護士「(最初に取り調べを始めた際の)大久保さんは、どんな感じでしたか」

 証人「いつもですが、部屋に入ってきてイスに座るのですが、大久保さんは礼儀正しいと感じました。それと、初日はちょっと興奮しているなと感じました」

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2011.12.16 12:30 (4/5ページ)[小沢被告 第10回]

 指定弁護士「どのように興奮をしていましたか」

 証人「(担当の)検事が代わって、もしかしたら受け取ってもいない裏献金を無理やり受け取ったとされるのではないかという検察不信を抱いているようでしたし、実際に率直に(思いの丈を)ぶつけてきました」

 指定弁護士「大久保さんが気にしていたのは企業献金だったのですね」

 証人「500万円なり200万円なりを、受け取っているのは話していましたが、少なくともゼロが一つ少ない。趣旨もこれは小沢一郎がもらったものではなく、自分(大久保元秘書個人)がもらったものだと。陸山会や小沢さんではないので、小沢さんにも報告していないといっていました」

 《前田元検事の軽快な声が法廷内に響き続ける》

 指定弁護士「大久保さんの調べは、どう始めたのですか」

 証人「先ほども話しましたが、最初は興奮されていたので、不満があるなら、しゃべってもらおうと思いました。『前田検事はどう対応するのか』と思っていると感じましたので、開口一番に『私は、こんなところ、来とーなかった』といいました。天地人のドラマで、例の子供店長がいっていたセリフです」

 《前田元検事は、さらに話し続ける》

_________________________

2011.12.16 12:30 (5/5ページ)[小沢被告 第10回]
大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

大善文男裁判長(中央)の前で証言する前田恒彦元検事(左)と、証言に耳を傾ける小沢一郎民主党元代表(イラスト・井田智康)

 証人「(大久保元秘書は)この検事、今までと違うぞという感じでした。その後、私の経歴、どういうことをしてきたかを話して、徐々に誤解を解いていきました」

 「大久保さんが企業献金にアレルギーを持っていたので、ところで、逮捕時の弁解や拘留尋問の際にどう話していたのかも尋ねました」

 「認否を留保するということは、何か心あたりがあるんだなぁと感じました。(大久保さんは)『石川さんから何かいわれましたが、それを今思いだしているところです』との説明でした。(前任の検事が)ずっと調べて時間がたっているのに、思いだせていないのは、おかしいと感じ、言えない事情があるのかなと察しました」

 指定弁護士「(話を引き出すのに)何か水を向けましたか」

 証人「取り調べをする前には、連日朝、大久保さんは弁護士と面会していましたので、『弁護士さんとよく相談してください』と伝えました。思い出せないのは嘘でしょうといえば、大久保さんのプライドを傷つけてしまいますので…」

 指定弁護士「弁護士との面会を終えた2日目の取り調べの際、大久保さんに変化はありましたか」

 証人「今回の拘留事実(収支報告書の虚偽記載)を認めると話し始めました」

 《小沢被告は、少し目を開きながら、止まらない前田元検事の話に耳を傾けている》

_________________________

【小沢被告第10回公判(3)】

小沢被告の弁解「ヘタクソ」 主任検事でも割れず「士気下がる」 前田元検事の“毒舌”止まらず
2011.12.16 13:23 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]


 (10:40~11:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、大久保隆規元公設第1秘書=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事=証拠改竄事件で実刑確定=に対する、検察官役の指定弁護士の尋問が続いている》

 《前田元検事は昨年1月16日に逮捕された大久保元秘書の取り調べを21日から担当。22日に大久保元秘書が「陸山会事件への関与を認めた」ものの、調書作成が翌日の23日に延期された経緯について説明していく》

 証人「大久保さんが一生懸命言っていたのは、『自分の罪を軽くしようとして曖昧(あいまい)な発言を繰り返していた訳ではない、ご理解くださーい』ということだった。それで(22日に)『今の話を調書にしてもいいかな』と聞きました」

 指定弁護士「大久保さんはそれに対して」

 証人「待ってください、弁護士に相談させてくれ、と言いました」

 指定弁護士「その直前にも弁護士に接見していましたが、もう一度させてくれ、と?」

 証人「なぜ大久保さんが調書にこだわるかというと、西松(建設)の(違法献金)事件で(逮捕された際の調書は)裏献金の受領を認めたと読める調書で、『西松建設側からの献金』、と『側』という言葉を差し込んでいたんですね。本人は自白のつもりがなかったのに、その調書が後に足を引っ張っていると。それで検察の調書作成には慎重の上に慎重を期していました。私としても、むしろよく弁護士と相談してもらった方が、任意性の担保になると思い、(22日には)調書を取りませんでした」

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2011.12.16 13:23 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]


《テンポよく、雄弁に当時の状況を振り返る前田元検事。翌23日、弁護士の接見後も大久保元秘書の供述に変化はなかったという》

 《大久保秘書は第5、6回公判で証人として出廷した際、前田元検事に「自白を強要された」「弁護士との接見は30分で、十分に打ち合わせができなかった」と強調している。指定弁護士はこのことについても質問する》

 証人「弁護士と打ち合わせできていない、という印象を受けたことはありません。30分は確かに短く感じられるかもしれないが、お恥ずかしい話、私も被告、受刑者の立場になりまして経験がある。昨日どんな話をしたか、調書がとられたか、30分あれば十分です。詰めた相談をしたければ手紙を出せばいいし、制限もありません」

 「私の経験でいうと、弁護士と接見して態度が硬くなる人はいます。弁護士は職務ですから調書に応じるな、と言いますし。しかし、大久保さんに関してはそういうことはありませんでした」

 指定弁護士「大久保さんに無理に圧力をかけ、調書化した、ということは全くなかった?」

 証人「そうですね。陸山会の収支報告書の事件については、私の(大久保元秘書についての)調書がなければどうしようもない、という状況ではなかった。そちらではなく水谷(建設)の裏献金問題が大事だった。(陸山会事件については自分が担当した段階で)ほとんど『半割れ(半分程度自白している状況)』で翌日(22日)に割れ、『弁護士に相談したい』『どうぞ』。それで、翌日(23日)に応じました。そういう流れです」

 指定弁護士「いわば、あっさりと調書を作成したと?」

 証人「企業献金の話とは比較にならないほど(態度が)柔らか。献金問題については固かったですが」

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2011.12.16 13:23 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]

《調書が作成された23日、夜間の取り調べはいったん中断された。前田元検事はその間に、小沢被告が任意聴取後に開いた記者会見の様子を確認していたという。大久保元秘書は今回の第6回公判で「中断後、前田検事は『(小沢さんが)我々を欺こうとしている』などと憤った様子だった」などと述べ、前田元検事が威迫を強めたと証言している》

 指定弁護士「なぜ取り調べを中断したんですか」

 証人「私の記憶では、中断までにこの日の聴取を取り終えていました。それで、東京地検の■■キャップ(法廷では実名)に報告を上げようと、拘置所から電話をしました。ところがつながらない。報告する相手がいない。そんな中で、記憶では○○検事(同)からだったと思うが、情報が入ってきた。どうも、今日小沢の調べを■■がやっているらしい、それで連絡がつかない、と」

 「私はびっくり仰天でした。小沢の調べをやることは、捜査班の我々も教えてもらっていない。マスコミにかぎつけられるかもしれないので、トップシークレットで、秘密保持されていました」

 指定弁護士「大久保さんは『小沢さんの聴取までに自白しないと大変なことになる』と言われた、と話している。全くの嘘ですか」

 証人「完全にすりかえです。なぜ自白したか、調書にサインしたのか、私はその経緯もすべて録取しています」

 指定弁護士「初めて小沢さんの(任意)聴取(の事実)を聞いて、テレビの会見を見たんですね」

 証人「事実です。この日はもう調書をとっているから、これ以上調べなくてもいいや、と思って。(水谷建設の)献金問題については(大久保元秘書は)『コンクリートの塊』で、呼ばれて間もない私に『割ってくれ』(自白をとれ)と言われて割れる状況でもなかったので」

 指定弁護士「大久保さんは法廷で、中断後に前田さんが怒っていた、『どうなるか分からない』と話して供述を迫った、と証言しています」

 証人「でたらめですね。供述を迫ったといって(大久保元秘書が)何を話したんですか。(裏献金についての)調書もとってないじゃないですか」

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2011.12.16 13:23 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]

《前田検事は翌24日に、■■主任検事が担当した小沢被告に対する聴取内容のコピーが回って来たと説明。印象について語る》

 証人「分かりやすくいうと、(小沢被告は)ヘタクソな弁解しているな、と。現場が見てどう思うかというと、小沢の取り調べを(■■主任検事が)直接やったのに、小沢を割れていない。否認で帰られている。主任だって割れないじゃん、と士気が下がる。主任だって割れないのに、捜査班が献金問題を割れるのか、と」

 《「ヘタクソ」呼ばわりされた小沢被告は、表情を変えることなく前田元検事の話に耳を傾けている》

 《陸山会事件についての自白調書を取った前田元検事は、24日以降は献金問題についての供述を引き出すのが困難と考え、いったん世間話をする手法に切り替えた。小沢被告の人となりについて語る大久保元秘書の様子が印象に残っているという》

 証人「私の印象では、大久保さんは小沢さんに心酔していました。握りこぶしで親指を上げる『サムアップ』のしぐさで、『親分』という言い方をしていました。小沢さんの過去の実績、『日米何とか交渉で、机を叩いて相手を一喝した』とか、縷々(るる)と話したり。あんた見たんですか、という感じでしたが」

 「それから菅(直人前首相)批判がすごかったですね。とんでもないやつだ、と、延々と。相当な(小沢被告の)シンパだな、と思いました」

 《話が尽きることのない前田元秘書。小沢被告は普段と変わらず無表情で、審理を見守っている》

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【小沢被告第10回公判(4)】

「潮目を変える」はいい表現 自分の逮捕時にも「パクった」

2011.12.16 14:00 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]

 (11:00~11:30)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事が出廷し、検察官役の指定弁護士が質問を続けている》

 《前田元検事は、陸山会の会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した》

 《前田元検事は大久保元秘書が小沢被告に心酔していた様子などを語った。その後、指定弁護士側は平成22年1月の逮捕勾留時に作成した供述調書について質問を始める》

 指定弁護士「大久保さんからは、調書を書き直してくれと要望がありましたか」

 証人「ありませんでした」

 指定弁護士「自白の経緯を記した(平成22年)1月26日付の調書は何の問題もなく署名しましたか」

 証人「そうです」

 指定弁護士「弁護士の接見を受けて、もう1度内容を確認しましょうという話はありましたか」

 証人「なかったです。ただ、調書はよく見せてくれといわれ、大久保さんはものすごく丹念に確認していました」

 指定弁護士「大久保さんの調書のなかで『潮目を変える』とありましたが、この言葉はどちらが使いましたか」

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2011.12.16 14:00 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]

《ここで指定弁護士は『潮目』という言葉について質問する。この点は第6回公判で大久保元秘書が証人出廷した際にも質問されており、東北出身の大久保元秘書らしい発言として取り上げられた。だが、大久保元秘書は自らの発言であったことを否定、「前田検事が思いついたのでは」と証言している》

 証人「大久保さんが『潮目を変えたい』と言った。潮目という言葉は特徴的だったので調書に入れた。なぜ入れたかというと、それまでの調べて、大久保さんが岩手県の出身で、議員もやっていたと。小学校の授業でもやりますが、三陸海岸の横の方で、暖流と寒流がぶつかるところ(潮目)がある。大久保さんは他にも面白い言い方をしていました。自分のことを『江戸家老』で、地元秘書を『城代家老』。政治献金を『ご浄財』と言っていました」

 指定弁護士「いずれも面白い表現だから調書に取り入れた?」

 証人「そうです。余談ですが、私も逮捕勾留されて、6日目くらいから話し始めましたが『潮目を変えたい』という表現をパクって使いました」

 指定弁護士「あなたが陸山会事件の取り調べでその言葉を知って、自分の供述でも使用したのですね」

 証人「言い方が面白いので使いました。大久保さんの生言葉です」

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2011.12.16 14:00 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]

 《次に指定弁護士側は平成22年1月30日に、前田元検事が大久保元秘書を取り調べた際のことについて質問する。弁護側が冒頭陳述で、前田元検事が「石川が(容疑を)認めている」という「真実に反する」内容を告げたとする部分だ。こうした調べは「切り違え尋問」と呼ばれ、違法捜査にあたる》

 指定弁護士「大久保さんは1月30日の取り調べの際に、『石川さんが(容疑を)認めているといわれた』と証言していますが、あなたは言いましたか」

 証人「分かりやすくいうと聞き違いです。そういうことはありません。1月30日以前に自白調書は存在している。これまで私が法廷に出てこないので、大久保さんに(その発言は)『違う』といえる人がいなかった。まあ、言う機会が設けられなかった」

 指定弁護士「あなたの取り調べ2日目で自白して、3日目に調書を作成していますね。切り違え尋問をする意味はありませんね」

 証人「そうですね。普通そんな尋問をしたら弁護士さんに接見して聞きますよね。『石川はこう言っているのですか』とか。当時、もし(切り違え尋問を)やっていたら、弁護士さんからクレームがあるはずです。でもそんなことはなかった」

 指定弁護士「切り違え尋問をする必要性もないし、そんな危険な行為をする意味がないということですか」

 証人「たった1日だけの調べではないので。今日無理しても翌日の調べがある。弁護士さんに伝わって『調書には絶対サインするな』とか言われるかもしれない。そんなこと(切り違え尋問)をするリスクがある事件ではない。それに私は大久保さんの話を聴いて調書にするだけ。事件を組み立てるのは主任(検事)の責任で、私の仕事ではない」

 指定弁護士「では切り違え尋問をする必要はない?」

 証人「する必要はない」

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2011.12.16 14:00 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]

 《弁護側と大久保元秘書の主張を、前田元検事は真っ向から否定した》

 指定弁護士「取り調べの検事同士で『こんなことをぶつけよう』とか、『なんて言っていた』という作戦会議はあるのですか」

 証人「作戦会議というと格好いいですが、『石川さんはなんて言っているの』とか話をすることはある。(当時取り調べをしていた検事の)期を具体的にいうと、池田さんを取り調べていた△△検事(法廷では実名)は2期上。□□検事(同)は10期上で副部長。(石川議員の聴取を担当した)○○検事(同)は私より期が下なので、結構ぶっちゃけた話はしていました。まあ一番話をしたのは○○ですね」

 指定弁護士「『潮目』という言葉は1月26日の調書にのっているが、大久保さんはその日に言ったのか」

 証人「26日の調書は何日間の調べをさかのぼっている。実際に発してから何日か経っている思う」

 《続いて指定弁護士側は東京拘置所での取り調べの様子について質問を行う。前田元検事は同拘置所では常駐の検察事務官がいないため、1人の事務官が複数の業務を行うことを説明。容疑者の取り調べの際に、検察事務官が取調室の席を外すのは日常茶飯事であることなどを説明した》

 指定弁護士「大久保さんんは(東京拘置所で)調書の中身をどのように閲読していましたか」

 証人「口で言うのは難しいが、1枚1枚カルタのように並べて読んでいた」

 《終始、流暢(りゅうちょう)な口調で話す前田元検事。ただ、1つの質問に対して1人で2、3分しゃべり続けることも多く、指定弁護士側も質問しにくそうだ》

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【小沢被告第10回公判(5)】

裏献金立件“積極派”は特捜部長ら数人だけ…現場は「厭戦ムード」

2011.12.16 14:31 (1/5ページ)[小沢被告 第10回]

 (11:30~12:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事に対する、検察官役の指定弁護士の証人尋問が続けられている》

 《大久保隆規元秘書=1審有罪、控訴中=の取り調べの状況についてただす指定弁護士に対し、前田元検事は冗舌に答えていく》

 指定弁護士「大久保さんは調書のチェックを念入りにしていたのですか」

 証人「そうですね。西松建設事件の時は軽率にサインしたのではないかと思いましたね。だから、過去の経験があったのでじっくり見るのは当然だと思いました」

 指定弁護士「調書の中に『規定事項』という言葉がありますが、大久保さんは『前田さんが作った言葉』といっていますが」

 証人「規定事項という言葉は、大久保さんが生で使った言葉です。(大久保元秘書の)前任の秘書の人がいて、『その人のころからの規定事項だったんですよ』という言い方でした。そういうことで自分の関与を薄めるというか、『規定事項ということで自分ではどうしようもなかった』という内容でした。彼のいっている言葉で入れています」

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2011.12.16 14:31 (2/5ページ)[小沢被告 第10回]


 指定弁護士「詳細を見て大久保さんから何らかの申し入れはありましたか」

 証人「あったはずです。よく読んでいましたから」

 指定弁護士「大久保さんの申し入れを盛り込んで調書を作ったのですか」

 証人「そうですね」

 指定弁護人「今となって『検事が作った』などと言われるのは心外ですか」

 証人「心外ですけども、(被告が)しゃべったことが調書になるわけだけど、(罪を逃れるためには)検事が悪いとか、あるいは検察が悪いとか言わないといけないわけですよね。大久保さんがいろんなことを言っていますが、腹を立てているということはないです」

 《指定弁護士は、さらに細かい取り調べの状況について質問を続ける。大久保元秘書は法廷で前田元検事の調書作成時の様子は「作家のようだった」などと証言している》

 指定弁護士「話を全然聞かずに、調書を作ったのですか」

 証人「違います。聞きながら(パソコンに)入力していきました。私の入力よりも先に(大久保元秘書が)話を続けようとするので、『ちょっと待って』と言ったことはありました。この『ちょっと待って』と言ったときにパソコンを打っているところを、作文をしたと言いたいのでしょうけど、そんなことはありません」

 「大阪地検特捜部に当時いたわけだけども、『なんで自分が東京の事件に…』という思いはありました。だが仕事である以上、淡々と本人(大久保元秘書)の話を聞かなきゃね、と。もし全くのでたらめだったら、もっと本人にとって、もっとひどい内容になりますよね」

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2011.12.16 14:31 (3/5ページ)[小沢被告 第10回]


 指定弁護士「調書作成の時に『私は作家。司馬遼太郎のようだ。調書作成は作家の時間だ』などと言ったのですか」

 証人「私も新聞報道で見てにやりとしました。確かに司馬遼太郎は尊敬していて、話をしたことはある。私は調書に雑談を盛り込んだりする。たとえば、本件では陸山会の名前の由来を聞いて、それを盛り込んでいる。大久保さんとも『雑談の話を入れるんですね』という話をしたことはありました」

 「司馬遼太郎の小説の何がおもしろいかというと、途中にうんちくが入る。そういうことがあったので、別の事件の被疑者から『(前田元検事が作成した調書は)横の話を入れているのがおもしろい』という評価されたこともありました。そういう話が出たので司馬遼太郎の話をした。『私が司馬遼太郎だ』と言ったというのは、大久保さんがすり替えているけど、実際にそうではないです。何度も言いますが作文であれば、本人にとって不利になるようにします」

 《調書作成について、かつての“エース検事”のプライドをのぞかせ、持論を展開する前田元検事。大久保元秘書の『調書は作られたもの』という主張を否定し続けている》

 《話題は、前田元検事がフロッピーディスクのデータを書き換えて逮捕された郵便不正事件の押収資料改竄事件に移った》

 指定弁護士「あなたは、ある事件の証拠に手を加え、検察を解雇され、服役中ですか」

 証人「はい」

 指定弁護士「なぜ改竄したのですか」

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2011.12.16 14:31 (4/5ページ)[小沢被告 第10回]

 証人「話すと5、6時間かかりますが、端的に言うと、検察の体面を保つことと、自身の保身のためです」

 指定弁護士「主任検事として大きなプレッシャーを感じていたのですか」

 証人「はい」

 指定弁護士「本件でもそうですか」

 証人「それは全然違います」

 「厚生労働省の事件では、大阪高検検事長が積極的で、単独犯ではあり得ないという雰囲気があった。一方で、本件では(ゼネコンからの)裏献金で小沢先生を立件しようと積極的なのは、東京地検特捜部特捜部長や■■主任検事(法廷では実名)など一部で、現場は厭戦(えんせん)ムードでした。東京高検検事長も立件に消極的と聞いていましたし、厚労省の事件とは比較になりませんでした」

 「大久保さんを取り調べましたが、『とても無理ですよね』と感じました。小沢先生を土曜日に取り調べて、当時の特捜部長だった佐久間(達哉)さんらが東京拘置所に陣中見舞いに来ました。そのとき、私と○○検事(法廷では実名)、△△検事(同)が向かい合って座っていました。佐久間さんは『雰囲気を教えてくれ』ということを言われました」

 「(前田元検事の上司だった)大阪地検の特捜部長であれば、怒鳴られて言えないけど、佐久間さんはそんなことはなかった。『大久保はどう?』と聞かれたので、『頑張ってみますけど難しいです』と暗に立件は無理と伝えました。他の検事も同じようなことを言っていたと思います。一部積極的な人もいたが、小沢先生まで行くことはないと思いました」

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2011.12.16 14:31 (5/5ページ)[小沢被告 第10回]


 「最初に、■■主任検事が小沢先生を割れませんでした。主任が負けて帰ってきたのに、そんな主任のもとで頑張ろうとは思いませんでした」

 指定弁護士「あなたは無理せずに適正に調書を作成したということですね」

 証人「はい」

 指定弁護士「東京地検の見立てがまずいと思ったのは、企業献金の筋の見立てが大きいですか」

 証人「そうですね。もっと小沢先生周辺や奥様の資金周りを調べるべきだと思いましたが、それができていなかった。4億円が企業からの献金と『妄想』する人もいたが、正直ついて行けなかったですし、ついて行きませんでいた」

 「個人的には、自由党が解党になったときの政党助成金がたまっているのでは、と考えました。これも妄想ですけど、(捜査が)変な方向に行っているなと思いました」

 《指定弁護士の証人尋問が終わり、大善文男裁判長が休廷を告げた。午前中の審理が終了するまで持論を展開し続けた前田元検事。その様子を、小沢被告はじっと聞いていた。午後の審理は午後1時半から再開し、弁護側の反対尋問が行われる》

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【小沢被告第10回公判(6)】

小沢被告の言葉は「おうっ」が最大限「MAXだ」

2011.12.16 16:20 (1/5ページ)[小沢被告 第10回]


 (13:30~14:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、約1時間半の休憩を挟んで、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事に対する弁護側の反対尋問が始まる》

 《前田元検事は、陸山会の会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した。弁護側は、前田元検事が大久保元秘書に、陸山会の実際の会計事務を担当していた元秘書の石川知裕衆院議員(38)が収支報告書の虚偽記載を認めていると嘘の事実を告げたと主張している》

 《その上で、石川議員から収支報告書に関し、「小沢先生からお借りした4億円と深沢の土地購入の件は外しています」などと報告を受けたとする供述調書を作って、大久保元秘書に署名させたとしている。弁護側は、争点とされる調書の任意性について追及するとみられる》

 《大善文男裁判長が小沢被告の入廷を促した。小沢被告はいつもの通り、裁判長に深々と頭を下げ、弁護側の席に着いた。続いて、前田元検事が証言台に座った。前田元検事は、当時大阪地検特捜部に勤務。応援で大久保元秘書の取り調べを行うことになった。弁護側は、この点から確認していく》

 弁護人「誰から応援の指示を受けたのですか」

 証人「(証拠改竄事件で犯人隠避罪に問われている)大阪地検特捜部長の大坪(弘道)さんと副部長の佐賀(元明)さんです」

 弁護人「どのように?」

 証人「(実際に応援に入る前の)週末に部長の部屋に呼ばれましたところ、夕方に大坪さんと佐賀さんがビールを飲んでおりまして『まぁ、まず飲んでくれ』と言われました」

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2011.12.16 16:20 (2/5ページ)[小沢被告 第10回]

 《午前の指定弁護士の尋問に続き、午後の弁護側による質問にも冗舌に答えていく》

 証人「そこで『すまんが行ってくれ』と…」

 弁護人「前田さんは、どうして自分が呼ばれたのだと思いますか」

 証人「東京地検からは大阪から4人ほしいと要請がありました。2人は私と後輩の検事(公判では実名も出す)の2人が名指しされ、あとは誰でもいいということでした。ただ、大阪も4人出すと回りませんから、週明けに2人で折り合いをつけたようです」

 弁護人「もう1人は後輩の検事ですね」

 証人「そうです」

 弁護人「○○事件(法廷では実名)を担当していたのではないのですか」

 証人「よくご存じですね」

 弁護人「(立件に向け)内偵していましたね」

 証人「内偵というか、着手のタイミングが合わないだけだった。私は知恵袋というか、(後輩の検事に)アドバイスをしていた。だから(この事件を)認識はしています」

 《少々かみあわない答えが続くが、男性弁護士は質問を続ける》

 弁護人「この事件は、どうなりましたか」

 証人「もちろん東京に行っている間は、できませんが、東京から戻り、もう一回頑張ろうと練ったが、すぐに厚生労働省の公判が始まり、他の事件はできないとなった」

 弁護人「今も立件されていませんね」

 証人「その通りです」

 弁護人「後輩の検事は陸山会事件の応援で何を担当していましたか」

 証人「捜査では身柄班とそれ以外の在宅班に分かれており、在宅班ではさらにゼネコン班など細分化している。下請け班のどこかに入っていたと思う。捜査体制表をクリアファイルに入れて保存しているが、それを見れば分かる」

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2011.12.16 16:20 (3/5ページ)[小沢被告 第10回]


 弁護人「東京地検特捜部は大阪地検特捜部の捜査を中断させても応援を取るような上位にあるのですか」

 証人「本当にふざけるなという感じですよね。大阪は厚労省事件があっても東京から応援を借りることはないのに…」

 弁護人「東京地検の上級庁も(大阪地検から応援をもらうことを)把握していましたか」

 《前田元検事は、ここで東京地検特捜部長や最高検の担当検事らとのつながりがあり、自分が抜擢(ばってき)されたのではないかと、弁護人の質問の趣旨とは違う回答をする。このため、弁護人は再度同じ質問をするが、結局かみ合わず、他の質問に切り替える》

 《前田元検事は、午前中の公判で、他の検事が作成した調書を見ていたと証言した。また、「作戦会議」のような他の検事との打ち合わせもあったと明かした》

 弁護人「確認ですが、他の検事の調書も見ていたのですね」

 証人「はい」

 弁護人「作戦会議もしていたのですね」

 証人「作戦会議といえば大げさですが、休憩のときには、みんなで昼ご飯を食べるのですが、今は、石川(議員の調べ)はどうなってるのかなと聞くことはあった」

 弁護士「1日のうちどれくらいの時間ですか」

 証人「延べ時間のことですか。昼ご飯のときは15分なり20分なり…」

 弁護人「(石川議員を取り調べた)○○検事(公判では実名)は、どう話していましたか」

 証人「いろいろな話をしましたが…。小沢さんのプラスとマイナスもありますが、両方話していいですか?」

 弁護人「お願いします」

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2011.12.16 16:20 (4/5ページ)[小沢被告 第10回]

 証人「石川さんが小沢さんに(虚偽記載を)報告した際、『おう』と言ったとする調書がありましたが、『生の話を記載したのか』と(○○検事に)尋ねたところ、『言っていることを記した』と話していましたね。ただ、『おう』と言っただけでは…と、『石川氏はもっと中身のある話をしていないのか』とも尋ねましたが、『(それで)いっぱい、いっぱい。MAX(マックス)だ』と。小沢さんの起訴は難しいなと感じた」

 《前田元検事は、いったん語り出すと止まらない。「MAX」というのは最大限、精いっぱいの供述という意味なのだろうか》

 《午前の公判で、上層部はゼネコンから5千万円の裏献金を受け取っていたと見立てていたと証言した》

 証人「○○検事も『石川さんが5千万円(の裏献金を)受け取っていた事実はないんじゃないか』と言っていた。副部長の□□検事(法廷では実名)も『おそらくない』という認識で、私のところも大久保さんが500万円を受け取ったのがMAXと言っている。(検事らの)士気は下がっていた。まぁ、とりあえず会議ではなく、こんな感じで他の検事と打ち合わせのようなものをしていました」

 弁護人「前田さんは○○検事に何と話しましたか」

 証人「政治資金収支報告書は、(陸山会の実際の会計担当者の)石川さんで、私(が担当していた大久保元秘書は)のマターは4億円の原資が何かということ。○○検事は難しいといっていたので、頑張れと(励ましていた)」

 《○○検事は前日の第9回公判に証人出廷して証言をしている》

 弁護人「○○検事は調べの検事同士は、一切取り調べの状況を話していないと証言しているが」

 証人「…」

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2011.12.16 16:20 (5/5ページ)[小沢被告 第10回]

 弁護人「他の検事が作成した調書も見ていないと言っていたが、嘘ですか」

 証人「私の場合は、少なくとも小沢先生の調書や石川さんの調書など、当然受け取っていた。他の検事も同様だと思う」

 《男性弁護士の質問は続く。前田元検事が平成22年1月に、東京地検特捜部により行われた小沢被告の1回目の任意の事情聴取を事前に知らなかったとした証言を追及する》

 弁護人「事前に知らなかったのですか?」

 証人「保秘でした」

 弁護人「どうして保秘にする必要があるのですか」

 証人「40人の検事に事務官がつき、100人の捜査体制。そこにマスコミがやってくる。(東京に応援に来て)ウイークリーマンションを借りていたが、(調べから)戻ってくると、記者が待っている。『大久保さんの調べどうでしたか』と。私は口が堅いので完全無視を通したが、地方から来た事務官などもいる。小沢さんの聴取時期という重要な情報が漏れることもある」

 弁護人「マスコミに漏れると何か支障があるのですか」

 証人「マスコミは面白おかしく書くし、事情聴取の時期が漏れれば、口裏合わせをされることもある。いろんなことを考え、保秘にする」

 《大久保元秘書は、前田元検事から小沢被告の1回目の任意聴取の前に、大久保元秘書の調書を作成する必要があると迫られたと主張している》

 弁護人「事前に小沢さんの聴取日を知らなかったとなると、大久保さんに調書作成を迫る必要もないということになりますが…。間違いないですか」

 証人「間違いないですよ」

 《この証言を引き出した時点で、弁護人は小沢被告の任意聴取前の新聞各紙を示す。そこには、事前に聴取日を知らせる内容が記載されている》

 弁護人「これらの朝刊などは、聴取が近いことを記していますよね」

 証人「はい。そのようですね」

 弁護人「トップシークレットではありませんよね」

 証人「私自身は本当に知らなかったんですよ。調べ終えれば、ウイークリーマンションに帰る毎日で、新聞は読んでいませんでした」

 《前田元検事は、きっぱりと否定する。ただ、その後の2回目の小沢被告の任意聴取は、時期は不明ながらも事前に知っていたと証言した。小沢被告は目を細めてじっと前を向いている》
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【小沢被告第10回公判(7)】
「証拠隠しは言ったっけ」「石川議員が『土下座』」…止まらぬ“暴露”


2011.12.16 16:40 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]

(14:00~14:30)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、大久保隆規元公設第1秘書=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事=証拠改竄(かいざん)事件で実刑確定=に対する弁護側の尋問が続いている》

 《男性弁護士は昨年1月、大久保元秘書の取り調べを行っている際に、前田元検事がすでに郵便不正事件をめぐる証拠改竄を上層部に報告していた点について経過を確認。続いて、東京地検特捜部の連絡態勢について質問するうち、多弁な前田元検事にリードされる形で、話はさまざまな方向に展開していく》

 弁護人「(大久保元秘書の聴取について)東京拘置所の取調室で、ファクスやメールで(上層部と)連絡を取っていたんですね」

 証人「(主任検事の)■■キャップ(法廷では実名)からあーしろこーしろ、と言われた、というのは、さして記憶はないんですよね。私の当時の役回りはある種、(供述を引き出す)職人としての能力を買われていたが、(勾留)初日から(大久保元秘書を)担当していたわけでもなく、とてもできない状況だったんですけどね。一方で石川(知裕衆院議員(38)=同=)さんを担当していた○○検事(法廷では実名)は相当プレッシャーを受けていたみたいで。私は調書の内容もタイミングも任されていましたけど、○○さんはキャップに調書の原案を上げて、『朱入れ』(手直し)をされていた。私はキャップにいろいろ言われた記憶はなくて、任されていたんです」

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2011.12.16 16:40 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]


 弁護人「午前中の尋問で、他の検事の取り調べにはいろいろ問題があった、と言ってましたよね。どんな問題があったんですか」

 証人「私がそう思う、ということで事実かどうかは別ですけどね。あいつ。あいつじゃねーや、(石川議員の取り調べを担当した副部長の)□□さん(法廷では実名)から聞いたのは石川さんが調べの途中で土下座した、と言っていたんですよね。(□□検事は、石川議員が水谷建設から)5千万円受け取ったやろ、と言ったら、石川さんが否定して、『この通り、受け取っていない証明として土下座もできる』ということで土下座した、と言っていたが」

 「私の素朴な感覚では、否認していた被疑者が次の日の朝に土下座して『嘘ついてました』というのはあり得るけど、普通はないでしょう。国会議員ですよ、当時。いかがなものかと」

 《前田元検事の“暴露”は止まらない》

 証人「それから、細かく正確ではないが、当時、確か石川さんが陸山会と関係なく、ウナギの養殖業者から賄賂をもらったという話があって。実は贈収賄にはあたらないんですけどね。それを贈収賄として調書を取って、『(収支報告書の)虚偽記載を認めなければ考えがあるぞ』と(□□検事が迫った)。それでも石川さんは頑張った。□□検事も『あいつ(5千万円を)受け取ってないんじゃないか』と話していた」

 《大久保元秘書は証人尋問で「担当検事が代わり、小沢さんを陥れようと無理な調べが始まるのではないか、と話した」「(前田元検事から)『あなたは(陸山会事件を)どうしたい』と聞かれた」などと証言。このことについて弁護側が事実関係を問いただすが、前田元検事はこのやり取りを否定した》

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2011.12.16 16:40 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]

 《続いて、男性弁護士は、指定弁護士側が事前打ち合わせ後に裁判所に提出した前田元検事の証言要旨をまとめた書面と、この日の発言の矛盾について追及する。だが、前田元検事は質問に含まれていない特捜部捜査の今回の問題点について言及を開始。以降は前田元検事の独擅場となる》

 証人「1回目(の指定弁護士との打ち合わせでは)はざっくばらんに、捜査の問題点を含めて申し上げた。『私は小沢さんが無罪だと思う』『指定弁護士も職務上大変ですね』と。捜査にいろいろ問題があったことも言いましたし、証拠隠しのことも…言ったかな? 言わなかったかな?」

 弁護人「証拠隠しって何ですか」

 証人「要は、私が裁判官なら、『無罪』と判決を書く。証拠がすべて出されたとしても…」

 弁護人「いや、『隠された証拠』ってなんなんですか」

 証人「私が思っているだけですけどね。判決では検察審査会の起訴議決が妥当だったかどうかも審理されるわけですよね。そこで検察が不起訴と判断した資料として検審に提出されるもので、証拠になっていないものがあるわけですよ。例えば、(自分が取り調べを担当した)大久保さんの調書には全くクレームがないけど、石川さんの調書にはあるんです。弁護士からのクレーム申入書が。でも(指定弁護士との)打ち合わせのときに、指定弁護士は知らなかった。検審に提出された不起訴記録に入っていないから」

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2011.12.16 16:40 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]

 「私はクレームが来ていないから胸を張って任意性がある、と言えるんですけど。石川さんの調書に問題があったんじゃないですかね。(石川議員の取り調べに対する)クレームはバンバンあったくらいの印象がある。指定弁護士も調査したら1、2通見つかったと言っていたが、私の印象ではもっとあると思いました。それが証拠に含まれていれば、審査会が見て、調書の信用性は減殺されるわけですよね」

 《前田被告は息つく間もなく、小沢被告を無罪と考える根拠として、立件材料がそろわなかった点を説明する》

 証人「それに、この事件では捜査態勢が、途中でものすごく拡充されたんですよ。(元秘書ら逮捕者の取り調べを行う『身柄班』に対して)『業者班』。ゼネコンや下請けの捜査員を増やした。でも、(作成された)調書が、まー、ないでしょ? 大久保さん、小沢さんに裏金を渡しているという検察の想定と違う取り調べ内容は、証拠化しないんです。どうするかといえば、メモにしている。手書きのその場のメモということでなく、ワープロで供述要旨を整理していた」

 「水谷(建設)で言えば、4億円の原資として5千万円は水谷かもね、となっても、残りの3億5千万円については分からない。何十人の検察官が調べて、出てこない。検審にそれが示されれば、水谷建設の裏献金の信用性も、減殺されていたはず。想定に合わなければ証拠にならないというのがこれまでの検察で、私も感覚がずれていて、厚労省の(証拠改竄)事件を起こすことにもなった」

 《昨日の敵は今日の友。前田元検事の思わぬ“援護射撃”に小沢被告は興味深そうに耳を傾けている》

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【小沢被告第10回公判(8)】
「別の質問をされた方がいいですよ」弁護側に反論、法廷から失笑


2011.12.16 17:07 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]

 (14:30~15:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事が証人として出廷し、弁護側が質問を続ける》

 《捜査の現場でのメモの取り扱いの話など、たびたび質問されていないことにまで言及を始める前田元検事。弁護人側は質問の方向を修正するため、話を東京拘置所での取り調べ方針に戻す》

 弁護人「話を戻しますが、検察事務官に(取り調べの際に)席を外させるのは秘密保持のためということを言っていますが、回数は多かったのですか」

 証人「東京拘置所の仕組みを説明しますと…」

 弁護人「それはいいんです。前田さんの判断で事務官の席を外させることはありましたか」

 証人「部屋から出てくれとは言ったことがない。大久保さんが『他の人に話をしにくいな』という話題のときには、事務官が雰囲気を察して(自ら)席を外した。特捜部の事務官はアホではないので」

 弁護人「(大久保元秘書の)調書にある『検事調書は証拠価値が高い』というのは大久保さんから出た言葉ですか」

 証人「それは私が書いたんですよ」

 弁護人「どういうときに言ったんですか」

 証人「大久保さんがそのような趣旨で話したので私が書きました」

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2011.12.16 17:07 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]

 弁護人「証拠価値という言葉は専門的な言葉ですが、大久保さんはどういう話をしていたのですか」

 証人「『自白というのは意味がある。サインすることは被疑者として重要。検事の調書は気をつけないといけない』という話だった」

 弁護人「それは大久保さんが言ったのですか」

 証人「そういう趣旨で言っていた」

 《弁護側は、前田元検事が作成した調書の中に、大久保元秘書が供述したのではない部分があるとみて、細かな表現について逐一確認を行っていく。前田元検事が作成した調書の信頼性が問われるだけに、注目が集まる点だ》

 弁護人「先ほどから出ている『潮目を変えたい』という言葉ですが、特徴的だから調書に使ったということですね」

 証人「はい。面白い言葉だったので」

 弁護人「このときの供述調書は、大久保さんが(その後に)供述をひっくり返す可能性があるということで作成したのですね」

 証人「はい。将来的にあると思っていました」

 弁護人「なぜこのような言葉を取り入れたのですか」

 証人「あの、私は検事15年で、特捜は8、9年やってますし、バカではないですから。話を取り入れて信頼性を高めるという意味で取り入れたんです」

 《徐々にヒートアップして口調も反論調になる前田元検事。説明する際も右手を振り回すなどボディーランゲージを交えている。質問する弁護人も気押され気味だ》

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2011.12.16 17:07 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]

 弁護人「潮目という言葉ですが、普通は『潮目を変えたい』とは使わず、潮目とは自然に変わっていくものではないですか」

 証人「それは重箱の隅です。答えても前に進みません。別の質問をされた方がいいですよ」

 《人を食ったような前田元検事の回答に傍聴席から失笑が漏れる》

 弁護人「あなたは潮目という言葉を『パクった』とおっしゃいましたね」

 証人「はい」

 弁護人「あなたは逮捕勾留され、取り調べを受けたのは今回(証拠改竄事件)が初めてですね」

 証人「はい」

 弁護人「(大阪地検元特捜部長の)大坪(弘道)さんと(元副部長の)佐賀(元明)さんを尊敬していましたよね」

 証人「…」

 《意味ありげな沈黙に、再び笑いが漏れる廷内。前田元検事は「まあそうですね」と答えた》

 弁護人「2人の関与を認めるのは重大な決意でしたね」

 証人「上司を刺すということなので、そうですね」

 弁護人「その重大な決意をしたときにどうして大久保さんを思い出し、潮目という言葉を使ったのですか」

 証人「大久保さんを取り調べて調書をとった(平成22年)1月30日は、私が佐賀さんに報告した日。1、2月のことは頭に残っている」

 弁護人「あなたは取り調べで『話を作るならばもっとひどいことを書く』と発言したことがありますが、自分で話を作ったことはありますか」

 証人「ないです」

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2011.12.16 17:07 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]


 弁護人「ない? 被疑者から聞いてない話で調書を作ったことは1度もないのですか」

 証人「作文ということだと思いますが、聞いた内容を書くのはすべて作文になりますが」

 弁護人「真実と虚構がありますが、虚構の調書は書いたことはないのですか」

 証人「はい」

 弁護人「(郵便不正事件の)村木(厚子)さんの事件では証拠を改竄しましたよね」

 証人「その通り」

 弁護人「証拠として『いやらしい』からということでしたよね」

 証人「その通り」

 弁護人「証拠の改竄は、証拠隠滅罪にあたることはご存じですよね」

 証人「その通り」

 弁護人「他の証拠と整合するように変えましたね」

 証人「その通り」

 弁護人「村木さんの事件以外で証拠改竄をしたことはありませんか」

 証人「ありません」

 《自身が有罪判決を受けた事件以外では証拠の改竄をしていないと主張する前田元検事。弁護側はさらに追及する》

 弁護人「今まで一度もないのに、村木さんの事件の1回だけ。たまたま朝日新聞に見つかったのですか」

 証人「誰が出したかは分からないが、これは改竄を知っている(検事の)誰かが外に漏らした。たまたまではない」

 弁護人「では1回限りのことが発覚したということですか」

 証人「悪いことはやっぱりできませんね」

 《実刑判決を受けながら悪びれる様子もなく、あっけらかんとする前田元検事。別の場面では大善文男裁判長が「聞かれたことだけに答えてください」と注意するなど、質問をはぐらかすケースも多い。これまでの公判を無表情で通してきた小沢被告も、目を開いて前田元検事の話を聞くなど、興味を持っているようだ》

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【小沢被告第10回公判(9)】

データ改竄の上申書「ほぼ全部作り話、真っ赤な嘘」とあっけらかん

2011.12.16 17:49 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]

(15:00~15:17)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は前田恒彦元検事に対する弁護側の反対尋問が続けられている》

 《男性弁護士が証拠改竄(かいざん)事件や、過去に捜査を担当した事件を例に挙げ、前田元検事の作成した調書の信用性について追及。これに弁護側が「本件とは関係ない」と何度か異議を申し立てるなど、やりとりは紛糾している》

 弁護人「大久保(隆規元秘書)さんに、『予備知識がないから話を作れない』と言いましたか」

 証人「予備知識? 私が? 大久保さんに『話を作る』って言ってないですよ」

 弁護人「言ってないんですか?」

 証人「言ってないです。西松建設事件ってどんな事件かというのは聞きました。作るというのは、作文という意味ですか」

 弁護人「そういうことですかね」

 証人「言っていないです!」

 《供述調書の偽造を意味する「作る」という言葉に、猛烈に反発する前田元検事。質問をする男性弁護士に向かって、これまでよりも大きな声で否定した》

 《続いて、弁護側は前田元検事自身の証拠改竄事件についてただした》

 弁護人「平成20年1月29日、(大阪地検特捜部の同僚の)国井弘樹検事から、他の検事に改竄を話したと電話がありましたね」

 証人「はい」

 弁護人「2月1日か2日には、国井検事とデータの一部を書き換えてしまった可能性があるという筋書きについて話をしましたか」

 証人「2日ですかね。筋書きの話は事実です」

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2011.12.16 17:49 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]

 弁護人「この筋書きは東京拘置所で(大久保元秘書の取り調べと)平行して作りましたか」

 証人「いや、そうではないです。調べの合間というか、取り調べの部屋には誰もいない状態で作りました。当時上司だった佐賀(元明・元大阪地検特捜部副部長)さんに『嘘の筋書きを作っておけよ』といわれて作りました」

 弁護人「嘘の筋書きを文章化したのは2月8日ですね」

 証人「そうですね」

 《ここで、弁護側はこの嘘の筋書きを書き並べた上申書を証拠として示そうとするが、指定弁護士側はこれに反発。「本件とどう関わりがあるか、供述を取ってから示すべきだ」と主張した》

 《一方、弁護側は「信用性を争うために必要」と再反論するが、大善文男裁判長は、上申書を示さずに本件との関わりをただすように弁護側に指示した》

 弁護人「大阪に帰って上申書を書いたんですか」

 証人「そうですね。でも、やっぱり(上申書を)示した方がいいと思うんですよ。もっと他に聞くことがあると思いますから。何があったのか、全て話そうと思ってここに来ていますから」

 《すこしあきれたような口調でこう口にする前田元検事。弁護側と指定弁護士側の緊迫したやりとりを一気に覆すような発言に、傍聴席から笑いが漏れる。大善裁判長がここで直接、前田元検事に質問した》

 裁判長「上申書がどういうものか覚えていらっしゃいますか」

 証人「(データの書き換えが)実際は故意犯だったのを、過失犯だったかのように嘘の筋書きを書いたものです」

 裁判長「内容は記憶にあるのですね。では、弁護側はそのまま質問を続けてください」

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2011.12.16 17:49 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]


 弁護人「ご希望に添って簡潔に質問します。上申書には『フロッピーのデータを過誤により改変した可能性があります』と書いてありますよね」

 証人「ほぼ全部作り話です。真っ赤な嘘ですね、本当に」

 弁護人「『コピーデータの上書き保存の際、遊び感覚で適当な数字を入れた』というのも作り話ですか」

 証人「そうですね」

 《前田元検事は過失でデータを書き換えたとする上申書を「真っ赤な嘘」と正直に、むしろあっけらかんとした様子で虚偽だと認めていく。この一連のやりとりに傍聴席からは再び笑いが起きた。小沢被告も、にやにやと笑みを浮かべている》

 《しかし、指定弁護士側がここで再び異議を申し立てた》

 指定弁護士「これ以上詳細に踏み込む必要はないと考えます」

 弁護人「本件の取り調べと近接した時期に、検察官として改竄を隠蔽する話をしているんです。関連性はあることは明らかです」

 《大善裁判長は、他の裁判官と小声で話し合い、こう弁護側に告げた》

 裁判長「すでに出ている話だと思いますし、この辺でいいのでは…」

 弁護人「では、もう一つだけお願いします」

 裁判長「では、お願いします」

 弁護人「上申書の中で、『音楽を聴きながら作業していたので、データを上書きしたときに小さい回転音がするのですが、ヘッドホンをしていたので回転音に気づかなかった』とありますが、こういうディテールも嘘ですか」

 証人「音楽を聴いて作業することはありますが、前提が嘘だから、細かいことも嘘です」

 弁護人「(当時の大阪地検の)小林(敬)検事正にも上申書に沿って報告しましたか」

 証人「はい。小林検事正の聞き取りのあと、『報告書にしてくれ』といわれ、上申書を報告書として書き換えました」

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2011.12.16 17:49 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]


 弁護人「最初から検事志望だったんですか」

 証人「司法修習生時代ですか。はい」

 弁護人「検事になって14年間勤めたんですね」

 証人「そうですね」

 弁護人「そのうち特捜部は9年ですか」

 証人「はい、約9年です」

 弁護人「あなたは『私の行為で検察の信頼が失墜してしまった負い目を感じている。ですが、特捜部も検察も愛しています』と話されていたようですが」

 証人「はい」

 弁護人「今でもそうですか」

 証人「今でも愛しているからこそ、今、改革が進んでいますが、2点を改革すべきだと思います。一つは、手持ちの資料は全て開示する。検察に不利な証拠があったことが後に判明することは、今の“流行”みたいなものです。私の件をきっかけに大きく検察組織を変えるなら、検察だけの判断で『この証拠は出さない』というのはやめるべきです」

 「もう一つは、強制だろうが、任意だろうが、捜査の様子は可視化すべきです。今回の件でも、大久保さんにはかなりデタラメを言われた。検事が改竄したか、しないかなんてのは不毛なやりとりなんです。だから、可視化を進めるべきです。供述調書も作らずに、録音録画する。そこまで検察が改革に踏み込めるかどうかです。検察、特捜は今でも愛しています」

 「今は被疑者から自白を取った検事が悪いかのように思われている。確かに自白を取ることは被疑者にとってつらいことだけど、真実を引き出そうというのが検察。それが突然、公判で『言ってない』とか供述が覆っておかしくなって、(裁判で証人として)呼ばれる。それは心外です。それを避けるために可視化すべきです」

 弁護人「大久保さんのときは可視化しましたか」

 証人「可視化されていません」

 弁護人「終わります」

 《弁護側が質問を終え、男性弁護士が座ろうとすると同時に、前田元検事の「(可視化を)すればいいのに」というつぶやきが、マイクにのり、法廷に響き渡った。傍聴席からは、また笑いが漏れる》

 《ここで、弁護側の反対尋問は終了し、約30分間の休廷に入った。再開は午後3時50分からで、指定弁護士からの最終尋問が15分間行われることが告げられた》

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【小沢被告第10回公判(10)】
トイレで小用しながら「割れた?」 与太話で情報交換

2011.12.16 18:01 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]


 (15:50~16:20)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、約30分の休憩を挟んで、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事に対する検察官役の指定弁護士の再尋問が始まった》

 《前田元検事は、今公判で、平成22年1月に東京地検特捜部によって行われた小沢被告の任意の事情聴取を事前に知らなかったと証言した。指定弁護士はこの点をまず確認する》

 指定弁護士「まず1点。事前に、(小沢被告を近く聴取するという)報道があったにもかかわらず、知らなかったのですね」

 証人「そうです」

 指定弁護士「小沢被告側の弁護人と日程調整もするのですね」

 証人「先ほど、私は検察幹部がマスコミに漏らしたような話もしましたが、弁護士が記者に漏らすことも考えられます。ただ、いずれにしましても、私は知らず、驚いたということです」

 指定弁護士「検察はトップシークレットで下の者には伝わっていなかったのですね」

 証人「そうですね」

 《続いて、指定弁護士が事前に前田元検事に面会し、どのような内容の質問を本日行うのかを裁判所に提出した書面について尋ねていく》

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2011.12.16 18:01 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]

 《前田元検事が公判で書面に記されている取り調べの場面と、若干違う証言を繰り返している。前田元検事は当時、大阪地検特捜部で勤務。東京地検からの応援要請を受けて、途中から陸山会の会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した》

 指定弁護士「書面では、大久保さんに対し『(事件の)予備知識もないので(供述調書に)嘘を書けないし、正直に話してほしい』との内容になっているがこちらも違うのか」

 証人「『話を作ることはないので』と、このようなニュアンスは指定弁護士の先生に説明したような気がしますが、手持ちがないので嘘を作るというようなやり取りを大久保さんとした記憶はありません」

 指定弁護士「大久保さんに対し、『あなたはどうしたい?』と質問したとも書面にありますが…」

 証人「私の記憶では、少なくとも指定弁護士の先生に、そう言ったという記憶はありません」

 《指定弁護士は、前田元検事が作成した大久保元秘書の調書についての細部の再確認も行う》

 指定弁護士「調書にはあなた(前田元検事)の発言が、(真実を語る)背中を押したとする内容もありますが…」

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2011.12.16 18:01 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]


 証人「(そういうやり取りが調書に)あったか、すら覚えていない。あったのではないかと言われれば、書いているので、あるのでしょうが…。私は、ものすごく些末なことだと思いますが」

 《前田元検事は、公判で他の検事が作成した調書などの資料も見ていたと証言。さらに、陸山会の実際の会計事務を担当していた元秘書の石川知裕衆院議員(38)の聴取を行った○○検事(法廷では実名)に捜査状況を尋ねていたことを明かした。指定弁護士側はこの点も確認する》

 指定弁護士「○○検事が実際に資料を取り寄せていたことは確認しましたか」

 証人「確認はしていません」

 指定弁護士「調べ官の横のつながりは定期的にありましたか。例えば、ミーティングとか」

 証人「ミーティングとかはありません。ただ、みな東京拘置所に出勤し、夜遅くまで缶詰なので、一緒に過ごす時間が多くなるわけですよね。私は△△検事(法廷では実名)とは面識がありましたが、○○検事と副部長の□□検事(同)とは面識がなかった。最初はぎこちないが、一緒に昼ご飯を食べるにつれ、いろいろと聞くようになる。与太話で『今どんな感じ。認めているの?』とかを自然と聞く。トイレで小用をたしているときとか、『割れた?』とかも聞く。割れないと思っているものの、割ってほしいというのが事実ですし」

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2011.12.16 18:01 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]


 《続いて、弁護側が簡単な事項を確認し、指定弁護士側、弁護側双方の前田元検事への尋問が終了。左陪席の裁判官の質問に移行した》

 裁判官「前任の検事からの本件、政治資金収支報告書虚偽記載について、具体的にどのように引き継ぎを受けたのですか」

 証人「本件そのものの認否については、文言はどうあれ、留保しているという趣旨だった」

 裁判官「あなたが尋ねた際、(大久保元秘書は虚偽記載について)『思いだしているところだ』と説明したのですよね」

 証人「はい」

 裁判官「その後、認めた際には、どのようだったのですか」

 《問題の土地を購入する際、小沢被告は4億円の資金は用意していたが、その後、りそな銀行からも、定期預金を担保に、同額の4億円の融資を受けている。土地の登記は、代金を支払った翌年の1月にずらされている》

 証人「結局、自分が考えたことではなく、『石川(議員)がこういうスキームを作った』と。石川(議員)いわく『これが小沢先生のためになる』と説明を受けたと話していました」

 《裁判官の質問が続く》

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【小沢被告第10回公判(11)完】
検察は皆「小沢」と呼び捨て 小沢被告も苦笑い

2011.12.16 18:18 (1/4ページ)[小沢被告 第10回]

前のニュース

 (16:20~17:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判は、大久保隆規元公設第1秘書=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事=証拠改竄(かいざん)事件で実刑確定=に対する裁判官の尋問が続いている》

 《左陪席の裁判官は、前田元検事が大久保元秘書の取り調べ初日に、「あなたは事件をどうしたいんだ」と尋ねた事実があったのかを確認し、前田元検事は記憶になく、あったとしても事実に反する供述を誘導する趣旨ではなかったことを強調する》

 《裁判官は続けて、佐久間達哉・東京地検特捜部長が東京拘置所を訪れ、事件についての見立てを説明した状況について尋ねていく》

 証人「(見立ては)妄想かもしませんが。小沢、小沢先生には申し訳ないが、検察はみな小沢と呼び捨てにしていますが、(特捜部長は)『小沢は当然分かっている』と。ダム工事の謝礼を秘書個人に渡すわけがない、そういう金だから(収支報告書の虚偽記載で)隠す、という見立て。だから(土地購入の原資が)業者からの4億円でなければ、見立ては崩れると」

 裁判官「(石川議員の取り調べを担当した)○○検事(法廷では実名)も聴いていたんですね」

 証人「会議室で。そうです」

 《左陪席の裁判官は最後に、この日、前田元検事が長々と続けた捜査批判について質問する》

 裁判官「今日は陸山会事件についての捜査の問題点を話されていましたが、何か言い残したことはありますか」

 証人「はははっ。抽象的な質問ですね。えーと…」

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2011.12.16 18:18 (2/4ページ)[小沢被告 第10回]


 裁判官「あ、なければ結構です」

 《続いて右陪席の裁判官が質問する。はじめに、大久保元秘書が容疑を認める調書に署名した昨年1月23日、同日に小沢被告の任意の聴取が行われることを事前に知っていたかどうかについて尋ねる。大久保元秘書は「小沢先生の聴取前に容疑を認めるよう強要された」と主張、前田元検事は「『トップシークレット』で聴取の予定自体を知らなかった」と反論している》

 裁判官「弁護側が示したように、(前々日と前日の)21日と22日にも新聞報道がありました。見ていないんですね」

 証人「はい。新聞自体一切見ていないし、普段から買っていません」

 裁判官「インターネットのニュースでも見ていませんか」

 証人「当時一番関心があったのは(自身が捜査に関与していた)厚労省(の郵便不正事件)でしたが。それも見た記憶がありません」

 裁判官「事務室とか、他の検事が話題にしていませんでしたか」

 証人「当日までありませんでした」

 《大久保元秘書は証人尋問で、弁護士を信用しないよう繰り返し言われ、「マインドコントロール」を受けた、と話していた。右陪席の裁判官はこの点についても尋ねる》

 裁判官「弁護士を信頼し続けると不利になると、大久保さんが印象を受ける言い方をしたことはありませんでしたか」

 証人「信頼してはいけないとは言っていません。ただ、小沢さんの記者会見で同席していた弁護士が、大久保さんの弁護士と一緒であることを知って、『利益相反』だということは言いました。私だけでなく、他の検事も言っていた。『なぜあなたの弁護士が小沢さんの弁護士をしているんだ』と大久保さんに言ったことはあります。それに…」

 裁判官「他にはありませんね」

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2011.12.16 18:18 (3/4ページ)[小沢被告 第10回]


 証人「ありません」

 《すぐに話が脱線する前田元検事を止めようと証言を遮る裁判官ら。最後に、大善文男裁判長が質問する》

 《関心を向けたのは、前田元検事の取り調べの中で、大久保元秘書に対する威迫の有無。石川知裕衆院議員(38)=同=や池田光智元秘書(34)=同=の供述調書の作成状況を把握していたことを確認し、質問する》

 裁判長「他の人がここまで話しているというのは、頭に置いて調べているわけですね」

 証人「『当て調べ』(他の被疑者の供述を聞かせる取り調べ手法)ということなら、それはやっていません。信用性の問題があり、(他の秘書らの)嘘の可能性もある。当てるのは怖い。大久保さんが言っていることも、合っているか分からないですから」

 裁判長「頭に入っていれば、心理として供述をぶつけることはありませんか」

 証人「心理としてはあるが、やってはいけないときもある。実際にやるかは別です」

 《大善裁判長は、昨年1月23日、前田元検事が小沢被告の会見をテレビで見た後、小沢被告に対し激しく憤っていたという大久保元秘書の証言について尋ねる》

 裁判長「小沢被告の会見をテレビで見てから、大久保さんに感想をぶつけたことはありますか」

 証人「会見に大久保さんの弁護士が同席していた。それを言ったのは間違いありません。中身で明確にこう言った、という記憶はありませんが、何か(感想を)言っても不思議ではない状況とは思います」

 裁判長「小沢さんや共犯の処分の見通しについて、大久保さんに話したことはありますか」

 証人「ないですけれども。大久保さんは私を見て、検察は小沢さんを起訴しないと推測したかもしれない。私がこれまでの検事に比べて『やる気ないな』という感じだったので。私が逆の立場ならそう思う。キリキリやらないので、小沢さんを起訴しないと考えられてもおかしくないです」

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2011.12.16 18:18 (4/4ページ)[小沢被告 第10回]


 《裁判長の質問はここで終了。弁護側が補足として、会見のテレビを見て、小沢被告と大久保元秘書の弁護士が同一であることに気づいた理由を質問し、前田元検事は「複数の検事から、弁護士が同じということを話で聞いていた。誰に、いつ聞いたかは覚えていない」と返答した》

 《証人尋問がすべて終了し大善裁判長は5分間の休廷を告げる》 

 《午後4時48分。休憩を挟み、審理が再開した。大善裁判長が、弁護側が申請していた証拠書類3点を採用した。内容は石川議員らの取り調べを行った検事2人に関するものだ。弁護側は2人がかかわった別の事件で、容疑者の取り調べで威迫や利益誘導があったと指摘。この公判で証拠として出されている2人が作成した調書について、信頼性が疑われるとしている》

 《大善裁判長は新たな公判期日として来年2月17日に審理を追加した。指定弁護士が請求した石川議員、大久保元秘書、池田元秘書の供述調書の採否の判断を行うとしている》

 《この日の審理はすべて終了した。これまでの公判とは違い、多弁な前田元検事の話を聞いたり、苦笑したりしていた小沢元被告。すでに10回もの公判を経験しているほか、この日は自分とかかわりのない証人だっただけに、緊張はなかったようだ》

 《しかし、閉廷後はいつものように無表情に戻り、退席する傍聴者や報道陣の様子を目で追っていただけだった。次回公判は20日午後1時10分から。指定弁護士側、弁護側の双方が申請した会計学の専門家が証人として出廷する予定だ》

小沢裁判:法廷で田代・民野検事の犯罪明らかに

 小沢裁判を傍聴して、検察官の取調べや虚偽報告書などの検事の犯罪にもあたる事実が明らかになった。

動画にアップしたので見て欲しい。特に、4・5・6動画は必見!

検察審査会の議決の判断となった特捜部長への報告書が田代検事により、事実にないことが報告された。その捏造報告書により検察審査会の議決が決定したという驚くべき事実!

 また、石川議員の女性秘書の取調べにあたった民野検事の異常さ。検察に軟禁状態にして、こんなことが許されるのかと権力の間違った行使がはっきりわかる。ネットで知った内容よりさらに驚く事実だった。

今日は、石川議員の取調べにあたった田代検事により検察審査会決定の判断材料となる虚偽報告書の存在と石川議員の女性秘書が検察内に軟禁状態にされての犯罪ともいえる民野検事の取調べが明らかになったが、この裁判から検事の犯罪ともいえる取調べの実態が国民に知らされることだろう。

果たして既存メディアはどのように取り上げるだろうか?

明日はいよいよ前田検事の登場だ。

ぜひ傍聴券が当たることを祈っている。

今日は当選率が2倍ぐらいで当たることができたが、明日は3倍を超えるのではと思うと悲観的になってしまう。

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小沢裁判1 田代検事と石川さんの秘書が証人?


小沢裁判2 くじが当たって 田代検事と石川さんの秘書が証人


小沢裁判3 田代検事と石川さん秘書


小沢裁判4 検審議決の根拠の虚偽報告書が明らかに


小沢裁判5 民野検事の検察内での女性秘書軟禁などの事件


小沢裁判6 民野検事の検察内での女性秘書軟禁などの事件


産経ニュース

女性秘書の供述についての詳細についてまとめられている部分

http://www.sankei.jp.msn.com/affairs/news/111215/trl11121517590017-n1.htm 



「ホニャララの被疑者として取り調べる」 特捜調べに女性秘書“絶望”

2011.12.15 17:58 (1/5ページ)[小沢被告 第9回]

 (15:45~16:15)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、約30分の休廷を挟んで、石川知裕衆院議員=1審有罪、控訴中=の政策秘書の女性に対する、弁護側の質問が始められる》

 《弁護側は、東京地検特捜部が平成22年1月に女性から任意で事情聴取した際に、被疑事実とは異なる内容の調べを行ったと主張している。さらに、女性が保育園に子供を迎えにいかなければならなかったのに、午後1時から午後11時まで取り調べを行い、石川議員に心理的な圧迫を与えたと主張している》

 《大善文男裁判長が小沢被告の入廷を促す。小沢被告は裁判長の前を通る際に深々と一礼し、弁護側の席着いた。その後、女性が入廷し、証言台に着いた。女性は黒のスーツに身を包み、黒の長い髪をきちんと整えている。女性弁護士が立ち上がって質問を始める》

 弁護人「出身地はどこですか」

 証人「北海道です」

 弁護人「最終学歴を教えてください」

 証人「立命館大学文学部です」

 弁護人「卒業は、いつですか」

 証人「1998(平成10)年9月です」

 弁護人「その後は?」

 証人「民主党の国会議員秘書をしています」

 弁護人「公設秘書ということですか」

 証人「はい」

 弁護人「だれの秘書ですか」

 証人「石川知裕の政策秘書です」

 弁護人「いつからですか」

 証人「2007(平成19)年3月27日です」

___________

2011.12.15 17:58 (2/5ページ)[小沢被告 第9回]
 弁護人「当選したときからということですね」

 証人「はい」

 《女性弁護士は経歴から確認し、女性秘書は小さいながらもはっきりした声で質問に答えていく》

 弁護人「政策秘書とは、どのような仕事ですか」

 証人「政策の立案やアシスタント、スケジュールの管理などです」

 弁護人「仕事場は?」

 証人「議員会館です」

 弁護人「家族構成を教えてください」

 証人「夫と子供2人です」

 弁護人「子供はおいくつですか」

 証人「7歳と5歳です」

 弁護人「保育園に入れているのですか」

 証人「はい。保育園です」

 弁護人「家事は夫婦で分担しているのですか」

 証人「夫は平日、湯河原にいますので、平日は私が家事をしています」

 弁護人「そうした状況はいつからですか」

 証人「7年前からです」

 《女性弁護士は質問を繰り返しながら徐々に、問題に触れていく》

 弁護人「あなたは東京地検特捜部の調べを受けていますね」

 証人「はい」

 弁護人「何回ですか」

 証人「2回です」

 弁護人「最初の調べはいつですか」

 証人「昨年の1月26日です」

 弁護人「どのように呼ばれたのですか」

 証人「その日の午前10時に、▲▲(法廷では実名)と名乗る人から、私の携帯に電話がありました」

 弁護人「何と?」

 証人「午後1時45分に検察庁に来てくれということでした」

 弁護人「何のためとの説明でしたか」

 証人「何のためか分かりませんでしたので、『資料の返却ですか』と尋ねました」

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2011.12.15 17:58 (3/5ページ)[小沢被告 第9回]
 弁護人「すると?」

 証人「『はい』と言っていました」

 弁護人「今までにも資料の返却に(検察庁に)うかがうことあったのですね。これまでとの違いはありましたか」

 証人「はい。普段は時間を一方的に指定することはありませんでしたので、心配になりました。なので3回ほど、資料の返却か確認しましたが、そうですとのことでした」

 《女性弁護士は呼び出し段階から不審な点があったと強調したい構えだ》

 《女性秘書は資料の返却と思っていたため、軽装で名刺入れなどが入る小さなバッグ1つだけを持って指定された時間に行ったと主張。財布も持っていなかったという。だが、受付を終えると9階の検事の部屋に通された。自己紹介して初めて▲▲が検事であることを知ったとする。▲▲検事は身長は180センチぐらいで、眼鏡をかけ、女性秘書は「かっぷくがよかった」と証言した。▲▲検事は、まず女性秘書に対して「何で呼ばれたか分かりますよね」と切り出してきたという》

 弁護人「あなたは何と答えたのですか」

 証人「…。何で呼ばれたのか分かりませんと、資料の返却ですよねと逆に尋ねました」

 弁護人「▲▲検事の答えは?」

 証人「違いますと。あなたにお話ししてもらわないとならないことがあると言っていました」

 《続いて、女性秘書は名前や戸籍などを紙に記入させられたという》

 弁護人「その後は?」

 証人「取り調べを始めると告げられました」

 弁護人「何についての取り調べですか」

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2011.12.15 17:58 (4/5ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「ホニャララ、ホニャララの被疑者として取り調べると」

 弁護人「ホニャララとは何ですか」

 証人「わざとゴニョゴニョと聞きづらくしていましたし、被疑者のところだけ大きくしていましたし…」

 《その後、▲▲検事は六法全書を開いて、黙秘権を説明し、聴取を始めたという。女性秘書は再び容疑を尋ねたが、▲▲検事は答えなかったとする。そして、持ち物を検査され、携帯電話も目の前でディスプレーを見せ、消すことを要求され、女性秘書は従ったと主張する》

 弁護人「(記入した経歴を記した)紙について質問がありましたか」

 証人「はい。紙に基づいて経歴を確認していきました」

 弁護人「その後のやりとりは?」

 証人「資料の返却に来ただけと思っていたので、取り調べならば、連絡をさせてほしいと懇願しました」

 弁護人「(▲▲検事の)反応は?」

 証人「駄目だと」

 弁護人「理由は?」

 証人「あなたに権利はないと。被疑者なら、せめて弁護士にも連絡させてくれと言いましたが、それもできないと言われました」

 弁護人「それで何と?」

 証人「▲▲検事は、私に『自分のことは自分が分かっているだろうから、自分から話せ』と。ただ、まったく思い当たることがなかったので黙っていました」

 弁護人「膠着(こうちゃく)状態が続いたのですね。▲▲検事の反応は?」

 証人「一方的に自分が検事になった理由などを話していましたが、だんだんとイライラされて、何で黙っているのかとヒステリックになりました」

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2011.12.15 17:58 (5/5ページ)[小沢被告 第9回]
 《その後も、膠着状態が続き、2、3時間が経過したという。ここで、女性秘書は1回目のトイレ休憩を許され、こっそりと携帯で連絡を取ろうとしたが、圏外で無理だったという》

 弁護人「どう感じましたか」

 証人「絶望を感じ、被疑者を受け入れるしかないと考えました。そして、話せることは話すので、質問してほしいと訴えました」

 《その後も具体的な質問はされず、保育園への子供の迎えを誰かに頼まなければならないと、外部への連絡を懇願し続けたという》

 《だが、▲▲検事は「人生そんなに甘くはない」「自分が悪いんだから泣いても無駄だ」などとして、なかなか応じなかったとする。ただ、ようやく夫への連絡や事務所への連絡を許され、質問が始まった》

 証人「資料を出してきてそれを元に質問がありました」

 弁護人「資料とは」

 証人「通帳のコピーのようなものでした」

 弁護人「誰の名義か分かりましたか」

 証人「やり取りの中で石川の政治団体のものだと分かりました」

 《通帳には、女性秘書が何かを書き込んだ跡があったという》

 弁護人「どんなことを聞いてきたのですか」

 証人「何を問題にしているのか分かりませんでした。(書き込みは)あくまでも私のメモ。収支報告書は帳簿を見てつけるので、それを持ってきてほしいと言いました」

 弁護人「すると」

 証人「▲▲検事は事務官に指示して押収した段ボールを何個か持ってこさせていました」

 弁護人「帳簿は見つかったのですか」

 証人「入っていませんでした」

 弁護人「帳簿が入っていないことも知らなかったのですね」

 証人「はい」

 《女性弁護士と女性秘書のテンポのよいやり取りが続く。小沢被告は女性秘書の横顔を見つめながら、公判の推移を見守っている》

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【小沢被告第9回公判(11)】
「こんなかわいい子供たちが…犯罪者の子供に…」 にやにや顔で女性秘書を「圧迫」

2011.12.15 18:37 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]
前のニュース

 (16:15~16:45)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の政策秘書の女性に対する弁護側の証人尋問が続いている》

 《昨年1月26日に東京地検特捜部の参考人聴取を受けた女性秘書は「参考人」ではなく「被疑者」として扱われ、保育園に子供を迎えにいかなければならないのに、午後11時ごろまで帰してもらえなかったとされる。弁護側は「特捜部は何でもできるところだ、捜査の拡大がどんどん進む」という心理的な圧迫を石川議員に与えたと主張している》

 《女性秘書は、取り調べを担当した▲▲検事(法廷では実名)から、家族の写真が入ったUSBメモリのデータを見せるよう要求されたといい、その時の状況を「悲惨」だとして詳細に語っていく》

 弁護人「▲▲検事は家族の写真を見て、何と言ったんですか」

 証人「(▲▲検事は)『こんな…かわいい子供たちが…』」

 《女性秘書は涙で声を詰まらせ、続ける》

 証人「『犯罪者の子供ということになったら、どう思うだろうね』、と…」

 弁護人「どんな表情でしたか」

 証人「にやにやしながらでした」

 《女性秘書はそのやり取りの際、すでに午後8時を回っていたと説明。▲▲検事は家に帰ることも、電話で連絡を取ることも認めなかったという》

 証人「どうしても帰りたい、と言ったら、(▲▲検事は)『人生そんなに甘くないよ』と。せめて子供が無事に家にいるか、確認させてほしいとお願いしましたが、初めのうちは『そんな権利はない』と。そのうちに私が過呼吸のようになり、『夫になら電話してもいいぞ』と許されました」

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2011.12.15 18:37 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《午後9時を回っても、夕食をとらないまま取り調べは続いたという。朦朧(もうろう)とする意識の中、女性は座る姿勢について強い叱責を受けたエピソードを語り始める》

 証人「机の下に手を置いて、ぎゅっと握っていました。急に机をボンッとたたかれて『話を聞く態度じゃない』と注意されました。さらにその後、背もたれに体を寄せると、またボンッと机をたたかれ、『人の話を聞く姿勢じゃない。背筋を伸ばせと言われました』」

 弁護人「(同席する)検察事務官の様子はどうでしたか」

 証人「夕方くらいからコックリコックリしていて、午後7時半以降は机に足を投げ出して寝ていました」

 弁護人「▲▲検事は注意しないんですか」

 証人「しません」

 弁護人「聴取のメモは誰がとっていたんですか」

 証人「誰も取っていません。事務官のノートパソコンも閉じたままになっていました」

 《午後10時を回り、取り調べはすでに9時間を超える。女性秘書はようやく弁護士に連絡をとり、「脱出」するまでの経緯を語っていく》

 証人「もう帰ります、と強く主張したところ、▲▲検事は『本当に、本当に、石川(議員)の心証が悪くなってもいいんだな。石川がどうなってもいいんだな』と、立ち上がって何度も言いました」

 弁護人「それで思いとどまったんですか」

 証人「帰れる権利はあると思い、弁護士に電話しました。体は硬直し、手が震え、(携帯電話の)電源を入れるのも大変でした」

 弁護人「▲▲検事はどうしていましたか」

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2011.12.15 18:37 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「『そんなことをしていいと思っているのか』と大声を出されましたが、制止を振り切りました」

 弁護人「さすがに手は出してこなかったですか」

 証人「はい」

 弁護人「弁護士に何と言われましたか」

 証人「(午後10時をすぎ)そんな時間に検察庁にいることに驚いた、と言われました」

 《すぐに主任検事に抗議した弁護士から、間もなく女性に着信があったという》

 証人「『(主任検事が)あなたはもう帰ったと言っている。本当に検察庁にいるのか』と聞かれました。そこで携帯電話を▲▲検事に渡しました」

 弁護人「2人のやり取りは聞こえましたか」

 証人「(弁護士の)先生は大声で抗議していたので聞こえました。『参考人として呼んだのか、被疑者として呼んだのか』と聞かれ、▲▲検事は『参考人』と答えていました」

 《弁護士と▲▲検事のやり取りが終わっても、女性秘書の期待に反し、部屋を出ることはかなわなかったという》

 証人「無事帰れると思って立ち上がったところ、ドアの前で通せんぼされ『座れ』と言われました。私を見下ろしてにやにやし、『弁護士に頼ってもムダだということが分かったでしょ』と続けました」

 《その後、午後11時ごろになり、部屋にかかってきた内線電話で▲▲検事の態度が急変。女性は家に帰ることを許されたという。所持金もなく、歩いて議員会館に戻ったと振り返る》

 《精神状態が不安定になり、左耳も聞こえない状態になったという女性秘書は、翌日に約束されていた取り調べをキャンセル。質問に立つ女性弁護士は、女性秘書が通院した際の診断書を示し、取り調べで受けたショックの大きさを強調する》

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2011.12.15 18:37 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《同月31日に2度目の取り調べを受けた女性秘書は、聴取に応じた理由について「弁護士から『聴取を拒否すれば逮捕されるかもしれない。石川議員に何があるか分からない』と説得された」と説明。最後に、取り調べが与えた子供への影響を問われ、再び声をふるわせる》

 証人「取り調べからしばらくの間、保育園に送っても私の足から離れませんでした。『ママがまた帰ってこなくなる』と、泣いて離れませんでした」

 弁護人「子供は当時、いくつでしたか」

 証人「3歳と5歳です」

 《ここで弁護側の証人尋問は終了。検察官役の指定弁護士側が女性秘書に尋ねていく》

 《指定弁護士は、女性に対する聴取の目的が、陸山会事件とは別に、石川議員の政治資金収支報告書の虚偽記載疑惑にあったことを確認。女性が管理していた石川事務所の銀行通帳の中で、献金を受けた相手の名前などが記されたメモ書きが消されている点について尋ねる》

 弁護人「石川さんの政治資金として入金されたものが、収支報告書に記載されていない。その入金者の名前をあなたが消した、という問題があったんじゃないですか」

 証人「やっていないので、そういう認識はありませんでした」

 弁護人「検察側はそういう認識で聴取していたんではないですか」

 証人「そういう疑いで取り調べをしている、と2回目の取り調べで説明を受け、納得しました」

 弁護人「事実として、通帳のメモを消したことはありますか」

 証人「あります」

 《午後5時近くになり、小沢被告も肩や首を繰り返し動かすなど、疲労の色がにじむ》

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【小沢被告第9回公判(12)完】
家族写真入りUSBメモリも押収 弁護士「検察は何するか分からない」
2011.12.15 18:53 (1/3ページ)[小沢被告 第9回]


 (16:45~16:55)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、証人として出廷した元秘書の石川知裕衆院議員=1審有罪、控訴中=の政策秘書の女性に対する、検察官役の指定弁護士側の質問が続いている》

 指定弁護士「取り調べのときは陸山会とは全く関係のない話を聞かれたのですね」

 証人「関係ない話でした」

 《男性の指定弁護士の質問が終わると、隣に座る別の男性指定弁護士が「では私から」と立ち上がり、質問を続ける》

 指定弁護士「あなたは大学卒業後、すぐに政治家の秘書になられたのですか」

 証人「はい」

 指定弁護士「あなたが秘書として勤めた方を具体的に教えてください」

 証人「はい。(元)参院議員の円より子、衆院議員の田名部匡代、衆院議員の橋本清仁、衆院議員の首藤信彦。そして石川知裕です」

 指定弁護士「計何年勤めていますか」

 証人「13年です」

 指定弁護士「秘書という仕事柄、家に帰るのが遅くなることがありますか」

 証人「あります」

 指定弁護士「体を壊したことはありますか」

 証人「円事務所にいたときに3回入院しました」

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2011.12.15 18:53 (2/3ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「石川議員の秘書になって経理を担当をしていましたか」

 証人「経理は最初の事務所からやっていました」

 指定弁護士「マスメディアへの対応もやりましたか」

 証人「スケジュール調整もあるのでやりました」

 指定弁護士「あなたは石川議員の会計帳簿を作成していましたか」

 証人「…会計帳簿とは、どういうものですか」

 指定弁護士「政治資金規正法上の会計帳簿です」

 証人「私が管理する団体に関しては担当していました」

 指定弁護士「資金管理団体についてはやりましたか」

 証人「はい」

 指定弁護士「石川議員から『こうしろ』という指摘されることはありましたか」

 証人「ないです」

 指定弁護士「石川議員が会計帳簿をごらんになるときはいつですか」

 証人「提出前の3月になります。団体によっては6月になりますが」

 指定弁護士「それについて石川議員が『間違っている』ということはありますか」

 証人「ないです」

 《2人目の指定弁護士の質問が終わると、3人目の男性指定弁護士が「よろしいですか」と立ち上がり、質問を始める》

 指定弁護士「平成22年1月26日に検察庁に呼ばれたときのことですが、『返却物があるから取りに来てくれ』ということでしたね」

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2011.12.15 18:53 (3/3ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「はい」

 指定弁護士「あなたの(子供の写真が入った)私物のUSBメモリが検察庁にあった」

 証人「はい」

 指定弁護士「そのときすでに石川議員の事務所が差し押さえられていたのですか」

 証人「そうです。強制捜査を受けていました」

 指定弁護士「あなたにどういう容疑がかかっているのか分からなかったですか」

 証人「分からなかったです」

 指定弁護士「(石川議員の)弁護士から『あなたが行かないと逮捕とか、石川議員に何かあるかもしれない』と言われましたね」

 証人「はい」

 指定弁護士「弁護士はあなたが逮捕される可能性があることを知っていたのではないのですか」

 証人「☆☆弁護士(法廷では実名)はオウム事件の弁護にもかかわったので『検察は免許証記載の住所地と住民票の住所が違うだけで逮捕する。何をするか分からない恐ろしい組織だ。対応した方がいい』と言われたからです」

 《指定弁護士側の質問が終了した。弁護人側もこれ以上の質問はせず、大善文男裁判長が政策秘書の女性の退廷を促した。女性秘書は弁護側に一礼し、落ち着いた足取りで出口に向かう。顔は緊張のためか上気して、赤みがさしていたように見えた》

 《大善裁判長が本日の審理の終了を告げた。小沢被告はこれまでの公判と変わらず、終始無表情を貫いた。次回は16日午前10時から。大久保隆規元秘書=1審有罪、控訴中=の聴取を担当し、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事が証人として出廷する》

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産経ニュース
http://www.sankei.jp.msn.com/affairs/news/111215/trl11121515180007-n1.htm
虚偽報告書についての詳細がまとめられている部分



【小沢被告第9回公判(5)】
「組織として本気になれば」と再逮捕示唆 特捜検事「客観的な意見」
2011.12.15 15:17 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]


 (13:00~13:30)


 《資金管理団体「陸山会」をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、約1時間半の休憩を挟んで、再開した。証人として出廷した○○検事(法廷では実名)に対する弁護側の反対尋問が行われる》

 《傍聴人が席に着いた後、小沢被告は午後1時すぎ、やや遅れて入廷した。裁判長への一礼もいつもより軽めで、足早に弁護側の席に向かい、弁護士らに「すみません」と一声かけてから席に着いた。何らかの理由で遅くなったようで、少し息が上がっていた。続いて○○検事が入廷し、証言台に座った。小沢被告は気持ちを落ち着けるように、目をぎゅっと目をつむり、鼻をこすった》

 《男性弁護士が立ち上がり、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=への取り調べについて、○○検事に質問を始めた。まず男性弁護士は、○○検事が検察官役の指定弁護士側の証人として出廷するために、指定弁護士と事前に打ち合わせをしたか尋ねた。○○検事は今年11月から4回にわたり、東京地検で、毎回午後1時から5時ぐらいまでの間、打ち合わせをしたと答えた

 《さらに弁護側は、事前にどのような資料を見たかも尋ね、○○検事は自らが聴取した石川議員の検察官調書などを事前に見たと答えた》

 弁護人「(打ち合わせで)録音(石川議員が取り調べを隠し撮りしたテープ)は再生しましたか」

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2011.12.15 15:17 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「1回あったと思います」

 弁護人「今までその時以外に、聞いた機会はありましたか」

 証人「あります」

 弁護人「いつごろですか」

 証人「録音が存在すると分かった直後に説明を求められたので、そのときに聞きました」

 弁護人「通して聞いたのはそのときだけですか」

 証人「その1回です」

 《弁護人は録音を書面に書き起こした「反訳書」を見たかと尋ね、○○検事は見たと答える》

 《さらに、捜査報告書について尋ね、○○検事は、石川議員の取り調べを行った平成21年12月から22年5月17日までの間に、3~5通を作ったと答えた。捜査報告書は自身の判断や主任検事の指示で作るとも答えた》

 弁護人「あなたが、陸山会事件にかかわったのは、21年7月から22年5月下旬でよろしいですか」

 証人「はい」

 弁護人「この事件は、収支報告書の虚偽記載と不記載についてと、ゼネコンからのお金の授受ということで、2つの事件があったのですか」

 証人「(小沢被告が提供した)4億円の原資が問題になっていたので、収支報告書の内容とゼネコンからの金銭授受について両方問題になっていました」

 弁護人「裏付けの課程で、水谷建設(の1億円の話)が出てきたのですか」


 証人「はい」

 弁護人「水谷建設のお金の授受について、検察は事件として立件しましたか」

 証人「立件してないと認識しています。客観的にはどうか分かりませんが」

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2011.12.15 15:17 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《続いて弁護側は○○検事が事件に関連してどのような捜査を行ったか尋ねた。○○検事はゼネコンや下請けの従業員、石川議員の後援者など関係者への聴取を行ったと答えた。さらに、弁護側は石川議員の後援者の取り調べについて詳しく尋ねた。○○検事は、21年秋以降に、東京と北海道・帯広の関係者3人を聴取したと答えた》

 弁護人「地検の同僚が、ほかの関係者の取り調べをしているというのは知っていましたか」

 証人「ゼネコンや下請けの関係者は多く呼ばれていると思っていたので、聴取は行われていると思いました。しかし、いつ誰が、誰を調べているかは分かりませんでした」

 《○○検事は、事件を担当していた主任検事を通じて、関係者がどんなことを供述しているかを聞く機会もあったと答えた》

 弁護人「石川さんの周囲にいる秘書に対する聴取は聞いたことがありますか」

 証人「全く知りませんでした」


 《続いて弁護側は、石川議員への取り調べの内容について尋ねていく》

 弁護人「あなたは石川さんに対して『この事件はどう収めるかだ』と言ったことはありますか」

 証人「ありません」

 弁護人「『特捜部はこわい』『捜査が広がる』『何するか分からないぞ』というような、石川さんにそう理解されるような言葉を言ったことはありますか」

 証人「言ったことはありません」

 弁護人「22年5月17日の取り調べの反訳書の72ページで『地検の怖さは身をもって分かりました』と石川さんが言っていましたが、石川さんがそう感じてるとは思いましたか」


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2011.12.15 15:17 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「思いませんでした」

 弁護人「石川さんは『地獄の20日間』と言っていますが、石川さんがそういう状況にいると感じたことはありますか」

 証人「現職の国会議員ですし、相当つらい期間ではあると思っていました。とくに最初の5日間は相当落ち込んでいました」

 弁護人「『特捜部が納得しないと、他にも強制捜査を及ぼさないといけなくなる』というようなことを石川さんに言ったことはありますか」

 証人「言ったことはありません」


 弁護人「直接的ではなくても、そう取られることを言ったことはありませんか」

 証人「ありません」

 《○○検事は弁護側の質問に対し、きっぱりとした口調で言い切った》

 《弁護側は反訳書を○○検事に見せる》

 弁護人「(石川議員の再逮捕について)『組織として本気になったときに、全くできない話かっていうとそうでもないわけじゃない』と言いましたか」

 証人「言いました」


 弁護人「それに類する話を、(石川議員の)身柄拘束中に言っていませんか」

 証人「石川さんが再逮捕を心配して、私に聞いてきたことがありました。私は『分からない、やれる可能性がないとは言えない』と客観的な意見を言いました」

 《弁護側は石川議員が録音したテープの内容について質問を続けた。小沢被告は微動だにせず、目をつぶったままだ》

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【小沢被告第9回公判(6)】

捜査報告書は「虚偽」!? 説得経緯…隠し録音と大きな隔たり
2011.12.15 15:45 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]


 (13:30~14:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の取り調べを行った○○検事(法廷では実名)の弁護側の証人尋問が続いている》

 《石川議員は保釈後の平成22年5月、東京地検特捜部の任意聴取の際、ICレコーダーで、○○検事の取り調べの内容を隠し録音していた。○○検事は、この日の任意聴取の内容を記した捜査報告書を作成しているが弁護側は、この報告書と録音の差異を問いただしていく》

 弁護人「平成22年5月17日の取り調べで、あなたは捜査報告書を書いていますね」

 証人「書きました」

 弁護人「何日に書きましたか」

 証人「5月17日に書き始めまして、何日かかけて完成させたと思います」


 弁護人「何ページの報告書ですか」

 証人「5、6ページだったでしょうか」

 弁護人「あなたが書いたものでしょう」

 証人「5、6ページか、もう少し多い10ページだったか。いずれにしましてもそれくらいだったと思います」

 弁護人「それを何日もかけたのですか」

 証人「別の仕事もしながら、合間、合間に作成しましたので…」

 弁護人「中身は覚えていますか」

 証人「だいたいは把握しています」

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2011.12.15 15:45 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《ここで男性弁護士は、○○検事に、捜査報告書を示す》

 弁護人「1ページ目にあなたの署名と押印があるが、間違いありませんか」

 証人「はい」

 弁護人「東京地検特捜部長あてになっているが」

 証人「そうです」

 《続いて、男性弁護士は捜査報告書の中身を示す。石川議員は11万人の有権者の投票を受けて当選したが、大半は「小沢一郎の秘書」というのではなく、個人を信頼して投票したはずだと、○○検事に言われたことを契機に、調書のサインに応じた-とする内容が具体的なやり取りとともに記載されている。だが、実際の録音にはこうしたやり取りは残っていない

 弁護人「やり取りがないのに、どうして(捜査報告書には)記されているのですか

 証人「やり取りがあったと認識して書いた」

 弁護人「実際のやり取りと異なるのが、記載されたことですか」

 証人「この日の取り調べを一言一句記載したのではなく、思いだし、思いだし記載した。拘留中に話したことや、保釈後に話したことの記憶が混同していたと思う


 弁護人「もう一度聞きますが、5月17日から数日で書いたのですね」

 証人「はい」

 弁護人「5月17日には、どこまで書いたのですか」

 証人「それは記憶にはありません」

 弁護人「虚偽の捜査報告書を書いたのではありませんか」

 証人「そうではありません」

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2011.12.15 15:45 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《弁護人は繰り返し差異を質問し、捜査報告書の信用性がないことを強調したい構えだ》

 《続いて、弁護人は○○検事が石川議員に「(虚偽記載を認める供述を覆し)逆の供述をすれば、火に油を注ぐことになる」などと話したことを追及していく》

 弁護人「(任意聴取の際には)こう伝えたことがありましたね」

 証人「はい」

 弁護人「繰り返し述べましたね」

 証人「それは、石川さんが従前通りの主張だといいながら、実際に調書のサインの段階になると、『4億円を隠すつもりはなかった』などと覆す。その中で何度かやり取りがあった」

 《ここで、弁護人は再び捜査報告書に話題を戻す》

 弁護人「何のために捜査報告書を作っていたのですか」

 証人「調べが終われば、作るように、と指示されていました」

 弁護人「指示はだれからか」

 証人「主任検事です」

 弁護人「あなたは、何日かかけて作るうちに、記憶が混同して、やり取りのない内容を記したということでしたね」

 証人「かいつまんで言えばそうです」

 弁護人「これが検察審査会の小沢さんの起訴議決にも影響を与えた可能性があったと分かっていましたか」

 証人「協議の内容については、分かりません」

 弁護人「可能性の話ですよ」

 証人「可能性の話ならば…」


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2011.12.15 15:45 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《男性弁護士は、検察審査会の議決の理由に、捜査報告書の内容を挙げている点を紹介し、追及していく》

 弁護人「理由に捜査報告書の内容が挙がっていることは認識していましたか」

 証人「議決自体は見ていないが、報道レベルでは知っていました」


 《続いて、男性弁護士は隠し録音のやり取りを追及していく》

 《○○検事が任意聴取の際に「石川さんの供述がさ、やっぱり功を奏したんでしょ…」などと言った隠し録音の部分を紹介した》

 弁護人「功を奏するというのは?」

 証人「小沢さんが起訴されないことを指したと思います」

 弁護人「なぜ、そんなことを言ったのか」

 証人「石川さんに同調するように言っただけで、事実だという趣旨で言ったのではありません」

 《○○検事は、石川議員を取り調べる際、「フェアプレーで本当のことを言ってほしい」と約束していたとされる》

 弁護人「フェアプレーであると言いながら、あなた自身は事実を認識できないことを話すのですか」

 証人「客観的な事実は分からない。(小沢被告の)起訴を望んでいなかった石川さんに同調した形で話しただけです」


 《さらに、弁護人は隠し録音の『功を奏した』と話す別の部分も取り上げ、○○検事に尋ねていく。小沢被告は、じっと前を向き姿勢を崩さない》

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【小沢被告第9回公判(7)】

「12月だろうが、3月だろうが変わんねーからさ」 弁護側「検察官調書ってそういうものですか」
2011.12.15 16:17 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]


 (14:00~14:30)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した○○検事(法廷では実名)に対する弁護側の証人尋問が続いている》

 《弁護側は、昨年5月、小沢被告の強制起訴の前に行われた石川議員に対する任意の事情聴取で、石川議員がひそかにやり取りを録音していた「隠し録音」の発言を廷内モニターに表示。「僕は小沢一郎を裁判にかけたいと思っていないわけ、前から言っているようにね」という発言から、順番に質問していく》

 弁護人「『われわれ(○○検事と石川議員)の作戦で、小沢さんは起訴になっていない』とあなたは言っています。小沢さんを不起訴にする、という共通目的を持っていると理解されますが」

 証人「石川さんの立場に立って取り調べをしています。そう理解されるでしょう」

 弁護人「事実ではないんですか」

 証人「私は石川さんにも小沢さんにも近くありません」

 弁護人「では、石川さんの立場に立って、『○○検察官と石川被疑者は小沢氏の不起訴という共通目的を持っている』とするのは、積極的に嘘をついていることにならないですか」

 証人「…。あのー、別に石川さんをだまそうとしたわけではないですし、積極的に嘘をつくというのは当時全く考えられません。実際、石川さんもそう思わなかったんじゃないですか。検事が不起訴を望む、なんて」


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2011.12.15 16:17 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《次に表示されたのは、「法律家としては、(小沢被告の)共謀の認定はちょっときついという話はしたよね」という部分だ》

 弁護人「具体的にどういうやり取りの中でこの話をしたのか、正確に言葉通り説明してください」

 証人「(石川議員が逮捕される前の、小沢被告への報告・了承を認めた昨年)1月11日の調書作成を終えた後、石川議員から『これで(小沢被告も)共謀共同正犯ですね』と議論をふっかけられて。『共謀の認定もいろいろあって、総合的に考えて十分という場合もあるし、この供述だけでは(認定が)厳しいという考えもある』と言いました

 「そうすると、石川さんから『○○検事の考えはどうか』と尋ねられたので、『個人的にはきつい気がする』という話をしました」

 《続いて、土地購入原資の4億円に対する、○○検事の「汚い金だっていうのは、検察が勝手に言ってるだけで、水掛け論になるから相手にしなくていい。証拠ないんだから。別に」という発言がやり玉に挙がる。石川議員の調書の信用性を確認するというより、取り調べ手法への批判に主眼が置かれているような印象を受ける》

 弁護人「『4億円は汚い金』という証拠がない、と石川さんに伝えたんですね」

 証人「あの…、言葉ではそうです。言葉の勢いで言ってしまいました。証拠がない、というのは事実に反します」

 弁護人「あなた、4億円の出所の重要性をよく知っていて、前年から捜査していたんですよね。取り調べの半分は水谷建設の件に費やしている。そういう重要なことを、取り調べの検察官が勢いでいいますか?


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2011.12.15 16:17 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「このときは、そうですね」

 弁護人「嘘をついたんですね」

 証人「嘘ではありません。(隠し録音を文書に起こした)反訳書を見ると、言い過ぎたな、と。言い過ぎを後悔しているということです


 「この日は石川さんに水谷建設のことを聞いても仕方がない、と思っていました。否定する一方だったので。しかし、石川さんが水谷の話をほじくり返すので、止めさせようとして、そう話しました」

 《「自分で言うのもなんだけど、なかなかうまい表現だと思うよ」。 小沢被告から受け取った4億円の原資について石川議員が「小沢先生が政治活動の中で何らかの形で蓄えた簿外の資金であり、表に出せない資金」と認識していた、とする石川議員の調書の表現について、 ○○検事の“作文”だった可能性を示す発言だ 。男性弁護士はここで、さらに攻勢を強めていく》

 弁護人「『簿外の金』とは、あなたが言いだしたんですか」

 証人「違います。…訂正します。私が言い出したか、石川議員が言い出したかは分かりません。ただ、『簿外の金』という表現で、会話がかみ合っていたのは事実です」

 弁護人「『自分で言うのも何だけど』とは?」

 証人「固有名詞を隠して、丸めて表現しているところを言っています」

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2011.12.15 16:17 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《さらに、弁護側は、石川議員の小沢被告との「報告・了承」時期について、石川議員が調書の訂正を求めた際の「12月だろうが、3月だろうが変わんねーからさ、また変わると、なんでじゃあ変わったのってなっちゃうからさー。めんどくせーからさ」という発言を引用する

 弁護人「検察官調書ってそういうものですか? 不合理な話が出ても何のやり取りもないまま?」

 証人「 実際の報告が(平成16年)12月だった、という話はこの日に初めて出ました。客観的な証拠に矛盾するし、根拠もなく不合理でした。だから、『まあまあ(仕方がないです)』と石川さんが(訂正を)あきらめたんだと思いました

 《男性弁護士はさらに、午前中の公判で「石川さんの話は7割が本当、3割が虚偽と認識していた」とする○○検事の発言の意味を改めて尋ねる》

 証人「1点付け加えると、取調官というのは被疑者が本当のことを言っていると思いたいんです。自己弁護の気持ちはあったと思います」

 《小沢被告はモニターと○○検事に交互に目をやり、審理に集中している様子。法廷で明らかにされるのが極めて珍しい検察官取り調べの詳細に、関心を持ったのだろうか》

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【小沢被告第9回公判(8)】

「寝ているとき以外は事件のこと考えていた」 特捜検事、色をなして反論

2011.12.15 16:48 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]


 (14:30~15:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の取り調べを行った○○検事(法廷では実名)が証人として出廷し、弁護側の反対尋問が行われている》

 《男性弁護士は石川議員が保釈後の平成22年5月17日に行われた取り調べの隠し録音を記した「反訳書」の内容について、○○検事に質問を続けている》

 弁護人「石川さんと小沢さんの共謀について、あなたの調書を主要な証拠として認定できると考えてましたか」

 証人「そこは分かりません」


 弁護人「通常ならば取調官なら膨大な証拠があるので意見を言うことはできるのではないのですか」

 《ここで検察官役の指定弁護士側が異議を唱える。「小沢被告と石川議員の共謀が成立するかどうかの正否を検察官に尋ねるのは不適当」というのが理由。だが、弁護側は「5月17日の取り調べについて話す中で、当時の取調官が共謀が成立するかどうかの認識を持っているかどうかは重要な判断だ」と理由を説明。大善文男裁判長は異議を棄却した》

 弁護人「では改めて。5月17日の取り調べに当たり、共謀は当然認められると思っていましたか

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2011.12.15 16:48 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 証人「…そこは何とも言えないところですが。この供述だけでは厳しいかなというのが率直な印象でした
?

 《ここで弁護側の反対尋問が終わり、指定弁護士の再尋問が始まった》

 指定弁護士「1月19日に作成された調書について、4億円の原資についてはどういう記載となったかご記憶にありますか」

 証人「『小沢先生が政治活動の中で何らかの形で蓄えた簿外の資金であり、表に出せない金』ということでした」

 指定弁護士「ここで『簿外の金』と使われていますが、どちらから出た言葉か記憶にないですか」

 証人「どちらともなく出たと思います」

 指定弁護士「(『政治活動の中で』の意味について)もう少し詳しく覚えていますか」

 証人「経世会、新生党、新進党、自由党、民主党など、(小沢被告が関係した)政党などが離合集散する中で、という表現だったと思います」

 指定弁護士「(昨年)5月17日の取り調べは、1日で終わることになっていましたか」

 証人「そういうふうに聞かされておりました」

 指定弁護士「調書を作成されないこともありますが、この日は調書を作成したいという気持ちはありましたね」

 証人「はい」

 指定弁護士「当初、収支一覧表について石川議員は『3月』に小沢被告に見せて説明したとしていたが、石川さんの供述がぶれたので調書に記さなかった」

 証人「はい」

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2011.12.15 16:48 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「石川さんが『12月』に作成して見せたと言ったときにどう思いました」

 証人「まだ根拠のない弁解を始めたなと思いました」

 指定弁護士「石川さんはそういうことを繰り返すことがある」

 証人「はい」
?

 《指定弁護士の再尋問はここで終了したが、弁護側が再度、質問を行うこととなった。弁護側は、○○検事が平成22年1月に石川議員を取り調べた際に作成したメモを大型モニターに映し出す。記載されている数字から、メモは1月15日午後6時15分から午後11時31分に作成されたことが分かる》

 弁護人「実際に石川さんの調書を作成したのは何日でしたか」

 証人「1月19日でした」

 弁護人「メモの中で、石川さんが話した政党の固有名詞が出ていないのはなぜですか」

 証人「客観的事実がない。後で調べたら分かると思っていました」

 弁護人「石川さんが供述していたけれども、その日は調書も取らない。3日も経ったらあなたの記憶が混濁するのではないですか」

 証人「何党が何党に変わったかは重要ではないと思っていた。この供述自体も半信半疑だったので」

 《弁護側は、○○検事が取り調べメモに記載していない内容を、3日後の調書作成の際に思い出すことができるのかを追及。調書の信憑(しんぴょう)性を揺るがしかねない質問に、○○検事も色をなして反論する》


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2011.12.15 16:48 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 弁護人「半信半疑であれば、なおさら供述を照らし合わせることが必要ではないのですか

 証人「そんなことを言ったら、調書に書いてないことはたくさんありますよ!」  《弁護側の質問は終了。だが、最後の部分に納得がいかない指定弁護士が再度、質問を行う》

 指定弁護士「あなたは調書を書く際に、石川さんの供述を覚えていますね」

 証人「はい。寝ているとき以外はこの事件のことを考えていましたので」

 指定弁護士「詳細なメモを作る人もいると思いますが、あなたはどうですか」

 証人「被疑者の一挙手一投足を見ています。いちいちメモを取りながらやっていたら取り調べにならない」

?


 《指定弁護士側、弁護側とも、これ以上の質問はないようだ。続いて裁判所からの質問に移る。まず左陪席の裁判官が質問する》

 裁判官「それでは私から質問します。確認になりますが、副部長の□□検事(法廷では実名)についてですが、上下関係では□□検事が上になるのですか」

 証人「私の上はそうですが、その上に特捜部長がいます」

 《○○検事も落ち着きを取り戻し、冷静な口調で質問に答えていく。裁判官の質問が続く》
?

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その他石川議員の取調べについて述べている部分


http://www.sankei.jp.msn.com/affairs/news/111215/trl11121511590003-n1.htm


【小沢被告第9回公判(1)】

石川議員に隠し録りされた特捜検事が初出廷 「調書に訂正ない」
2011.12.15 11:56 (1/7ページ)[小沢被告 第9回]
 (10:00~10:20)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判が15日、東京地裁(大善文男裁判長)で始まった。元秘書の取り調べで「特捜部は恐ろしいところだ」と発言したと弁護側が主張する東京地検特捜部の男性検事らが出廷し、証人尋問が行われる予定だ》

 《この検事は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当。石川議員は保釈後の昨年5月、任意聴取の様子を隠し持ったICレコーダーに録音。この内容が第2回公判で再生されている》

 《ICレコーダーには、検事が「石川さん、録音機持ってない? 下着の中とか入ってない?」などと録音を警戒する様子や、「(以前の取り調べと供述が)変わると『何でだ』ってなって、めんどくせーからさ」などと発言する様子が記録されていた》

 《弁護側は冒頭陳述で、この検事が「特捜部は恐ろしいところだ。何でもできるところだぞ。捜査の拡大がどんどん進んでいく」などと石川議員を威迫したと主張、供述調書の任意性を争っている》

 《検察官役の指定弁護士側は証人尋問を通じて「取り調べに強制はなかった」と立証したい考えとみられる》

 《法廷は東京地裁最大規模の104号。傍聴席には空席が目立つ。午前10時前、まもなく小沢被告が入廷しそうだ》

 裁判長「それでは被告の入廷をお願いします」

 《傍聴席から向かって左側の扉から小沢被告が入廷する。紺のスーツにネクタイ姿。裁判長に向かって一礼をすると、弁護士2人に挟まれるように席に着いた。座るやいなや目を閉じた》

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2011.12.15 11:56 (2/7ページ)[小沢被告 第9回]
 《続いて、裁判長は証人の入廷を促す。右側のドアが開き、○○検事(法廷では実名)が入廷する。紺のスーツ姿。短髪で、体形は小柄ながら厳ついイメージ。顔をしかめ、うつむきながら証言台に立った。裁判長が人定質問を行う》

 裁判長「お仕事は?」

 証人「検察官です」

 《裁判長が偽証罪などについて説明。○○検事が嘘を言わないとする宣誓を行うと、男性指定弁護士が立ち上がり尋問を始めた》

 指定弁護士「現在の勤務地は?」

 証人「新潟地方検察庁です」

 指定弁護士「陸山会事件の捜査はいつ担当しましたか」

 証人「平成21年7月下旬から、22年5月下旬だったと思います」

 指定弁護士「石川議員の調書を改めてごらんになりましたね」

 証人「はい」

 指定弁護士「調書に訂正すべき内容はありましたか」

 証人「必ずしも説明が十分伝わらなかったところはあると思うが、事実関係として訂正することはありません」

 《自らが作成した調書に間違いはないことを自信たっぷりに宣言した。指定弁護士は、○○検事が21年12月27日、22年1月13、14日に石川議員の任意聴取を行い、15日に逮捕、2月4日の勾留満期まで取り調べを行ったことを確認する》

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2011.12.15 11:56 (3/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「(逮捕後に)石川議員の窓口となったのはだれでしたか」

 証人「☆☆弁護士(法廷では実名)のグループと、◎◎弁護士(同)のグループということだったと思います」

 指定弁護士「弁護士グループが2つあったということですね。なぜ分かりましたか」

 証人「石川議員から聞いたからです。逮捕当日は☆☆弁護士ともう1人の弁護士が接見しましたが、グループが2つあり、アドバイスが違うので非常に困惑していますと言っておられました。また、札幌の弁護士がおり、◎◎弁護士のグループかと思いましたが、(石川議員が)『自分の知り合いで個人的に頼んだ』といい、厳密に言えば3グループあったようです」

 指定弁護士「接見はしていましたね」

 証人「それぞれのグループが1日1回。計2回接見しておりました」

 指定弁護士「接見を意識して取り調べをしましたか」

 証人「意識しました。取り調べの内容が弁護士に伝わり、どんな録取をしたかも伝わる。アドバイスも当然受けると予測されました」

 《指定弁護士はその後、取り調べ時の様子について聞く》

 指定弁護士「取り調べの内容はどのように決めますか」

 証人「被疑事実と証拠、主任検事の指示に基づきますが、その日に何を取り調べるかは私の判断で決めました」

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2011.12.15 11:56 (4/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「大久保(隆規元秘書)さん、池田(光智元秘書)さんも逮捕されましたが、それぞれの供述調書を渡されたことは?」

 証人「ありません」

 指定弁護士「供述内容について口頭で知らされたことは?」

 証人「主任検事からピンポイントで、(他の2人が)こういったことを話しているので、(石川議員に)確認してほしいといわれたことはあります」

 指定弁護士「(22年)1月23日に小沢被告の(任意の)取り調べがあったことはご存じでしたか」

 証人「私は知りませんでした。極秘事項ですので知っているのはごく一部だけ。私は報道レベルで知っていたというだけです」

 《弁護側は取り調べの際、他の被告が自白したという嘘の事実を告げて供述を引き出す「切り違え尋問」によって自白を強要させられたと主張している。指定弁護士側は、特捜部内での情報の取り扱いについて確認したいもようだ》

 指定弁護士「取り調べの対象が事実と違う供述をした場合にはどうしますか」

 証人「真実を話させるためにどうするかということですか」

 指定弁護士「はい」

 証人「抽象的にはなりますが、事実と異なる供述をするには、それなりの理由があると思います。その理由を突き止めたうえで、それを取り除くのですが、あとはケース・バイ・ケースとしか言いようがありません」

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2011.12.15 11:56 (5/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「調書の作成方法はどうなっていますか」

 証人「取り調べたことを口頭で伝え、事務官がパソコンに入力します。それをプリントアウトして(取り調べの対象者に)渡し、私は画面をみて読み上げます。その後、原稿を黙読させます」

 指定弁護士「問題がなければ署名をすると?」

 証人「はい」

 指定弁護士「事務官は取り調べにはいつも立ち会いを?」

 証人「基本的にはそうです。本件では1、2回、石川議員から事務官に席を外してほしい、と申し入れがあり、そうしたことがありましたが」

 指定弁護士「そのとき、(石川議員は)重要な話を?」

 証人「内容について思い出すことはできませんが、事件の上ではたいした話ではなく、むしろプライベートなことだったと思います」

 指定弁護士「調書の内容は事前に準備しますか」

 証人「項目ぐらいは書き留めますが、事前に原稿を用意することはありません」

 《小沢被告はじっと目を閉じて聞いている。質問は聴取の内容に移る》

 指定弁護士「(小沢被告が元秘書に渡した)4億円の原資について、特捜部はどのように考えていましたか」

 証人「ゼネコンから渡ったお金ではないか、という捜査でした」

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2011.12.15 11:56 (6/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「具体的には?」

 証人「水谷建設から計1億円の金が渡っているのではないかということです」

 指定弁護士「それはだれの供述をもとに?」

 証人「水谷建設の元社長の供述だったと思います」

 指定弁護士「ほかのゼネコンからは?」

 証人「細かい金銭の授受は出てましたが、水谷建設のように億単位の話は聞きませんでした」

 指定弁護士「石川議員には何を聞きましたか」

 証人「平成16年10月に5千万円の現金を受け取ったのではないか。また、17年3月に水谷建設から小沢事務所に5千万円が渡ったという事実を知っているのではないかということです」

 指定弁護士「石川議員の取り調べで、建設関係の取り調べが占めた割合は?」

 証人「記録はつけていませんが、私の感覚では半分ぐらいは水谷建設の話を聞いていたのではないかと思います」

 指定弁護士「1億円をもらったか、もらってないかを聞くのに、それほど時間はかからないかと思いますが」

 証人「押し問答でずっと続けていたわけではありません。水谷建設と小沢事務所の関係、秘書とゼネコンの関係などについても逐一聞いておりました」

 指定弁護士「石川議員は5千万円の授受について、どう供述を?」

 証人「当初から一貫して『そうしたことはない』ということでした」

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2011.12.15 11:56 (7/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「ゼネコンと小沢事務所の関係については?」

 証人「小沢事務所のなかでゼネコン対応は大久保さんが行っていた、と。自分は口も出せないし、手も出せないと言っていました」

 指定弁護士「石川議員の取り調べでは十数通の調書を作成しましたね。供述していないことを調書にしたことは?」

 証人「ありません」

 指定弁護士「供述した通りのことを調書にしたと?」

 証人「実際には広範囲に、生々しい話をしていました。それをすべて調書にしたわけではなく、承諾が得られるところで調書にしたと思います」

 《指定弁護士の質問によどみなく答えていく○○検事。小沢被告はじっと目を閉じたままだ》

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【小沢被告第9回公判(2)】

「八方美人で正論に弱い」 石川議員は横柄だった!?

2011.12.15 12:29 (1/6ページ)[小沢被告 第9回]


 (10:20~10:40)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の取り調べを行った○○検事(法廷では実名)が証人として出廷し、検察官役の指定弁護士が質問を続ける》

 《弁護側は、○○検事が取り調べで「特捜部は恐ろしいところだ」「これくらい書いても小沢さんは起訴にならない」などと威迫や誘導を行ったと主張している》

 《指定弁護士は、○○検事の取り調べの状況を尋ねていく》

 指定弁護士「(石川議員が取り調べの中で)どの程度、真実を語っていたと思いますか」

 証人「感覚ですが、私としては7割くらいは、本当のことを話していたと感じていました」

 指定弁護士「真実ではない3割とは、どういうことですか」

 証人「小沢被告の関与の度合いを薄く証言しているのではないかと感じていました」

 指定弁護士「信頼関係は築けたと思っていますか」

 証人「ええ、当時はそのように思っていました。少なくとも、被疑者と検事の対立関係はありませんでした

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2011.12.15 12:29 (2/6ページ)[小沢被告 第9回]
 《石川議員は保釈後の平成22年5月、東京地検特捜部の任意聴取の際、ICレコーダーで、○○検事の取り調べの内容を隠し録音していた》

 指定弁護士「録音では、先輩と後輩の親しい関係のやりとりもありますが…」

 証人「まぁ、そこまでは、行きませんが、大学が同じで、高校時代にやっていたスポーツも同じで私自身は親しみを感じていました」

 指定弁護士「雑談には、どれくらいの時間を割いていましたか」

 証人「計っていないので分かりませんが、それほど多くはありません。ただ、雑談をする際は、形だけのものにはしていませんでした」

 指定弁護士「形だけにしないというのは、どういうことですか」

 証人「石川さんの出身地の話や、両親ら家族の話、小沢被告の書生になった後の苦労話などです」

 指定弁護士「石川議員の著書の中では、(先輩の)衆院議員の話も出てくるが…。雑談の中で、何か記憶に残っていますか」

 証人「本当かどうかは分かりませんが、石川さんは(先輩議員らから)『事実は認めてはいけない』とか『日本の政治、小沢先生のために、(石川議員が)防波堤にならなければならない』などと言われたと話していました」

 《指定弁護士は、取り調べの状況を尋ねていく。小沢被告は、うっすらと目を開けて前を見据え、質問に耳を傾ける》

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2011.12.15 12:29 (3/6ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「石川議員は取り調べの当初のころは、どんな感じでしたか」

 証人「ひと言でいって私は『横柄(おうへい)だな』と感じていました」

 指定弁護士「具体的には?」

 証人「石川さんの説明に『納得できない』と異議を唱えると、『検事が納得できようが、納得できまいが関係ない』という感じでした」

 指定弁護士「これまで証人は、いろんなタイプの被疑者に接してきたのでしょうが、石川議員は、どんなタイプですか」

 証人「これも決めつけは難しいですが、八方美人かつ正論に弱いと感じていました。自分は立派な人間で誠実でありたいという気持ちが強いと判断していました」

 《指定弁護士の質問に対し、○○検事は、はっきりとした口調で答えていく》

 指定弁護士「そういう性格と判断した石川議員に対して、どう接しようと思ったのですか」

 証人「最初に『(私は)フェアにやる』と説明しました。また、黙秘権もあり言いたくなければ言わなくても構わないが、正直に事実を話し、積極的に嘘をつくのはやめてほしいと約束しました」

 指定弁護士「そう説得して、徐々に信頼を得ていったのですね」

 証人「石川さんは国民から負託を受けた国会議員であり、その議員がいい加減な話をすれば、選挙民を裏切ることになると説得しました」

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2011.12.15 12:29 (4/6ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「具体的に本件では真実を語っていると感じていましたか」

 証人「先ほども話しましたが、真実に近い話はしていたと思います。ただ、いろいろな事情があって、譲れないところもあったのでしょう」

 《続いて、指定弁護士は具体的な供述調書の細部についての質問に切り替えた。問題の土地の購入に際し、小沢被告は4億円の資金を用意していたが、その後、りそな銀行からも定期預金を担保に4億円の融資を受けていた。石川議員は公判でこの計8億円について「小沢被告から預かった4億円を担保に4億円を借りたので、記載は借りた4億円の1回でいいと認識していた」と証言している》

 指定弁護士「石川議員は取り調べでも、このような説明をしていたのですか」

 証人「まったくありません」

 指定弁護士「証人は、このような説明が成り立つと思っていますか」

 証人「(成り立つとは)考えられません。政治資金収支報告書には、政治団体の収入すべて、つまり8億円を記載しなければなりません」

 《平成16年の収支報告書には、4億円の借入金が収入として記載されている》

 指定弁護士「この4億円を、石川議員はどの4億円と説明していましたか」

 証人「りそなの4億円です」

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2011.12.15 12:29 (5/6ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「小沢被告の4億円については?」

 証人「記載していないと説明していました」

 指定弁護士「収支報告書の小沢被告への説明については、(石川議員は)どう説明していましたか」

 証人「平成17年3月の提出前に原案と収支報告書の一覧を、東京・赤坂の事務所の部屋の机に並べ、小沢被告に説明したと話していた記憶があります」

 《石川議員は、公判で小沢被告は年1回、年末に収支一覧表を見せて関係5団体の収入と支出を説明するだけで、政治資金収支報告書を見せることはなかったと主張している》

 指定弁護士「年末の説明については」

 証人「12月下旬の忘年会の際に、法人と個人献金の増減を報告していたと言っていました」

 指定弁護士「この際に収支一覧表を見せたといっていましたか」

 証人「そういう話はありません」

 《問題の土地の不動産登記は、代金の支払いを終えた平成16年10月から、翌年1月にずらされている。石川議員は、これを前任秘書の樋高剛衆院議員からアドバイスを受けたと証言していた。指定弁護士は、この点も確認していく》

 指定弁護士「樋高議員の事件の関与について、何か話していましたか」

 証人「まったく供述していません」

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2011.12.15 12:29 (6/6ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「樋高議員について、どう話していましたか」

 証人「確か、登記をずらすことは、樋高議員らと話をしているときに、石川議員が思いついたと」

 指定弁護士「本件への関与については」

 証人「(樋高議員は)まったく関与していないといっていた。むしろ、私の方が(樋高議員の)関与を疑ったくらいでした。すべて自分(石川議員)で思いついたとは、考えられなかったので…」

 《○○検事は、淡々と石川議員の主張を否定する証言を続ける。小沢被告もじっと、やりとりに耳を傾け続ける》

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【小沢被告第9回公判(3)】


「特捜部は恐ろしい組織」発言 石川議員に「うんうん相づち打っただけ」

2011.12.15 12:48 (1/4ページ)[小沢被告 第9回]


 (10:40~11:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の聴取を担当した○○検事(法廷では実名)への証人尋問が続いている》

 《検察官役の指定弁護士は、石川議員が逮捕される前日の平成22年1月14日の任意聴取の状況について、証人の○○検事に尋ねていく。○○検事は石川議員ら3秘書の公判にも証人として出廷。今回問題となっている土地購入の4億円について、22年1月14日の取り調べで、石川議員が政治資金収支報告書の記載について「書き忘れではなく、意図的に記載しなかった」と供述した経緯を証言している。指定弁護士は改めて聴取の概要を確認し、石川議員の印象について尋ねる》

 証人「石川さんはその都度言い分が変わり、前後の発言が矛盾していた。私は『1つ1つについて有利、不利を考えて話をするから、つじつまが合わなくなる。事実を話せばつじつまが合う』と説得しました」

 指定弁護士「それで、石川さんに変化があったんですか」

 証人「説明に窮し、黙り込んでいる時間も長かったですが、結局『自分のことは認める』と言いました」

 指定弁護士「どういう意味ですか」

 証人「虚偽記載は書き忘れではなく、意図的に不記載にしたということです」

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2011.12.15 12:48 (2/4ページ)[小沢被告 第9回]
 《証人の検事は、石川議員がこの日の調書について「1日待ってほしい」とためらったが、説得して署名させたこと、小沢被告の関与については「一切関係ない」と否認していたことを説明。指定弁護士に調書内容について感想を問われ、答える》

 証人「不合理な弁解を引っ込めたという段階。真相に迫っているとは、およそ言えませんでした」

 《翌15日に逮捕された石川議員。これまでの公判では、この15日の前後に「特捜部は恐ろしい組織なんだから、何するか分からないぞ」と検事から威迫を受けたと主張している。証人の検事はこの発言について改めて否定する》

 指定弁護士「このような発言をする状況でしたか」

 証人「いいえ。そもそも石川議員の供述は内容自体が不合理で、有効性が期待できませんでした。それに、政権与党の幹事長に関する捜査で、取り調べは慎重に慎重を期していました。任意の取り調べでは録音される危険もあるし、『足下をすくわれることを言うな』と、上司から口酸っぱく言われていました」

 「石川議員には当然弁護士もついているので、不合理な言辞は使えません。弁護士を通じて抗議を受ければ、取り調べしづらくなります」

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2011.12.15 12:48 (3/4ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「聴取後に本人や弁護士から、威迫があったと抗議を受けましたか」

 証人「私自身受けていませんし、(上司の)主任検事からも抗議があったとは聞いていません」

 《ここで、指定弁護士は石川議員が昨年5月の任意の再聴取で、証人の検事とのやり取りをひそかに録音した「隠し録音」を再生する。雑音も入るが、「『早く認めないと、ここは恐ろしい組織なんだから、何するか分かんないぞ』と諭してくれたことがあったじゃないですか」と話す石川議員に対し、検事が「うんうん」とうなずく音声が、廷内に響く》

 指定弁護士「石川議員の発言を理解して『うんうん』と答えたんですか」

 証人「録音を聞くまで、この(「恐ろしい組織~」という石川議員の)発言自体を記憶していなかったほどです。理解、承認して『うん』ではなかったと思います」

 指定弁護士「発言に応答したのではないと?」

 証人「再生を聞いてもわかる通り、この前後でも私は『うーうー』と相づちを打っている。流れの1つである、というのがお分かりになると思います」

 《指定弁護士は石川議員に対する威迫がなかったことを、念押しして尋ねる》

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2011.12.15 12:48 (4/4ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「威迫を受けて調書に署名した、と石川議員はそういう主張をしています」

 証人「全くありませんでした。(石川議員が)承諾した範囲で調書を取っていますが、実際の取り調べでは(石川議員は)もっといろいろなことを言っています。水谷建設の問題については、完全に否認を続けていました。そういう石川さんの態度からしても、威迫はありませんでした」

 《「一部(収支報告書の虚偽記載)について威迫の影響を受け、一部(『裏献金』問題)について主張を貫いているのは不合理だ」と、○○検事は繰り返し強調する。指定弁護士は続いて、石川議員が逮捕された15日の状況について質問していく。小沢被告は関心を示すやり取りも見当たらない様子で、終始目をつぶっている》

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【小沢被告第9回公判(4)】

「最低目標 水谷」特捜検事がノートに記載 1億円の裏献金「備忘のため」
2011.12.15 13:59 (1/7ページ)[小沢被告 第9回]


 (11:00~11:35)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第9回公判は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=の取り調べを行った○○検事(法廷では実名)が証人として出廷し、検察官役の指定弁護士が質問を続けている》

 《指定弁護士は引き続き石川議員が逮捕された平成22年1月15日の状況について質問を続けている。その際、○○検事が小沢被告の関与などを聞いたことについて質問をしている》

 指定弁護士「どうして小沢被告が関与していると考えたのですか」

 証人「陸山会は小沢被告の資金管理団体ですし、融資申請書や約束手形に自署があった。当然、何らかの関与があると考えた」

 指定弁護士「石川さんの供述について、ご記憶はありますか」

 証人「いろいろとありましたが、どんな話があったかを個条書きに話すのは難しいですが」

 指定弁護士「取り調べにあたりメモは作成されていましたか」

 証人「走り書きにはしてありました」

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2011.12.15 13:59 (2/7ページ)[小沢被告 第9回]
 《指定弁護士は「記憶喚起のため」として○○検事に取り調べメモを見せることを求め、裁判長がこれを認める。ノートのコピーが廷内の大型モニターに映し出され、指定弁護士は平成22年1月16日のメモについて質問を行う》

 指定弁護士「一番下に『そうか、そうしてくれ』と書かれているのは」

 証人「石川さんが小沢被告に登記をずらすことを報告して『そうか、そうしてくれ』と言われたという供述です」

 指定弁護士「この『ちゃんと戻すんだぞ』という部分は?」

 証人「石川さんが小沢被告に4億円を借りた際に言われたことだと思います」

 指定弁護士「その下に『最低目標 水谷』と書いてあるのはどういうことですか」

 証人「水谷建設の(計1億円の裏献金)問題や、石川さんは西松事件のときに段ボールを持ち出した疑いがあったので、取り調べで聞かなくてはいけないという私の備忘のためです」

 《メモを元に、当時の状況を克明に語る○○検事。指定弁護士の質問は、逮捕翌日にあたる22年1月16日の取り調べ内容を調書にしていない点を尋ねる》

 指定弁護士「調書にしなかったのはどうしてですか」

 証人「民主党代表選が近いという部分など、客観的事実かどうかわからない部分や抽象的な部分があったし、石川さんの供述が具体的に進展すると思いましたし。また、この日は午前中に弁護士の接見があったりして、取り調べが夜だけだったこともあります」

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2011.12.15 13:59 (3/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「1月17、18日にも(調書を)作成していないのはどうしてですか」

 証人「石川さんが拒否したからです。弁護士に署名を拒否するように言われたからと」

 指定弁護士「19日には作成しましたね」

 証人「はい」

 指定弁護士「(調書を作成するときに石川議員は)本件4億円の原資のくだりについて何か言ってましたか」

 証人「調書の作成を始めたときに『それは困る。直接、見聞きしたことではない』と言っていた」

 《この日の調書には、4億円の原資について、石川議員が「小沢被告が政治活動の中で何らかの形で蓄えた簿外の資金で、表に出せない資金だと思った」と証言したことなどが書かれている》

 指定弁護士「調書作成時に石川さんから何か言われましたか」

 証人「『これで小沢先生は共謀の共同正犯ですかね』とふっかけられた」

 指定弁護士「あなたは何と答えましたか」

 証人「事実なら仕方ないと言ったら、『仕方ないではすみませんよ!』とくってかかられた。なので他の証拠と合わせてみて、共謀の成立に十分、不十分があるので何とも言えないと答えた」

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2011.12.15 13:59 (4/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「それについて何と言われましたか」

 証人「『検事はどう思いますか』といわれた。今後、具体的に供述が進展すると思っていたので、これだけでは(共謀の成立は)厳しいのではと言った」

 指定弁護士「平成22年1月30日の調書ですが、4億円の(支出記載の翌年への)先送りは(小沢被告への)報告、了承を得たとありますね」

 証人「はい」

 指定弁護士「石川さんは他の検事に何と答えてましたか」

 証人「『了解なくやったので小沢先生は知らない』ということでした」

 指定弁護士「それは誰から聞きましたか」

 証人「小沢被告の取り調べを担当した検事から聞きました」

 《質問は石川議員の保釈後の平成22年5月17日に行った任意聴取に移る。この際の取り調べ内容は、石川議員が隠し録音し、その内容は第2回公判で廷内でも再生されている》

 指定弁護士「次に平成22年5月17日の石川さんの調書です。検察審査会の議決を受けての取り調べですね」

 証人「はい」

 指定弁護士「石川さんの供述はどうでしたか」

 証人「従前通りだったと思います」

 指定弁護士「この日、石川議員には、どういうことを聞こうと思っていましたか」

 証人「水谷建設のことや、小沢被告の事件への関与について従前の供述を維持するかどうかについて聞こうと思っていました」

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2011.12.15 13:59 (5/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「それまでのメディアでの石川さんの言動は?」

 証人「後退していました」

 指定弁護士「当日の石川議員の取り調べで何か考えていましたか」

 証人「起訴後に会っていなかったので、まずは近況を聞いて信頼関係を築こうと思っていました」

 指定弁護士「録音されているとは思っていなかった?」

 証人「はい」

 指定弁護士「実際の録音テープはあなたも聞かれましたか」

 証人「はい」

 指定弁護士「どう思いましたか」

 証人「全体で聞いてもらえれば、おかしなことをしていると非難されるものではない」

 指定弁護士「この日の取り調べで石川議員は従前通りの供述を変えようとしていましたか」

 証人「それはありました。1点は『(収支報告書の記載の先送りを)登記をずらすのが主目的で4億円を隠すためではない』ということ。2点目は『収支一覧表の作成は3月ではなく12月だった』ということ」

 指定弁護士「登記の先送りについては、(録音の中で)10回くらい(石川議員の供述が)出てきています。どう思いましたか」

 証人「合理的であれば調書に取り入れるが、合理的ではなかった。なので、調書を作ろうと思ったがとりやめた」

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2011.12.15 13:59 (6/7ページ)[小沢被告 第9回]
 《ここで指定弁護士は録音テープのやりとりを書面に起こした証拠を取り出し、質問を始める》

 指定弁護士「取り調べの中であなたが『めんどくせーからさ』と言っていますが、これはどういう趣旨の発言ですか」

 証人「この日突然、収支一覧表の話をしてきたので、また根拠のない話をし始めたなと思いました」

 指定弁護士「小沢被告がどうしたら起訴されないかを話しましたか」

 証人「そうではありません。真実に近い内容を供述してほしかった。起訴を避けるために、こうしろとは言っていない」

 指定弁護士「石川さんが新たに調書に入れようとしたところは、あなたとしては、調書に入れるとどうなると思いましたか」

 証人「起訴の可能性が高まることはあっても、低くなることはないと思いました」

 《ここで、弁護側が「誰の起訴」と質問をはさみ、指定弁護士は「小沢さんの」と答えた》

 指定弁護士「石川さんはなぜこのようなことを調書に入れさせようとしたと思いますか」

 証人「石川さんがそう言うことで、小沢被告の起訴を回避したかったのではないかと思います」

 指定弁護士「あなたはそうすることで逆に起訴の可能性が高まると思っていたんですね」

 証人「私はそう思っていました」

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2011.12.15 13:59 (7/7ページ)[小沢被告 第9回]
 指定弁護士「あなたが石川さんに、従前の供述を維持させようと思ったのは問題なかったということですか」

 証人「問題ありませんでした」

 《○○検事は、石川議員がひそかに録音していた昨年5月の任意の聴取について、「より真実に近い供述をさせようと録音にあるようなことを言った」と説明。○○検事は、石川議員に対する取り調べは、「石川さんの立場に立っているというスタンス」だったと強調した》

 指定弁護士「最後に聞きますが、石川さんが同意していないことを調書にしたことはありましたか」

 証人「それはありません」

 《○○検事は、はっきりとした口調で言い切った》

 《ここで午前の審理は終了した。大善文男裁判長は午後1時からの再開を告げ、○○検事に退廷を促した。○○検事は足早に法廷をあとにした》

小沢裁判:弁護士と池田元秘書で検察、裁判所に反撃開始



昨日に引き続いて、池田証人に対する今度は小沢弁護団からの尋問だった。
政治の場を退く池田証人は真実を述べ、その供述には心を揺さぶられた。

大久保元秘書や小沢代議士との共謀を否定しても、何とか認めさせようという検事からは、気が狂わんばかりに怒鳴られ、それでも否定すると最後は頭を下げ、懇願されたという。なりふりかまわず、調書にサインさせようとしており、おかしいなと思いながらも怖くなったという。担当の蜂須賀検事は、記憶にないといくら言っても、記憶にないのなら可能性もあるでしょうと真実を述べ否定しても、うそを言っていると言われた。

翌日1時には取調べに応じる予定だったのに、その前夜の9時頃逮捕されたので、驚いたという。東京に連行され手錠もかけられ、勿論逮捕経験もない証人にとって、それは人生の終焉を思わせられる出来事だったという。罪状に納得できぬまま、調書にいきなりサインさせられた。

普通は取り調べ後、調書を読み上げ内容についての確認と了承を得てから署名するのに、まだ取り調べも受けていない段階で、いきなり署名を強要されるのもおかしなことだといえる。

西松事件のときは検察にいわれるままに書かれた調書の部分もあったが、逮捕されたからには、真実を述べ大久保さんの無実をはらしたいと思うようになったという。大久保さんにも小沢さんにもいっさい報告してないと言ったが、長時間の取調べで朦朧となる中、弁護人の言うことを聞くと悪い結果になるとかという言葉や、検事に従わないとどうなるかと不安にされ、圧力を受ける中、調書を認めざるを得なかったという。

小沢さんが認めた過程についても、「いつも了承をするとき小沢さんは何と言うか」と聞かれ、「ああ、わかった」と答えるというとそれがそのまま調書で小沢さんが了承した言葉としてつくられたという。記憶のないことにも私の話はいっさい受け入れられなかった。検事の横暴きわまりない態度やうその誘導書類記入などから、この蜂須賀検事に対しては、憤りの気持ちでいっぱいだという。

 途中で検事が交代し、花崎政之検事になった。蜂須賀検事のときの調書は推定に基づいているので変えてくれというと、「おれをなめてんのか」と恫喝されたという。がんばって真実と違うと言ったが、恫喝され一時間ほど涙を流したという。

聞いてもらえぬ悔しさや恐ろしさ。花崎検事は、関西弁でまくしたて、見た感じの恐ろしさだけでなく、殺気だっていて常に威圧され、とんでもない検事に変わったと思ったという。大久保さんや小沢さんへの報告や共謀はないので、署名拒否をしていたが、「いいかげんに観念しろ!」といわれ心も折れ、認めてしまったという。

 この聞いてもらえぬ悔しさを池田被告は、弁護士への手紙にたびたび書いており、法廷ではそれも証拠として公開された。

政治の場から離れるという池田証人は、取調べ中の悔しさをやっと法廷で述べることができた安堵の表情が見られた。

 大久保証人のときも、担当が前田検事に変わり、その取調べが恐ろしかったというが、この池田証人もまた、花崎検事になってから同様な経験をしている。蜂須賀検事と花崎検事については、「日々坦々」ブログに日刊ゲンダイの記事があったので、挙げてみた。

追及すべき既存メディアが裁判所の中に記者クラブとして部屋をもらい、傍聴席の半分を記者席が占めながら既存メディアが国民を守るという本来の報道の使命を果たさない現状に、一度悪人と権力側からレッテルを貼られ、検察・裁判官が間違った判断や権力の行使をしても、検察や裁判所の腐敗について追及するところがないのは嘆かわしいことだ。

正義の場が正義でなくなったときこそ、マスコミは権力に切り込んで行ってもらいたいと思う。

記者たちもまた99%なのだから。 
                          
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日々坦々資料ブログ
前田受刑者だけじゃない!小沢捜査に投入された2人の「ワル」検事
(日刊ゲンダイ2011/5/30)


検察の悪あがきに「美しくない」と裁判長も一喝


ヤバイのは改ざん検事だけじゃなかった。27日の陸山会裁判で、池田元秘書の取り調べ検事2人が別事件で作成し大阪地裁に供述調書の任意性を否定された判決文を、弁護側が証拠要請。これを裁判長が採用し、2人を“札付き検事”と認定したのだ。

すでに公判では、大久保元秘書を取り調べた元大阪地検特捜部の前田恒彦受刑者(43)の奇行がバクロされたが、問題の2人、蜂須賀三紀雄検事(38)と花崎政之検事(48)も相当なタマだ。

蜂須賀検事は東京地検特捜部で、西松事件から小沢捜査を担当。花崎検事は最高検所属で、陸山会事件の応援に駆り出された。2人ともかつて大阪地検特捜部に在籍し、それぞれ別の事件で裁判所に調書を全否定された。

「蜂須賀検事は07年の奈良・生駒市の汚職事件です。逮捕した元市議会議長を取り調べ。公判の過程で『死ぬほど思い出せ』『女房や息子を逮捕する』と脅し、自白を強要したとして地裁に全調書を却下された。本人も証人として呼ばれたが、『最初から自白し、反省していました』と平然とした顔で証言したのには驚きました」(大阪在住のジャーナリスト)


この事件で蜂須賀検事は取り調べメモを破棄。昨年10月に元市議会議長から証拠隠滅の罪で告発されている。


花崎検事は「イカリソース」旧経営陣らの詐欺事件。担当した元相談役に大阪地裁は08年3月、一部無罪を言い渡した。判決文で花崎検事が元相談役を2日にわたって深夜まで聴取。「認めれば保釈できる」「署名しろ」と繰り返し迫り、被告の意に沿わない調書に署名させたと認定した。

恐ろしいことに、2人とも裁判所の「警鐘」に懲りず、両事件と同じ手口で池田元秘書を自白させたフシがあるのだ。
「蜂須賀検事は『真剣に思い出す気があるのか』と物凄いけんまくで怒鳴り上げ、花崎検事はまたも2日に及ぶ深夜聴取。疲労困憊(こんぱい)の池田元秘書に『調書に署名しなければ保釈されない』などと迫って自白を強要したと、弁護側は主張しています」(司法関係者)

この日の証拠採用に検察側は異議を唱えて抵抗し、裁判長に「検察官として美しくない」と一喝された。どうして大阪地検には「ワル」ばかり集まり、よりによって小沢捜査に大量投入されたのか。



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ここまでのまとめ小沢裁判:池田元秘書の証言より



午前のまとめ
2011/12/8 小沢裁判1:弁護士側と池田元秘書で検察側に反撃


午後のまとめ
小沢裁判2:弁護士側と池田元秘書で検察側に反撃



小沢裁判3:読売記者から司法記者クラブ出入り禁止を通告される?


小沢裁判4:司法記者の傍聴席が半分占め残りをダフ屋と一般市民



傍聴券売買を裁判所内で堂々とお金のやりとりをして、
領収書までもらうWill(以前のアプローズ)というエキストラを募集し採用する会社

その現場を見て見ぬ振りして、それを撮影しようとすると制止する裁判所の職員

この腐敗した裁判所の実態

どこも裁けない、この国の体たらく

絶対、今、裁判所により留置されている、大高正二さんのような裁判所や司法をウォッチする第3者機関が必要!!





小沢裁判から見えてきた金融マフィアや創価学会の策略

 検察、マスコミ、裁判所、そして政治家らをお金で操り、
鈴木宗男さんや小沢さんたち本当の政治家を身動きできないように縛りつけ、
金融マフィアに都合のいい政治家や官僚しか生き残らないようにさせている。


http://wajuntei.dtiblog.com/blog-entry-1438.html



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池田元秘書への取調べについての供述
「産経ニュース」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111208/trl11120813570009-n3.htm
     (略)
【小沢被告第8回公判(4)】
「気が狂わんばかりに怒鳴り、そして懇願された」 検事調べの“異常性”強調

2011.12.8 13:54 (3/4ページ)[小沢被告 第8回]

第5回公判のため東京地裁に入る民主党の小沢元代表=30日午前9時29分
 《弁護人の質問は、池田元秘書が逮捕された後の22年1月27日の調書に移る》

 弁護人「『銀行融資で支払ったことは事実と異なる』と調書にありますが、どうしてこういう調書になったのですか」

 証人「事実関係として、銀行からの借り入れよりも前に土地代金の支払いがされていると検事から聞きました。客観的にみて事実と違うと。私は虚偽の回答をしたつもりはないのですが、事実と違うことを認めたのでそういう調書になりました」

 《弁護側は池田元秘書の取り調べに対し、威圧や強要があったと主張している。質問は、池田元秘書が逮捕された直後の取り調べの様子に移る》

 弁護人「取り調べは毎日あったのですか」

 証人「はい。1日も休まずにありました」

 弁護人「1日どれくらいの時間取り調べを受けましたか」

 証人「午後1時から夜遅くまで。午後11時を過ぎるときもありました」

 弁護人「どう感じましたか」

 証人「初めての経験でした。長時間の拘束だったので、つらい思いでした」

 弁護人「収支報告書を大久保さんに報告したと認めていますが、事実ですか」

 証人「していなかったので、事実と違います」

 弁護人「なぜ異なる調書になっているのですか」

 証人「弁護士から、大久保さんが報告を受けているという話を聞いたので、同調して進めていました」

 弁護人「西松(建設の違法献金)事件のとき、収支報告書について、小沢さんのことをどう供述しましたか」

 証人「年に1度、(収支の)差額を報告していたと伝えました」

 弁護人「収支報告書の原案についてはどうですか」

 証人「小沢代議士に見せていないといいました」

 弁護人「このとき、××検事(法廷では実名)は納得しましたか」

 証人「はい。押しつけ的なことはなかったので、理解いただけたと」

         ____________

弁護人「21年3月20日に作成された調書については、署名を拒否しています。どうしてですか」

 証人「私が西松(建設)からの寄付金を認識して、虚偽の収支報告書を作りましたという内容でしたので、違うと拒否しました」

 弁護人「××検事はどんなふうに署名を求められましたか」

 証人「気が狂わんばかりに怒鳴り散らされました。しかし、最後は頭を何度も下げられ、署名してくれと懇願されました」

 弁護人「頭を下げて懇願されるというのは異常なように思われますが、どう感じましたか」

 証人「とにかくなりふりかまわない印象です。気が萎えそうになりがらも、怖いと思いました」

 《池田元秘書は平成22年1月に逮捕される直前の21年12月24~26日に検察による任意の取り調べを受けている》

 弁護人「3日間呼び出されましたね」

 証人「はい」

 弁護人「年末のクリスマスの忙しい時期だと思いますが」

 証人「西松の時も苦しかったので、できれば受けたくありませんでした。23日にクリスマスをやって、家族に内緒で取り調べを受けたので、早く終わらせたかったです」

 弁護人「担当検事は誰ですか」

 証人「××検事です」

 弁護人「取り調べの手法はどうでしたか」

 証人「かなり急いでいるようでした。早く調書作りたい感じで、質問よりも調書作りが主でした。仮定の話もよくされました」

 《弁護人の早口の質問に、池田元秘書はよどみなく当時を振り返っていく》

             _________

【小沢被告第8回公判(5)】
弁護士の言うこと、ろくなことない」と念仏のように…手錠かけられ「人生終わった」

2011.12.8 14:43 (1/5ページ)[小沢被告 第8回]

民主党の小沢一郎元代表
前のニュース (11:30~12:00)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第8回公判は、池田光智元秘書(34)に対する弁護側の反対尋問が続いている》

 《小沢被告は、かつての秘書が座る証言台を見据え、その証言にじっと耳を傾けている》

 《逮捕前後に、池田元秘書を取り調べた××検事(法廷では実名)とのやりとりについて、弁護側がより細かくただしていく》

 弁護人「××検事が『可能性についてよく話をした』ということですが、具体的にはどういうことですか」

 証人「記憶にないところを否定すると、『可能性についてまで否定すると、嘘をつくのと同じだ』とよく言われていました。そういう可能性の話をされて、同調してしまったこともありました」

 弁護人「逮捕前の任意の取り調べの段階で、西松建設事件の(大久保隆規元秘書に平成17年の架空計上の報告をしたという)供述を維持したのはなぜですか」

 証人「このとき、西松建設事件の裁判が始まったかどうかの時期で、前回と違う供述をすれば、裁判や大久保さんに迷惑がかかると思いました。争点にもなっていないと聞いていたので、確認ということで『はい、はい』という感じで認める形になりました」

 弁護人「小沢さんには報告はしていたんですか」

 証人「一切報告していません」

 弁護人「平成21年12月25日付の調書に『平成16年の収支報告書の支出のうち、3億5000万円は(世田谷区)深沢の土地代金です』と記されていますが、こういう供述をされたのですか」

 証人「これは一覧表に含まれる支出です」

         ________________

2011.12.8 14:43 (2/5ページ)[小沢被告 第8回]

民主党の小沢一郎元代表
 弁護人「一覧表の話なのですか」

 証人「このときは一覧表の話しかしていませんでした。××検事もそう認識していたと思います」

 弁護人「一覧表に3億5000万円が含まれていると供述したんですか」

 証人「きちんとした資料を見せられない中で、××検事から『そういう大きい金額の記載があると小沢代議士も質問するのではないか』と言われました。私は記憶がないといったが『記憶がないでは駄目だ。嘘を言っているのか』とよく言われた。そういう質問があったかもしれないといったら、そういう調書ができあがったのだと思います」

 弁護人「具体的に××検事はどういう質問をしたのですか」

 証人「『入っていれば小沢さんも気づくんじゃないのか』と」

 弁護人「どう思ったんですか」

 証人「そういう数字が入っている資料があるのかなと思いました。あまりかたくなでも変かなと思い、入っているならそういう話かもと思いました」

 《池田元秘書は、このときの取り調べで××検事の手元には「一覧表があったと思う」と証言。しかし、資料は見せられないまま取り調べが進んだと主張した》

 《一方、前日の12月24日の取り調べでは一覧表を見せてもらったが、数字の内容について細かく聞かれることはなかったという》

 弁護人「事実と違う調書にサインすることに小沢さんに迷惑がかかると思わなかったのですか」

 証人「この程度のことなら、何か問われることはないと思いました。だったら早く終わりたいと思い、サインしました」

              _____________


2011.12.8 14:43 (3/5ページ)[小沢被告 第8回]

民主党の小沢一郎元代表
 弁護人「21年12月25日の別の調書ですが、『簿外で借りた4億円』という表現がありますが」

 証人「そんな言葉は使っていません。検事さんが作った言葉だと思います。簿外の意味が分からなくて、私が『収支報告書に入らないお金という意味ですか』と××検事に聞きました。『そうです』ということでしたので、サインしました」

 弁護人「裏金だという説明はありましたか」

 証人「なかったです」

 《弁護人は、池田元秘書が逮捕された22年1月15日の状況について確認を始めた》

 弁護人「どこで逮捕されましたか」

 証人「私の実家にいたときに、夜9時ごろに逮捕され、連行されたと思います」

 弁護人「手錠ははめられましたか」

 証人「東京に来てからだと思いますが、はっきり覚えていません」

 弁護人「事前の連絡はありましたか」

 証人「翌日昼1時にお伺いすることになっていたのですが、逮捕については特にないです」

 弁護人「どう思われましたか」

 証人「びっくりしました」

 弁護人「手錠をかけられてどう思いました」

 証人「人生の終わりだと思いました」

 弁護人「裸にされ身体チェックもされたのですか」

 証人「全部脱がされました」

 弁護人「どう思いました」

 証人「屈辱的でつらい思いをしました」

 弁護人「逮捕容疑は理解できましたか」

 証人「口頭で言われて、中身はよく理解できませんでした」

 弁護人「逮捕時に調書を作成していますね。どのような経緯で作成したのですか」

 証人「罪状を読み上げられたので、異議を申し上げ、弁護士にあわせてほしいと申し上げたが、そういうのは後でいいと言われました。サインは拒否できないとも言われました」

         _____________

2011.12.8 14:43 (4/5ページ)[小沢被告 第8回]

民主党の小沢一郎元代表
 弁護人「調書作成時間は何分ですか」

 証人「数分です」

 弁護人「この調書がどういう内容とイメージしていましたか」

 証人「それまで土地の記載が問題になっていたので、それだと思いました」

 弁護人「そういう調書になっていますか」

 証人「今でも分かりません」

 弁護人「弁解録取書というのは分かりましたか」

 証人「よく分からないです」

 弁護人「ここには『詳しいことはよく思い出して話します』と記されていますが、あなたの言葉ですか」

 証人「××検事が作ったのでサインしました。××検事から逮捕時に『詳しいことは明日以降に聞くから』という言葉もありましたので、それを書かれたんだと思います」

 弁護人「逮捕翌日の裁判官の勾留質問では、大久保さんへの報告と共謀を否定していますね」

 証人「はい」

 弁護人「なぜですか」

 証人「実際に報告していなかったし、共謀の意識もなかった。逮捕された以上は、本当のことを話したいと思いました」

 弁護人「××検事は共謀を否定したことについて聞かれましたか」

 証人「『なんであんなことをいったんだ』とぼやくように言っていました」

 弁護人「21年12月25日付の調書の訂正は求めましたか」

 証人「正直に話そうと思い、訂正を申し入れました。ですが、『このときの記憶が正しい』と言って供述を維持するように言ってきました」

 弁護人「逮捕後の××検事の取り調べで、何か印象的なものはありましたか」

 証人「私が非常に苦しかったので、1月以降取り調べに応じない時期がありました。それについてかなりしつこくやられました。両親や妻を呼んで、みんなに迷惑がかかるぞと脅しをかけられ、できるだけ逆らわないようにしました」

          ____________

2011.12.8 14:43 (5/5ページ)[小沢被告 第8回]

民主党の小沢一郎元代表
 弁護人「××検事の取り調べは夜遅くまで続きましたか」

 証人「夜は午後11時まで。朝はだいたい午前10時からでした」

 弁護人「どんな心理状況でしたか」

 証人「夕食以降厳しくなって、最後のほうになると疲れて朦朧(もうろう)としています。早く終わらせたかったです」

 弁護人「休憩時間はどれくらいですか」

 証人「昼食と夕食、それにトイレぐらいでした」

 弁護人「××検事は弁護士について何か言っていましたか」

 証人「弁護士の言うことを聞いたら、悪いことになると。ろくなことはないと毎日念仏のように言っていました」

 弁護人「弁護士からはどんなアドバイスがありましたか」

 証人「事実と違う調書にはサインするなということでした。ですが、終わった取り調べの内容をこちらから報告することが多く、対応は具体的に受けたことはないです。励ますことが主でした」

 弁護人「実際には事実と違う調書にサインしていますね」

 証人「多少自分に不利でも、情状面もあるので、できるだけ抵抗しない方が悪くならないのではと思い、サインしました」

 弁護人「毎日一緒に取り調べられていると、検察官にはどういう感情を抱くのですか」

 証人「検察官は厳しいときもあれば、優しいときもありました。『処分を決めるのは私たち』ともおっしゃっていたので、確かに目の前の人たちが決めるから、弁護士よりも検察官のいう通りにいたほうがいいというか…。何を信じていいのかという心境でした」

 《ここで午前の審理は終了した。大善文男裁判長は午後1時半からの再開を告げ、池田元秘書に退廷を促した。池田元秘書は足早に法廷をあとにした》

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【小沢被告第8回公判(6】
「オレをなめくさってるのか!」悔しくて怖くて涙…1時間 
2011.12.8 15:37 (1/3ページ)[小沢被告 第8回]
前のニュース

 (13:30~14:00)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第8回公判は、1時間半の休憩を挟んで、池田光智元私設秘書(34)=1審有罪、控訴中=に対する弁護側の反対尋問が再開された》

 《大善文男裁判長が小沢被告の入廷を促す。かなり間を置いて、小沢被告が入廷する。いつものように裁判長に深々と頭を下げ、弁護側の席に着く。続いて池田元秘書が入廷し、小沢被告と目を合わすことなく証言台に座った》

 《男性弁護士が立ち上がり、池田元秘書の捜査段階での供述調書の内容について質問を再開する》

 《問題の土地の不動産登記は、売買代金を入金した平成16年10月ではなく、翌年1月にずらされている》

 《弁護側は登記時期をずらすことを、前任の会計事務担当だった石川知裕衆院議員=同=が、小沢被告から了解を取っているということを池田元秘書が聞いたことがあるという記載があるこを挙げた上で質問を切り出す》

 弁護人「(調書を作成した)検事はだれですか」

 証人「××検事(法廷では実名)です」

 弁護人「(この記載は)事実ですか」

 証人「異なります」

 弁護人「なぜ(事実と異なる)調書が作成されたのですか」

 証人「石川さんの性格や普段の行動から推察し、大事な事項は先生に報告、了承を取るのは、当たり前の話だと(××検事から)いわれ、そういう可能性の話ならば、あるのではないかと申し上げたところ、こういう調書ができました」

 弁護人「否定しなかったのですか」

 証人「否定すると嘘つき呼ばわりされる。『記憶がないヤツには、いつまでも付き合ってられない。記憶を補うのが自分(検事)たちの仕事だ。石川さんの話も総合して調書を作っている』といわれ、同調してしまった」

  __________________

2011.12.8 15:37 (2/3ページ)[小沢被告 第8回]
 《池田元秘書は逮捕前の任意の聴取でも調書を作成しているが、そこには、平成17年分の収支報告書提出に際し、16年の土地代金を計上すると報告し、小沢被告は了承したと記載されている。弁護士はこの点も指摘していく》

 弁護人「逮捕前は報告の時期を明示していないが、逮捕後に作成された調書では時期が明確に示されている。どういう経緯があったのか」

 証人「はっきりとした記憶にありません。時期的なことに注意を払っていなかったので…。しかも、ちょこちょこ日付とか表現を(検事が)変えることは多々あるので気にしていなかった」

 弁護人「池田さんの方から時期を明示したことはありましたか」

 証人「ありません」

 弁護人「報告したにもかかわらず、具体的な描写は(調書には)一切ありませんね」

 証人「記憶もないし、報告したこともありませんので、具体的なシチュエーションがないのは当然です」

 弁護人「調書の中には、小沢さんが『おう、分かった』と了承したくだりがありますが。これは、どういう経緯があったのですか」

 証人「普段、報告する際に、了解したら(小沢被告が)どういう反応が返ってくるのかと(××検事から)以前に聞かれ、答えたことがあります。引用したのだと思います」

 弁護人「(調書にサインはしたが)間違いがあればいつでも訂正できるという説明があったのではないですか」

 証人「はい」

 弁護人「可能性の問題を挙げただけだと、訂正を求めなかったのですか」

 証人「そういう文章を作る人に説明しても変えてくれないし、たとえやってくれても語尾をあいまいにする程度なので」

 《池田元秘書は、自身の弁護士に、検察官が自分の意図とは違う調書が作成されたと手紙で訴えていた。弁護人は、この点も確認していく》

 弁護人「手紙は平成22年1月4日付ですが、この日に書いたのですか」

 証人「2月4日の間違いです」

 弁護人「それだけ混乱していたのですね」

 証人「はい」

     ______________

2011.12.8 15:37 (3/3ページ)[小沢被告 第8回]
 弁護人「この手紙はどこで書いたのですか」

 証人「(千葉県の)鎌ケ谷です」

 弁護人「どこで出したのですか」

 証人「書いたのは勾留中の拘置所内でしたが、出そうとしたら保釈されたのでその足で出しました」

 《ここで男性弁護士は手紙の内容を示す。そこには××検事が可能性の問題を事実にすり替えたという、弁護側がこれまで尋ねてきたような内容の記述がある。弁護側は調書が無理やり作り上げられたものだと主張したいようだ》

 《男性弁護士は、池田元秘書が小沢氏の関係5団体の収支を小沢被告に年1回報告した際に作成した収支一覧表についての調書の記載に関し、2、3質問した後で再び検事の取り調べ状況を尋ねる》

 《池田元秘書の担当検事は途中、××検事から△△検事(法廷では実名)に代わった》

 弁護人「交代の理由は」

 証人「突然でしたが聞いていません」

 弁護人「△△検事に調書の訂正を求めましたね」

 証人「はい」

 弁護人「△△検事の反応は?」

 証人「非常に怒りまして××のときは認めたのに突然立場を変えるのかよ。オレをなめくさっているのかと怒られました」

 弁護人「それでも違うと主張したのですね」

 証人「その調子で恫喝(どうかつ)され、悔しくて涙を流す場面もありました」

 弁護人「涙を流したのはどれくらいの長さでしたか」

 証人「1時間くらいでした」

 弁護人「涙の理由は?」

 証人「聞いてもらえないという悔しさと恐ろしさもありました。関西弁でまくし立てるように『ふざけるな』と怒られ、(△△検事は)殺気だった感じや見た目も恐ろしいので、とんでもない人に代わったと、暗い気持ちになりました」

 《うっすらと目をあけた小沢被告は、やりとりに、じっと耳を傾けている》

           ______________

【小沢被告第8回公判(7)】
「悪いようにはしない…」恫喝一転、甘い言葉にぐらり

2011.12.8 16:56 (1/4ページ)[小沢被告 第8回]
前のニュース (14:00~14:30)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第8回公判は、池田光智元私設秘書(34)=1審有罪、控訴中=に対する弁護側の証人尋問が続いている》

 《池田元秘書は平成22年1月15日に逮捕されたが、翌16日以降、小沢被告、大久保隆規元公設第1秘書(50)=同=への虚偽記載の「報告・了承」を否定。21日に担当検事が××検事(法廷では実名)から△△検事(同)に代わった後、29日にこれを認める経過をたどった》

 《弁護側は長時間の取り調べや、他の被告が自白したという嘘の事実を告げて供述を引き出す「切り違え尋問」によって自白を強要させられたとして、捜査の違法性を立証する構えだ》

 弁護人「△△検事の印象はどうでしたか」

 証人「××検事より年配で体格も大きい。目つきも鋭く、雰囲気を持った方だな、と思いました」

 弁護人「△△検事の言葉で印象に残っているものはありますか」

 証人「『別件逮捕できるんだぞ』とか。『弁護士の言うことは聞くな、俺たちがお前のことを決める』とも言われました」

 弁護人「いつからですか」

 証人「最初の、初日の取り調べからです」

 弁護人「△△検事の取り調べはいつも高圧的でしたか」

 証人「いつもいつも、ではなく、ときに優しく接してくださることも。『いい加減認めちゃえば。悪いようにはしないよ』と甘い言葉をかけられました」

 《大久保元秘書との共謀を認めるよう迫られたと振り返る池田元秘書に対し、弁護士は「切り違え尋問」の状況について尋ねていく》

      _________________

2011.12.8 16:56 (2/4ページ)[小沢被告 第8回]
 弁護人「大久保さんとの共謀を追及する中で、△△検事は大久保さんの供述について話していましたか」

 証人「私からの報告があったことを大久保さんが認めている、と言われました」

 弁護人「いつからですか」

 証人「最初のうちからそれとなく言われていましたが、心ならず調書にサインした29日の前、27、28日ごろからは何度も言われました。『大久保や石川はもう認めている。調書も進んでいる。自分だけ認めず、取り残されている』と」

 《池田元秘書は29日夜の取り調べで、調書に署名した。弁護側は前日以降の過酷な取り調べ状況について強調していく》

 弁護人「前日は何時まで取り調べがありましたか」

 証人「夜12時すぎまでありました」

 弁護人「△△検事はなんと言っていましたか」

 証人「先ほど申し上げたように自分だけ取り残されている、ということや『認めなければ大久保さん、石川さんの取り調べがますます厳しくなる』『捜査が拡大する』『保釈がなくなる、勾留が延びる』などと言われました」

 《男性弁護士は聴取記録から、28日夜に午後6時50分から9時7分、9時10分から29日午前0時2分まで、約5時間続いたことを説明し、続ける》

 弁護人「調書の原案は夜の取り調べが始まって、すぐ作成されたんですか」

 証人「午後7時ごろにはできていました」

 弁護人「それから、ずっと署名を迫っていたと?」

 証人「はい」

 弁護人「その日は拒否を貫いたんですね」

 証人「はい」

 弁護人「取り調べ後に独居房に戻り、どう考えましたか」

 証人「明日も続くんだな、と。どう対応したらいいかな。周り(大久保元秘書、石川議員)も認めているというし。認めてしまおうかな、と葛藤(かっとう)がありました」

             ____________

2011.12.8 16:56 (3/4ページ)[小沢被告 第8回]
 《翌29日、夕食休憩後の夜の取り調べで「報告・了承」を認めた池田元秘書。後日、この状況を記した弁護士宛ての直筆の手紙が、廷内モニターに示される。手紙には△△検事の発言内容が細かく書かれ、「楽になりたいと思い署名してしまいました」と締めくくられていた》

 弁護人「『素直にすれば悪いようにしない』という△△検事の言葉を、どう受け取りましたか」

 証人「状況が良くなる、不起訴になる、罪が軽くなる、という意味だと思いました」

 弁護人「実際に不起訴にすると言われたんですか」

 証人「言われてはいません」

 弁護人「そう受け取ったんですね」

 証人「はい」

 弁護人「しかし、それは△△検事が決めることではありませんよね」

 証人「組織上、上の人が決めることでしょうが、取調官が報告されるわけですから、情状や処分の関係で、それなりに権限があるのではないか、と思いました」

 《弁護側は、無理に作られた調書で「報告・了承」の詳細が記載されていなかった点を強調。池田元秘書は「事実がなく、検事は状況を聞くこともできないし、私が答えることもできない」と説明する》

 《弁護側はさらに、22年2月3日の調書で小沢被告の関与を明確に認めるまでの経緯を尋ねていく》

 弁護人「1月29日の調書では、小沢代議士に収支報告書の原案を示していたかどうか、明確ではありません。尋ねられていませんか」

 証人「28、29日は主に、大久保さんへの報告内容を聞かれました。小沢代議士への報告は話題になっていませんでした」

 弁護人「29日までに『この程度の調書に署名しても、小沢さんに累は及ばない』と言われたことはありますか」

 証人「この段階ではありません」

      _______________

2011.12.8 16:56 (4/4ページ)[小沢被告 第8回]
 《2月3日の調書は、小沢被告に会計収支の一覧表とともに収支報告書の原案を示し、問題の16年の土地購入にからむ会計を17年分に計上したことを伝え、「あーそうか、分かった」と了承を受けていた、という内容だ》

 弁護人「29日以降は全面自供の形になっています」

 証人「心が折れてしまって。できるだけ検事の心証が悪くならないように、と考えていました」

 弁護人「心が折れるとは?」

 証人「事実でないことを認めた虚脱感があり、全て検事に任せよう、と思っていました」

 弁護人「2月3日の調書に署名する際、△△検事は何か話していましたか」

 証人「『小沢代議士を起訴できない』と言っていました」

 弁護人「池田さんが『報告・了承』を認めても、小沢代議士を起訴できない、と」

 証人「この程度の調書では起訴できない。仮に起訴するなら、もっと詳細な状況について調書を作らなければいけない、と。そう言って調書に署名するよう求められました」

 《午前中には表示された会計収支一覧表などを熱心に眺めていた小沢被告も、いつも通りの「無表情」に戻り、目をつぶっている》

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【小沢被告第8回公判(8)】
「何点か確認させてください!」“無罪請負人”弘中弁護士ついに登場

2011.12.8 17:18 (1/3ページ)[小沢被告 第8回]
前のニュース(14:30~14:50)

 《資金管理団体「陸山会」をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第8回公判は、証人として出廷した池田光智元私設秘書(34)=1審有罪、控訴中=に対する弁護側の質問が続いている》

 《男性弁護士は、池田元秘書が平成16年に購入した土地代金を17年分の収支報告書に計上したことについて、「小沢被告に報告・了承した」とする調書について尋ねている》

 弁護人「△△検事(法廷では実名)とはどういうやりとりがあったのですか」

 証人「私は『小沢代議士への報告は年に1度、12月にしかしていません』と申し上げました。すると、△△検事は『じゃあ(調書に)12月って入れてやるよ』っていう感じで、曖昧(あいまい)な表現にして『入れてやっただろう』と」

 弁護人「△△検事は(小沢氏への報告の時期を)3月としたかったのですか」

 証人「そうです」

 弁護人「しかし、池田さんの認識では3月はなかったのですね」

 証人「はい」

 弁護人「この調書に具体的な記載がないのはなぜですか」

 証人「そもそも(事実が)ないことなので、△△検事にも取り繕うことができなかったんだろうと思います」

 《弁護士は別の調書についても尋ねる。池田元秘書が署名した供述調書の中には、池田元秘書が「共謀の意味を誤解していた」という趣旨の文言が出てくる》

 弁護人「『共謀』の意味を誤解していましたか」

 証人「誤解していません」

 証人「当初から共謀はないと申し上げていました」

 弁護人「この調書でいう共謀とはなんですか」

 証人「報告し、了承を得るということです」

 弁護人「明らかな誤記ですが、見落としていたのですか」

 証人「はい。憔悴(しょうすい)しきっていましたので、気づきませんでした」

            _____________

2011.12.8 17:18 (2/3ページ)[小沢被告 第8回]
 《法廷の大型モニターに池田元秘書が当時、弁護士に宛てて書いた手紙が映し出される。2月4日付だ。「調書を認めなければ、捜査も終わらず罪も重くなる」。弁護側の主張する検察官の「威圧」を告白した内容だ》

 弁護人「この手紙に出てくる検事は誰ですか?」

 証人「△△検事です」

 弁護人「手紙には『この程度の報告で小沢先生や大久保さんには迷惑もかからない』ともある。この検事は誰ですか」

 証人「△△検事から、2月3日と4日の取り調べで言われました」

 弁護人「2月3日の手紙には、『××検事が可能性の話をさせられた』との話も出てきますが、どうして(取り調べをしていた△△検事ではなく)××検事の名前も出てくるのですか」

 証人「△△検事の調書が××検事の調書からの引用が多かったので、弁護士には(手紙を書く以前の)経緯を含めて理解してほしかったのです」

 《さらに弁護士の質問は、池田元秘書の保釈後の取り調べに及ぶ》

 弁護人「検察から呼び出されましたよね」

 証人「はい」

 弁護人「担当の検事は誰でしたか」

 証人「××検事です」

 弁護人「調書は作成されましたか」

 証人「作成されませんでした」

 弁護人「どうしてですか」

 証人「私が保釈前の調書でサインはしましたが、『小沢代議士と大久保さんに報告したり、了承を得たことは全くない』と申し上げたので、調書にしようがなくて作れなかったのだと思います」

 《男性弁護士が質問を終えた。次に、小沢氏の右隣に座っていた“無罪請負人”の弘中惇一郎弁護士が立ち上がり、「何点か確認させてください」と質問を切り出す》

 《池田元秘書は21年12日24日の任意の取り調べで、検察官から陸山会など5団体の収支一覧表を検察官から見せられ、翌25日の取り調べで、「簿外で借りた4億円」との表現がある調書に署名している。池田元秘書は、検察官に「簿外」を「収支報告書に入らない金」と確認した上で署名したと説明していたが…》

        _______________

2011.12.8 17:18 (3/3ページ)[小沢被告 第8回]
 弁護人「(前日の)24日に一覧表を見ていれば、25日に間違えることはないのではないですか」

 証人「(24日には)きちっと見たわけではなく、こういう一覧表があるのかと分かっただけでしたので」

 弁護人「数字まで識別できるほどには見ていないわけですね」

 証人「そうです」

 弁護人「小沢邸に隣接して陸山会の建物がありますか」

 証人「はい。私邸の一角に駐車場と、書生の住み込み部屋を陸山会で借りています」

 弁護人「貸し主は?」

 証人「地主から借りています」

 弁護人「地続きになっているのですか」

 証人「はい」

 弁護人「借家ですね」

 証人「そうです」

 弁護人「借りている人は誰ですか」

 証人「(小沢被告の)奥様が契約上の借地になり、陸山会が借りています」

 弁護人「なぜ奥さんが?」

 証人「貸し出す方の問題で、政治団体に貸すと手続きなどが複雑になるので、できれば個人にしてほしい、と。直接借りられないので奥さんを通したと聞いています」

 弁護人「地上の建物は誰の名義ですか」

 証人「そこまでは…」

 弁護人「地上の建物は陸山会が使う目的で建てられたのか」

 証人「そう聞いています」

 弁護人「賃料は相場に比べてどうですか」

 証人「当時はよく分かりませんでしたが、石川(知裕衆院議員)さんの方から相場で計算してこうなったと聞いています」

 《弘中弁護士が質問を終えると、大善文男裁判長が30分間の休廷を告げた。小沢被告はじっと時計を見ている》

     (略)

小沢裁判から見えてきた金融マフィアや創価学会の策略

小沢裁判の池田元秘書が証人となる裁判の傍聴をした。傍聴券が当たり、傍聴することができたが、この日の傍聴希望者は二倍以上だったが、法廷に入ると空席が目立つ。

そういえば、Willと書かれた封筒を持った傍聴券売買業者がバイトを雇い、傍聴券を手に入れていたが、売れなくて空席となったのだろうか?それにしても、裁判所の敷地内で裁判所の職員に守られながらの売買とは何なのだろうか?傍聴券買占め業者によって、傍聴したい一般市民が締め出される。

裁判で感じたことは、動画で述べたので、ぜひ見て欲しい。小沢氏や冤罪被害者だけでなく、地球上で起きているデモやオキュパイ運動、さらには第三次世界大戦から世界統一政府樹立をたくらみ、99%を奴隷化しようとする金融マフィアの姿も見えてくる。

 金融マフィアや創価学会は、検察、マスコミ、裁判所、そして政治家らをお金で操り、鈴木宗男氏や小沢氏ら、本当の政治家を身動きできないように縛りつけ、彼らに都合のいい政治家や官僚しか生き残らないようにさせている。

 小沢氏や鈴木宗男氏を守ることは、多くの冤罪被害者や罪もなく年金や財産を奪われる99%を守ることになる。











鈴木 宗男氏吼える!:仮釈放モニター中継

ツイートテレビでもモニタ中継15:00~出所祝★鈴木宗男氏新党大地代表記者会見
http://www.ustream.tv/channel/tweettv
IW2の中継録画をYouTubeにアップ


 鈴木宗男元衆院議員が仮釈放され、早速宗男節を炸裂させた。検察・裁判所の捏造・腐敗が取りざたされる今、ぜひ聞いてもらいたい。

裁判所が犯罪:大高さん事件は冤罪!裁判所職員による暴行捏造

大高正二さん 

大高さんの事件の裁判については、
「大高さん、監視カメラ映像から明らかに無罪だが」
http://wajuntei.dtiblog.com/blog-entry-1433.htmlですでに書いたが、「公共問題市民調​査委員会(傍聴人、代​表)」の代表 国本さんの11月24日裁判の傍聴記があったので挙げてみた。

 この監視カメラの映像公開により、大高さんが暴行をしたという事実はなく、逆に暴行をされていたという事実が明らかになった。

この事件が冤罪であることはもちろんだが、何よりそれが裁判所の職員により行われ、さらにそれに検察・警察・裁判所が組織ぐるみで加担していると思われる国家組織による捏造事件だということだ。

 これだけ無罪であることがはっきりしていながら、捏造組織によって公正な裁判ができるのかという疑問がある。

この裁判は、弁護士が大高さんを救おうと、本来の弁護士のあるべき姿で取り組んでいるので、それが何よりの救いだった。弁護士までいっしょになっていたら、どこにもこのような事件は救いがない。

 そのようなときにマスコミが取り上げ、追及すべきなのに、これまたあって無きに等しい存在だ。

この刑事裁判は、弁護士の活躍により、冤罪が明らかになってきたが、民事裁判については、すぐに却下され、巷では人権派弁護士といわれている生田弁護士の活躍は、小川さんの裁判といい、見られずじまいである。

 この頃裁判を傍聴して、どんな判決になるかは、真実かどうかより弁護士と裁判官が誰かによるのだと思わずにはいられない。

司法の場が正義といえるようになるには、まだまだのような気がするが、できるだけ市民が黙っていないで、腐敗した司法の現状を伝えていくことだと思っている。

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大高裁判傍聴・私的メモ

2011年11月24日 第7回期日 東京地裁426号法廷13:30-16:00

刑(わ)第2949号 東京地裁刑事第10部 公務執行妨害、傷害

被告 大高正二

裁判長 多和田隆史 裁判官 本間敏広 同 寺ヵ千尋(旧姓山田)

書記官 中條朋子

検事 山本佐吉子 同 大滝則和

 今回の傍聴希望者は61名、当選者は31名。

 今回が今までと異例だったのは、報道席に北海道新聞の記者がいたこと。また、傍聴席に空席が2,3あった。抽選に参加し当選しても傍聴しなかった人が何人かいた模様。(傍聴しなかったのは警察関係者と思われる)

 法廷は前回と同様ではあったが、内装に変更があり弁護士用の椅子が増えたと共に、大きなモニターが2台ついた。

開廷し、いつものように裁判長が傍聴人に注意を述べた。従わない場合に退廷させるという言葉もあった。今回は私選弁護人が4人に増え、解任されたものの解任が認められなかった国選弁護人2人と合わせて6人の「大弁護団」となった。

裁判長    「期日外に請求された証拠を決定した。期日外に弁護士から診断書が証拠請求され、本日付で電子カルテも請求された」

      これに関しては検事は同意。

萩尾弁護士  「脚下証拠について異議がある。裁判所にとっても納品書の存在は必要なものと思われる。いつカメラを設置したのか分かるのに、決定は不合理であり、刑事訴訟法1条違反である」

(注:この「納品書」というのは第二南門上の踊り場についている監視カメラのことで、本事件当時設置されていなかったという回答に対しその納品書の開示を求めたものと思われる)

長谷川弁護士 「本件の告発人である岡さんが(事件時には設置していなかったと)回答していることは国民が納得しない。公平性がない」

山本検事   「(納品書を証拠とすることに対し)理由がないと思料する」

裁判長    「棄却します。検事の証拠調べに入る」


山本検事  「甲22号、診察した医師の調書、押したときに痛みを感じるといった明らかな所見はない」

裁判長   「甲21号DVD-R…」

萩尾弁護士 「異議あり、切り取ったもののDVD-Rは必要性を欠く」

同検事   「取り調べの必要性はないと思うが…」

裁判長   「(収録画像の)50分に関係の無い部分もあるのか?早送りできるのなら早送りしてやろう」

大口弁護士 「検事は弁護士提出証拠は本件に関係がないと言ったが、検事の訴因に関係のある部分を出している。訴因制度を無視している。

われわれの提出したビデオが本件に関係がないという意見は撤回していただきたい。検事の提出しているのは何なのか?訴因に 対し弾劾すればいいのであるはず」

裁判長   「DVD-RとUSBは元々同じもの。双方が不要と言っているが両方とも採用した。異議は却下。DVD-Rを上映するが大モニターは使わない」

同弁護士  「異議あり。重要なも証拠であるのに傍聴人が見られないので、公開になっていない。傍聴権を奪っていて裁判の公平性が担保されない。憲法13,37,82条に違反する指揮である」


 (裁判長がまあまあという感じで発言を制止しようとした)

同弁護士  「冗談じゃない、どうして大スクリーン(モニター)を使わないと言ったのか」

裁判長   「それには答えない」

同検事   「異議には理由がない」

裁判長   「異議は却下」

 (大高被告が証言する場所に移動しその前のモニターの前に座る。DVD-Rが再生される。内容は大高被告が裁判所から退去させられる監視 カメラの映像で、法廷前中央廊下や南門出口の所など)

大滝検事  「モニターの置き方が変」

(長谷川弁護士が机上のモニターを傍聴人も見えるように向きを変えたため。ちなみに同検事は傍聴人が「盗み見ない」ように向きを逆 に向けた)

裁判長   「検事ももういいでしょう」

被告    「私がいやだいやだと言っているところで、私が暴力をふるっている映像ではありませんね」

裁判長   「まあ、いいから…」

被告    「解説しているんです」

山本検事  「次は第二南門付近。被告が門の外へ出る。22分30秒被告の右腕らしきものが一瞬写っている。被告が門前で座り込んで人が 集まってくる…その後の第二南門を撮影したもの」


裁判長   「(弁護士に同意を求め)早送りして」

同検事   「救急車が来て運ばれるところ…」

被告    「何の立証目的で見せているのか教えて下さい。私が暴行しているところが写っていますか?あなた方が暴行しているのが写って いるだけじゃないですか」


 (この時傍聴席から笑いがあったものの、裁判長はなんと注意せず)

同検事   「(早送りし)運ばれて行きましたね。ストレッチャーに乗せられて救急隊に運ばれている」

 (このDVD-Rの再生中本間敏広裁判官は何度もこっくりこっくり)

裁判長   「DVD-Rを領置します。弁護士の立証に入る。冒頭陳述するのか?」

萩尾弁護士 「保釈請求の検事の意見について大口から」

裁判長   「何分?」

大口弁護士 「10分」

裁判長   「10分も、次に証人もあるので」

萩尾弁護士 「松原証人にも関係あるので」

大口弁護士 「検事の反対意見は問題がある。検事は、被告の裁判所職員に対する個人的怨恨、常習的誹謗中傷と保釈請求に対し反証をあげるが これに証拠はない。偏見であり歪曲された見方であり、不当である。検察庁法第4条で公益的立場であり、訴訟活動をすべきで誹謗 中傷や弁護活動の制限をしてはならないはず。

 次に、被告が事実を黙秘し無罪を主張と言うが被告は当初から意見を述べている。これも偏見である。

次に、国選弁護人を解任しのべ5名の弁護士を選任し争点ではなかったことを主張し公訴権濫用、また目撃者など新たな請求云々、弁護士のビデオ請求についても云々。被告は弁選権を憲法上有している。弁護活動は被告のために許されていて検事が意見すべきものではない。

争点は国選の段階から公訴の争点を出しているので事実に反する。新たな証人については弁護人は事実の究明をして いる訳で正当であり、検事意見は不当な干渉である。松原証人が支援者という指摘も偏見にすぎない。

証人がインターネットで犯行を ほう助したとか、助長したとかいう意見に抗議する。防犯ビデオは意図的に編集している。改変があきらか。絶対に許せない、撤回を  求める。訴因に対して弾劾すればいいはず。証拠提出がどうして被告の主張に沿うように改変を加えることになるのか?

 被告の急激な主張の変更と言うがそれはない。最初からの主張で、それを歪曲してきたのが裁判所、検事である。口裏を合わせ新たな目撃者を大量にねつ造し出してくる可能性があるとか、取り調べ前から証人はねつ造、ということが許されるのか、名誉の問題でもある。

検事は被害者は被告による街宣による誹謗中傷に晒されて、と言うが杉田個人を誹謗中傷し攻撃したことはない。どういう内容で言っているのか、証拠を出し立証すべき。許せない訴訟活動である。

 検事は国選解任、私選の大量選任、が訴訟遅延行為に及んでいる、これが遅延ですか?裁判長。どう思われますか?検事は反対意見にことよせ証拠にもとづかない偏見、悪罵をし裁判所が決めた証人にまで言い及んでいる。悪質な政治文書であると言わざるをえない。

検事に対し撤回を求め、裁判所には任意撤回しない場合にはしかるべく指揮を求める。極めて重要であると強調したい」

長谷川弁護士「公訴棄却を申し立てる。公訴権濫用と違法捜査等起訴にあたる嫌疑なき起訴である。嫌疑はない。警察と共同しねつ造、公訴権濫用 である


裁判所   「手短に…」

同弁護士  「大高さんは情宣していた有名人。裁判所や職員や杉田氏にとっては憎しみのマト。ひとり大高さんのみケータイ所持を理由とした差別的取扱い。管理者が危惧する事態ではないにもかかわらず空中浮遊よろしく退去させた。身体拘束には逮捕権が必要。逮捕権がないので違法。直接強制は必要最小限であるべき。強制連行で傷を負っている。公務とは言えない。裁判所の差別的意図を感じる。

 その後の暴行のねつ造。周囲に同僚しかいない。証拠のビデオでも明らかなように組織最上部意思で行われた。シナリオ、演出はそれがやった。杉田証言は信用性がない。大高さんは足は浮いていたので、力は入らないはず。杉田氏のケガは5センチのコブで、大きなお岩さんのようなコブである。5センチ大のコブが4時間後に消えている。普通のコブは2,3週間かかる。レントゲンにも写っていない。全く信用できない。


 丸の内署は被害届を受け付けなかった。(それを理由として)丸の内署にも街宣したためにおきた職務犯罪である。嫌疑が無いこと明白。公訴権濫用として却下されるべき。憲法14条違反の差別的で不平等な起訴である。

 公訴棄却論、一般の法社会意識、真実があり条理があるか、チッソ川本判決で東京高裁は控訴棄却を認めた。チッソ職員の暴行によりユージン・スミスは片目を失明したが不問とされた。

 最高裁は高田事件で憲法を適用し免訴判決を出した。赤崎町長事件で広島高裁松江支部は憲法31条刑訴344条から控訴を棄却した。 本件も憲法14条31条を直接適用し職務犯罪として公訴棄却を求める。

川村弁護士の冒頭陳述

裁判官批判に対し職員が口封じを狙った冤罪事件である。裁判所職員は強い反感を被告に持っていた。街宣の内容は多岐にわたり鋭いものであり高度に保障されねばならない活動である。職員はこれを敵視し、観察しており、2010年8月10日午前11時入構後直ちに相互に連絡をとり、424号法廷にも動静を留意するようにと連絡を入れている。

入構は問題がなかった。あらかじめ敵視し、排除の機会を狙っていたもの。入構以前から動静を観察し報告していたことは過剰警備である。424号法廷へは庶務課事務官が連絡した。これのみが退去理由となることは反感を持っていた証拠である。今ではほとんどケータイにカメラがついている。これが退去の事由になるなら、全ての人がそうなるとは非現実的である。


傍聴人に撮影、録音が規制されることはあろうが、ポケットにしまっていたケータイであり撮影・録音をしようとした蓋然性はなく、過剰警備である。

執行が暴力的である。平穏な状況であったにもかかわらず、17分19秒廊下で集団で出動してきた職員が詰めよっている。30秒には直接的有形力で32秒では宙に浮いて、額を押さえられている。暴力行為が平然と行われている。


23分前後大高さんが暴行をふるっていると検事は主張しているが、それがないことは客観的にわかる。

 南京錠施錠は23分24秒であり、暴行はそれより前のはずである。

  22分45秒大勢の職員が門扉にいる。暴行の可能性は22分45秒から23分20秒の間のみである。画像には写っていない。門扉と大高さんの体格からして殴打は困難。杉田は全治1月。医師は外形でコブを観察していない。首もCTスキャンもX線も異常がなく問診だけ。自覚所見のみである。

コブが消去したというが医学的にありえないことを立証する。1週間後、別の医師で頸椎損傷全治1月となっているが口頭のみなら診断結果に信用性がない。


  また、物理的に不可能である。扉から乗り出すというが大高さんの身長は167センチで門扉の高さは135センチである。映像も大高さんが門扉に倒れ掛かっているものしかない。

 執行が違法。公務執行妨害が存在せず無罪だが、命令執行に違法があり公務ではない。

  逆に庁舎管理規定は一律退去になっていない。裁判所でマナーモードにかえろとアナウンスする場合もありケータイ持ち込みは前程となっていて大高さんのみ退去とするのは差別的であり傍聴権の侵害であることを立証する。大勢がたたき出すという不必要有形力に関しても立証する。


 尚、口頭で以下のことを付け加える。職員が大高さんにかねてから悪感情を抱いていたと書いたが、三人の裁判官にも悪感情を抱いているとしか見えない。映像を傍聴人に見せない理由を明らかにしないからである。なぜモニターに上映しないのかはなはだ不思議

裁判長   「弁護人4号証USBは採用。静止画を取り調べる。静止画は時刻で特定する」

萩尾弁護士 「全部で39枚」

裁判長   「6,7号証(診断書と電子カルテ)」

同弁護士  「打撲で7日間の加療。7号証はパソコンで入力したカルテ」胸部等打撲プラス、疼痛プラス、(X線の)撮影車いす利用」

裁判長   「(USBを)再生します。被告前に出て座って」

(以下は再生しながらの解説)

同弁護士  「426号法廷を出てきたところ、平穏に話しをしている、背を向けているのが大高さん、向かいにいるのが松原証人、職員が手をあげ人を 呼ぶ、17分19秒を静止画で提出した、人がどんどん来て両足を持たれ運ばれている、

説得するでもなく運び出す状況が写っている、抵抗のしようがない状態、さらに大勢の職員が押さえつけて、17分26秒静止画、額を押さえられている、異常な有形力行使を示した、大高さんが四方八方から職員に頭などを押さえられ靴も脱げて、その状況をプリントアウトしてある、職員が門につめかけている、

大高さんの方を見て いる、59秒すぎると職員が帰り出す、何事もなく帰って来ている
、12秒で一瞬大高さんの顔が見える、(職員が)大高さんを振り返るがまた 何もなく帰っていく、帰る途中で振り返ったのは23分12秒から13秒あたりのみ、

動きがあったのはこのとき、(門扉の)バーの上に顎を乗せているこれを針小棒大に言い立てているにすぎない、23分20,21秒で南京錠が写っている、もうしめられている、暴行しているというものはない 、門扉に接近した程度の映像しかない、24分15秒まであるが大高さんは立ってうろうろしている」

裁判長   「門扉につま先を乗せていないか、(門扉から)離れたら分かる…違うようだ」

同弁護士  「(映像資料の)1は432号法廷前、2は有形力行使、3は南門」

裁判長   「証人尋問を行う」

大高    「トイレ休憩…行って戻ってくるだけ」

裁判長   「10分休憩」

(以前と違って傍聴人の離席を規制しなかった)

裁判長   「証人、証言台まで」

(宣誓書読み上げ、大口弁護士の主尋問)

松原    「大高さんの知人です。ビデオ制作者です。4年前の11月におもしろい人と思い3分ビデオコンテストで使うビデオを作った。(主張に)聞くべきものがあり正当性があると思った。8月10日傍聴に行った。午前中和田中学の夜スペ裁判で4階です。同じ法廷に大高さんがいることは 知っていた。
 
規則外のことを行い進行を妨げたことはない。法廷は静かで何もなかった。午前中で終わり閉廷し外に出て控室にぞろぞろと向かい控室に入った。大高さんは入ってこず入口でもめているようだった。ドアが閉まっていなかったので分かった。出て傍聴していた2,3人と一緒に大高さんの脇に立って…5番1(静止画)はここのことを言っている。私が写っています。額が光っている。大高さんは右側の白シャツで後ろ向き。

私の隣にいるのは職員。手前の女性は傍聴人。やりとりは、ケータイを持っているので退去してくれとの話し。それはおかしいと私と女性二人が何事かと思い、僕も(ケータイを)持っている、どうしてそうするのかとクレームをつけた。数分のやりとりの後、廊下から警備服的な服装の人が10人ほどドドドとやってきた。私からはよく見えた。その人たちは大高さんを取り囲み捕まえ両手両足を掴んで外に連れて行った。

胴上げしている感じが印象的。

 17分30秒、これはこれは始まるきっかけ的なところ。これから(法廷外に)出される。最初穏やかに職員と話していたのに、突然始まったのがこの時で驚いた。裁判所で行われることとは思えなかった。10人が来てすぐに(連行が)始まり大高さんは宙に浮いた。36秒腕を羽交い絞めにしている。これは目撃している。

18分28秒、宙に浮いていたのは控室の前から入口まで、上に居るから見えた。これはそれが終わった後で下にいる。一番高い時は人間の頭の上にあった。下がってきた胴上げの高さくらい、この間ずっと見ていた、女性たちも多かった。その後ろには怖くて付いていけなかった。

 なぜそうなったのかと思った。その時はケータイ禁止を知らなかった。あまりに異常で驚いた。職員が来る前に大高さんからケータイを預かった。隣にいた時に預かってくれという仕草をしたので預かったので、その時は大高さんはケータイを持っていなかった。

 去年逮捕された時警察署に面会に行った時にケータイが禁止されていることを知った。以前は裁判所前で挨拶する程度で話をしたことはなかった。

 裁判所の控え室へ向かったのは閉廷後報告会をするのが普通で参加していた。控室では職員が居ないので写真を撮る人もいたが弁護士に注意される。廊下で職員が注意するのは見たことがない。大高さんのような実力行使はいままで見たことがない。

 大高さんの主張で、現在裁判件数は増加しているのに裁判官が少なく多くすべきというものがあり批判だけではないと思った。

(街宣で)職員を個人的に攻撃したことはなかった。一般の個人の名前をあげたのは知らない。杉田さんを個人攻撃したことなどなかった。

裁判長の名前はあげていた。日本の裁判所に認識があり思いが強いと思う」

萩尾弁護士  「法廷前状況を再生する「法廷前」。16分20秒から、松原さんが職員と話をしている。あなたが職員と話をしている」

松原証人   「そうです。私と女性が主に話している、ケータイが疑問だったので聞いている」

萩尾弁護士  「35秒で運び出されている」

松原証人   「説得は全くされなかった」

萩尾弁護士  「38秒胴上げ状態、52秒あたりで一階に下りる。18分運び出される」

松原証人   「後ろから目撃した」

裁判長 「(証人は)後ろの壁に立っていないか」

松原証人   「ああ、そうですね…服が違うような」

裁判長 「証人の服装を確認しましょう」

松原証人   「ズボンの色が違うような」

裁判長 「どこに居たか確認しようとしている。全体のところで証人はどこにいたのか?」

松原証人   「(16分24秒)ここに写っています」

萩尾弁護士  「担ぎ上げられ、17分52秒で控室に入ってくる、また出てきた」

裁判長 「52秒まで状況は見ていたと…」

山本検事反対尋問

山本検事 「証人は建物の中にカメラ、録音機を持ち込んだことは?」

松原証人  「あります。裁判所が預かるというカタチで許可の範囲内で。カメラ付きケータイは持っています」

山本検事 「カメラ付きケータイで撮影したことは」

松原証人  「ありません」

山本検事 「控室で撮影した人は?」

松原証人  「弁護士に注意された人はいます」

山本検事 「平成22年8月10日当日424号法廷前廊下でケータイを預かった」

松原証人  「はい」

山本検事 「入構前に預かった記憶は」

松原証人  「あります。和田中の傍聴に行く時ケータイを預かってくれないかと言われ、よく(事情が)分からず預かり入って法廷入口で返した。事情があるのかと思ったが、知人程度なので預けた理由は聞いていない」

山本検事 「執行直前も」

松原証人  「預かった説明がなかったし、きかなかったし、そういう状況ではなかった」

山本検事 「被告が逮捕されて丸の内署から出頭要請は」

松原証人  「フクシマというたいへん失礼な方からの電話があった。『あんた、大高のケータイ持って入ったのか』とただそれだけの確認の電話。

それは認めたが犯人扱い。出頭はしなかったが2回電話があった。大高さんが何もしていないことを言いたかったが、接見もさせないので

裁判所で言おうと思った。接見させないのは裁判所が決めたと言っていた」

山本検事 「8月10日は(職員とのやりとりは)十数秒の間でしょうか?」

松原証人  「やりとりを入れると3,4分」

山本検事 「被告の言葉は」

松原証人  「言葉を発した記憶はないが、(職員が)ワーと来てゴチャゴチャしたから、一種のラグビーのように入り乱れていた」

山本検事 「連行されていく時、足を蹴りあげて暴れている」

萩尾弁護士 「異議あり、映像ではそうは見えない、誤導である。持ち上げられたから足が動く」

裁判長 「異議ですか?」

山本検事 「かかえあげられた…」

裁判長 「画像再生して下さい。異議の判断をします」

萩尾弁護士 「1秒毎ですから…連続画像ではない」

裁判長 「検事、指示してください」

山本検事 「写っているんですが、停止できない、執行後このあたり」

裁判長 「蹴り上げている?…ふりほどいている、掴まれている。表現をかえてください。掴まれていて足を」

大高 「何を蹴っているんですか?」

山本検事 「証人から見て…足を動かしたりしている様子は写っていた」

松原証人  「はい、確認しました」

山本検事 「暴れているとは思わなかったか?」

松原証人  「殴ったり、蹴り上げたりは見ていない」

山本検事 「それは見ていない。以上です」

大口弁護士 「抱え上げられた後、控室に入った、その時の気持ちは」

松原証人  「気がかりでした。控室ドアの所までは見ていた」

大口弁護士 「ケータイは」

松原証人  「気になって、返さなきゃと思い1か月以上たってから郵送した。預かってから郵送するまで中身は見ずにスイッチもいじっていない」

千尋裁判官 「当日ケータイを預かったのはどうして」

松原証人  「仕草で…職員はケータイ持って入ってけしからんという態度で、皆な持っているのに(大高さんだけ)おかしい。預かったことは職員は 気付いていない」

千尋裁判官 「退去してほしいと言ったのか?」

松原証人  「周りの人がおかしいというやりとり、職員に説明を求めた」

本間裁判官 「17分52秒、右側控室に入ってから左は法廷であるが入る理由はなかったか」

松原証人  「ないですね。(画像に写っていて左に入る人物について)自分かどうかの確認はできていない」

裁判長 「控室入口でもめているふう?」

松原証人  「控室の前に居た。言い合いになっていた」

裁判長 「控室の中にいて、入口でもめていたので出てみた?」

松原証人  「移動中の出来事ですから、何がおきているのかと思った」

裁判長 「預かってほしいと言う素振りで受け取った、職員は気付かなかった、画像にあるのか?」

松原証人  「入っていると思うが、写っていないかも、大勢の職員が来る前、女性と一緒にやりとりしている間」

裁判長 「職員が被告に対して何か言っていたか?」

松原証人  「私と女性と職員のやりとりが主、大高さんが何か言った記憶はない」

裁判長 「それ以前に職員と大高のやりとりはあったか?」

松原証人  「それはあったでしょう」

裁判長 「この日は、構内に入る時に預かった?」

松原証人  「この日、初めて預かった。何でなんだろうというていど。私が先に入り10分遅れで大高さんが入り預かっていたケータイを返した」

裁判長 「終わりました。USBは領置します。秒数は調書で確認する。予定は」

萩尾弁護士 「学者、医者の意見書作成し次回に出したいし尋問も請求したい。ビデオに沿った被告尋問も予定している。大モニターを使いたい」

裁判長 「検討する。請求は期日外で」

同弁護士 「学者意見書は年内に」

裁判長 「次回は1月23日13時30分から16時30分。法廷としてはIT法廷がいいか…426号法廷

 今回は傍聴席から笑いが出ても裁判所は規制しなかったし、退廷者が1名も出ない「異例」の公判となった。

前田検事、二日酔いでの取り調べも:大久保隆規証言小沢裁判第6回公判

 昨日に続き、大久保隆規証人の小沢氏弁護人による尋問が行われる。雨がぱらつき、東京地裁へ向かうのも寒さが身にしみる。「あー、今日から12月。師走なんだと思う。」

 今日の裁判は、前田検事の取調べの様子が明らかになるので、ぜひとも聞きたかったが、抽選に外れてしまった。服部さんもはずれ、いつもお見受けするような人の姿も見えない。アルバイトらしき人達が並んでいて、いつもと様子が違うような気がする。

 やはり、裁判所の敷地内で傍聴券売買をしていた。当たった傍聴券には3000円のバイト代が支払われていた。昨日も「will」と書かれたファイルや封筒を持った男性がバイト代を払っていた。おなじみの人だ。この無料傍聴券をいったいいくらで売るのだろうか?

 結局、帰ってツイートテレビの中継をすることにし、駅へ向かった。




弁護人の尋問を「産経ニュース」で読む。やはり、前田検事の取調べについて述べられている部分が、大久保証人の供述を変え、虚偽記載について認めさせることになったというので、この裁判のポイントとなっていくだろう。


収支報告書の記載について見逃したという内容の調書となっていることについては、このように述べられている。

「取り調べの最後の方になり、いよいよ調書を作成せねばならない段階になっておもむろに『見落としたとしか言いようがない』。これでどうだ、と話をされて…。そういう表現であれば、実際のところと(検察側の作成した調書との)間を取るような表現になると思い、それであれば何とか自分の裁判にもつじつまがあわせられるのではと思い提案に乗りました。」

 この調書で合意したことにより、逮捕されるという予測はなく、すぐに解放されると思い、また1月13日か14日にあった西松建設事件の裁判で、検察側の証人として西松建設の担当部長が出廷され、検察にとっては大きく不利な証言やりとりの中で本当のことを話してくれ、部長の勇気、正義を感じ入り、小躍りしながら新幹線に乗って自宅のある釜石市に戻ると、家宅捜索されていた。

「14日だったか、15日夜だったか、電話で私の逮捕状が出て特捜部が私の身柄確保に向かったと。衝撃的なことが起きたと。裁判でいい話が出たと思ったら、今度はこうかよと。強い憤りを感じました」と、このときのことを述べている。

特捜部の見立てに沿った形で取り調べを受ける中で、石川氏も池田氏も逮捕されていたことを知り、真実を話しはじめる。しかし、それは検事の取り調べとは相いれないので、平行線のまま何日も過ごし、『もっと怖い検事がくるかもしれない』と言われる。
 
調書が全くできあがっていないから検事が交代するということだったが、真実を話す気持ちに変わりはなく、誰が来ても真実は変わらないという不思議な気持ちになったという。

大久保元秘書は前田元検事について取り調べの検事は5人目だったが「非常に(体の)大きな方で、それまでの検事と空気が違う人だなと思った」などと印象を語っている。

前田元検事は雑談のなかで、詐欺容疑で音楽プロデューサー、小室哲哉氏を逮捕したことや、元福島県知事や元防衛事務次官の汚職の捜査に携わったことなどを話し、前田元検事から『何が何でも立件するぞ』という意識を感じ、さらに大阪(地検特捜部)から来たことで何かあると感じたという。


 また、ホリエモンを逮捕したのは捜査に非協力的だったと話したり、逆らうと何をされるかわからない恐怖を感じている。弁護人と大久保元秘書は前田元検事の取り調べで不当な威圧があったこともほのめかし、取り調べの際に『(元秘書の)石川(知裕衆院議員=一審有罪、控訴中)、池田(光智元秘書)が容疑を認めている』とうそを言われたことなども語った。

 そしてそれは、『会計責任者のあなたが話を認めないと、小沢先生がどうなるか分からないよ』という脅しの言葉へと発展していく。ホリエモンのことを例に出し、検事総長の指示で取り調べに来ていると言われ、検察上層部と繋がっているのではという危機感を強く感じ、指示に従わないとどうなるのだろうかという不安を抱かせる。

 弁護士については、ヤメ検(検察官出身の弁護士)なので弁護士としての交渉は一切できない。弁護士として信頼するとあなたに不利になっていくというような発言もあり、取調べについても前田元検事が検察事務官を退席させ、調べが終わって、署名、押印するときになって呼ばれており、ほとんど二人だけの取調べは、「危機感を感じた」、「何かされると思った」と証言している。

 また、体も大きめの方で、ノートパソコンは比較的小さくて、窮屈そうな指先で打ち込み、身ぶりをつけながら『ここで大久保さん登場!』とか言って、何かやっているようで、『まるで作家みたい』あるいは『作家の時間』みたいに見え、うまく書けたときは、雑談で著作の話をし、『司馬遼太郎みたいなもんだ』と言っていたというが、ストーリー作成だったのだろうか?

23日の『私の報告・了承があったから収支報告書が作成された』という内容の調書の署名についても、小沢先生の聴取が23日にあり、あなたの決断一つで『その前に意思表示しないと家宅捜索、小沢先生自身への逮捕に広がっていく、』という話を前田検事はしている。


この23日の夜に小沢氏は記者会見を開くが、大久保被告は、前田検事が『(小沢さんが)われわれを欺こうとしている』『小沢さんはどうなるかわからんよ』とこの会見に憤り、様子を見て、さらに不安を強め、せめて自分が聴取に応じていくことで事件の広がりを食い止めなければ、という気持ちを強めたと振り返っている。検察に何をされるかわからない、どんなことをされてもおかしくない、という思いとなっていく。

検事とのやり取りが圧倒的に多く、すでに“マインドコントロール”されているところもあり、弁護士の先生方の話だけ聞いて立ち向かえるのかという疑問や不信用感を持つようになっていた。


1度目の逮捕でも約3カ月勾留生活を送り、頑張ることで3回、4回と逮捕されるのも嫌で、検察がやりたい放題やるんだから、やらせてやれ、という気持ちにもなり、弁護士がなんと言おうと調書に応じることが小沢先生を守り、日本政治を守ることになる、という気負った精神状態だったという。

そしてそれは、もうこれ以上、3人以上逮捕者を広げないため、会計責任者として認めるようにしたい、と申し出ることとなる。

2週間ずっと検事と過ごし、マインドコントロールの中に入る状態で、検事の話を信用するようになり、石川氏、池田氏がこう言っているという弁護士の話は、ほとんど状況を知らないで言っているようで、石川氏、池田氏は、実際には弁護士に聴取状況の本当のことを話していない、全く当てにならないと思うようにもなっていた。
 
 そして、大久保元秘書は、元秘書の石川知裕衆院議員と池田光智元秘書から収支報告書の案についての報告書を了解したという内容について書かれた1月30日の供述調書に署名する。

しかし、大久保元秘書は、実際はそのような事実はなかったが、、前田検事が調書を作って、だいたいできたところで印刷をして、『これでどうだ』と聞いて、『(石川、池田両元秘書が取り調べで)本当にこんなこと言ってるんですか』と聞いても、『大久保さん、本当にこう言ってるんだから』と言われ、石川氏や池田氏が厳しい取り調べをされたらいやだなとという気持ちから、石川氏がそういっているならいいかと調書に署名したと述べている。


また、議員会館の事務所や先生の家の家宅捜索にも発展していくのかと危惧し、大阪地検の検事に代わったことで、「組織的な大きな動きを感じ、どこまでやるんだろうと思った」と話している。

うその調書を署名・押印したことになるが、それは自分だけで事件を終えたかったからであり、結果として大久保証人起訴後、小沢さんが民主党代表の座を追われたことについても、この事件そのものが高度な政治的判断であり、陰謀だと述べている。

 さらに、前田元検事が、二日酔いの状態で取り調べをしたことが2回あったと証言している。

 大阪から応援に来ている検事と宿舎の近くで朝の5時ごろまで飲酒したと話し、取り調べに来た際には顔が赤く全体的に酔った状態だったと説明している。

 虚偽記載を認め、水谷建設からの献金と小沢氏の関与を認めなかった理由については、一切を認めると大変なことになると思い、これ以上、影響の広がりを避けたいと判断したことが述べられている。

 裁判の記録を見て、やはり検察の強引な捜査、特にストーリーを作成して認めさせるために逮捕・拘留したことがわかる。真実を伝えることにより、事態の収拾がつかなくなることを恐れ、前田検事の威圧的な捜査があって、供述を変えざるを得なかったこともよくわかる。

 この前田検事は、今は拘置所の中にいる。調べる側が調べられる身となっている。かつては豪腕検事と恐れられ、最後の切り札として検察にとっては頼りにされる存在だっただろうが、真実を曲げてまで供述させなければならなかったのはなぜなのか?

 それは、検察のトップだけでなく、創価学会や統一教会なども動かし、それらを利用する、さらに巨大な金融マフィアなどの組織がからんでいる可能性があるかもしれない。小沢氏を狙う国家ぐるみの犯罪組織。この前田検事だけでなく、政治生命を絶つためだったら、検察も裁判所も政治家もなりふりかまわず、人権など無視して、行われるのだろうか?

 これからの裁判についても見守っていきたいと思っている。

12月1日 ツイートテレビニュース


12月2日 ツイートテレビニュース


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産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111201/trl11120111470004-n1.htm
【小沢被告第6回公判(1)】
小沢被告宅や庭、車の掃除…「政治家になるための訓練」
2011.12.1 11:46 (1/5ページ)
[小沢被告 第6回]
前のニュース

 (10:00~10:20)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判が、東京地裁(大善文男裁判長)で始まった。前日に引き続き、会計責任者だった、大久保隆規元秘書(50)=1審有罪、控訴中=が出廷する》

 《大久保元秘書は、小沢被告の“側近中の側近”だった。元秘書の石川知裕衆院議員=1審有罪、控訴中=や、池田光智元秘書=同=ら他の秘書を監督・指導する立場にも》

 《さらに、陸山会の会計責任者の立場にもあった大久保元秘書。だが…。11月30日の第5回公判では、検察官役の指定弁護士の質問に対し、あくまでも会計責任者就任は「慣例に従っただけ」と説明。政治資金規正法上の重要な立場だったことや、法的な義務を負うことなどは、「考えたこともない」「知らない」と繰り返した》

 《第6回公判では、指定弁護士側に対する弁護側の反対尋問が予定されている》

 《法廷は東京地裁最大規模の104号。裁判長の呼びかけで、この日も小沢被告の入廷から始まる》

 《小沢被告は法廷に入る際と、裁判長の前を通りかかる際に一礼し、弁護側の席に着いた。前日に続き、濃紺のスーツに身を包んでいる》

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2011.12.1 11:46 (2/5ページ)
[小沢被告 第6回]
 《少し間を起き、裁判長が証人の大久保元秘書の入廷を促した。小沢被告とは決して目線を合わそうとはしない。小沢被告もじっと前を向いたままだ。弘中惇一郎弁護士が率いる弁護団の反対尋問が静かに滑り出した》

 弁護人「大久保さんの現在の職業は?」

 証人「会社役員です」

 弁護人「政治の世界からは離れているのですか」

 証人「離れています」

 弁護人「離れたのはいつですか」

 証人「昨年の3月末だったと思います」

 弁護人「現在のお勤めの会社の業務内容は?」

 証人「おもちゃの卸売問屋です」

 弁護人「どこにあるのですか」

 証人「(岩手県)釜石市です」

 弁護人「大久保さん自身の仕事内容は?」

 証人「非常勤扱いではありますが、取締役を務めております。不定期ですが、会社のいろいろな相談にのっています」

 弁護人「今、会社はどのような状況に置かれていますか」

 証人「先の(東日本)大震災の津波で会社も被災いたしまして、現在、再建中です」

 《大久保元秘書は、丁寧に答えていく。続く自身の経歴の質問には、釜石市議を2期務めたことや、同市長選に立候補して落選、平成11年11月に小沢被告の事務所に入ったことなどを説明した》

 弁護人「(小沢被告の事務所に)入門してから書生の仕事はしましたか
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2011.12.1 11:46 (3/5ページ)
[小沢被告 第6回]
 証人「私の場合は途中から入門したものでありますから、年齢的には38歳でしたし、秘書の立場でありました。ただ、朝6時に起床し、書生と1時間ほど作業をし、しばらくして事務所に出勤していました。当面は書生の仕事も継続していました」

 弁護人「書生の仕事をする趣旨は?」

 証人「政治を志す若者が社会に貢献できる人間になろうとする中で、仕える師匠の家や庭、車をきれいにする。そういうことができないで、社会全体をきれいにすることはできない。基本的な政治家になるための訓練だと思っていました」

 《弁護人は経歴などを尋ねた後、秘書の仕事内容への質問に徐々に切り替えていく》

 弁護人「その後、大久保さんは議員会館の責任者になっていますよね。いつですか」

 証人「平成12年の6月とか7月だったと思います」

 弁護人「小沢さんのところに来て半年ほどで、議員会館の事務所責任者になっていますね。どうしてですか」

 証人「東京事務所の責任者の先輩と、サポートしていた先輩ら3人が選挙に出ましたので」

 弁護人「残った人から大久保さんに決まったのはどうしてですか」

 証人「私が年齢が上だったということと、事務所に入って浅かったですが、自身の地方政治の若干の経験を買われたと思います」

 弁護人「秘書の取りまとめ役と議員会館の事務所責任者はイコールですか」

 証人「(東京の事務所には議員会館の事務所のほかに)赤坂の個人事務所もありますが、(秘書は)どちらかに配属されます。(取りまとめ役の秘書は)議員会館はもちろん、赤坂の秘書を含めて、仕事上ではなく、人間関係をまとめているようなものです」

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2011.12.1 11:46 (4/5ページ)
[小沢被告 第6回]
 《大久保元秘書は、仕事の取りまとめはしていないことを強調する》

 弁護人「では、取りまとめ役はどのような仕事がありますか」

 証人「週末の(秘書の)休みを決めることや、年末年始、お盆の長期の各人の休みの取り方の調整がひとつあります。あとは、各地で選挙がある際、派遣する秘書の人選を決め、指示を出します」

 弁護人「人事業務をまとめることですね」

 証人「はい」

 《弁護人も、取りまとめ役は、仕事内容ではなく人事・労務関係上のまとめだと印象づけていく》

 弁護人「(前任から)会計責任者の業務に関する引き継ぎはありましたか」

 証人「それは特にありませんでした」

 弁護人「会計責任者に就任して、業務内容に変化はありましたか」

 証人「特別ありませんでした」

 弁護人「では、陸山会の会計事務はだれが担当していましたか」

 証人「(赤坂の)個人事務所で働いている秘書がおこなっていました」

 《大久保元秘書は、第5回公判で東京事務所の責任者が慣例で陸山会の会計責任者になると説明した。ただ、大久保元秘書は会計責任者就任後、盛岡事務所に異動し、東京を離れていた時期があった。弁護人はこの点も確認していく》

 弁護人「盛岡に異動後も会計責任者を続けておられますね。どうしてですか」

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2011.12.1 11:46 (5/5ページ)
[小沢被告 第6回]
 証人「特別、気にもとめていなかったと思います。(前任の)会計責任者は選挙に出馬し、事務所を離れられましたが、私は辞めたわけではない。あまり気にしなかったです」

 《弁護側は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事による大久保元秘書への捜査段階での違法な取り調べを主張している。弁護人は、徐々に核心に触れていく》

 弁護人「平成21年3月、いわゆる西松事件で、大久保さんは取り調べを受けていますね。平成21年3月6日付の調書では、大久保さんは、自身のことを『陸山会の会計責任者です』と説明しています。こう述べたのですか」

 証人「はい」

 弁護人「この時期、本当に会計責任者だったのですか」

 証人「いいえ。その調書のときは忘れていましたが、(別の秘書に)代わっていたことを後で思いだしました」

 弁護人「(会計責任者では)なくなっているのに、会計責任者と答えたのはどうしてですか」

 証人「(代わっていたことも)気にもとめていないほどの認識しか(会計責任者には)なかった。うっかり忘れて対応してしまいました」

 《弁護人は、大久保元秘書の会計責任者の立場の認識が浅かったことを印象づけたいようだ。小沢被告はひとつひとつ確認するかのように、じっと公判に耳を傾けている》

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【小沢被告第6回公判(2)】
広大な秘書寮「先生の政治力安定させる“直系”増やすため」
2011.12.1 12:16 (1/3ページ)
[小沢被告 第6回]

大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

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 (10:20~10:40)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判は、大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=に対する弁護側の証人尋問が続いている》

 《弁護人は、事件当時の秘書の配置状況について確認した後、小沢被告の自宅で毎朝行われていた「顔合わせ」についても尋ねていく》

 《石川知裕衆院議員(38)=同=は前回公判までに行われた証人尋問で、この会合で先輩秘書の樋高剛衆院議員に土地購入について相談し、登記の延期をアドバイスされた、と証言していた》

 《弁護側はこの場のやり取りに大久保元秘書、小沢被告が関与していなかったことを強調していく構えだ》

 弁護人「顔合わせには誰が出席していましたか」

 証人「東京勤務の秘書です。集合して顔を合わせあいさつし、出かけていきます」

 弁護人「時間はいかがですか」

 証人「何もなければすぐに出ていきます。短ければ1、2分のことも。ミーティングというものでもないので、長くても5分から10分くらいです」

 弁護人「大久保さんにとって、小沢さんと直接話をする機会はほかになかったんですか」

 証人「何かあれば打ち合わせしますが、それ以外にもお諮りすることがあれば先生の随行の人に連絡をつないでもらったり、先生が赤坂の個人事務所に入るとき、空き時間に訪ねたり。朝だけでもありません」

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2011.12.1 12:16 (2/3ページ
) [小沢被告 第6回]

大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 弁護人「朝は、具体的に何をするんですか」

 証人「スケジュールの確認です。議員会館担当の女性秘書がスケジュール表を持って『今日はこう』と先生に確認していただいたり、後日の予定について出欠の確認をとったり、というのがメーンです」

 《弁護側はさらに、陳情の窓口役だった大久保元秘書がその点についても小沢氏に報告していないことを強調していく》

 弁護人「陳情について、小沢さんに報告していましたか」

 証人「いえ、私の裁量で判断していました。よほどのことであれば報告しなければならないが、例えば地元自治体の陳情であれば、『なるべく地元の要望に応えるように』と先生から言われていたので、それに基づいて自分なりに工夫していました」

 弁護人「朝の集まりで、大久保さんが政治資金団体に関する事務的な事柄を報告することはありましたか」

 証人「そのようなことは全くありませんでした」

 弁護人「なぜですか」

 証人「その担当ではないので。(会計)担当秘書の石川氏、池田氏が、先生が個人事務所に行った折にやれば済む、その程度の話です」

 《弁護側は、小沢被告にとって収支報告書の記載が関心事でなかったことについても、繰り返し確認していく。弁護団に並んで審理に耳を傾ける小沢被告は表情を変えることはない》

 弁護人「当時、政治家の小沢先生は何に関心がありましたか」

 証人「自由党と民主党の交流(合併問題)があり、“小泉劇場”も続いていて、何とか本当の改革を実現しなければと。大きな仕事に集中して取り組み、日本の時間の間に合ううちに大きな改革を成し遂げることを念じていた」

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2011.12.1 12:16 (3/3ページ)
[小沢被告 第6回]

大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 弁護人「収支報告書にはどの程度関心を払われるべきでしたか」

 証人「私の認識では、担当(石川議員、池田元秘書)が間違えているわけがない、粛々と滞りなく作業が進んでいるんだろうな、と思っていました」

 《小沢被告の認識について尋ねる弁護人と自身の認識について答える大久保元秘書は、ややかみ合っていない。質問は問題の世田谷深沢の土地購入に移っていく。大久保元秘書は購入理由について「中堅どころの秘書が結婚を控え、住居が必要になった」と前日同様に返答。弁護側は476m2という広大な土地について質問する》

 弁護人「4区画も取得した理由はなんですか」

 証人「その広さがあれば、結婚した秘書だけでなく、独身用の寮もさらに建てられます。先々のことも考えました」

 弁護人「秘書が増えるかもしれないという考えがあったんですか」

 証人「個人的には、小沢先生を慕い政治を志してくる若者が、事務所を巣立って国会議員になれば、小沢先生を支えるようになる、と。“直系”が増えることが小沢先生の政治力を安定させる。さらに巣立っていく優秀な若者を増やしていければいい、と考えていました」

 弁護人「小沢さんの秘書が自宅近くに住むメリットは?」

 証人「『大きな家族』というか、バラバラに住むより、何かあればすぐ先生に会える、事務所全員が心をひとつにして、というのがいいな、と感じていました」

 弁護人「(秘書らの)家族ぐるみということか」

 証人「仕事のメリットではないが、私も夏休みなど、家族を小沢先生にご紹介、お会いしてもらい、記念写真を撮ったりしました。中堅どころ(の秘書)が結婚して子供が生まれ、先生に名前をつけてもらったり、記念写真を撮ってもらって、それを子供が宝物にするとか。とてもうれしいことですから」

 《小沢被告への忠誠心が言葉の端々に表れる大久保元秘書。小沢被告は特に感じるところもない様子で反応を示さない》

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【小沢被告第6回公判(3)】
「石川は同志」上下関係を否定 口調滑らかに
2011.12.1 12:56 (1/4ページ)
[小沢被告 第6回]

大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

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 (10:40~11:00)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判は、会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=が証人出廷し、弁護側の反対尋問が続く》

 《弁護人は平成16年当時の秘書寮の使用状況や、小沢被告の下で働いていた秘書たちの身の上などについて質問する》

 弁護人「秘書寮について何か問題はありましたか」

 証人「女性秘書2人で共同生活をしていましたので、プライバシーが確保されない。往々にして人間関係のあまりよくない者同士でも住まないといけないとなると生活しにくい」

 弁護人「3つの秘書寮は1号邸、2号邸、3号邸と呼んでいた?」

 証人「はい」

 弁護人「小沢さんの奥様の所有する物件と知っていましたか」

 証人「はい」

 弁護人「陸山会が有料で借りて住んでいると認識していた?」

 証人「わかりませんでした」

 弁護人「どのように認識していましたか」

 証人「奥様の建物を先生の活動のために使っていると思っていました」

 《大久保元秘書は3つあった寮にはすべて秘書が住んでいたほか、岩手県に住む男性の独身秘書など4人が上京して勤務する予定があったことなどを説明した。また、同じ建物に同居していた20代の独身の女性秘書2人の関係が悪かったことも明らかにし、秘書寮の手狭さが仕事に悪影響を及ぼしていたことに言及した》

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2011.12.1 12:56 (2/4ページ)
[小沢被告 第6回]

大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 弁護人「(平成16年ごろ)一般の人から小沢先生の秘書になりたいという申し出がありましたね」

 証人「はい」

 弁護人「申し出があった場合に、どうしましたか」

 証人「私が秘書が必要であるか、適性があるかどうか、受け入れが可能であるかどうかを考えました」

 《新しく東京で働く秘書が増えることを強調する弁護人と大久保元秘書。続いて、弁護人の質問は大久保元秘書と、同じく元秘書で第3、4回公判で証人出廷した石川知裕衆院議員=1審有罪、控訴中=との関係に移る》

 弁護人「石川さんから『(世田谷区深沢の)売買契約を延期したい』と聞いたとき、どのように思いましたか」

 証人「具体的なことをはっきり覚えているわけではありませんが、民主党代表選挙が来年あるとか、解散総選挙が近いとか、どちらかの選挙を想定していたと思っていました」

 弁護人「石川さんをどのように評価していますか」

 証人「私は地方議員の経験はありますし、多少の知識もあります。石川は先に入門して小沢先生の薫陶を受けていましたし、国政を目指していて国政にかかわる知識は私が全く太刀打ちできない。本当に勉強になるなと思っていましたし、その一面を評価していました」

 弁護人「昨日は石川さんに事務的仕事を任せていると言っていたが、上司と部下(の関係)とは違うのですか」

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2011.12.1 12:56 (3/4ページ)
[小沢被告 第6回]

大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 証人「上司、部下ではない。同志というか、お互いに事務所の仕事を頑張って、小沢先生に大きな仕事をしてもらいたいと思っていました」

 《大久保元秘書は会計責任者で、実際に会計事務を担当していたのが石川衆院議員であるが、あくまでも上下関係がなかったことを強調する。次に弁護人は収支報告書の宣誓書についての質問を始める》

 《収支報告書には会計責任者の署名、捺印(なついん)する宣誓書が添付される。平成16年の陸山会の宣誓書には、当然、大久保被告の名前が記されている》

 弁護人「(平成16年の)収支報告書について、昨日は宣誓書に署名、捺印するのが『うっすらとわかっていた』と発言したのはどういうことか」

 証人「明確に宣誓書があって、会計責任者が署名、捺印するというのが全くわからなかった。署名、捺印するところがあるんだろうなとは思っていました」 

 弁護人「西松事件の際に、平成21年3月6日の検察官調書では宣誓書について『自分で署名、押印したのは間違いない』とありますが、覚えていますか」

 証人「はい」

 弁護人「しかし21年3月15日の検察官調書では『代書してもらったこともあったかもしれない』となっています。なぜですか」

 証人「3月に任意の事情聴取のために出頭したら、ほどなく逮捕されてしまった。この先いったいどんなことになるのだろうと考え、この事件を広げたくないと。自分のところだけで終わらせたいと。会計責任者らしく振る舞うようにした」

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2011.12.1 12:56 (4/4ページ)
[小沢被告 第6回]

大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 《大久保元秘書は前日の第5回公判での発言と同様、身に覚えのない罪を認めて責任をとることで事件の幕引きを図ろうと思ったと主張する》

 《前日の指定弁護士の質問の際には『覚えていない』を連発したが、この日の公判では具体的な状況などを説明するなど滑らかな口調で答える大久保元秘書。弁護人は引き続き、西松事件の際の検察官調書について質問を続ける》

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【小沢被告第6回公判(4)】
拘置所では畳3枚、トイレと一緒に生活「情けない」
2011.12.1 13:22 (1/4ページ)
[小沢被告 第6回]
前のニュース

 (11:00~11:30)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判は、大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=に対する弁護側の反対尋問が続いている》

 《弁護側は、平成21年3月6日の東京地検特捜部の取り調べで、大久保元秘書が収支報告書の宣誓書に自ら署名をしたとしたが、その後の取り調べで、代書の可能性もあると供述を変えたことについて、質問を重ねる》

 《弁護側は宣誓書の署名と供述調書の署名を大久保元秘書に見せる。大久保元秘書は宣誓書は自分の署名ではないが、供述調書は自分の署名だと証言。その上で、弁護側は特捜部の取り調べについての質問を切り出す》

 弁護人「最初の逮捕はいつですか」

 証人「平成21年3月3日のことでした」

 弁護人「どのような事件で逮捕されましたか」

 証人「いわゆる西松事件です」

 弁護人「逮捕したのは東京地検特捜部ですか」

 証人「はい」

 弁護人「どんな事件ですか」

 証人「西松建設から政治献金を受けたのに、記載をしなかったという罪に問われました」

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2011.12.1 13:22 (2/4ページ)
[小沢被告 第6回]
 弁護人「西松建設から受けたとされたものはどこから受けたものですか」

 証人「新政治問題研究会と未来産業研究会という政治団体からいただいたご寄付でしたが、それが西松建設からの献金という疑いを受けました」

 弁護人「大久保さんは、自分が捜査対象だと予測していましたか」

 証人「何のものか分からないから行って聞いてみようという軽い気持ちでした」

 《大久保元秘書は、逮捕の前日、法務省から東京の事務所に連絡があり、陸山会の会計責任者に話を聞きたいと要請を受け、翌日、岩手県盛岡市から駆けつけ東京地検に出向いたと話した。その後、「法務省」の担当者は特捜部の検事だと判明したとする》

 《大久保元秘書は、東京地検内で事情聴取を受けている途中で、検事から逮捕状が示され、虚偽記載の容疑でそのまま逮捕、勾留された》

 弁護人「逮捕され、どう感じましたか」

 証人「何のことか、どうして逮捕されるのか、憤りを感じました」

 弁護人「否認しましたか」

 証人「否認しました」

 弁護人「当時の小沢さんの役職は何でしか」

 証人「民主党の代表でした」

 弁護人「当時の政治情勢はいかがでしたか」

 証人「民主党の代表として、いよいよ政権交代が現実となる期待感と、当時の政権への不信感が高まっていました。コツコツやっていけば、いずれ政権交代が実現し、小沢先生の政治改革が実現するのを楽しみにしておりました」

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2011.12.1 13:22 (3/4ページ)
[小沢被告 第6回]
 弁護人「このタイミングでの逮捕はどう思いましたか」

 証人「謀略だと思いました」

 証人「その時に、そういった罪で逮捕されたのは、あなただけでしたか」

 弁護人「同じようなことをしている議員もいるということでしたが、私だけ逮捕されました」

 《大久保元秘書は、一連の事件は小沢被告を失脚させるための「謀略」だったと主張する》

 《小沢被告は微動だにしない》

 《大久保元秘書は、21日の勾留期間中、朝昼晩と取り調べを受けたと話した。その間に、自宅や地元の事務所などが家宅捜索され、他の秘書も事情聴取を受けたことを耳にし、「他の人は逮捕されないといい」と思っていたと話した》

 《大久保元秘書は21年3月24日に起訴され、小沢被告は5月に党代表を辞任した。大久保元秘書は「本来ならやめる話ではないが、政治の世界なのであえて身を引かれたのかなと思った」と当時を振り返った》

 《弁護人は、大久保元秘書が勾留されている間、東京拘置所の独居房でどのように過ごしていたか質問した》

 弁護人「どういう様子でしたか」

 証人「畳が3枚あって、奥に板の間1枚、トイレと簡単な洗面所コーナーがありました」

 弁護人「入ってみてどうでしたか」

 証人「トイレと手洗いが狭い空間にあって、息苦しい感じを覚えました。トイレと一緒に生活や就寝することは日常にはないことなので、気持ちの上で慣れるのがしんどかったです」

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2011.12.1 13:22 (4/4ページ)
[小沢被告 第6回]
 弁護人「食事は?」

 証人「独居房の中でしました」

 《大久保元秘書は、平日朝30分間の運動と週2回の風呂以外は独居房にいたと話した》

 弁護人「どういう気持ちでしたか」

 証人「情けない。外の景色も見えない。非常に抑圧された気持ちで、早く外に出たいと毎日思っていました」

 《大久保元秘書は5月26日に保釈された》

 弁護人「どんな気持ちでしたか」

 証人「たぶん外に出たら出たで大変だろうと想像したが、それでも太陽の下で暮らせるのでホッとしました」

 《西松事件での大久保元秘書の公判が21年12月に始まった。それと時を同じくして、東京地検特捜部から大久保元秘書に対し、「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件に関する事情聴取の要請が来た》

 弁護人「陸山会事件について呼び出しを受けたのはいつですか」

 証人「12月に裁判が始まって、裁判に集中していたときです。年の瀬も迫ってきたときに事情聴取の話が来ました。裁判で手いっぱいだったのですぐ応じなくて(翌年の)1月になってから応じました」

 弁護人「この事件が、いずれこのような裁判になるとは思っていましたか」 

 証人「いわゆる期ずれの問題と報道でもあったので、最悪でも略式起訴、選挙管理委員会に訂正を求められるくらいで、まったく逮捕や事件になるとは思いませんでした」

 《大久保元秘書は、陸山会事件について、22年1月5日に最初の聴取を受けた。そのときの様子について質問が続けられた》

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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111201/trl11120114150009-n1.htm


【小沢被告第6回公判(5)】
小躍りしながら帰宅すると家宅捜索、再逮捕 「今度はこうかよ」
2011.12.1 14:14 (1/4ページ)


 大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 (11:30~11:47)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判は、大久保隆規元公設第1秘書(50)に対する検察官役の指定弁護士による証人尋問が続いている》

 《大久保元秘書は、平成21年12月に始まった西松事件の公判と時期を同じくして、今回の陸山会の土地購入をめぐる虚偽記載事件に関する事情聴取の要請を受けた。大久保元秘書は翌年1月に聴取に応じる。弁護側は、検察による取り調べについての質問を重ねている》

 《証人席に座った大久保元秘書は背筋をピンと伸ばし、弁護人の質問にすらすらと答えていく。問題の土地は平成16年夏に、大久保被告が見つけてきたものだ》

 弁護人「例えば、本件の土地について、あなたが見つけてきたなどの話を(検事に)したのですか」

 証人「なぜ(土地が)必要だったのかなど、私がかかわった部分の話をしました」

 弁護人「収支報告書の記載については、どうでしたか」

 証人「(収支報告書の記載については)実はまったく分かっていませんでした」

 弁護人「検事にその話はしましたか」

 証人「何回もしました」

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2011.12.1 14:14 (2/4ページ)


 大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 弁護人「それについて、検事はどんな様子でしたか」

 証人「困ったような表情をしていました」

 弁護人「あなたはそれをどう理解しました」

 証人「整合性が取れない調書を作ることになるので困ったという印象です」

 弁護人「調書はこの日は作られたのですか」

 証人「何らかのものは作らねばならないというので作成されました」

 弁護人「内容は?」

 証人「『(収支報告書の記載について)見逃したとしか言いようがありません』という表現になっているかと思います」

 弁護人「どうしてこういう内容の調書が作られたのですか」

 証人「取り調べの最後の方になり、いよいよ調書を作成せねばならない段階になっておもむろに『見落としたとしか言いようがない』。これでどうだ、と話をされて…。そういう表現であれば、実際のところと(検察側の作成した調書との)間を取るような表現になると思い、それであれば何とか自分の裁判にもつじつまがあわせられるのではと思い提案に乗りました」

 弁護人「その時点で逮捕は予測していましたか」

 証人「まったく。これで自分はこのことから解放されたと思っていました」

 弁護人「なぜ?」

 証人「土地を探すということから先は、本当に知らないと繰り返し述べていたので、まさか逮捕にまで至るとは夢にも思いませんでした」

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2011.12.1 14:14 (3/4ページ)


 大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 《弁護人の質問は、陸山会事件で大久保元秘書が逮捕された平成22年1月16日前後の内容に移る》

 弁護人「この日は、どういうタイミングなのですか」

 証人「私の(西松建設事件の)裁判が、1月13日か14日にありました。それで検察側の証人として西松建設の担当部長が出廷され、やりとりの中で本当のことを話してくれました。検察にとっては大きく不利な証言でした。部長の勇気、正義を感じ入り、小躍りしながら新幹線に乗って自宅のある釜石市に戻りました」

 証人「ところが、家内が電話に出ないと思うと、裁判の後に私の自宅が家宅捜索されていたのです。何ということが起きているんだとびっくりしました。その日は家に戻れず、知人の家に泊まりました」

 証人「14日だったか、15日夜だったか、電話で私の逮捕状が出て特捜部が私の身柄確保に向かったと。衝撃的なことが起きたと。裁判でいい話が出たと思ったら、今度はこうかよと。強い憤りを感じました」


 《これまで淡々と証言していた大久保元秘書だが、わずかに語気を強めて当時の状況を感情を織り交ぜて一気に振り返った》

 弁護人「(検察関係者と)東京に移動する間はどんな様子でしたか」

 証人「自宅に大勢のマスコミが集まり、駅のホームなど長い間ずいぶんカメラに追いかけられました。何ともいえないやるせない気持ちでいっぱいでした。別の事件で、潜伏先から東京に連行される映像が流れることありますが、自分もそういうふうに映っているのかなと」

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2011.12.1 14:14 (4/4ページ)


 大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 《弁護人の質問は再逮捕後の取り調べに移る》

 弁護人「否認しました?」

 証人「はい。(取り調べた)検事には『私には分からない』と話しました」

 弁護人「(逮捕直後の)検事の取り調べは1月21日午前までですが、取り調べの検事が変わるというような話はありましたか」

 証人「(検事が変わる)前日か前々日あたりからほのめかされたと思います。特捜部の見立てがあり、それに沿った形で取り調べを受けます。石川氏も池田氏も逮捕されていたので、私は真実を話しました」

 証人「検事の取り調べとは相いれないので、平行線のまま何日も過ごしました。すると、『もっと怖い検事がくるかもしれない』と話されました」

 《午前の公判予定の正午まで、まだ約15分ある。しかし、弁護人は「きりのよいところで」と質問をやめた。大善文男裁判長が休廷を告げる》

 《公判中ずっと正面を見据えていた小沢被告は緊張を解いたのか、わずかにうなずいたようなしぐさを見せた後、足早に出口に向かった》

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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111201/trl11120115510010-n1.htm
【小沢被告第6回公判(6)】
「もっと怖い検事来る」 前田元検事に「何かやられる」強い恐怖
2011.12.1 15:48 (1/3ページ)
[小沢被告 第6回]

大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

前のニュース

 (13:30~14:00)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判は、約1時間半の休憩を挟んで、会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の反対尋問が再開された》

 《大善文男裁判長が小沢被告の入廷を指示する。小沢被告は廷内にはいると一礼し、軽やかな足取りで被告人席に向かって着席した。その後、大久保元被告も入廷し証言台に着いた》

 《午後の弁護側の反対尋問は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事に関連する質問が行われる》

 《弁護人はまず、大久保元秘書を取り調べていた検事が「もっと怖い検事が来る」と告げ、前田元検事が取り調べを担当するまでの状況を質問する》

 弁護人「検事から『もっと怖い検事が来る』といわれ、どう思いましたか」

 証人「『なぜ検事が交代しなくてはいけないのか』と思いました」

 弁護人「なぜか検事に尋ねましたか」

 証人「はい。調書が全くできあがっていないからと言われました。私は真実を話すと気持ちを切り替えていたので。どなたが来ても真実は変わらないので不思議な気持ちになりました」

 弁護人「検事さんが交代したのはいつですか」

 証人「(平成22年1月)21日の午前中です」

 弁護人「新しく来た検事は誰ですか」

 証人「前田検事さんでした」

 弁護人「東京拘置所の取調室で初めて会いましたね」

 証人「はい、そうです」


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2011.12.1 15:48 (2/3ページ)[小沢被告 第6回]

大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 《弁護人は大久保元秘書の前田元検事に対する印象などについて質問。大久保元秘書は前田元検事について「非常に(体の)大きな方だと思った」「取り調べの検事は5人目だったが、それまでの検事と空気が違う人だなと思った」などと印象を語る》

 弁護人「前田元検事とどんなことを話しましたか」

 証人「『あなた事件をどうしたい』と聞かれました」

 弁護人「取り調べが前田元検事に変わったことをどう思いましたか」

 証人「大阪(地検特捜部)から来たことで何かあると感じた。(前田元検事から)『何が何でも立件するぞ』という意識を感じた」

 《前田元検事は雑談のなかで、詐欺容疑で音楽プロデューサー、小室哲哉氏を逮捕したことや、元福島県知事や元防衛事務次官の汚職の捜査に携わったことなどを話したという》


 《また、東京地検特捜部が逮捕した堀江貴文受刑者=旧証券取引法違反罪で実刑確定、服役中=にも触れたとする》

 弁護人「色んな事件を担当している人をみてどう思いましたか」

 証人「大阪のキャップがわざわざ担当しているので『何かやられる』というのを強く感じた。ホリエモンを逮捕したのは捜査に非協力的だったと話したり、逆らうと何をされるかわからない恐怖を感じた」

 《弁護人と大久保元秘書は前田元検事の取り調べで不当な威圧があったことをほのめかす。取り調べの際に『(元秘書の)石川(知裕衆院議員=一審有罪、控訴中)、池田(光智元秘書)が容疑を認めている』とうそを言われたことなども語った》


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2011.12.1 15:48 (3/3ページ)
[小沢被告 第6回]

大久保隆規元秘書(右)への弁護側の反対尋問を聞く小沢一郎民主党元代表(左)(イラスト・勝山展年)

 弁護人「取り調べで何か他にどんなことを言われましたか」

 証人「『会計責任者のあなたが話を認めないと、小沢先生がどうなるか分からないよ』といわれた。指示に従って協力しないとと思った」

 弁護人「大久保さんは身に覚えのないことで勾留(こうりゅう)されたのですね」

 証人「はい」

 弁護人「なのに小沢さんが大丈夫となぜ思わなかった」

 証人「ホリエモンもこうできるという話もされたし検事総長の指示で(取り調べに)来ていると言っているので、(検察上層部と)繋がっているのではと思った。そのような危機感を強く感じた」

 弁護人「(前田元検事は)弁護人について何か説明しましたか」

 証人「ヤメ検(検察官出身の弁護士)なので弁護士としての交渉は一切できない。弁護士として信頼するとあなたに不利になっていくというような発言もありました」

 《また、大久保元秘書は前田元検事が検察事務官を退席させ、取り調べを行っていたことを話し始める》

 弁護人「取り調べのときは検察事務官を同席してましたか」

 証人「だいたい2人でした」

 弁護人「事務官はいつ戻るのですか」

 証人「調べが終わるとき、署名、捺印(なついん)するときに呼ばれていました」

 《午前中は淡々と証言していた大久保元秘書だが、前田元検事の取り調べについて話が及ぶと感情が高ぶらせるかのように、時折語気を強め、「危機感を感じた」、「何かされると思った」と証言した》

 《弁護人は、取り調べの際の調書の作成方法などについて質問を続けている》

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「ここで大久保さん登場!」 調書作成に没頭、前田元検事「作家みたい」と自画自賛
2011.12.1 16:19 (1/4ページ)
[小沢被告 第6回]
前のニュース

 (14:00~14:30)


 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判は、大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=に対する弁護側の証人尋問が続く》

 《弁護側は、冒頭陳述で政治資金収支報告書への虚偽記載、不記載に関与したことを認めた捜査段階の大久保元秘書の供述について「任意性がなかった」と主張している》

 《質問は平成22年1月16日に逮捕され、容疑を否認していた大久保元秘書が22日に供述を翻し、23日に供述調書に署名した経緯について続く》

 《弁護人は21日に担当検事が前田恒彦元検事=証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定=に交代し、調書の作成方法が変わった点について尋ねる》

 証人「それまでは検察官が話して、それを事務官が打つやり方でした。前田検事さんになってからは、自身のノートパソコンを持ち込み、自分で打ち込んでいきました」

 弁護人「打ち込み画面は見えましたか」

 証人「全く見えません」

 弁護人「印象に残っていることはありますか」

 証人「体も大きめの方で、ノートパソコンは比較的小さくて、窮屈そうな指先で打ち込んでいました。身ぶりをつけながら『ここで大久保さん登場!』とか言っていた。何かやっているな、と思いました」

 弁護人「前田検事が自分を『作家みたい』とも話していたんですか」

 証人「『まるで作家みたい』あるいは『作家の時間』と。うまく書けたときは、雑談で著作の話をしていたこともあって、『司馬遼太郎みたいなもんだ』と言っていました」


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2011.12.1 16:19 (2/4ページ) [小沢被告 第6回]
 弁護人「その間、どう思っていましたか」

 証人「調書がどうできあがるのかな、と。手持ちぶさたなので、深沢(寮)のレイアウトを書いてください、などといわれたり。前田検事は作成に没頭していて、こちらから話しかけたりできないようにするためだったのかな」

 《質問は22日に容疑を認め、23日に調書に署名する経緯に移っていく》

 弁護人「23日、『私の報告・了承があったから収支報告書が作成された』という内容の調書に署名していますね」

 証人「小沢先生への聴取が23日にありました。『その前に意思表示しないと家宅捜索、小沢先生自身への逮捕に広がっていく、あなたの決断一つだ』という話が(前田検事から)ありました」

 弁護人「署名に応じたのは何時ころですか」

 証人「朝に弁護士の接見があり、私は応じる、と弁護士に一方的に伝えた。先生の聴取は夕方、夜だったようなので、時間的に判断して午前中に応じました」

 《この23日の夜に小沢被告は記者会見を開く。大久保被告は、前田検事がこの会見に憤る様子を見て、さらに不安を強めたと振り返る》

 証人「前田検事は『(小沢さんが)われわれを欺こうとしている』『小沢さんはどうなるかわからんよ』と。せめて自分が聴取に応じていくことで事件の広がりを食い止めなければ、という気持ちを強めました」

 弁護人「小沢さんは事件と関係ないから大丈夫、とは思わなかったんですか」

 証人「何が事件なのか。西松建設事件でもうちだけ、私だけやられた。何かの陰謀なのか、立件された。検察に何をされるかわからない、どんなことをされてもおかしくない、という思いを強めました」


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2011.12.1 16:19 (3/4ページ) [小沢被告 第6回]
 《大久保元秘書は事情聴取が続くうち、弁護団への不信が強まり検察の言いなりになっていった、とやや興奮した様子で訴え始める》

 弁護人「23日、弁護士の接見はどのくらいの時間でしたか」

 証人「20分とか30分とか、短い時間でした」

 弁護人「やり取りは」

 証人「先生方はよく考えて本当のことを言い続けなければ、とその時に限らず励ましてくれました。しかし、そうは言っても中(取り調べ)の状況は外の先生には分からないし、細かく説明もできない。検事とのやり取りが圧倒的に多く、私はすでに“マインドコントロール”されているところもありました。弁護士の先生方の話だけ聞いて立ち向かっていけるのか。(弁護士を)信用しないというか、そうなっていました」

 弁護人「当時の精神状態はどうでしたか」

 証人「1度目の逮捕でも約3カ月勾留(こうりゅう)生活を送りました。頑張ることで3回、4回と逮捕されるのも嫌だった。(検察が)やりたい放題やるんだから、やらせてやれ、という気持ち。弁護士がなんと言おうと調書に応じることが小沢先生を守り、日本政治を守ることになる、という気負った感
情がありました」


 弁護人「弁護士には落ち着いて話ができましたか」

 証人「精神的なストレスもあり、『(石川・池田両元秘書への事情聴取について)中ではもっと話が進んでいる』と思わず興奮気味に話しました」

 弁護人「調書に署名・押印することについては伝えましたか」

 証人「これ以上、3人以上逮捕者を広げないため、会計責任者として認めるようにしたい、と言いました」

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2011.12.1 16:19 (4/4ページ) [小沢被告 第6回]
 《弁護側は、他の被告が自白したといううその事実を告げて供述を引き出す違法な「切り違え尋問」が行われたとして大久保元秘書の供述に任意性がない、と主張している。しかし、大久保被告の証言によれば「切り違え尋問」以前から疑心暗鬼に陥っていた様子だ

 弁護人「弁護士からは、石川さん、池田さんの聴取の状況についても伝えられていたんですよね」

 証人「石川氏、池田氏がこう言っているという先生方の話は、どうも遅れているな、と感じました。ほとんど状況を知らないんじゃないか。石川氏、池田氏は、実際には弁護士に聴取状況の本当のことを話していないんじゃないか、と。全く当てにならないと思うようになりました」

 弁護人「なぜ石川さん、池田さんを信じられなくなったんですか」

 証人「私も受けていた圧力を想像しました。何しろ2週間、ずっと検事と過ごしている。マインドコントロールの中に入るというか、検事の話を信用するようになりました」


 《供述を変遷させたこの間の経緯をまとめた調書には、「潮目を変えるときではないか」という大久保元秘書の言葉が記録されている。岩手県釜石市出身の大久保被告の言葉として、検察官役の指定弁護士も「供述の任意性が表れている」と注目する部分だ》

 弁護人「『潮目を変える』という言葉を使いましたか」

 証人「確かに私は港町出身ですが、船乗りではありません。前田検事が私の身上経歴について読み込むうちに思いついたのではないでしょうか」

 《前日の公判から淡々と落ち着いた様子で証言していた大久保元秘書も、感情の高ぶりからか声が上ずっている。一方の小沢被告には普段通り、身動きすることもなく静かにやり取りに聞き入っている》

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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111201/trl11120116550013-n1.htm
【小沢被告第6回公判(8)】
二日酔いで取り調べ 前田元検事は「さすが大物」
2011.12.1 16:54 (1/4ページ)
[小沢被告 第6回]
前のニュース

 (14:30~15:05)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判は、大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=に対する弁護側の証人尋問が続く》

 《弁護人は、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事に関連する質問を重ねている》

 《大久保元秘書は、元秘書の石川知裕衆院議員=1審有罪、控訴中=と池田光智元秘書=同=から収支報告書の案についての報告書を了解したという内容について書かれた1月30日の供述調書に署名した》

 《しかし…。大久保元秘書は、実際は、そういう事実はなかったと主張する》

 弁護人「(事実が)ないにもかかわらず作られたんですか」

 証人「前田検事さんがご自身で調書を作って、だいたいできたところで印刷をして、『これでどうだ』と聞いきた」

 証人「『(石川、池田両元秘書が取り調べで)本当にこんなこと言ってるんですか』と聞いても、『大久保さん、本当にこう言ってるんだから』といわれた」

 証人「石川氏や池田氏が厳しい取り調べをされたらいやだなと思って、石川氏がそういっているならいいかと(調書に署名した)」

 弁護人「疑いを持たなかったのですか」

 証人「きっとそうなっているんだろうと、前田さんからのお話を受け入れました」

 《大久保元秘書は、前田元検事とのやりとりは毎回このようだったと話した。さらに、前田元検事が、二日酔いの状態で取り調べをしたことが2回あったと証言した》


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2011.12.1 16:54 (2/4ページ) [小沢被告 第6回]
 《大久保元秘書によると、前田元検事は、大阪から応援に来ている検事と宿舎の近くで朝の5時ごろまで飲酒したと話し、取り調べに来た際には顔が赤く全体的に酔った状態だったと説明した》

 弁護人「どう思いましたか」

 証人「さすが大物検事だと思いました。実力があるからこういうことも通るんだなと思いました」

 《大久保元秘書の皮肉を込めた言い方に傍聴席から笑いが起こった》

 《弁護側の質問が終わり、再び、検察官役の指定弁護士の質問が始まった》

 《指定弁護士は、土地購入の目的など、これまでの大久保元秘書の証言について再度確認した》

 指定弁護士「昨日と今日のお話ですと、秘書寮を建設するのは、秘書の人数を増やす予定だったということですか」

 証人「はい。私自身の気持ちにありました」

 指定弁護士「(小沢)被告の秘書を増やすのはあなたの仕事ですか」

 証人「東京の取りまとめ役だったので有能な人材が入門を希望していれば、会って(採用するのが)、私の裁量だと思っていました」

 《指定弁護士は秘書の数を増やす際に、小沢被告の了解が必要ではないのか何度も尋ねるが、大久保元秘書は、あいまいな返答を続ける》

 《指定弁護士は、池田元秘書など2人の秘書が結婚などを控え、独身寮よりファミリー寮が必要だったのではないかと尋ねる。大久保元秘書は、女性秘書が2人で使っていた部屋に池田元秘書が新たに住み、大久保元秘書が、(岩手に移動し)地元に基盤を置くために空く部屋を別の秘書が使うことになったと説明した》

 《続いて指定弁護士は、収支報告書の確認方法について質問した》

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2011.12.1 16:54 (3/4ページ)
[小沢被告 第6回]
 《小沢被告は、ほとんど動くことなく、じっと大久保元秘書の話に耳を傾けている》

 指定弁護士「先ほど、収支報告書をFAXで受け取るのは無理だと説明していましたが…」

 証人「はい。実際にやりとりした記憶はまったくありません」

 《大久保元秘書は収支報告書を受け取っていないと一貫して主張する》

 指定弁護士「裁判に至るまで収支報告書を見たことはないのですか」

 証人「見たことはありません」

 指定弁護士「裁判ではありますか」

 証人「裁判ではあります」

 指定弁護士「収支報告書の場合は表紙があり、2枚目に表があります。見ましたか」

 証人「よく注意してみたことはありませんでした」

 《指定弁護士は、平成16年の収支報告書をモニターに映してみせ、収支報告書について説明する》

 指定弁護士「1枚だけ送ってもらうこともできたのではないですか。送ってもらったことはありませんか」

 証人「まったくありません」

 《続いて、指定弁護士は前田元検事の取り調べについて質問した。まずは平成22年1月22日の取り調べについて尋ねた》

 指定弁護士「認めないと大変なことになると言われたとのことですが、どういう可能性があると思いましたか」

 証人「議員会館(の事務所)や先生の家の家宅捜索にも発展していくのかと危惧しました」

 指定弁護士「あなたは危険を避けるために認めたのですか」

 証人「はい、そうです」

 《大久保元秘書は取り調べの検事が東京地検ではなく、大阪地検の検事に代わったことで、「組織的な大きな動きを感じ、どこまでやるんだろうと思った」と話した》


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2011.12.1 16:54 (4/4ページ) [小沢被告 第6回]
 指定弁護士「1月23日に調書を作成したというわけですが、23日の夜に前田(元)検事は小沢さんの記者会見の様子を見ていて、あなたに何かいいましたか」

 証人「はい」

 指定弁護士「前田(元)検事は『小沢さんは嘘つきだ』といっていた?」

 証人「そのような印象でした」

 指定弁護士「これではもっと捜査をするということになりますが、どういうことを話されたか覚えていますか」

 証人「『この先どうなるのかなあ』と、状況が悪くなっていくような印象の言葉を話されたと思います」

 指定弁護士「あなた自身が認めることで事件を広がらぬようにしようと思ったといっていましたが、小沢さんにまで事件が広がるなら認める意味はなくなったのではないですか」

 証人「むしろ私が認めなければ、いっそう悪くなると感じました」


 《ここで大善文男裁判長が休憩を取るように指示する。大久保元秘書がすぐに退室する。ここでも小沢被告とは目を合わさない。小沢被告は傍聴者が退席する様子をじっと見つめていた》

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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111201/trl11120118080014-n1.htm


【小沢被告第6回公判(9)】
「答えは差し控えさせてもらいます!」冷静一転、追及にいらだち
2011.12.1 18:07 (1/4ページ)
[小沢被告 第6回]
前のニュース

 (15:35~16:05)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判は、30分間の休憩を挟んで、大久保隆規元公設第1秘書(50)に対する検察官役の指定弁護士による証人尋問が再開された》

 《入廷後、大久保元秘書は深く一礼し、きびきびとした動きで証人席に座った》

 指定弁護士「あなたは陸山会の年ごとの収支の状況を、(元秘書の)石川(知裕衆院議員議員=1審有罪、控訴中)氏や池田(光智元秘書=同)氏から報告を受けていましたか」

 証人「受けていません」

 指定弁護士「まったく?」

 証人「まったく受けていませんでした」

 指定弁護士「冒頭陳述で、あなたの弁護人があなた自身の公判で、石川氏から年ごとの概括的な報告を受けていたと指摘しているが、そうではないのですか」

 証人「覚えていません」

 指定弁護士「冒頭陳述書を出すときにご覧になられなかった?」

 証人「よく読んでいません」

 指定弁護士「確認した上でその表現を書いたわけではない?」

 証人「要するにほとんど報告を受けていないということです」

 指定弁護士「私は『まったく報告を受けていないのか』と聞いたのです」

 証人「今はほとんどと訂正しましたが、当時から私はまったくという認識で、報告を受けていなかったと判断しました」

 指定弁護士「平成21年3月6日、自分が報告書の内容をチェックするということを認めたといっていました。虚偽の記載であることを調書の上では認めていたのですね」

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2011.12.1 18:07 (2/4ページ)
[小沢被告 第6回]
 証人「はい」

 指定弁護士「なぜ、うその調書を署名・押印したのですか」

 証人「自分だけで事件を終えたかったからです」

 指定弁護士「あなたが起訴された後、小沢さんは民主党代表の座を追われたのですね」

 証人「追われたというか、高度な政治的判断です。そういう陰謀が動いている」

 指定弁護士「陰謀に口実を与えたのは、あなたの起訴ではなかったのですか」

 証人「事件そのものが陰謀なのです」


 《弁護人から「意見を述べろと言うことか」と異議が出されたが、大善裁判長が、弁護人の異議を却下する。指定弁護士側は、かみ合わない答えから、陸山会の土地購入をめぐる虚偽記載事件での事情聴取に質問を切り替える》

 指定弁護士「取り調べで、16年の収支報告書に虚偽記載があることを認めましたね」

 証人「どの部分の話しなのか…。全文を記憶しているわけではないので」

 指定弁護士「小沢先生からの4億円を未記載だったことや、不動産のことについてです」

 証人「私は西松建設をめぐる裁判が始まり、そちらに集中していた時期でした。混乱もしていたので、早く取り調べを終わらせ、自分の裁判に集中したかった。記憶を呼び起こさないで、適当に対応してしまった」

 《指定弁護士は大久保元秘書が再び逮捕された直前に作成された1月5日の調書に質問を切り替える》

 指定弁護士「あなたが収支報告書をチェックして見落としたという趣旨の話(供述)が出てきますね」

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2011.12.1 18:07 (3/4ページ) [小沢被告 第6回]
 証人「はい」

 指定弁護士「水谷建設からの献金と小沢氏の共謀について認めましたか」

 証人「(それは)認めていません」<

 《水谷の献金と小沢氏の共謀については、証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事が、大久保元秘書に追及した》

 《大久保元秘書は公判で前田元検事について、「何をされるのか分からない」などと恐怖を感じていたと証言した》

 指定弁護士「前田検事の(威圧があったとされる)取り調べで、どうして認めないで済んだのですか」

 証人「…」

 《長い沈黙が続く…。その後に「私が責任者として立件され、どう関わっていたのかに大きなウェートがあった」。結局、大久保元秘書は指定弁護士の質問に答えなかった》

 指定弁護士「片方(虚偽記載)を認め、もう片方(水谷建設からの献金と小沢氏の関与)を認めなかった理由は?」

 証人「一切を認めると大変なことになると思いました。これ以上、影響の広がりを避けたいと判断しました」


 《これまで前田元検事の威圧ぶりを時折皮肉も交えながら冷静に説明してきた大久保元秘書だが、指定弁護士側の再三にわたる矛盾追及にいらだちをみせる》

 証人「さっきからいわれていますが、それらのことは今回の裁判で何ら争いの事実になっていない。これ以上の答えは差し控えさせてもらいます!」

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2011.12.1 18:07 (4/4ページ)
[小沢被告 第6回]
 《指定弁護士側も引き下がらない》

 指定弁護士「この裁判の争点を学習してきたのですか」

 証人「学習と言うほどでは。どういう内容かは弁護人から聞いています」

 《ここで指定弁護士は再び土地購入についての質問に戻す》

 指定弁護士「陸山会は平成15年に仙台と盛岡でも物件を購入していますが、なぜこの時期に購入したのですか」

 証人「盛岡は岩手県北。自民党の基盤でした。何としても民主党の国会議員を誕生させたいということで活動の拠点として必要でした。仙台についても、小沢氏の支援団体のスペースが必要になったのです」

 《小沢被告は姿勢を崩さず、じっと前方を見つめたままだ》

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【小沢被告第6回公判(10)】
費用対効果考えず“手狭だから”4億円で土地購入
2011.12.1 18:46 (1/3ページ)
[小沢被告 第6回]
前のニュース

 (16:05~16:35)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判は、会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=に対する検察官役を務める指定弁護士の再尋問が続けられている》

 《指定弁護士は、本件土地の購入の必要性が本当にあったかどうかについて質問を続ける》

 《大久保元秘書は弁護人とのやりとりとうって変わって冗舌さを失い、短い返答をするケースが増す》

 指定弁護士「本件土地購入にあたり(秘書寮の)1、2号邸にあなた方、男性秘書が住んで、女性秘書が3号邸に住んでいた。ただ、女性は人間関係に問題があり、男性は結婚話があった。だから(秘書寮の用地として)購入したということですね」

 証人「はい」

 指定弁護士「男性4人はずっと秘書をされる予定だったのですか」

 証人「いつまでかは個人個人の考えです」

 指定弁護士「主たる目的は(国会議員などに当選して)自立することですよね」

 証人「そういう方が多くいらっしゃいます」

 指定弁護士「そうでない方は、どういう方がいますか」

 証人「地元で勤務をしている秘書などです」

 指定弁護士「ああ、(岩手県)水沢(市の事務所)ね。東京で勤務している人はどうですか」

 証人「そういう(政治家)志望を持っていると思います」

 指定弁護士「男性秘書4人のうち現在も残っている方はいますか」

 証人「1人います」

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2011.12.1 18:46 (2/3ページ) [小沢被告 第6回]
 指定弁護士「女性秘書が住んでいて人間関係に問題があった。男性秘書には結婚話があった。ただ、それだけで政治団体が4億円の物件を購入するのは費用に合わないのではないのですか」

 証人「当時はそういう考え方はなかった」

 指定弁護士「女性についてはワンルームマンションを借りようとかは考えませんでしたか」

 証人「その当時はそう思いませんでした」

 《秘書寮が手狭になっただけで、4億円もの資金を投じて土地を購入する必要性はあるのか。指定弁護士は素朴な疑問を投げかけていく》

 指定弁護士「陸山会で購入した不動産を将来的にどうしようと考えていたのですか」

 証人「将来は考えていませんでした」

 指定弁護士「3億5千万円で購入した土地も将来的には考えていない」

 証人「はい。私が(秘書の)束ね役をやっているときは、そういう認識はなかった」

 《さらに、指定弁護士は大久保元秘書が岩手県釜石市議を2期務め、市長選に立候補した経験を持ちながら、政治団体の会計業務を「知らない」と主張している点が矛盾するとして質問を始める》

 指定弁護士「一般的に政党が寄付をしたり資金を支出した場合、法に触れて罰せられることはご存じですよね」

 証人「はい」

 指定弁護士「陸山会で全く会計を知らなくていいと思ったというのは本当ですか」

 証人「担当の秘書がいましたので、そちらでやればいいと」

 《ここで弘中惇一郎弁護士が率いる弁護団から裁判長に異議が申し立てられる》

 弁護人「反対尋問の再尋問の範囲を超えている。主尋問でも繰り返している」

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2011.12.1 18:46 (3/3ページ)
[小沢被告 第6回]
 裁判長「すでに出ていることもあるので簡潔に。異議は棄却します」

 《異議は棄却されたが指定弁護士は長くは質問を続けず、簡単な確認を行っただけで再尋問を終えた。その後、左陪席の裁判官が質問を始める》

 裁判官「平成11年に住み込みで秘書になってから会計の仕事をやったことはありますか」

 証人「ありませんでした」

 裁判官「12年に会計責任者を担当したときにはどうしましたか」

 証人「まとめ役ということでしたので」

 裁判官「昨日から今日まであなたは『与えられた職務を頑張りたい』と言っているが、会計責任者についてはどうなのか」

 証人「議員会館の仕事を頑張るということで、会計責任者を含めてということではない」

 《秘書の仕事は頑張るが、会計責任者の仕事はその範囲にないと主張する大久保元秘書。裁判官は疑問を投げかけていく》


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【小沢被告第6回公判(11)完】
かいま見れた忠誠心 閉廷時、小沢被告に深々と一礼
2011.12.1 19:20 (1/4ページ)
[小沢被告 第6回]
前のニュース

 (16:35~17:10)

 《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第6回公判は、大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=に対する裁判官の証人尋問が続いている》

 《左陪席の裁判官は、検察官の圧力を受けて「事件が広がらないよう、容疑を認めた」とする大久保元秘書の証言について、詳しく確認していく》

 裁判官「1月23日に調書に応じる前の、前田検事の言動を思い出せますか」

 証人「『小沢先生が事情聴取される前に認めないと、われわれの捜査の手が広がっていくと思う』という、そのようなニュアンスでした。その中に、議員会館事務所の家宅捜索の話もありました」

 裁判官「そういうあなたの解釈ですか? それとも前田検事の発言ですか」

 証人「『議員会館の家宅捜索』という言葉はありました」

 裁判官「逆に、認めれば捜査が広がらない、という話はありましたか」

 証人「前田検事は『あなたは事件をどうしたい』というところから聞いてきたので、認めれば広がらないという印象を持ちました」

 裁判官「約束ではない?」

 証人「明確にしあってはいません」

 裁判官「あなたが忖度(そんたく)した部分もありますか」

 証人「はい、そう思います」

 裁判官「細かく正確に覚えていないこともあって、『ニュアンス』『趣旨』という言葉になるんですかね」

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2011.12.1 19:20 (2/4ページ) [小沢被告 第6回]
 《続いて、右陪席の裁判官が質問を行う。はじめに前任の会計責任者から一切引き継ぎを受けていないと大久保元秘書が主張している点について尋ねる》

 裁判官「会計責任者は法律で定められ、当然やるべき手続きがあることは漠然とは認識していたと思いますが…。違反があれば処罰の可能性もわかっていたはずですよね。前任や、他の事務所の会計責任者から聞くこともなかったのはどうしてですか」

 証人「私は東京の取りまとめ役で、会計責任者職は象徴的な存在と思っていた。実務はスタッフがやっているもので、処理に問題があるとは思いませんでした」

 裁判官「収支報告書の宣誓書について、内容も確認せず署名・押印を他人に任せていますが」

 証人「他人ではなく、実務に任せていました」

 裁判官「そのことを(小沢)被告人は認識していましたか」

 証人「わかりません」

 裁判官「被告人に尋ねられたこともありませんか」

 証人「なかったと思います」

 《続いて、右陪席の裁判官は問題の土地購入に際し土地登記を遅らせた点について、小沢被告の共謀の有無を改めて尋ねていく》

 《午後5時を回り、これまで静かに審理を見守っていた小沢被告も、さすがに疲労した様子。しきりに肩や首を回している》

 裁判官「決済を遅らせることについて、(元秘書で会計実務を担当していた)石川(衆院議員=1審有罪、控訴中)さんから相談を受けたということだが、石川さんは小沢被告人にも相談をしたと話していましたか」

 証人「聞いていません」

 裁判官「尋ねなかったですか」

 証人「はい、そうです」

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2011.12.1 19:20 (3/4ページ) [小沢被告 第6回]
 証人「何かあれば、石川氏がやっているかもしれないし、やっていないかもしれない。私は、石川氏から(登記を遅らせる提案を不動産仲介会社に)申し入れてほしいということだったので、取り次ぎました」

 裁判官「土地購入はあなたから出た話ですよね」

 証人「土地購入そのものは」

 裁判官「契約内容を変えることについて、被告人が了解しているかは気になりませんでしたか」

 証人「そのへんまでの思いはありませんでした」

 《また、捜査段階で「弁護団よりも検事の話が信用できる」と振り返った点について尋ねられ、大久保元秘書は「保釈された後で、(検事に対し)少し気を許しすぎたと感じた」と返答。最後に、大善文男裁判長の質問が始まる。大善裁判長は大久保元秘書から始まった土地購入の話に、契約後は一切かかわっていない点について疑問を呈す》

 裁判長「結局登記がいつ済んだのか、認識はありましたか」

 証人「そこまでありませんでした。(石川議員から)問題なく終了した、と聞いていたので、気にも止めませんでした」

 裁判官「秘書寮を建てる目的で土地を探したんですよね。登記の時期に関心はありませんでしたか」

 証人「寮をすぐに建設する、という逼迫(ひっぱく)した状況ではありませんでした」

 《大善裁判長は続いて、供述を変遷させ容疑を認めた理由について再び質問。右陪席の裁判官も質問しており、関心の高さがうかがわれる。大久保元秘書は「事実でない調書に応じることが小沢さんを守ることにつながる」という証言について、「(前田検事から)ニュアンスと駆け引きがあった」と再び強調する》

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2011.12.1 19:20 (4/4ページ) [小沢被告 第6回]
 《最後に大善裁判長は、石川衆院議員が自白したという嘘の事実を告げて大久保元秘書の供述を引き出したという「切り違え尋問」について質問する。大久保元秘書はここまで、「弁護団より検察官の話が信用できる。石川議員が否認を続けているという弁護団の話は間違っていると思った」と振り返っていた》

 裁判官「検察が言う石川さんの話は信用できるということだったんですね」

 証人「大物(前田検事)が私の担当についた。彼の力を信じた方がいいだろうと思いました」

 裁判官「信じた方がいいという判断?実際に信じたんですか」

 証人「信じるしかないと思いました」

 《弁護側が事実関係について確認の質問を行い、2日間に及んだ証人尋問は終了。大善裁判長は大久保元秘書に「長時間お疲れさまでした」と声をかけた》

 《大久保元秘書は、これまで一切視線を向けることのなかった小沢氏側に深々と一礼。閉廷より先に、法廷を後にした》

 《次回公判は今月7日に開かれ、石川衆院議員の後任の会計担当者、池田光智元秘書(34)=1審有罪、控訴中=の証人尋問が行われる》

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プロフィール

和枝

Author:和枝
 高校教師をやめ、ガーデニングのブログを書くうちに、気づいた小沢問題の陰に潜むマスコミや検察の腐敗をブロガーたちと追究し、小沢一郎氏の無罪判決を得ることができました。

「和順庭の四季おりおり」と題したブログの時から御支持いただいた真実を追究する仲間や冤罪被害者の皆様に支えられ、市民メディア「ツイートテレビ」を立ち上げ、私も生まれ育った東京を離れ、「生活の党と山本太郎と仲間たち」に習い、心機一転、主人の郷里・徳島にてエネルギッシュで常に現実に向き合い情報発信する生活をしています。
 
 それに伴い「和順庭」と名づけた庭も徳島県へ引っ越しました。



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記号 10000 番号 88352491

■銀行からの振込みの場合
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店番 008 普通預金
口座番号 8835249
口座名 服部 和枝

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