常識では考えられない五輪招致映像10分5億円の「五輪招致映像」




オリンピック招致については、10/31付で「東京オリンピックは断念を」
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というタイトルで述べたが、12月10日付の朝日新聞に「五輪招致映像10分5億円」という記事が載っていた。

 9日の都議会一般質問で、民主党の栗下善行都議の質問から、10月にコペンハーゲンで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、2016年五輪を東京都に招致するため、都が大手広告会社の電通に制作を依頼したPR映像(約10分間)の制作費が10分間で約5億円だったことがわかったという。

 都などによると、「映像は東京が開催都市としてふさわしいことを訴えるための内容。東京の五輪計画の概要や世界の子どもが運動に親しむ姿などを盛り込んだ。」ものだという。「制作費の内訳は、海外ロケーションを含む撮影・編集(2億7200万円)、コンピューター・グラフィックス(CG)制作(8千万円)、企画・人件費(5400万円)、エキストラらの出演料(2500万円)、音楽・ナレーション(1700万円)など。

 この記事の中に映像制作の専門家の意見として、有名企業の大規模な新商品展示会の展示商品をPRする10分程度の映像の制作費は2千万~3千万円ぐらいで、CGを活用すると高額になるが、通常は1億円以内で制作できるというコメントも載っていた。

 また総務省情報通信政策研究所によると、07年に封切された407本の平均制作費は2.6億円。在京テレビ局の映画事業担当者の、キー局主導でつくる大がかりな映画の制作費が4億円程度。かなり手のこんだ作品で5億円。

 9日の東京都議会で問題を指摘した栗下都議によると、都内のCG制作会社に実際の映像を見せた上で試算を依頼したところ、海外ロケを含め総額約2億円との結果だったという。

 招致委の関係者によると、海外ロケは日米英の映像制作会社3社の約10人が中心になって10カ国以上で撮影し、有名人を撮影した映像はなく高額な出演料は不要、CG会社は国内の会社に加え、米国の会社にも一部依頼した。また、朝日新聞の取材に対し、「複数の映像を作り、ボツにしたものも多いので10分だけで5億円というわけではない」と主張したと書かれているが、それにしてもたった10分で5億円払うというのは、普通の常識ではとても考えられない。

 都幹部や映像の専門家らも疑問視し、「高すぎる」と批判が出ているというが、都は「映像は公式なPR活動に使っていて都民に使途の説明がつきやすい」との判断から、大半を都税で負担すると言い、制作費は招致活動費150億円(都税100億円、民間資金50億円)から支払われるらしい。

 この記事を読んで、都民の税金が、いったん電通にPR映像制作費として入り、そのうちのいくらかがどこかへ流れるようなシステムでもあるのではと思えるような内容だった。電通に限らず、実際の倍以上の金額が業者に支払われ、その中の余剰分が業者からどこかへ払われ、税金の流用ルートとなっているのでは? 都民・国民の税金や年金がどこかへすごい勢いで消えていっているのではないだろうか? そのような疑念を持たれても不思議のないような記事であった。

 また、東京都の五輪招致活動費の主な使途例としてこのようなものも挙げられていた。
▼IOC総会出席者の衣装代(1400万円)有名デザイナーによるオーダーメードで約60人分を用意
▼オリンピック学習読本作成費(8千万円)都内の全公立学校に配布。11月上旬現在で3割の学校が授業で未使用。
▼IOC総会後の五輪関連イベント開催費(700万円)東京都武蔵村山市で10月24日に陸上選手のトークショーなどを実施→このときはすでにブラジルのリオデジャネイロがオリンピック開催地に決定していた。

 まだ、オリンピックを開催していない都市がある以上、東京が立候補しても開催地になるはずなどよっぽどの理由がなければないに決っている。巨額な招致費用をかけて落選したのに都知事はまた東京を立候補させようとしているのはどういうことだろうか? それだけの税金があるのなら、無駄に税金を費やすことなく招致費用を高齢者対策、待機児童対策などにまわせばどれだけの人が救われるだろうかと、一都民としては思わずにはいられない。  

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和枝

Author:和枝
 高校教師をやめ、ガーデニングのブログを書くうちに、気づいた小沢問題の陰に潜むマスコミや検察の腐敗をブロガーたちと追究し、小沢一郎氏の無罪判決を得ることができました。

「和順庭の四季おりおり」と題したブログの時から御支持いただいた真実を追究する仲間や冤罪被害者の皆様に支えられ、市民メディア「ツイートテレビ」を立ち上げ、私も生まれ育った東京を離れ、「生活の党と山本太郎と仲間たち」に習い、心機一転、主人の郷里・徳島にてエネルギッシュで常に現実に向き合い情報発信する生活をしています。
 
 それに伴い「和順庭」と名づけた庭も徳島県へ引っ越しました。



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