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アメリカ・カナダを旅して思うこと 1、日本が見える

1、日本が見える

 約一ヶ月に及ぶアメリカ・カナダでの滞在は、私にとってとても意義深いものとなった。なにより、日本という国が海外でどのような現在立場にあるのか?日本という国をこれほど思ったことはなかった。

今まで親戚とハワイに行ったことはあっても、この旅はあまり気乗りのしない旅で、当時仕事をしていて疲れきっていたせいもあり、楽しいと思うようなこともなかった。

 だから、旅だつまでは不安もあった。日本を離れて一ヶ月近くも暮らせるのだろうか?という思いを持ちながら、成田を出発したのだが、日本に帰ってしだいにまた旅に出たいと思うようになった。

子育てを終え、仕事から解放され、この年になってやっと自分の時間が持てるようになった。アメリカに行って、やはり旅をするなら、若い時に行っておくべきだと思った。

それをきっかけに生き方も変えることができる。もっと若ければ、可能性も拡げることができる。国際化の時代、これからの若者は多くの国の人達と交流して、見方や生き方の幅を拡げることが求められていく。

文法英語だけでなく、その時々の使われている言語を理解することも求められてくる。アメリカを旅して、移民のスパニッシュやメキシカンの使う英語を聞き取る力も求められてくる。

 日々の生活から、日本語やまわりにいた日本人がいっさい消え、その中に身を置くと、私にとっての日本が見えてくる。世界の中に置かれた日本の国や日本人が見えてくる。

戦後生まれで、戦争も知らない私にとって、平和な国に身を置いていたのだとつくづく思った。どんな国の人とも、どんな人種の人とも、人権を尊重してつきあっていくという戦後の憲法に守られて、民主的な教育を受けて、今まで来た。

平和な国に育っていたということが、とてもよくわかった。平等で、誰もが納得できるようなサービスの中に身を置いていると、アメリカのようなある意味サービスはチップによって左右されるような国は、慣れるまではとても疲れる。

まあ、アメリカンドリームと言われるように、白人だろうが黒人だろうが、移民だろうが、ガムシャラに働いて大金持ちになれる国、小さな政府と言われるように、何もかもがお金の有る無しで決められていく、それは医療制度や社会保障などのアメリカより整っている日本に比べて、お金だけが自分の身を守るものと位置づけられる所以なのだと思われる。

年を取ってこのような国にいたら、やはり不安になると思う。かつては、白人の下働きをしていた黒人が、この旅行で見る限りは同等、時には逆転している場合もある(大統領も黒人だから、アメリカでの黒人に地位は今までにないくらい強固なものとなっているのかもしれない。)。白人のホームレスや下働きの者なども随分見かけた。

また、現在のアメリカでは、移民のスパニッシュやメキシカンが下働きをしながら、経済を支えているのも事実だ。常に、競争させられ、リストラに脅かされ、その座を移民に譲らなければならないときが来るとも限らない。この不安をなくすためには、ある地位まで上りつめ、経済力を持たなくては、アメリカで自分の身や家族の生活を守ることはできない。

 ジュースや切符を買うのもカード。何から何までカードの支払いの国では、どれだけ一日に支払ったかを知るのも難しい。カード破綻、ローン破綻などに陥ることになる。大学近くのセブンイレブンでは、ビザやマスターのついたカードも売っていた。

日本のように、多額の支払いにはカードを使っても、日常生活では現金で支払い、お財布の中にどれだけあるかを把握できるほうが、よっぽど健全だと思った。

ただ、アメリカでこのようだと、日本の若者の多くが、カードによる借り入れをカード会社や銀行でし、知らず知らずのうちに返済できなくなるという悲劇に陥っていることがかなりあるのではないかと思われる。このように自分でコントロールできなくなるように、若者を取り込む、破綻を招かせるような制度は、見習うべき制度ではない。

かつては、質屋にこっそり人目を忍ぶようにして行ったり、悪名高いサラ金のように、危険だと認識されていた時代は、お金を借りるのすら勇気のいることだっいたかもしれないが、今のように銀行の中にあるカード会社で簡単に借金ができたり、返済ができたりすると、罪の意識を持つこともない。借金が借金を生み、その地獄から抜け出すことすらできなくなる。

 現代社会に眠る、この暗部について、もっと警鐘すべきだと思わずにはいられない。大学の学生証にまで、ビザや、マスターまで付けるようになったら、富裕層だけが学ぶ大学でない限り、これはまだ未成年者もいる大学では絶対避けるべきである。(こんなことまで心配するのは過保護だろうか?アメリカでは何でも自己責任だが。)

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 この旅行で、特に感じたことは、昨年から日本からの旅行者が減り、観光バスでの日本語のガイドもなくなり、日本人の姿が見られなくなったということである。

東日本大震災により、住む家すら奪われた人達のことを思うと、旅行どころではない。住む家があり、家族が無事であるという日常の幸せがあるだけでも喜ぶべきで、今このようなときに海外旅行なんて、と、どこか後ろめたい気持ちもあることも事実である。

 しかし、だからこそ震災のことも原発のことも知らせて、日本だけに終わらせたくないという思いもあった。原発というのが、ひとたび事故を起こせば、停止することができても、燃料棒は冷却し続けなければならない。つまり、完全にコントロールすることはできず、人類が制御することのできないものを、稼動させてしまったということになる。

原発利権にむらがる人達にとってはなくてはならぬものかもしれないが、多くの命を奪い、子供の将来を奪う、この危険な原発の事故に対して、誰が責任を負うことができるのだろうか?国民の命を守れぬものなら、安全なものに変えることなど誰に言っても、当然のことである。

 いまだ止めることのできない原発を、推進したり、再稼動しようとするのは国民を犠牲にしても、自分の地位を守りたかったり、利権の上にあぐらをかきたいと思っているからに他ならない。こんな知事や議員、大臣は絶対に認めてはならない。

ましてや、今の内閣は国民を被爆させ、将来にわたって子供たちに不安と恐怖を植え付けた犯罪人である。情報を国民に知らせることを怠った政府とマスコミは厳しく糾弾されるべきで、それなくしてこのような事態を繰り返させなくするということの保障はない。被爆させたことを、国民は決して許してはならない。本来なら、法廷に引きずり出され、裁かれるべき人達なのだ。

中でも、菅首相の責任は重いということを知るべきである。そして、それはアメリカに住んでいる日本人からの即刻の退陣を求める声からもわかる。

 民主党政権になり、菅政権のしたことと言ったら、大韓航空機爆破犯のキムヒョンヒの日本招待ぐらいしか思いつかない。そして、日本の経営のスーパーや企業が、韓国や中国の経営にかわり、どこへ行っても、中国や韓国に進出はめざましく、それに比べ、日本は震災をはじめとして、どんどん国が弱体化していっているように思われる。

日本料理のお店や日本人向けのスーパーに行っても、日本人の姿はなく、日本語も通じない。どこへ行っても見かける中国人や韓国人からすると、本当に日本人の存在すら見えないというのが、旅行中を通じての感想だった。

 震災でわかったように、原発で苦しむのは、いつも市民である。私達は、情報すら与えられず、無政府状態に等しかった。既存メディア以外から情報を得た者だけが身を守れ、テレビや新聞の既存メディアだけから情報を得た者は、被爆させられたというのが実情だった。

 東京にある被災地の観光案内所に行って、被災地の資料や品物を買い込み(食糧は放射能検査で安全という保証がついてなければ買えないので、ストラップなど)、ロサンゼルスの日本の祭りで被災の実情や原発を知ってもらうために置いてきたり、ニューヨークのJAPAN BLOCK FAIR /EMEMT INCへ寄付したりしてきた。

 原発は、日本だけの問題ではない。世界中で取り組むべきことである。空も海もつながっているのだから。人類を滅亡させるものは、断じて認めるべきでない。核と同じだといえる。核廃絶を世界へ向けて訴えたオバマ大統領こそ真っ先に取り組むべきであり、被爆国日本は絶対再稼動は認めるべきでない。いらなくなった核燃料を買い、原発に再利用することは即刻辞めるべきである。

被爆国日本は、原爆同様、今度は原発で世界に向けて発信していくべき立場に置かれた。被災地日本にとっては、身動きの取れる者が、自分の思う方法で、誰に命令されるのでもなく、訴えなければならないと思った。

 どこへ行っても世界で活躍する日本人は優秀で、どこの国にもひけを取らない人種だとこの旅行を通してわかった。スチュワーデス、航空会社の受付、レストランの店長など、その仕事ぶりは群を抜いていた。特に、サービスにおいては、世界に誇れると思った。 

帰りのシンガポール航空の乗務員に日本人スチュワーデスが一人いただけで、機内がきびきびとし、陰ながらの助言だからなのか、感じの悪かった中国人乗務員まで見違えるようになり、誰もが気持ちよく機内ですごし、私の旅も楽しく終えることができた。

また、USエアウェイズのバンクーバー地上乗務員で日本語が話せる「愛」さん(名札に確か書かれていました)の心配りで、手続きもとてもスムーズだった。

この場を借りて、お礼を言いたいと思います。ありがとうございました。

このアメリカで利用したUSエアウエィズの乗務員は、スチュワーデスなどみなかなりのお年寄りだったり、男性乗務員がスチュワーデスと同じ仕事をしていたりと、それまでの乗務員の概念を覆された。

 しかし、ベテランの応対は安心ができ、アメリカはリストラの国と思っていたのが、どこへいっても年をとった女性なども堂々と仕事をしていた。そのような職場はとても安定しており、リストラがないのか、あっても経験がキャリアとして生かされている。リストラされたら行き場のない日本とは大違いだった。
 

 旅行を通じて、多くのアメリカ・カナダの方々に助けられたのも事実。アメリカ・カナダで、道を尋ねたり、わからないことを教えて下さった方々へも、お礼の気持ちでいっぱいです。特に、黒人はとても親切だった。これらの人達なくしては、私の旅は無事終えることはできなかったでしょう。

 異国の地で、人がいず、機械だけだったら、とても対応できなかった。日本語の説明がなく、切符を買うのにも、なにをするのにも、戸惑うばかり。近くに人がいるから、聞いて何とか乗り越えられたということばかりだった。どんなに機械化されても、旅行者にはアドバイスできるような人がいないかぎり、対処できぬものです。


                          (つづく)
                      
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プロフィール

和枝

Author:和枝
 高校教師をやめ、ガーデニングのブログを書くうちに、気づいた小沢問題の陰に潜むマスコミや検察の腐敗をブロガーたちと追究し、小沢一郎氏の無罪判決を得ることができました。

「和順庭の四季おりおり」と題したブログの時から御支持いただいた真実を追究する仲間や冤罪被害者の皆様に支えられ、市民メディア「ツイートテレビ」を立ち上げ、私も生まれ育った東京を離れ、「生活の党と山本太郎と仲間たち」に習い、心機一転、主人の郷里・徳島にてエネルギッシュで常に現実に向き合い情報発信する生活をしています。
 
 それに伴い「和順庭」と名づけた庭も徳島県へ引っ越しました。



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■銀行からの振込みの場合
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口座名 服部 和枝

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