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乳がん (8)食事療法 1「乳がんと牛乳」







 乳がんになって、自分の食事を見直すようになっていることは、「(3)放射線治療」のところで、動物性たんぱく質から植物性たんぱく質の食事に変えていると既に述べたことからもわかる。

乳癌と言われてから、私は不安と癌に対する恐怖から脱出すべく、手当たりしだいに本を読んでいた。何もすることがないということは病気のことばかりを否定的に考えることになる。何とかこの与えられた試練を前向きに捉えたい。何か私も治療スタッフの一員としてただ身を任せるのではなく治療にあたりたい。とにかく手がかりとなることが欲しかった。

 放射線治療の頃から、東洋、西洋を問わず乳癌について書かれている本を探した。特に食事について参考になることがないか、実行できることはないかとの思いからだった。

東洋医学の本では、食品を陰と陽・酸性・アルカリ性食品などに分け、体を温める食品、冷やす食品は何かなどが示されている。また、西洋医学の本では、多くの研究と実験とデーターをもとに食品を分析している。

 ただ、漠然とした不安を持っていた私にとって、放射線治療中にこれらの本と出合えたことが、その後の精神の安定に大きな役割を果たしたといえる。

何冊か読んだ本の中で指針となった本とは、「乳がんと牛乳」(径書房  ジェイン・プラント著 2008年初版)と「マクガバン報告書(上・中・下)」(グスコー出版  T・コリン・キャンベル / トーマス・M・キャンベル 著)である。

 放射線治療の頃、何もすることがない漠然とした不安からこれらの本を読み始め、がん患者の集まりで話をしたりするうちに、だんだん「私はたまたま癌になったけど、今までのような食事をしていたら、癌でなくても心筋梗塞や脳梗塞などになっていたかもしれない」と思うようになっていた。それほどどの病気も日常の食事と深く関わっていることがわかった。

 私は、これらの本によって大きく食生活が変わったが、かといってそれをそのまま乳癌患者にすすめられない。なぜならそれを決めるのは自分自身しかないからだ。

 これらの本を読んでから、体を温める食品(癌は低体温で増殖しやすい)を摂り、乳製品(乳牛の肉を含む)を食べずに、大豆製品、新鮮な野菜・海藻・果物を食べる食事、つまり「穀物+大豆+野菜(+魚)」からなる伝統的な食事に変えていた。

外食する際も、バターやクリームなどの乳製品を使っていないかをお店で聞くことにしている。イタリア料理やフランス料理では、食べられる料理も限られるが、それでもオリーブオイルなどで特別に調理してくれる店もある。


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 「乳がんと牛乳」(径書房  ジェイン・プラント著 2008年初版)の著者 ジェイン・プラントについては、




1945年 イギリスに生まれる。
1967年 リバプール大学卒(地質学専攻)
1968年 英国地質調査研究所・研究員
1973年 博士(レスター大学)
1997年-- 大英帝国勲章
2001年 インペリアル大学教授(地球化学)
2005年 英国王立医学協会終身会員
本書以外に、前立腺がん、骨粗鬆症、ストレスなどに関する数冊の医学関連著書。


という経歴だが、地球化学(地球を化学的に研究する学問)の研究者。(考古学、地質学も含み環境化学物質が人間の健康や、動物・農作物に与える影響を観察...など。)


1987年に42歳で進行性乳がんになり、乳房切除(全摘)。

その後、4回の乳がん再発を経験し、リンパ節にも転移し、放射線治療と抗がん剤治療を受けた。(乳房全切除とさらなる3回の手術。35回の放射線治療≪そのうち5回は卵巣照射≫)彼女は、乳癌で死なないために、科学者としての経験・知識を総動員して、なぜ自分が乳癌になったのかを考察した。その結果、乳癌は乳製品によって起こるという結論に達した。

乳癌の再発を避けるために、「乳・乳製品完全に断ち切る」食事にした1993年のときの彼女は、鎖骨上リンパ節転移の乳癌治療のため、抗がん剤を投与されていた。

プラント教授は、科学者の眼で、自らの乳がんを精察し、類い稀な帰納的推理力を駆使して「乳がんは乳・乳製品によって起こる」という結論に達し、2000年に『YOUR LIFE IN YOUR HANDS』→「あなたの命はあなたの掌中にある」「自分の命を守れるのは自分しかいない」(日本語版『乳がんと牛乳-がん細胞はなぜ消えたか』径書房、2008年10月)という感動的な書物を著した。

プラント教授は、女性が乳癌になるのは人間が本来口にすべきでない牛乳・乳製品を飲みかつ食べるからであると断じている。そして、不幸にも乳癌になった人は、自分が乳癌になりやすい遺伝子資質(体質)の持ち主であることを自覚して、牛乳・乳製品を完全に断つことを勧めている。一日に1キログラムも体重が増えるほど成長が速いウシの子の成長を支えるために、牛乳には大量の成長因子とホルモンが含まれている。このような強力な液体を成人が飲めば、体内に潜んでいるがん細胞の分裂・増殖を刺激してがんの成長を促し、乳癌の治療を受けた人にがんの再発をもたらすことになる。

「乳・乳製品完全に避ける」食事後は、本書原書「Your Life in Your Hands」を出版するまでの7年、さらに現在2008年に至る8年の15年間、乳癌は消え、再発・転移を繰り返す乳癌を克服した。たとえ進行がんでも自分の日常生活を少し変えるだけで乳癌を予防し、再発を防ぐことができるということだ。


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この本を読んで、彼女自身乳癌で再発・転移を繰り返す中で、自分の死と原因をつきとめるのがどちらが先かという切迫した状態と向き合いながらも、克服していったことに敬意を表せざるを得ない。その精神力からは、研究者としてのプライドを最後まで持ち続け冷徹な知性を感じる。


プラント教授は「中国人に乳がんが少ない」「中国人は乳製品を食べない」という素朴な事実(勿論、今は上海など欧米食と何ら変わらないだろうが)から、直感的に「乳がんは乳製品によって起こる」という仮説を導き、膨大な文献考察によってその仮説を検証した。

女性の乳癌と男性の前立性癌は、主として社会的・経済的に恵まれた人達を襲う。「富貴婦病(金持ち女の病気)」と呼ばれ、中国では、かつて欧米風の中流階級の生活を送る豊かな女性がかかる病気と考えられていた。

乳がんはアジアに比べて欧米に圧倒的に多い病気である。


欧米人がホルモン入り牛乳を飲むようになったのはたかだかここ7、80年のこと(1930年ごろから)に過ぎない。
この頃から、欧米で肺がん、大腸がん、乳がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮体部がんなどの悪性腫瘍による死亡が著しく増えた(尿道下裂・停留睾丸・精巣悪性腫瘍などの小児生殖器異常の増加は言うまでもない)。


日本でも生まれたときから乳・乳製品を飲んだり食べたりした人々(1960年以降に生まれた人たち)が大挙して40代に突入している(日本は30年遅れて欧米の跡を追っている)。


1997年までの欧米(アメリカ・イギリス・カナダ・デンマーク)とアジア(日本・タイ)における乳がん罹患率の差は歴然としている。

乳がんの少ない日本から乳がんの多いアメリカに移住した日本人が現地の生活を取り入れると、アメリカ人並みに乳がんに罹りやすくなる。つまり、欧米人の生活そのもの(食生活)に乳がんの原因があるのだ。一言で言うと、バターとクリームの香りがする食生活が乳がんの原因なのだとみている。


「なぜ、日本の若い女性に乳癌が増えているのか」といえば、食生活の欧米化に他ならず、(言い換えれば、和食は、味噌・醤油・鰹節・昆布の風味で、洋食は、バター・クリームの香りのする食事だ。「食の欧米化」とは、日本人が牛乳・バター・クリーム・ヨーグルトなどの乳製品を摂取するようになったこと。)食生活を変えることしか、日本女性を乳癌から救う方法はないというようなことが述べられている。



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プラント教授の「牛乳-乳がん」説の中核をなす物質が乳・乳製品に含まれているインスリン様成長因子1(IGF-1)であることに気付き、ミルクに含まれているIGF-1は、細胞の分裂増殖が最も盛んなとき(人間では乳児期と思春期。成人ではがんに罹ったとき)にその力を発揮する

離乳期を過ぎた哺乳動物はミルクを必要としない。人間は、離乳期後もミルクを飲み続ける唯一の動物。牛乳は子ウシ以外の動物が飲むように造られていない。牛乳は急速に成長する子ウシ(体重が一日に1キログラムも増える)にとって完璧な飲み物であるが、人間の子どもには不適である。まして大人には害毒以外のなにものでもない。人間にとって優れた食品ではない。

ウシ成長ホルモンは、ヒト成長ホルモンと35%異なっているため乳房や前立腺のリセプターと結合できない。

乳癌と前立腺がんに関してもっとも重要な影響は、組み換えウシ成長ホルモン(rBGH)によってインスリン様成長因子(IGF-1)の生成が増えることである。牛乳を多量に分泌する乳牛は、ウシ成長ホルモン(BGH)の分泌が多い。思春期の女の子の乳房が膨らむのは、IGF-1の細胞分裂促進作用が働いているからだ。ということは、IGH-1が高くなっている牛乳・乳製品・乳牛肉が、がん細胞の分裂を促し、乳癌の成長を促すのではないか?

IGH-1は、乳癌細胞の分裂・増殖を刺激する。乳癌と前立腺がんの増殖にIGF-1が重要な役割を果たしている。

* IGH-1は、IGH-1リセプター(受容体)を介して乳癌細胞の増殖を促す。

* 培養乳癌細胞は、ごく微量のIGF-1に反応して分裂増殖する。

* 乳癌女性の血中IGF-1濃度は、健康女性の濃度より高かった。

* IGF-1によって乳癌細胞の細胞周期が変化する。IGF-1の濃度がわずかに変わるだけで、乳癌細胞のそれぞれの分裂段階にある細胞の割合が変わってくる。

* 乳癌細胞には、IGF-1受容体が過剰発現している。この受容体にIGF-1がや他の成長因子が結合して、乳癌細胞が分裂・増殖する。乳癌細胞のIGF-1受容体は、これらの成長因子に対して反応性が高い。


私たちの体は、IGF-1を産生している。しかし、年をとると、血液中のIGF-1は濃度は低下する。それなのに身体のIGF-1は乳製品の摂取によって増えてしまう。こうして体内で増えるIGF-1が、乳癌や前立腺がんなどの悪性腫瘍を引き起こす。

IGF-1は70個のアミノ酸からなるポリペプチドである。酪農業界の代弁者は、、「牛乳に含まれているIGF-1は、消化管内で分解されてしまうから、血液中に入る(吸収される)ことはない」とか「ヒトの唾液中に含まれているIGF-1が消化管で分解されるのだから、牛乳のIGF-1も消化管で消化されるはずだ」などという反論もあるようだが、それに対しても、牛乳中に存在するIGF-1は唾液中のものとは違うと述べている。

牛乳のIGF-1は、唾液のものと違って牛乳の主要タンパク質であるカゼインに保護されているため、消化・分解を免れ、乳製品によって血液中のIGF-1が増加することはすでに周知の事実のようだ。

IGF-1というポリペプチドの吸収メカニズムは明らかになっていないが、牛乳によって血液中のIGF-1濃度が増えたという報告はたくさんあるらしい。

また、タンパク質摂取量が同じになるように工夫して無脂肪乳(1500ml)か低脂肪肉(250g)を7日間与えた実験で、牛乳群の血中のIGF-1濃度が19%も増えたという事実は、牛乳のIGF-1が消化管から吸収されることのよい証拠となる(肉群では変化なし)という。

結論として、女性ホルモンとIGF-1が恊働して乳がんの発生に係わっているのだ。



もちろん、年齢が高いこと、母親・姉妹に乳がん患者がいることなどが乳がんの危険因子であることは知られているが、乳がんは、できるだけ早いときから乳・乳製品を摂らないことで予防でき、たとえ乳がんになっても、乳・乳製品を絶つことで転移・再発を抑えることができるという。



プラント教授は、首にできたリンパ節のかたまりの大きさをはさみ尺で測ってグラフにつけた。最初の抗がん剤治療は何の効果もなかった。

乳製品を完全に避けることにした。数日のうちにかたまりが退縮し始め、2回目の抗がん剤治療が終わって2週間ほど経ち、乳製品を絶って一週間ほど経つと首のかたまりが痒くなり硬さが減り、かたまりがだんだん小さくなっていった。乳製品を完全に絶ってから約6週間、かたまりは完全に消失していた。自らの身体で実証したのだった。


ある乳がん専門医は「あなたやプラントさんに言われなくても、乳製品が乳がんの原因の一つだということは知っていたよ。毎日乳がん患者を診ていれば、どんな人が乳がんになりやすいか解るのだ。ただ、現在のように乳製品が溢れている社会で、乳製品を止めなさいなんて言うことはできない。だから、我々は早期発見に力を入れているのだ。乳がんは治るから、乳がんになったって早く発見すればいいのだ。乳がんになってしまった患者に好きな乳製品を止めなさいなどと言うのは残酷だよ。乳がん患者に最善の治療を施すのが我々専門医の仕事だ」と語ったという。



また、この中で、バターは女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)をたくさん含んでいるから、日本人女性には要注意の食品であると述べている。

バターをたっぷり使って女性が好むクロワッサンというパンは、強力粉を300gとすると:無塩バター150g:牛乳150gを使う、小麦粉を牛乳でこねて作ったパン生地でバターを包んで焼いたパンである。

このパンをドクロ(髑髏)ワッサンとかドク(毒)ワッサンとも呼べるほど乳がんを忌避し妊娠を希望する女性が最も避けなければならない食品であとブラント教授は述べている。

バゲット・パリジャン・バタールなどのフランスパンのように、西洋のパンは本来、小麦粉、イースト、塩、水の4つがあれば作ることができ、このような食べるとすればこのようなパンがおすすめだという。しかし、パンの間にバターを挟んだり、バターを塗ったりしてはいけない。つけるとすればオリーブオイル。


乳がんあるいは乳がん患者は「商品」か。こんな悲しい不条理な話はないとブラント教授は言う。大部分の日本人は1945(昭和20)年前までの長い歴史を乳・乳製品と無縁で過ごしてきた。それなのに、政府や業界の御用学者は、ミルク・ヨーグルト・チーズほど健康によいものはないと日本人を煽った。

さらに「牛乳を飲まないと背が高くならない」「乳製品を摂らないと骨粗鬆症になる」と日本人を脅迫してきたが、自分の乳房と命は自分で守るしかない(プラント教授の『YOUR LIFE IN YOUR HANDS』)と肝に銘じて、このような無用かつ有害と思われた製品に決然と対処することだと述べている。


現在飲用されている牛乳は妊娠した乳牛から搾られていて、多量の女性ホルモンを含んでいる。市販の低脂肪牛乳が飲用で女性ホルモン作用(ラットの子宮肥大試験陽性)を示す。牛乳の女性ホルモンは乳がんの発生にも大きな役割を果たしているという。日本で市販されている女性ホルモン入りの低脂肪牛乳がDMBA-誘発乳腺腫瘍(腺がん)に対して強い発生促進作用があることが動物実験で確認されている。


以上乳がんを中心にプラント教授の言っていることを書いたが、男性の前立腺がん・精巣がん、女性の乳がん・卵巣がん・子宮体部がんの発生に牛乳が大きく関与しているという報告もあるという。



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この本が書かれた頃と現代は売られている製品は違うかもしれないが、私は乳製品をやめている。そして、そのことは、さらに「マクガバン報告書上・中・下」でさらに確信を得るようになった。

                                       つづく


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テーマ : 乳がん
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

和枝

Author:和枝
 高校教師をやめ、ガーデニングのブログを書くうちに、気づいた小沢問題の陰に潜むマスコミや検察の腐敗をブロガーたちと追究し、小沢一郎氏の無罪判決を得ることができました。

「和順庭の四季おりおり」と題したブログの時から御支持いただいた真実を追究する仲間や冤罪被害者の皆様に支えられ、市民メディア「ツイートテレビ」を立ち上げ、私も生まれ育った東京を離れ、「生活の党と山本太郎と仲間たち」に習い、心機一転、主人の郷里・徳島にてエネルギッシュで常に現実に向き合い情報発信する生活をしています。
 
 それに伴い「和順庭」と名づけた庭も徳島県へ引っ越しました。



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口座名 服部 和枝

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